キャリア迷子を抜け出そう!私流「ロールモデル」の見つけ方

キャリア迷子を抜け出そう!私流「ロールモデル」の見つけ方

「時間や場所にとらわれない仕事がしてみたい」

「キャリアチェンジしたいけど、スキルがないから私には無理かも……」

営業職だった私は、こんな悩みを抱えながら毎日を過ごしていました。多様な働き方が広がる現在、同じような悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。

何から始めてよいかわからずモヤモヤしていた頃、「身近なお手本(ロールモデル)を設定することが理想の未来への近道になる」と、よく言われていることに気づきました。

確かに「この人のようになりたい」と思える人がいれば、自分がどう行動すれば憧れの人に近づけるのか明確になると感じました。この考え方に出会ってから、私は目標となる人を探し、スキルを学び、キャリアチェンジへの一歩を踏み出せたのです。

この記事では、理想の未来に近づくために、私がどのように「ロールモデル」を見つけてきたかをお伝えします。同じようにキャリアに悩む方へ、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

1.まずは自分自身を知ることから始める

1.まずは自分自身を知ることから始める

「お手本となる人を探すのでは?」と思われるかもしれませんが、まず大切なのは「自分自身がどうなりたいか」を知ることです。なんとなくロールモデルを探すのではなく、「自分はこうなりたい」という理想を書き出してみてください。

仕事や人間関係などジャンルごとに、「1年後どうなっていたいか」をリストアップするのがおすすめです。一見ロールモデル探しとは関係がないようなことでもかまいません。

自分の価値観を知るきっかけになります。たとえば、私は次のように書き出してみました。すると、たくさんの気づきがあったのです。

仕事内容

・時間や場所にとらわれない、自由な働き方をしている

・新しいスキルを身に付け、それを活かしながら働いている

→気づき:今よりも自由さやスキルアップを大切にしたい。

人間関係

・週に1度は友人と過ごす時間を作っている

・実家の家族と一緒に過ごす時間が増えている

→気づき:大切な人と過ごす時間を今より増やしたい。

趣味

・年に2回は旅行をしている

・朝のウォーキングを習慣にしている

→気づき:リフレッシュする時間も大切にしたい。

こうして書き出すと、ぼんやりしていた「理想の未来」がはっきりと輪郭を持ち、自分が大切にしている価値観にも気づくことができました。

2.ロールモデルは「パッチワーク」のように考える

2.ロールモデルは「パッチワーク」のように考える

ロールモデルは、誰か1人に絞る必要はありません。職場の上司や同僚、友人など普段関わるさまざまな人の中に、たとえ自分と環境や背景が違っても「理想の未来」と重なる「いいな」と思えるところが、きっとあるはずです。

たとえば、「時間や場所に縛られない働き方」に憧れている私の場合は次のように考えました。

・会社で働きながら、副業でWebサイトを作っている同僚→私も副業から始めてみようかな。

・フルリモートでオンライン事務をしているママさん→私は独身だけど、話を聞いてみたい。

・有給休暇をうまく使って旅行を楽しんでいる先輩→先輩の業務効率化のコツを真似してみよう。

このように、「いいな」と思えるところを組み合わせて、パッチワークのように自分だけのロールモデルを構築することをおすすめします。

特定の1人だけを目標にすると、その人のようになれなかったとき「失敗した」と落ち込んでしまうかもしれません。でもパッチワーク型なら、別の理想にも柔軟に目を向けられます。素敵な部分は積極的に取り入れていきましょう。

3.交流の輪を広げてみる

3.交流の輪を広げてみる

さらに視野を広げたい場合は「交流の輪を広げてみる」のがおすすめです。大きな一歩を踏み出さなくても、ちょっとしたことから始めてかまいません。

たとえば、

・部署は違うけれど年齢の近い人とランチをしてみる→親しみやすく、身近な発見が得られる

・セミナーやオンラインコミュニティに参加してみる→これまで出会う機会のなかったロールモデルに出会えるかもしれない

・理想のキャリアに近い人をSNSでフォローする→その人の行動や価値観から学びを得るチャンスになる

新しい人との交流には勇気がいるかもしれません。そんなときは、しばらく会っていなかった友人と話をするのも有効です。お互いに近況を話す中で、新たなヒントが得られる可能性があります。

私が「理想の未来」に近づくきっかけとなった場所

私が「理想の未来」に近づくきっかけとなった場所

私が「ロールモデルの見つけ方」に気づいたのは、「女性向けオンラインキャリアスクール SHElikes」に入会したことがきっかけでした。SHElikesとは、Webデザイン・ライティング・マーケティングなど、50種類以上のスキルを学べるサブスクリプション型のオンラインスクールです。

「新たなスキルを身に付け、時間や場所にとらわれず働いてみたい」と思った私は、スキルが学べるスクールを探し始めました。数あるスクールの中でSHElikesを選んだ理由は、

・女性専用なので、より自分に近いロールモデルに出会えるかもしれないこと

・50種類ものスキルをつまみ食いで受講できるから、自分の「好き」に出会えそうなこと

この2点が決め手となり、入会を決めました。現在はさまざまな講座を試しながら、特にライティングを中心に学んでいます。

入会後はまず、「1年後どうなっていたいか」をじっくり考えるワークに取り組みます。このワークによって、自分が目指したい姿や大切にしたい価値観が、より明確になりました。そして、ロールモデルになりそうなSHElikes受講生(以下、シーメイト)との出会いも、想像以上に多くありました。

シーメイトは年齢も背景も目指すものもバラバラです。けれど、それぞれに「こうなりたい」と思える部分がたくさんあり、私にとってのロールモデルを1人に絞ることはできません。そこで、「さまざまな人のよいところを組み合わせるパッチワーク型でロールモデルを見つけていこう」と気づくことができました。

それ以降、日常でも出会う人から「自分のパッチワークの一部となる素敵な部分」を探すようになりました。すると、毎日が明るく前向きなものへと変化してきたのです。

素敵な記事をたくさん執筆し、ライターとして大活躍するAさんのように、スキルアップしたい。デザインのスキルを武器に海外で働くBさんのように、自由に仕事をしてみたい。そんなふうに、今日もロールモデルとなるシーメイトと交流しながら、学びを続けています。

うまくいかない日こそ、小さな一歩を大切に

ここまで、私が実践してきた「ロールモデルの見つけ方」をお伝えしました。ロールモデルから学ぶことで、次のステップも見えてきますし、「理想の未来」もぐっと近づいてきます。

うまくいかないとき、ロールモデルと自分を比較して落ち込む……そんな日もあるかもしれません。そんなときは「1年前の自分」と「今の自分」を比べてみましょう。ロールモデルと自分ではなく、以前の自分と比べるのです。少し成長しているのではないでしょうか。

誰もが輝く魅力を持っています。小さな一歩を大切にしながら、少しずつ前に進んでいきましょう。

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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 chieさん)

SHElikesについて
https://cutt.ly/cwv7g0aJ

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。