仕事、人間関係。
日々、悩んだり、落ち込んだりする事はたくさんありますよね。
誰かとくらべて、私なんて……と悲しくなってしまうこともあるかもしれません。
私は、20代の頃は自分の気持ちや感情のコントロールがとても苦手で、1つの事で長い期間悩んだり、落ち込む傾向がありました。
現在、30代に差し掛かり少し心の余裕が出てきたことと、自分なりに傾向と対策を考えることで、自分の気持ちや機嫌をコントロールできるようになってきました。
私が実践してきたことは「自分の取扱説明書を作る」こと。
自分としっかり向き合い、自分のための取扱説明書を作って感情や考え方を知ることで、落ち込んだ時にも回復が早くなります。
この記事では、私なりの考え方や実践してみたことをお伝えします。
みなさんも、自分の感情に振り回されず、毎日ご機嫌で過ごしませんか?
怒りの感情でいっぱいになったらどうする?
以前の私が一番向き合えていなかったのが、怒りの感情です。
怒っているその瞬間に思っていることを感情的にぶつけてしまって、後で「なんであんなこと言ってしまったんだろう……」「感情的になって恥ずかしい」と自分が嫌になって、落ち込むこともたくさんありました。
その時に出会ったのが、「アンガーコントロール」です。
アンガーコントロールとは、怒りの感情にふりまわされなくなる方法で、怒りを我慢して鎮めるのではなく、怒りのメカニズムを認識して自分の事を理解していきます。
職場でもプライベートでも、とても役に立ちます。
私が、怒りの感情が出たときに実践していることは、主に3つ。
1.腹が立っても、その場ですぐに口に出さない
2.何に対して怒りが出ているのかを把握する
3.自分の固定概念に囚われない
1.腹が立っても、その場ですぐに口に出さない
腹が立っていると、つい強く言ってしまったり、言わなくてもいいことまで言ってしまうことはありませんか?
後で思い出すと非常に、落ち込みます。
怒っているその瞬間よりも、ちょっと時間をおいて考えた方が冷静に状況を整理できます。
文章のやり取りの場合は、あえて返信をやめて、いったん保留することも実践しています。
イラっとしてしまった時は、「ちょっと待てよ、今の私は冷静じゃないぞ」と客観的に自分を見てみる、というのはどうでしょうか?
2.何に対して怒りが湧くのか把握する
私は、自分の考えや思いをノートに書いています。
無理に毎日の日記として書かなくてはという感じではなく、感情的なできごと(腹が立った、悲しかった、嬉しかった)があったときだけ書く方法です。
モヤモヤを感じたことも、時間を置くと「昨日の自分、怒りすぎじゃない?」「私はこういうことに怒りを感じやすいんだな」と客観的にも見れるので、おすすめします。
3.固定概念に囚われない
「こうすべき!」という自分の中のルールから反したものに、怒りが出ることってありませんか?
私は、割とルールを守りたいタイプなので大なり小なりルールから反することに遭遇すると「べき!センサー」が働いてしまうことがあります。
そんな時は「こういう考え方もあるかも?」と意識と考えをめぐらせて、過剰なセンサーにストップをかけるように心がけています。
そうするといろんな意見を冷静に受け入れる事ができるようになりました。
自分だけの固定概念にとらわれず視野や考えを広げていくことを大切にしています。
以上3つが、私なりの怒りの感情に対して気を付けている事です。
自分の取扱説明書の中に「怒りの感情でいっぱいになったらどうする?」リストを作ってみるのはどうでしょうか?
私が癒されるのはなに?
私はノートに、「自分を癒すリスト」を作っています。
自分を癒すリストは「コーピングリスト」と言われるそうです。
ストレスを癒すためのリストの事です。
私は、心が元気な時に書いておいて、落ち込んでしまった時に見返します。
例えば私だと、こんな感じです。
落ち込んでしまった時も、「これがあれば大丈夫!」と思えて、心が少し軽くなりませんか?
自分の取扱説明書の中に、「癒しリスト」を用意しておくのはどうでしょうか。
自分の「好き」「得意」「やりたいこと」ってなに?
人と比べて、私には何もない……と落ち込んでしまうことはありませんか?
以前の私は履歴書を書くのがとても苦手でした。
なぜなら、「何が得意か」「何が好きか」の項目を書こうとしても手が止まってしまうからです。
他の人と比べて自慢できることはなにひとつもない、とすら感じていました。
そう考えてしまったのは、きっと「自分のことを考えるのが恥ずかしい」と自分と向き合うことを避けていたからだと思います。
現在は、少しずつ考えが変わり自分と向き合う練習中です。
その過程をとてもサポートしてくれているのが「コーチング」です。
一方的に答えやアドバイスを教えてもらうティーチングとは違い、自分の中にある答えを引き出してもらうサポートのことです。
例えば、ですが。
人から「こうしたらいいよ」と言われても、なんとなく素直に受け入れられないときってありませんか?
逆に、自分発信で「こう変えていこう!」と思えたら同じ内容でも行動的になれると思います。
コーチングは、その「自分発信での気づき」をサポートしてくれます。
私は現在「SHElikes(シーライクス)」という、女性向けのWebキャリアスクールを受講しており、その中でコーチングを受けています。
SHElikesは、Web系スキルでお金を稼いでいくための知識を学ぶスクールです。
「Web系スキルに強くなりたい」「自分の得意なことを知りたい、増やしたい」という理由で勉強を始めました。
SHElikesではWeb系スキルを学べるだけでなく、月1回zoomを使って少人数のグループコーチングを受ける機会があります。
コーチングでは、自分はどうしたいか・他の人はどう考えているか・他の人がやっている事で自身にも取り入れられる事はないか、などたくさんの気づきに出会えます。
自分と同じように「今の状況を変えたい」「勉強したい」と頑張っている同じ気持ちの仲間に出会えて、とても刺激になります。
少し前、私はSHElikesでのコーチングで嬉しかったことがありました。
それは、同じグループになった方が私とコーチが会話している際に「~ってすごい!」「それいい!」「素敵ですね!」など、チャットでコメントをくれていたことです。
もらった言葉を後で見返すと自分では知らなかった「良さ・得意なこと」に、新たに気づくことができました。
同じ志を持つ人たちが集まっているSHElikesならではと感じています。
今の私は、過去の自分と比べると、「好き」「得意」「やりたいこと」を知ったことで自分への理解度がグッと上がっています。
もし、誰かとくらべて「私なんて」と落ち込んでしまうことがあれば、まず自分と向き合うことに集中してみるのはどうでしょうか?
自分と向き合うことを大切にしていると、人と比べて落ち込む気持ちもどんどん減ってくると思います。
以上、私なりの「自分の取扱説明書の作り方」でしたが、どうでしたか?
「自分の取扱説明書」があれば自分の機嫌や感情の向き合い方もわかって、落ち込んだ時も回復が早くなると思っています。
みなさんも、自分の気分や感情の波をうまく乗りこなして機嫌よく人生を楽しむために「わたしの取扱説明書」を作ってみませんか?
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 momoさん)
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