自分の【心の本音】を聴いてみよう。ワーママのもやもや解消術3STEP

自分の【心の本音】を聴いてみよう。ワーママのもやもや解消術3STEP
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自分の【心の本音】を聴いてみよう。ワーママのもやもや解消術3STEP

「母親」「妻」「働く女性」と3つの顔を持つワーママの皆さん。ずっとジェットコースターに乗っているような慌ただしい日々を送っていますよね。仕事、家事、育児がすべて中途半端な気がして、もやもやしているワーママも多いのではないでしょうか。この記事では、そんなワーママの心のもやもや解消術をご紹介します。

育休復帰後3か月、私は心が折れた。

育休復帰後3か月、私は心が折れた。

「いきなり心が折れた話!?」と思った方も多いはず。ですが、1度ワーママを挫折した私の経験が、全国のワーママたちの役に立つのではないかと願って、お話します。

「私って、仕事も家事も育児も、中途半端だ。」

子どもが保育園に入った4月、夫は遠方の職場へ異動、私も復帰と同時に部署異動があり、家族全員が新しい環境での生活をスタートさせました。「これは大変なことになるぞ」と予想して、病児保育やファミリーサポートに登録し、いつでも地域に頼れる準備をしました。

ところが、保育園の洗礼は凄まじく、子どもはしょっちゅう発熱。病児保育はいつも満員で、ファミリーサポートは病児は預かってもらえず、結局私が仕事を休んで看病しました。

子どもの体調不良で仕事を休むたび、職場に申し訳ない気持ちになりました。自分にも風邪がうつってしまい、仕事で思うような成果が出せずに落ち込む日々。家事も溜まりがちで、子どもにテレビを見せながら、洗濯や翌日の準備に追われていました。

「私って、仕事も家事も育児も、中途半端だ。」

育休復帰から3か月が経った頃でした。いつも通り保育園へお迎えに行き、抱っこ紐をして自宅へ帰る道で、私は突然、涙が止まらなくなりました。

自分の「本音」を押し殺していたことに気づく。

「出産してもバリバリ働くぞ!」と思っていたのに、うまくいかないことばかり。心身の限界を感じた私は、休職を決意しました。心療内科に通うことになり、そこで出会った主治医が私にこう言いました。

「母親、妻、会社員。背負っている役割を全部降ろして、自分の素直な気持ちを書き出してごらん?」

この「素直な気持ちを書き出す」をやってみると、自分の心のもやもやの正体が見えてきました。そして、母親、妻、働く女性と、さまざまな役割を背負うことで、自分の「本音」を押し殺していたことに気づいたのです。

「自分の本音に正直になろう。」そう心に決め、いろいろな思い切った行動に出た結果、今の私は、当時想像もしていなかったような生活を手に入れることができました。

ここからは、自分の素直な気持ちを書き出すコツや、もやもやの解消法を3STEPでご紹介します。少し時間を確保して、あなたもぜひ実践してみてください。

ワーママのもやもや解消術3STEP

ワーママのもやもや解消術3STEP

STEP1 紙とペンを用意して、今の気持ちを書き出そう

まずは、「あのとき自分はこう思った」「本当はこうしたかった」など、思いつくまま紙に書いていきます。

実際に私が気持ちを書き出した紙がこちら。

STEP1 紙とペンを用意して、今の気持ちを書き出そう
  • 当時、私が書き出した気持ち(ごく一部)

ここで大切なポイントは、「こんなことを書いてよいのだろうか」「こんなことを思うだなんて、自分は情けない」と、躊躇したり自分を責めたりしないことです。

押し殺した気持ちは、その都度、心に溜まり続けます。自然と解消されることはなく、いつか私のように爆発するときがやってきます。こまめに感情を書き出すことで、心を軽くしてあげましょう。(参考:Oggi.jp「【自分を優先するためのワーク】モヤモヤを書き出して心を解放する! 」2024年1月31日発行)

書き終わってみて、心がスッキリしていれば、しっかり感情を吐き出せた証拠です!

STEP2 「自分でコントロールできること・できないこと」に分ける

次は、書き出したもやもやを「自分でコントロールできること・できないこと」に分けて、整理をしていきます。

STEP2 「自分でコントロールできること・できないこと」に分ける
  • 書き出した気持ちを整理する

たとえば、「家事が溜まる」は「お掃除ロボットを買う」で解決できそうなので、自分でコントロールできることに分けられます。

「保育園の洗礼による体調不良」は、自分ではコントロールできない、仕方のないことに分けられます。

脳科学者・茂木健一郎さんも、「自分で努力すれば何とかコントロールできることと、どう頑張ってもコントロールできないことを仕分けする。前者についてはベストを尽くす。後者については潔く諦めればいい」と述べています。(引用:PRESIDENT Online「これに気がついて私はストレスと無縁になった…ストレスを溜め込む人とそうでない人の脳科学的な違い」2023年9月22日)

STEP3 「自分でコントロールできること」は、勇気を出して行動する

最後に、「自分でコントロールできること」について解決策を考え、行動に移していきます。

この作業は、少し勇気が必要です。しかし、変えたい現状や理想の生き方があるなら、自分で行動するしかありません!画家・作家であるウォルター・アンダーソンさんも「行動を起こすことが何より早く不安を小さくしてくれる」と述べています。(引用:東洋経済オンライン「仕事中「なぜか機嫌がいい人」がしていないこと」2020年9月7日)

私は、大きく2つの思い切った行動に出ました。「SHElikesへの入学」と「転職」です。

「SHElikes」とは、さまざまなWebスキルが学べる女性向けキャリアスクールのこと。STEP1で書き出した「在宅勤務したい」「原職に戻りたかった」という本音から、「Webスキルを身につけて、在宅で原職に近い仕事ができるようになろう」という行動に移したのです。

原職だったマーケティングの勉強をしながら、前から興味があったWebライターの勉強も始めました。Webスキルの習得だけでなく、セルフコーチングやキャリアデザインについて、コーチやSHEメイト(SHElikesの会員)さんと一緒に学べたことで、自分の本音をさらに深掘りすることができました。

SHElikesには【「私なんて」「私にはできない」と決めつけない】というお約束があります。まさに、自分の本音に正直に、なりたい自分を目指して頑張る女性たちが集まる場所で、今の私にぴったりでした。

母親だって、自分のやりたいことで生きていい

母親だって、自分のやりたいことで生きていい

仕事、家事、育児と忙しい毎日を送るワーママ。自分のことを後回しにしがちですが、少し立ち止まって「心の本音」を聴いてみませんか?「毎日頑張っているのに、もやもやするな」と感じているなら、自分の本音を整理してみましょう。そして、勇気をもって、自分がハッピーでいられる道へ方向転換してみませんか?

今、私は転職に成功し、新たな場所でやりたい仕事に挑戦しています。家の掃除はお掃除ロボットが、食器洗いは食器洗浄機が頑張ってくれています。心に余裕ができた私は、子どもと過ごせる貴重な時間を、幸せな気持ちで過ごすことができています。

さらに、SHElikesで出会った友人から刺激を受け、Webライターとして記事執筆も続けています。1年前、まさか自分がWebライターになるだなんて想像もしませんでした。

1度ワーママを挫折したことで、自分の本音に正直になり、勇気をもって行動したから、今の環境を手に入れることができたのだと思います。

さあ、あなたの心の本音は何ですか?ペンと紙を持ってきて、今の気持ちをどんどん書き出してみましょう!

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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 なつみさん)

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。