朝晩の通勤時間で、あなたは何をして過ごしていますか?日頃のストレスなどからついボーっとしてしまったり、スマホであてもなくネットを見てしまったりと、「今日も時間を無駄にしてしまった」なんて後から思った経験はありませんか?
総務省統計局が調査した「令和3年社会生活基本調査」によると、通勤時間の全国平均は往復で1時間19分だそうです。これは年間の労働日数を240日(20日×12ヵ月で算出)とした場合、316時間が通勤時間で失われていることになるのです。
とはいえ、混雑している電車やバスの中ではできることに限りがありますよね。今日は、私がこれまでに試したなかで、「時間を有意義に過ごせた!」と感じたおすすめの「ながら習慣」を4つご紹介します。
1. 読書で、満員電車のストレスをリフレッシュ
通勤時間の電車やバスは混雑しやすい時間帯のため、ストレスを感じやすい人も多いのではないでしょうか。そんなあなたにおすすめなのが、読書です。
イギリスのサセックス大学の研究結果では、たった6分の読書がストレスを68%も削減する効果があり、音楽鑑賞や散歩、コーヒー、ゲームよりも効果的であることがわかっています。
参考:PRESIDENT Online プレジデントオンライン「たった6分でストレスを68%も削減する…音楽鑑賞、散歩、コーヒー、ゲームよりも効果的なストレス解消法」安川新一郎 2023年10月10日発行
電子書籍であれば、スマホやタブレットひとつでいつでも読書が可能です。紙の書籍派の人であれば、その日の気分で小説、ビジネス書、自己啓発本など、カバンに入れる本を変えてみるのもいいかもしれません。
一度ページを開けば、別の世界へ連れて行ってくれる。それが本を読むことの魅力です。
お気に入りの1冊と一緒に、通勤時間を過ごしてみるのはいかがでしょう。
2. 気になるニュースやトレンドをチェック
スマホで簡単にできる習慣としておすすめなのが、ニュースやトレンドのチェックです。ニュースサイトを見に行くもよし、SNSや好きな雑誌の配信メディアを覗くのもよし。
最近起こった出来事を確認しておけば、出社後に職場の人との会話や帰宅後の家族との団らんのネタにもなります。また、毎日の習慣にしていると、世界のちょっとした変化にも気づきやすくなるかもしれません。
ニュースを読むだけでは物足りないという方には、内容の要約や気づきを短文でまとめ、スマホのメモ帳などに記載してみることをおすすめします。最初は1つの記事に対してまとめるのに時間がかかるかもしれませんが、慣れてくるとパパっと文章を書けるようになります。このスキルが意外とビジネスシーンでも役に立つので、仕事で内容をまとめたり、コメントを求められる業務がある方にはぴったりかもしれません。
3. SNSも使い方次第?投稿文作成やコメント、メールの返信タイムに
SNSを眺めていたら、いつの間にか自分の降りる駅だったということが頻発するのは私だけでしょうか。友達や好きなアカウントの投稿を見る時間もいいものですが、それだけで通勤時間が終わってしまうと「もったいないことをしてしまった」と後悔する人もいるかと思います。
そんな方におすすめなのが、投稿文の作成やコメント、DMの返信といった文章作成タイムを通勤時間に充てるというものです。もちろん、SNSだけでなく、簡単なメールの返信もいいかもしれません。
大切に思いを込めて文章を届けたいという気持ちがあるがゆえに、時間があればあるほど文面を悩んでしまいがち。だからこそ、「この電車を降りるまでに○○をする」と決めておくと時間を有効に使え、SNSで時間をつぶしてしまった……という後悔も減らせるはずです。
4. 動画視聴で、知識をインプットしてスキルアップ
20分前後のまとまった時間が取れる場合には、動画視聴もおすすめです。動画の種類は自分に合ったものが一番ですが、私のイチオシはスキルアップを目指せる「学び系」の動画です。
私はSHElikes(シーライクス)というwebスクールに入会してから、この習慣を続けています。
SHElikesでは、webデザインやライティング、マーケティングなどの50以上の職種スキルが、オンラインの動画視聴で受講できます。1本の動画時間が項目ごとに5〜20分程度の長さになっているため、通勤の限られた時間の中でも受講しやすくなっています。
私は休みの日に机に向かっている状態でメモを取りながら1回目の受講を行い、平日の5日間で復習として、同じ動画の2回目、3回目の視聴を通勤時間に行います。1回の視聴だけだとどうしても頭に入りきらないことが出てきてしまいますが、日にちをまたいで複数回学ぶことで定着率を上げることができます。
また、SHElikesは女性向けのサービスなこともあり、動画の雰囲気がやわらかいです。朝のスイッチが入り切っていない時間帯や、退勤後の疲れた脳でもプレッシャーを感じにくく、無理なく動画を視聴できるところが気に入っています。
「学び系」の動画視聴は通勤時間をスキルアップに使っている実感も湧き、自己肯定感や満足感を保つことができることもメリットのひとつです。
「ながら習慣」から叶えたい自分に近づこう
朝夕の寒暖差が大きくなり、通勤がより億劫になりがちなこの季節。もうすぐ忙しい年の瀬もやってきます。そんなタイミングで、少しでも通勤時間を楽しく、ポジティブに過ごせる工夫をしてみませんか?
通勤時間は、ただの移動時間ではなく、仕事とプライベートが切り替わる間の大事な時間でもあります。だからこそ、時間を有意義に使い、後に続く時間も気持ちよく過ごせるようにしたいですよね。
また、通勤は何年も続く日常のひとつです。たまには何も考えず、外の景色を眺めるのも悪くはありません。でも、毎日の時間をそれで失うのはもったいない。せっかくの時間をうまく使って、スキルアップや自分磨きを行えば、叶えたい自分に近づく近道になるかもしれません。
「私の人生は、通勤時間から変わりました。」そんな成功体験ができる日を、一緒につかみ取りに行きませんか?
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 かわはら しほさん)
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