気がつけばもう9月、今年も残り3ヶ月……。
「何か始めなきゃ」と焦る気持ちと、「このままでいいのかな?」という迷いが、心の中で交錯している方も多いのではないでしょうか。
しかし、残り3ヶ月をどう過ごすかに正解はありません。大切なのはひとつのことに縛られず、いくつかの視点から自分を見つめ直すことです。パッチワークのように色んな視点を組み合わせることで、自分にあった素敵な過ごし方が見つかります。
今回は、自分にぴったりな3ヶ月の過ごし方を一緒に考えていきましょう!
4つのLを活用する
過ごし方を決めるにあたって、まずは今の自分を知ることが大切です。
そのヒントになるのが、「サニー・ハンセンの統合的生涯設計(Comprehensive Lifelong Planning: ILP)理論」となります。
サニー・ハンセンの統合的生涯設計理論とは、キャリア理論家L・サニー・ハンセン氏が提唱した、人生を「Labor(仕事)」「Love(愛)」「Learning(学習)」「Leisure(余暇)」の4つの視点から捉える考え方です。
・Labor(仕事):収入を得るための時間
・Love(愛):家事や育児、介護など、大切な存在と過ごす時間
・Learning(学習):教育や読書など、自己啓発に費やす時間
・Leisure(余暇):趣味やボランティア、など、そのほかの3つに該当しない時間

この理論は、パッチワークにたとえられます。
人生はどれか1つだけではなく、すべてが繋がって考えることで豊かな人生が設計できる、といわれております。
参考:リカレントcounselor【時短勉強】L・サニー・ハンセンの統合的生涯設計理論をサクッと理解 | リカレント 2025年1月16日更新
これまでに点数をつける

まずは、この8ヶ月間の振り返りを4つのLで評価してみましょう。おすすめは、それぞれを満足度や時間の使い方などを基準として点数をつけてみることです。
たとえば私の今年の8ヶ月間を以下のように評価しました。
・Labor(仕事):40点
・Love(愛):80点
・Learning(学習):50点
・Leisure(余暇):40点
各領域を数値化することで、各領域に自分がどれだけ満足していたかを可視化することができます。
さらに、なぜその点数にしたのかも言語化してみましょう。引き続き私の場合、各領域ごとに満足したことと、あと一歩だったことを挙げてみました。
4つのL | 満足したこと | あと一歩だったこと |
Labor(仕事):40点 | 産休直前まで働くことができた。 | 産休が近づくにつれて、出産準備などで仕事に集中できなかった。 |
Love(愛):80点 | 子にたくさんの愛を与えられた。 | 子に集中しすぎて、主人や自分の家族に冷たく当たってしまった。 |
Learning(学習):50点 | 隙間時間でビジネス書3冊を読了した。 | エッセイコンペに挑戦できず、心残り。 |
Leisure(余暇):40点 | 主人に子を預けて、映画を観ることができた。 | はじめての育児で、自分の時間を作り出せなかった。 |
このように考えることで、時間の使い方や力の入れ具合など、意外な自分に気付くことができます。
理想の自分を決める

次に理想の自分をイメージしてみましょう。さきほどのと同じように、4つのLに理想の状態の点数をつけてみましょう。
さらにどんなことを取り入れたいかも挙げてみましょう。ここで大切なのは「〜しなければならない」ではなく、「〜したい」気持ちで考えることです。
義務的に考えると、前向きに行動ができなくなってしまうかと思います。ですが、自分の希望で考えてみたらどうでしょうか?
ワクワクする気持ちを大切にすることで、前向きな案がたくさん出てくるはずです。自分の「〜したい」を明確にすることは、自分らしい過ごし方への第一歩です。自分のリミッターを横に置いて、ワクワクした気持ちで点数を決めていきましょう。
理想と現実のギャップを埋める

4つのLで現状と理想が明確になったことだと思います。次はそのギャップについて考えてみましょう。
まずは現状と理想の点数を見比べてみましょう。
4つのL | 理想の点数 | 現状の点数 |
Labor(仕事) | 80点 | 40点 |
Love(愛) | 90点 | 80点 |
Learning(学習) | 95点 | 50点 |
Leisure(余暇) | 85点 | 40点 |
そして現状と理想の差が大きい領域に注目します。私はLearningの差が大きかったです。この差を埋めるために、2025年残り3ヶ月の過ごし方を決めていきます。
働き方を変えたいという思いはあっても、すぐに実行できるだけのスキルや自信がなかった私。理想とのギャップを埋めるために、残り3ヶ月を新しいスキルを学ぶ時間に充てたいと考えました。
そこで、SHElikesを活用することにしました。
SHElikesで理想に近付ける

SHElikesとは、Webデザイン・Webマーケティング・ライティングをはじめとする45以上の職種スキルを幅広く学ぶことができる女性向けのキャリアスクールです。
SHElikesでは「デザイナーになりたいから、この分野しか学べない」といった制限はありません。
自分の好奇心や将来のビジョン、学習の進捗に合わせて、多くのコースを自由に学べます。最初だけでも大丈夫、まさに「スキルのつまみ食い」です。
私はライティングに興味があったので、まずはそのコースを受講しました。
しかし学んでいくうちに、マーケティングやデザインなども面白そうと思い、それらのコースも受講し始めました。
さらに定期的なコーチングの機会もあります。
振り返りや目標設定を繰り返し行うことで、理想とのギャップがさらに縮まります。
受講生(シーメイト)との交流も刺激になり、仲間とともに2025年残り3ヶ月も頑張ろう!と思えるようにもなっちゃいます。
勉強したい気持ちとその環境、そして仲間の存在が自分の理想へより早く近づけてくれます。
もし私と同じように「新しいスキルに挑戦してみたい」や、「自分の可能性を広げてみたい」と思ったら、SHElikesの扉をそっと開いてみてください。
無料体験レッスンも開催しており、あなたの「こうなりたい」を応援してくれる仲間や先輩たちに出会えますよ。
4つのLで自分らしい3ヶ月を!

人生は仕事だけではありません。趣味や学習、家族などそれぞれが織り重なって、あなたらしい人生が形作られていきます。
2025年残り3ヶ月に、「何かをやらないと!」と焦る必要はありません。「自分らしく過ごしたい」気持ちを軸に、小さな一歩を重ねることが大切です。
残り3ヶ月、あなたらしく、あなたのペースで過ごしましょう。4つのLを通じての小さな一歩が、きっと未来を変えるきっかけになりますよ。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 リ・小田さん)
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