総務省が「地域おこし協力隊」の認知拡大に向けて、SHElikesとタイアップしデザインコンペを開催した理由

SHE株式会社では、デザインやマーケティングなど45以上の職種スキルが学び放題の女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営し、累計会員は20万人※を突破しています。また法人向けに、SHElikesでスキルを身につけたリスキリング人材と、即戦力となる人材を求める企業のマッチング、及び人材の定着・活躍までを伴走支援するサービス「SHE WORKS」を提供しております。※2025年4月時点の自社調べによる卒業生含む会員登録者数

今回は、SHE WORKSを通じてSHElikesとのタイアップイベント・バナーコンペを実施された、総務省 地域力創造グループの豊増さんにインタビューを実施。総務省が推進する制度「地域おこし協力隊」の概要やバナーコンペを実施して感じられた効果、また地域おこし協力隊とSHElikesとの親和性について、お話を伺いました。また、採用作品に選出されたumeさん、naoさん、とこりさんの3名に、コンペに参加した理由やSHElikesでの学びがどう生かされたのか、語っていただきました。

多様なスキルを生かして自分らしく働ける「地域おこし協力隊」とは

——はじめに、地域おこし協力隊という制度について、教えていただけますか。

豊増

総務省が実施している取り組みの一つで、都市部から地域に移住し、自治体から委嘱を受けた隊員が最長3年間報酬や給与をもらいながら地域のために活動する制度です。地域おこし協力隊は、全国のさまざまな地域において隊員の募集・採用が行われています。多くの場合、自治体の職員として雇用され、実際に地域の中で生活をしながら、最長3年間の任期を通して、その地域の一員となっていただくことを目指しています。

活動内容は地域の魅力の情報発信、地場産品の開発・販売、住民の生活支援や農林水産業への従事など、多岐にわたるのが特徴です。

——この制度の魅力を教えてください。

豊増

活動範囲が幅広く、隊員自身の興味関心分野やスキルを生かした仕事ができること、またそういった仕事を海辺の町や山間地域など自然豊かな環境で生活しながら行える点が、この制度の魅力の一つです。現在活動中の約4割が女性隊員で、性別・年齢問わずたくさんの方がご自身の強みを発揮しながら活動してくださっています。

コロナ禍以降、「地方移住」「田舎暮らし」に魅力を感じる方も増えつつあります。制度を利用して興味のある地域に一定期間居住し、地域協力活動をしながら定住のための準備ができるのも、地域おこし協力隊の魅力です。

——地域おこし協力隊によって目指す社会や、取り組みの今後の展望について教えてください。

豊増

隊員自身のキャリアの選択肢の一つとしてはもちろんのこと、自治体にとっては、行政だけではできなかった柔軟な地域おこしの手段を見つけられますし、地域にとっては、地域外から来た隊員ならではの視点で長年住んできた地域の魅力を再発見でき、刺激を受けられる。自治体・地域・隊員、それぞれの立場において“三方良し”の取り組みとなることを目指しています。

令和6年時点で7,910人の方が活躍されていますが、令和8年には隊員数10,000人を目指しており、より隊員に活躍いただけるよう後押ししていきたいと思っています。

SHElikes受講生独自の目線で魅力を再発見。バナーコンペのもたらした効果

——地域おこし協力隊とSHElikesとのタイアップイベント・バナーコンペを実施された理由や、どのような期待を抱いておられたのか、教えてください。

豊増

SHElikes受講生は、仕事や家事・育児に励みながら、新たなスキルをつけて意欲的に活躍の場所を拡大されている印象がありました。

協力隊員の方の中にも、SNS発信や観光マーケティング、商品パッケージ開発など、デジタル分野を駆使してさまざまな活動に取り組んでいる方がいらっしゃるので、多様なWebスキルを学んでいるSHElikesの受講生ともかなり属性が近いのではと考えていたんです。

豊増

場所にとらわれず活躍することができるようになってきた昨今、そんな受講生のみなさんにとって地域で活躍する地域おこし協力隊というのがどう映るのか。講座やコンペを通して、お互いに深く知り合う機会になればと考え、タイアップ企画に至りました。

——受講生のみなさんは、今回なぜバナーコンペに参加されたのでしょうか?

とこり

今回のバナーコンペを知ったのは、事前に開催されたオンラインイベントに参加したのがきっかけでした。イベントには実際に活動されている現役の協力隊員の方もお越しいただき、活動の様子をお話ししてくださったのですが、その姿がとてもいきいきとされていて。

魅力あふれる地域おこし協力隊を、もっと多くの人に知っていただきたいという気持ちが芽生え、バナー制作に挑戦しました。

nao

タイアップイベントが開催されたころは、育児と学習の両立が思うようにできず、行き詰まっていたときだったんです。そんなときにポートフォリオ*掲載OKのバナーコンペが開催されると知り、改めて受講モチベーションを持ち上げつつ、自分のデザインスキルを試したいと感じて応募しました。

*ポートフォリオ:自分のスキルや実績を伝えるための作品集

——バナー制作の際、どのような点を工夫しましたか?

umeさんの作品

naoさんの作品

とこりさんの作品

ume

イベント参加や事前リサーチを通して知った「地域おこし協力隊は、キャリアの選択肢の一つになり得る」というポイントを効果的に伝えられる構成を意識しました。

私自身、地域おこし協力隊について事前知識があまりなく、農業や漁業などの一次産業に従事するイメージを強く持っていました。でも調べていくうちに、SNS運用などのデジタルスキルや自分の過去の職務スキル、得意分野を生かして働いている方が多く、職業選択の幅が広いことを知ったんです。採用後の姿など、具体的な活動内容もイメージしていただけるように情報を整理しました。

nao

今回のバナーのターゲットである「地域おこし協力隊についてあまりよく知らない20〜30代の女性」は、私自身と重なる点が多いのではないかと感じたんです。そのため、私自身が直感的に魅力を感じたことをピックアップしてまとめ、制作に取り組みました。

デザインとしては、地域おこし協力隊の紹介サイトのトンマナとの統一感を持たせつつ、全体的に明るい印象を持っていただけるカラーリングを意識しました。

——SHElikesで学んだことは、バナー制作でどのように生きたと感じますか?

ume

SHElikes入会前はほとんどパソコンにも触ったことがなかったので、実践的なバナーを作れるほどのスキルを身につけられたことは私にとっては大きな前進でした。

ツールの操作以外にも、ターゲット設定や要件定義など、デザイン制作における物事の考え方、取り組み方もコース受講で学んだことをしっかり生かせたのではないかと感じます。

とこり

私はSHElikesに入会して、「デザインは目的を達成するための手段」だと最初に学びました。今回制作したバナーでは、誰をどんな状態に導くのが目的なのか?そのための方向性やデザインはどうあるべきなのか?などを考えていく一連の流れにおいて、これまでの学びを生かすことができたと思います。

あとは、もくもく会*で他の受講生が質問している内容や、「なぜこのようなデザインにしたの?」とTA(ティーチングアシスタント)*に根拠を問われたポイントもうまく自分の中に落とし込んで実践できたと思います。

nao

私も、もくもく会やSHEstation*の質問スレッド、他の受講生の制作物をたくさん見て学んでいたのがすごく生かされたと思います。自分では気付かなかった疑問点や感性に刺激を受け、一人で学習するよりも倍のスピードで学びを吸収できたような気がして。

デザインの引き出しも自ずと増えたので、今回の結果につながったのかもしれません。

*もくもく会:デザインもくもく会や各種ワークショップ等で、講師に質問ができる機会を提供しています。 ※コースによりご提供状況が異なります。
*TA(ティーチングアシスタント):もくもく会での質問回答・フィードバックや、課題添削を担当する講師。
*SHEstation:受講生専用のコミュニティサイト

——豊増さんはコンペ作品を実際にご覧になって、いかがでしたか?

豊増

どの作品もとてもハイクオリティでした。実際にご自身が疑問や魅力に感じたことをQ&A形式でまとめていたり、採用後をイメージしやすい内容で構成されていたり。これから協力隊の存在を知っていただくターゲットの目線に合った作品が多く寄せられていたと思います。

豊増

また、SHElikes受講生に地域おこし協力隊について知っていただき、みなさんの目にどのように映っていたのかを知ることができました。コンペ連動型イベントでも制作にあたっての質問だけでなく、制度や活動内容についての質問を多くお寄せいただいており、多くの受講生に地域おこし協力隊に興味を持っていただくきっかけになったのではないかと思います。

地域おこし協力隊が、Webスキルを身につけた即戦力人材のキャリアの選択肢に

——受講生のみなさんは、コンペを通じて地域おこし協力隊にどのような魅力を感じましたか?

ume

地域おこし協力隊への理解度も関心度合いも大きく変わりました!深く知る前は、やはり一次産業に従事するイメージを強く持っていましたが、SNS運用やマーケティング、古民家再生など活動内容が幅広く、興味関心やスキルを生かした働き方が実現しやすいところに魅力を感じました。

nao

20代のとき、地方移住を考えていたことがあったんですが、新しい仕事や家が見つかるかどうか不安で行動には移せなかったんです。もし当時、この制度のことを知っていたら、迷わず挑戦していただろうなと思います。

自分のスキルを生かしながら、地方公務員として一定の安定性も持ちつつ地方移住を叶えられるので、本当に魅力ある制度ですよね。

とこり

私は、やはりイベントで登壇されていた現役女性隊員の方のお話が心に響いていて。自分の好きなことで働いている姿がキラキラ輝いて見えましたし、地域によっては産休・育休などのサポート制度も充実していることを知って、すごく魅力を感じました。

最長3年という期間で気軽に地方移住を始められるので、「新しいことに挑戦したいけれどどうしよう」と迷っている方に、ぜひともこの制度をおすすめしたいと思います。

——豊増さんは「地域おこし協力隊とSHElikes受講生は属性が近いのではないか」と感じられていたとおっしゃっていましたが、バナーコンペを終え、改めてどのように感じられましたか?

豊増

改めて、地域おこし協力隊とSHElikes受講生の親和性を強く感じました。地域おこし協力隊は一次産業に限らず、デジタルスキルを駆使した発信・広報など、多岐にわたる活動を通して地域の課題解決や地域活性化に取り組んでいただく制度です。

その活動の多くは、SHElikes受講生の方が身につけられているWebデザインやマーケティング、PR手法などを十分に生かすことができるので、分野に関わらず即戦力として活躍いただけるスキルだと思います。

豊増

実際、今回の施策を通して受講生のみなさんに協力隊のことを知ってもらい、魅力を感じていただけたのは嬉しい収穫でした。9月にも第二回イベントを実施する予定ですので、さらに多くの方々に協力隊の魅力を感じていただけるような機会となれば幸いです。

そして、もし地域おこし協力隊に興味を持っていただけた受講生の方がいたら、ぜひとも実際にご応募いただき、この制度を活用していただけたらと思います。

地域おこし協力隊に興味を持ったSHElikes受講生の方へ

◼︎第二回バナーコンペについて

地域おこし協力隊×SHElikesタイアップ企画・第二回イベント連動型バナーコンペの開催が決定いたしました。すべての受講生の方がお気軽に参加できます。

◼︎地域おこし協力隊について

地域おこし協力隊にご興味のある方は、以下の情報をご参考ください。各地域の募集情報や隊員の活動内容など、気になる最新情報が集約されています。

▶︎「JOIN地域おこし協力隊」

▶︎『地域おこし縁むすびキャラバン』
10/12(日)・11/29(土)に東京、11/2(日)に大阪にて、地域おこし協力隊の募集地域と応募希望者のリアルマッチングイベントが開催されます。希望の地域・活動内容が定まっていないという方も、自分の価値観や興味を元に自分にぴったり合う自治体を探すことができるイベントとなっています。全国自治体の方と直接お話できる機会になりますので、地域おこし協力隊に興味がある方に大変おすすめのイベントです。

地域おこし協力隊に関する情報は、総務省が運営する各種SNSで随時更新されますので、ぜひチェックしてくださいね。

デジタル/クリエイティブ領域の人材育成・採用はSHE WORKS

SHE WORKSは、45以上の職種スキルが学び放題の女性向けキャリアスクールSHElikesで、Webデザインやマーケティングなどデジタル/クリエイティブスキルを身につけた、トレンドに敏感な女性たちによるクリエイティブサポート事業です。

デジタル/クリエイティブ領域の人材育成から採用、実際のサイト制作やSNSマーケティングなど案件受託まで、幅広く対応しております。

デジタル/クリエイティブ領域のお困りごとがあれば、ぜひお気軽にSHE WORKSまでご相談ください。

SHE WORKSはこちら

ABOUT ME
ライター なりー
一児の母兼、フリーランスライター。"何気ない人生にスポットライトを”がテーマ。インタビューの他にイベントレポート・SNS・HPなども執筆。編集、コミュニティ運営も。誠実に、一文にこだわり抜いた執筆を心がけています。ライティングのお仕事積極募集中です!
エディター 橋本 恵梨奈
フリーランス編集者・ディレクター | SHElikes卒業生 | ヘアケアブランドを展開するD2C企業での勤務を経て、ライターとして独立 | 「誰もが自分を満たせる世の中」を目指して活動している
カメラマン あき
フォトグラファー・デザイナー | SHElikesを活用し、時給最低賃金のパート事務員から、フリーランスのマルチクリエイターへ転身 | 小学生男児のママ

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