Webマーケティングに必要なスキルとは?マーケターの仕事内容も解説

Webマーケティングに必要なスキルとは?マーケターの仕事内容も解説

電通の調査によると、2021年にインターネット広告費が、マスコミ媒体広告費を初めて上回ったことが明らかになりました。インターネット広告費の増加に伴い、Webマーケティング市場が拡大し、Webマーケティングは将来性が高い仕事といわれています*1。Webマーケティングという言葉を耳にすることが増え、仕事内容が気になるけどどんなスキルをつけたら良いのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、

「Webマーケティングの仕事に活かせるスキルが知りたい」

「Webマーケターの仕事内容ってどんなもの?」

とのお考えの方に向け、Webマーケターになるためのスキルや仕事内容について詳しく解説していきます。

Webマーケターの仕事内容

Webマーケターの仕事内容は、Webマーケティングを通じてWebサービスにおける集客力や販売力などを向上させる仕組みづくりをすることです。たとえば、売り出したい商品が多くの人の目に留まるようWebサイトに工夫を施します。具体的にどのような工夫を施す仕事内容なのか、解説していきます。

Webコンテンツの立案

Webマーケティングを行う上で最も重要なのがWebコンテンツの立案です。WebコンテンツとはWebサイト上の文章や画像、動画、イラストなどのサイトの内容そのものを指します。WebマーケターはWebコンテンツを立案し、多くの人に自社商品やサービスを届けるための施策を講じるのが大切な仕事内容です。

WebマーケターはWebコンテンツの立案の際、Webデザイナーやプログラマー、Webディレクターといった職種の人々と、連携しながら制作していくことになります。

SEO対策

SEOとは、“Search Engine Optimaization”の頭文字を取った略称で、検索エンジン最適化を意味します。SEO対策とは、検索エンジンに自社サイトを上位表示してもらうための対策をすることです。たとえば、上位表示させたいキーワードをもとに、SEOに強化したサイトの構造を構築したり、記事の作成を行うものをいいます。

Webマーケターは、立案したWebコンテンツをより多くの顧客へ届けるため、SEO対策を行うのも大切な役割となります。

Web広告の管理と運用

Web広告とは、ユーザーの興味・関心やインターネット利用環境(端末や場所・時間)に基づいたターゲティング広告の手法を意味しますWebマーケターは、Web広告の管理と運用を行い、より多くの人にWebコンテンツを届ける工夫を施します。

Web広告には主に以下の種類があります。

  • アフィリエイト広告
  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • リターゲティング広告
  • アドネットワーク広告・DSP
  • 記事広告・タイアップ広告
  • SNS広告
  • 動画広告
  • YouTube広告

Webマーケターは、ユーザーのニーズを考慮し適切な広告管理や運用を行います。

SNSの管理と運用

株式会社サイバー・バズの調査によると、SNS利用者の増加に伴い、近年SNSを活用したマーケティングが盛んになっていることがわかっています*2。Webサービスへの集客力や販売力を向上させるためには、顧客の属性(年代や居住地、職業、収入など)を把握し、適切な情報を届ける必要があります。そのため、利用人口が急増しているSNSを活用し、顧客に近い距離からアプローチすることが、Webマーケティングにおいて重要視されてきているのです。たとえば、企業が公式アカウントをもつのは、商品の認知拡散やイメージアップ・ファンの獲得などの目的が込められています。このようなブランディングも含め、WebマーケターはSNSの管理と運用を行います。

各種フォーマットの数値分析

Webマーケティングにおけるフォーマットとは、顧客がサービスを認知してから購入に至るまでのプロセスを図式化したものをいいます。顧客が認知してから購入したあとまでのプロセスにおいて、どの部分にフォーカスを当てるかで用いるフォーマットが異なります。

より多くの顧客に自社サービスを届けるためには、顧客の行動を目で見える数値として表し分析していくことが必要です。Webマーケターの役割において、各種フォーマットの数値分析も大切な仕事内容の一つです。

Webマーケティングに必要なスキル

Webマーケティングの仕事内容を踏まえたうえで、Webマーケティングに必要なスキルを一覧にまとめました。Webマーケターとして仕事をしていくうえで、必要なスキルについてご紹介していきます。

分析力

Webマーケティングの仕事において、分析力は非常に大切なスキルです。自己流でデータ分析を試みると、重要な要素を見落としてしまう可能性があるということに注意しなくてはなりません。Webマーケターは、分析結果から答えを導き出す思考や判断力が必要となることから、分析方法に基づく分析力を培うためのスキルを習得していく必要があります。

マーケティングには、あらゆる角度から戦略を立案するため、3C分析やPEST分析、5フォース分析といったフレームワークを用います。これらのフレームワークのほか、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleといった解析ツールを用いて、より効果的なマーケティング戦略を行います。

Google Analytics

Google AnalyticsとはGoogle社が提供するアクセス解析ツールです。Webサイトに計測タグを埋め込むことで、Webサイトへのアクセス数やユーザー数などの情報を取得することができます。

Google Search Console

Google Search Consoleとは、Google検索上でどんなキーワードで検索されたか、検索順位はどれくらいか、といったWebサイトのSEOパフォーマンスを解析するツールです。

情報収集力

Webマーケターは、競合の中から自社サービスを顧客に選んでもらえるよう戦略を立てる必要があります。競合よりも顧客に近づけるよう情報収集力を培い、Web業界にまつわる情報を常にアップデートしすることが大切です。主な情報収集のポイントは以下の点です。

  • 市場のニュース:市場の動向を捉え、市場の未来を予測する
  • 競合の情報:競合他社の動向を捉え、自社の顧客獲得や業績の拡大につなげる
  • ユーザーのニーズ:ユーザーのニーズを捉え、自社サービスをブラッシュアップする

これらのポイントを押さえ、情報収集を行います。

ロジカルシンキング

Webマーケターは、分析ツールやフォーマットから導き出された数字を元に分析を行います。その結果から、仮説を立てて施策を打ち出すため、ロジカルシンキングは必要不可欠な要素となります。ロジカルシンキングとは、物事を結論と根拠に分け、そのつながりを論理的に捉えて理解する思考法のことです。たとえば、施策実施前に立案した戦略から、どんな結果が出るのか仮説を立てる場面や、施策実施後に得たデータから改善策を練る場面など、データを元にロジックを立てて、順序立てて考える必要があります。そのため、適切な分析をするためにはロジカルシンキングが欠かせないのです。

ロジカルシンキングは苦手…という方でも大丈夫です。ロジカルシンキングは日常生活のなかで意識を変えるだけで、鍛えることができます。たとえば、テレビニュースを見ているときに「なんでだろう?」「どうしてこうなったの?」という疑問に対し、自分なりの答えを考えてみることがトレーニングにつながります。

PCスキル

Webマーケティングを仕事にする場合、表計算ソフトのExcelやプレゼンテーションソフトウェアのPowerPointなどのツールを理解している必要があります。Webマーケティングの仕事柄、数値分析やプレゼンテーションにおける資料づくりの際に、ツールを用いる必要があるからです。Webマーケターは常に市場やWeb業界のトレンドを追って情報収集し、施策の改善方法を導き出し実行に移していく必要があります。そのため、迅速な評価と修正のために、業務を円滑に進めるためのPCスキルが必要なのです。

コミュニケーションスキル

Webマーケティングは、クライアントとのコミュニケーションが必須です。そのため、クライアントと良好な関係を築きながら、プロジェクトを進めるためのコミュニケーションスキルが必要です。

  • 情報を正しく伝える力
    良好な関係を築きながら、プロジェクトを進めるためのコミュニケーションスキルが必要です。仕事の特性上、クライアントの求める結果が出るまでに時間を要する場合があるため、状況や今後の見通しを正確に伝える力が必要となります。
  • チームをまとめる力
    Webマーケティングはチームで動くことが多いため、複数の関係者とやりとりしながらプロジェクトを円滑に進めていく必要があります。
  • 迅速な報告・連絡・相談
    クライアントの時間やお金などの資産を扱う仕事内容のため、常に報告・連絡・相談を欠かさずに行うと、円滑なコミュニケーションをとることができるでしょう。

Webマーケティングの一連の流れ

Webマーケターはどのような流れでWebマーケティングを行うのか、一連の流れについてまとめました。Webマーケティングの仕事内容を流れに沿って解説していきます。

対象の商品やサービスを決める

まずは、マーケティングの対象とする商品やサービスを決めます。マーケティングは対象の商品やサービスを顧客へ届ける仕組みを作るものです。自社の商品やサービスが売れる仕組み作りを行うため、どこに顧客のニーズがあるのか、何を顧客に届けたいのかを考え、商品やサービスを決めていく必要があります。

Webマーケターは、顧客に寄り添いニーズを満たすために活動することが大切です。

販売するプラットフォームを作成する

マーケティングの対象とする商品やサービスが決まったら、次は販売するプラットフォームを作成します。既存のプラットフォームを利用することも可能ですが、自社でプラットフォームを作成するには以下のスキルが必要です。

  • ブログラミング言語(HTML、CSS、JavaScript)
  • 画像編集(Photoshop、Illustrator)
  • メディア構築
  • ランディングページ(LP)作成
  • Webデザイン
  • Webライティング
  • セキュリティ
  • WordPress
  • SNS運用

これらのスキルを習得すると、自社サービスに適したプラットフォームを作成し顧客へ届けやすくなります。

プラットフォームへの集客方法を考える

プラットフォームへの集客方法にはいくつか種類があります。

  • Web広告(リスティング広告やソーシャル広告など)
  • SEO対策
  • 公式SNSで情報発信・拡散

集客をする際は、これらの広告を用いてターゲットとする顧客の属性や、商品・サービスの特徴に適したプラットフォームを用いることが必要です。たとえば、休日のカフェ巡りとSNSや写真が趣味の20代女性をターゲットに、飲食物が綺麗に撮影できる写真アプリを販売したいとします。その場合は、自社サイトだけを作成し購入を待つよりも、SNS運用をあわせて行い、SNS広告を打ち出す方が顧客に届きやすいと考えられます。

このように、プラットフォームへの集客方法を使い分けることが大切です。

集客や広告などの数値解析と改善

プラットフォームへの集客を開始したら、プラットフォームへのアクセス数や、広告の目標の達成度合いを測る効果測定などの数値分析を行います。そこから導き出された情報をもとに、施策の評価・修正を図り改善していきます。数値分析・改善に必要なスキルは以下のものがあります。

  • データ分析スキル
  • データ分析ツールの活用(Google Analytics、Google Search Consoleなど)
  • 分析したデータをもとに改善し強化するスキル

これらのスキルをもとに、常に評価・修正を行い、CV(成果:コンバージョン)を上げていきます。

Webマーケティングのスキルアップを目指す方法

Webマーケターは常に顧客と市場のニーズを見定めていく仕事です。そのため、Webマーケティングについてスキルアップしていく必要があります。スキルアップを目指す方法についてご紹介していきます。

書籍で学ぶ

Webマーケティングのスキルアップ方法の一つに書籍で学ぶ方法があります。書籍であれば、自分のペースに合わせて学習することができます。書籍で学ぶ最大のメリットは、手軽さにあると言っても良いでしょう。Webマーケティングにまつわる書籍は沢山あるので、書店や電子書籍で試し読みをしてみるのがおすすめです。しかし、Webマーケティングは常にWeb業界や市場の最新トレンドを追う必要があります。そのため、書籍の情報が新しいものであるか確認することが大切です。

関連記事:マーケティングの勉強方法7選 初心者におすすめの方法とは?

無料のセミナーに参加する

書籍のほかに、Webマーケティングのセミナーに参加する方法もあります。セミナーというと高額なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、無料で開催されているセミナーもあります。セミナーで学ぶことのメリットは、専門性の高い知識や最新のトレンド、マーケティングにおけるノウハウを講師から学べることです。なかには有料セミナーや商材購入へ勧誘するものもあるので、少しでも怪しく感じることがあれば、会員登録や商品の購入は避けるようにしましょう。

スクールで学ぶ

Webマーケティングの基礎的学習やスキルアップを行うには、スクールで学ぶ方法もあります。独学だと学習につまずいた際、解消しづらいといった点があります。しかし、スクールであれば、質問や困ったことなどは講師に相談でき、効率よく学ぶことができます。自分に合ったスクールを選べば、自分の理解度に合わせた学習ができるので、効果的にスキルアップを目指すことができます。

Webマーケティングの需要の増大の影響もあり、たくさんのスクールが存在します。自分に合ったスクール選びをすることが何よりも大切なため、体験レッスンに参加しスクールの特徴やサービスを聞いてみると良いでしょう。

実務経験を積む

Webマーケティングの基礎知識を習得し、スキルアップするには実務経験を積むこともおすすめです。せっかく知識やスキルを習得しても、机上学習だけでは実践力は習得できません。実務経験を積みながら、知識やスキルをブラッシュアップしていくことが大切です。そのためには、学べる環境を求めていく積極性や主体性が必要となります。自分の求める環境に身を置くことで、さらなる実務経験を積むことができるでしょう。

Webマーケティングのスキルをつけて、マーケターとして活躍しよう!

Webマーケターとしてスキルアップしていくためには、自分の理解度に合った学習やWebマーケティングのトレンドを正しく掴んでいく必要があります。女性向けキャリアスクールSHElikesでは、基礎から実践まで網羅的に学習するために5つのコースを用意しています。なかでもマーケティング入門コースでは、マーケティング初心者向けに基礎知識からマーケティングの本質を学びます。より実践的なWebマーケティングコースでは、商品やサービスを販売するプラットフォームの改善・分析方法について学んでいきます。それぞれのコースには課題や試験があり、マーケターとして活躍している講師からの添削やフィードバックを受けられます。講師に教わることができる環境は、独学よりも効果的に学びを深めていけるのでおすすめです。

Webマーケティングについて学び、マーケターとしてスキルアップをしていきたいという方は、ぜひ一度SHElikesの無料体験レッスンへ参加してみてはいかがでしょうか。

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※参考

*1:株式会社電通|2021年 日本の広告費より
*2:PR TIMES|国内ソーシャルメディアマーケティング市場規模推計・予測(2020年-2027年)、サイバー・バズ/デジタルインファクト調べより

ABOUT ME
ライター AIKI
看護学校卒業後、看護師として大学病院から在宅領域までを経験。医療に従事する中で言葉の重みや尊さ・可能性を感じ、言葉で人に寄り添いたいと思いライターを志す。その最中にSHEに出会い、SHEの掲げる理念に強く共感する。現在は複業フリーランスとして、SHElikesキャリアプランナー、SHEsharesライター、看護師の活動を行っている。
エディター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。