汗ばむ毎日の満員電車、メイクが崩れて焦る朝、冷房で冷え切った会議室。年々厳しくなる日本の夏は、働く人の心や体のエネルギーをじわじわと消耗させます。
出社するだけで一日分の体力を使い果たしてしまう毎日を過ごしていると、仕事のパフォーマンスは落ちてしまうし、自分の時間も充実できない…… そんなふうに感じることはありませんか?
でも、そんなときこそ、働き方を見直してみるチャンスかもしれません。 たとえば——“在宅勤務”という、より自由で快適な選択肢があります。
涼しい部屋で仕事に集中できたり、休憩中に好きな音楽を聴きながらリフレッシュできたり、 通勤に疲れることもなく、終業後の時間を趣味やスキルアップに使うことができます。
「自分にもできるのかな」と思った方にこそ、お届けしたい内容です。この夏、自分らしい働き方のヒントを一緒に探してみませんか?
在宅勤務ワーカーの1日をご紹介

かくいう私も、現在は週4在宅・週1出社という働き方をしています。スキルを身に付けたことで選択肢が広がり、在宅勤務を選べるようになりました。
通勤時間がなくなったことによって、仕事も暮らしも、ずっと心地よくなった実感があります。ここでは、わたしのとある平日の過ごし方をご紹介します。
在宅勤務Dayのスケジュール
時間 | 行動 | ポイント |
6:30 | 愛犬の散歩 | 通勤がないから、朝のルーティンに余裕が生まれる |
8:00 | スキルアップの時間 | SHElikesで動画レッスンを受講&英会話アプリで学習 |
9:00 | 始業・チャット対応 | Slackでチームにあいさつ、業務タスクの確認と調整 |
11:00 | 社外向け資料作成 | Googleスライドを使用してクラウド環境で作業 |
12:30 | ランチ&家事 | 気分転換に掃除や洗濯。午後に向けてリフレッシュ |
14:00 | Web会議 | 自宅からZoomで参加。背景はお気に入りのカフェ風 |
17:30 | 業務完了・報告 | 作業進捗を共有して終業。夜の時間に向けて切り替え |
19:00 | 夕食 | 通勤疲れがないから、余裕をもって食事の準備 |
20:00 | 副業ライティング | 趣味でもあるコスメについて、レビュー記事を執筆 |
在宅勤務に切り替えてからは、朝のバタバタや帰宅後のぐったり感がなくなりました。生理痛でつらい日に、ゆったりとした服装でノーメイクで仕事に取り組めているときは、特に在宅勤務で良かったと実感します。
また、苦手な家事にも、心の余裕を持って取り組むことができています。副業にも挑戦できるようになって、自分のスキルが仕事につながる喜びを実感しています。
いまの会社で在宅勤務を叶える方法

在宅勤務をはじめるとなると、転職かフリーランスになるしかない、と思っていませんか。
実は在宅勤務を叶える方法は、今の会社にいながらでも意外とたくさんあるのです。 ひとつずつできるところから試してみるだけでも、働き方が変わっていくきっかけになります。
社内制度をいま一度、確認してみる
まずは、会社にどんな制度があるかをチェックしてみましょう。
在宅勤務の頻度や申請方法、対象業務などを見直してみると、「週1なら可能だった」「申請の流れを知らなかっただけだった」 というケースも少なくありません。
「制度がない」と思い込まず、まずは社内ポータルや人事への問い合わせから始めてみましょう。
上司に相談してみる
ハードルが高く感じるかもしれませんが、実はこれがいちばんの近道です。
相談の際は「通勤による疲労で業務のパフォーマンスが落ちている」「業務内容的に在宅でも支障がない」など、業務改善の視点で伝えることがポイント。
上司との信頼関係がある方なら、「試しに週1在宅から始めてみたい」と気軽に提案してみるのもおすすめです。
在宅で可能な業務を可視化する
上司に相談する際、在宅でも支障のない業務をリストアップしておくと、説得材料として活用できます。
「私の仕事は出社が前提」と思っていても、実は在宅でも進められるタスクが隠れていることも多いもの。たとえば——
・資料作成やレポート業務
・SNSやメール対応
・顧客分析やリサーチ業務
などは、十分に在宅対応可能な業務です。
在宅比率が高い部署への異動・兼任も視野に
もし今いる部署での在宅勤務が難しい場合は、異動やプロジェクト変更も選択肢に入れてみませんか。
私がいた会社では、全社的に在宅勤務が推進されてましたが、ある部長の部署だけ雰囲気的に出社が義務になっている……なんてことも、実際にありました。
定期的な社内公募や、チーム間連携のチャンスがあるなら、在宅勤務がしやすい環境に身を置くことが、理想の働き方に近づく一歩になります。
新スキルでこの夏、働き方を変える!

今の職場で在宅勤務を叶える方法もあるけれど、制度や環境の限界で難しいと感じることもあるかもしれません。
そんなときは、「自分に、在宅で働ける力を身につける」という視点がとても大切になります。
とはいえ、在宅勤務に求められるスキルは、決して高度なものばかりではありません。実は日々の業務で少し意識を向けるだけで、今からでも育てられるスキルも多いのです。
在宅勤務に有利なスキル一例
スキル | 理由 |
コミュニケーション力 | チャットツールやWeb会議でのやり取りが中心だからこそ、分かりやすく・心地よい発信ができることが重要です。 |
PC操作スキル | Excel/PowerPoint/Zoom/Slackなどの基本ツールが使えると、業務の幅が一気に広がります。 |
自己管理力 | 自宅で働くからこそ、時間の使い方や作業の進め方を自分で整える力が求められます。 |
ライティング力 | 伝える力はすべての業務で武器になります。記事制作やSNS発信など、在宅ワークに直結させることも可能。 |
こういったスキルは、ポータブルスキルとも呼ばれ、どんな環境でも活かすことのできるビジネススキルです。働きながら少しずつ習得することができるので、意識して身に付けるとよいでしょう。
働き方を見直したときに全く新しい職種で在宅勤務を始めたいと思う方もいるでしょう。その場合は、WebデザインやWebライターなど、PCひとつで働けるスキルを身に付けるのがおすすめ。
「SHElikes」のようなサポートの手厚いオンラインスクールであれば、学ぶだけではなく、実践の機会も多く設けられており、在宅案件にも挑戦が可能です。
いま読んでいただいているこの記事も、SHElikesで学んだことをもとに作成した、ライターコンペの応募作品。
このように実務案件に挑戦できる制度や、コーチング・コミュニティのサポートもあるので、スキル習得から働き方の転換まで、一気通貫でサポートしてもらえる安心感があります。
実際にジョブチェンジを果たした受講者の体験談もたくさん紹介されています。自分の興味のある職種から覗いてみてはいかがでしょうか。
【受講生インタビュー記事例①】趣味や子育てとの両立も夢じゃない!SHElikesで手に職をつけた先輩受講生の“リアルな暮らし”
【受講生インタビュー記事例②】趣味や子育てとの両立も夢じゃない!SHElikesで手に職をつけた先輩受講生の“リアルな暮らし”
この夏、私らしい働き方へのスイッチを

在宅勤務という選択肢は、少しずつ準備すれば、誰にでも現実味を帯びてくる働き方です。
会社の制度を見直してみる。上司に働き方について相談してみる。今の自分に足りないスキルを、無理なく学び始めてみる——。
少し勇気はいるかもしれませんが、その行動が、もっと自由に働くための大きなステップになるでしょう。
在宅で働ける自分になるために、今年の夏から動きはじめてみませんか。あなたが「働き方を見直したい!」と思った日から、未来はきっと変えられます。
この夏は、理想の働き方に向かって一歩踏み出す季節にしていきましょう。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 HANNAさん)
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