Webデザイナーに「バイトから」なるには?未経験からの始め方、求人の探し方、正社員への道を徹底解説!

Webデザイナーに「バイトから」なるには?未経験からの始め方、求人の探し方、正社員への道を徹底解説!

Webデザイナーに憧れているものの、「未経験だから……」と一歩を踏み出せずにいるのではないでしょうか。実は、現在のWeb業界は人手不足であり、未経験者向けの求人が増加傾向にあります。そのため、Webデザインのアルバイト・パートから始めて、実務経験を積み、正社員を目指すことも不可能ではありません。

この記事では、Webデザイナーのアルバイトに関する基礎知識や求人の探し方、正社員を目指すためのロードマップを解説します。「アルバイトから始めて、ゆくゆくは正社員を目指したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

【未経験者は必見】Webデザインアルバイトの基礎知識

まずは、Webデザインのアルバイトを取り巻く現状について理解を深めましょう。ここでは、未経験歓迎の求人が増えている理由や、アルバイトで担当する業務内容、平均時給などの基本情報を紹介します。

未経験歓迎の求人が増えているのはなぜ?

Webデザイン業界で未経験者歓迎の求人が増えているのは、「業界全体の人材不足」が理由に挙げられます。現状、ITやWeb分野の需要拡大に対してデザイナーの供給が追いついていません。そのため、多くの企業ではポテンシャルを重視し、育成を前提とした採用へとシフトしている傾向にあります。

特に小規模のデザイン会社や、下請け業務がメインで多くのプロジェクトを抱えている企業ではこの動きが顕著です。経験者を高い報酬で雇うより、コストを抑えてWebデザイナーを育てたいという企業の戦略から、未経験者歓迎の求人が増えているといえます。

Webデザインアルバイトの主な業務内容と平均時給 

「Webデザインのアルバイト」と聞くと、華やかな仕事を想像するかもしれません。しかし、最初は以下のようなアシスタント業務からスタートするのが一般的です。

  • バナー作成・画像加工
  • LP(ランディングページ)の修正
  • Webサイトの更新・運用
  • デザインカンプからの簡単なコーディング
  • 資料作成の補助や電話対応などの雑務

Webデザインのアルバイトが行う仕事は勤める企業によってさまざまなので、詳細な業務内容は求人情報から確認しましょう。ちなみに求人ボックスのデータによると、Webデザインのアルバイト・パートの平均時給は1,197円*1でした。勤務先や経験・求められるスキルによって大きく変動するので、参考程度に覚えておくと良いでしょう。

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未経験OK!Webデザイナーのアルバイト求人の探し方

未経験OKのWebデザインのアルバイトは、以下のような方法で見つけられます。

それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

アルバイト求人サイトで探す

アルバイト求人サイトで「Webデザイン」といったキーワードで検索すると、多くの求人が見つかります。自分に合った求人を探すコツは、検索キーワードを工夫することです。

たとえば「Webアシスタント」「デザインアシスタント」といったキーワードや、「未経験歓迎」「WワークOK」「主婦(夫)歓迎」といった条件で絞り込むと、応募しやすい求人が見つかるでしょう。以下で、Webデザインのアルバイト求人を探すのにおすすめのサイトを3つ紹介します。

マイナビバイト

マイナビバイトは、幅広い業種・職種のアルバイト求人を掲載しています。地域や「未経験OK」「シフト自由」といった条件で絞り込みやすいのが特徴です。Webから応募できる求人も多いため、手軽にアルバイト先を探せるでしょう。

履歴書の書き方や面接対策といったコンテンツもあるので、アルバイト経験が少ない方でも安心して求人を探せるのがメリットです。

Indeed

Indeedでは、あらゆるサイトに掲載されている求人を一括で検索できます。効率的にアルバイト探しができるのが魅力です。

サイト上で履歴書を作成・登録して応募できるのも、便利なポイントでしょう。企業の口コミを確認できる機能もあるため、職場について事前に情報収集をしたい方にもおすすめといえます。

クリエイターズNAVI

クリエイターズNAVIは、広告・Web・ゲーム業界などのクリエイティブ職に特化した求人情報サイトです。Webデザイン関連のアルバイト求人も多数掲載されています。使用するツールや言語でも検索できるため、より具体的な条件で仕事を探したい場合に役立つでしょう。

正社員や契約社員といったさまざまな雇用形態の求人を探せるので、アルバイト以外の働き方を視野に入れている方にもおすすめです。

SNSで情報収集する

SNSでも、Webデザインのアルバイト情報が見つかる場合があります。X(旧Twitter)やInstagramなどで、「#webデザイナー募集」「#デザイナー採用」といったハッシュタグで検索すると、求人サイトには掲載されていないリアルタイムの募集情報が見つかることも。

また、企業の代表や採用担当者が直接募集をかけているケースもあります。企業の雰囲気や働き方を事前に知れるため、ミスマッチを防ぐうえでも効果的です。気になる企業やデザイナーのアカウントをフォローしておくのも良いでしょう。

企業のWebサイトをチェックする

働いてみたい制作会社や事業会社がすでにあるのなら、採用ページを直接チェックする方法もおすすめです。求人サイトには掲載していなくても、採用ページから募集を行っている場合があります。

憧れの企業の求人情報を逃さないために、まずは公式サイトをチェックしてみるのも良いでしょう。

エージェントやスクールの紹介サービスを活用する

転職活動を行う際は、転職エージェントやスクールの紹介サービスを活用する方法もあります。転職エージェントは業界や求人情報に精通しているため、あなたの適性や興味に合った求人を紹介してくれる可能性が高いです。

また、Webデザインスクールのなかには、受講生や卒業生に対して求人紹介や就職・転職サポートを提供しているところも。スクールなら企業との間に信頼関係が構築されているため、質の高い求人に出会える可能性が高いでしょう。

たとえば、女性向けのキャリアスクールSHElikesでは、受講生向けのお仕事紹介サイト「SHE WORKS」を提供しています。コンペ形式でバナー制作やWebサイトデザインなどの案件に挑戦でき、実績を積むことが可能です。こうしたサービスを通じて実務経験を積み重ね、自信を持ってアルバイト応募に臨むことも視野に入れてみてください。

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未経験者がWebデザインアルバイトに応募する際に確認しておきたいポイント

「未経験者歓迎」の文字を見るとついつい応募したくなるものです。しかし、後悔しないためにはアルバイトに応募する前に確認すべきポイントがあります。

ここでは、Webデザイン未経験者が確認しておきたいポイントについて詳しく解説します。

「未経験可」の具体的な内容

求人に書かれている業務内容の詳細と、スキルレベルを確認しましょう。「未経験可」と書かれていても、求人によって求められるレベル感が変わるからです。

たとえば、「簡単なバナー作成」とあってもデザインのテンプレートが用意されているのか、ゼロから作成する必要があるのかで必要なスキルは異なります。どの程度の知識やスキルが求められるのか、面接などで具体的に質問してみてください。

アルバイトから成長できる?研修制度やサポート体制の有無

アルバイトをしながら成長できるかどうかは、企業の研修制度やサポート体制にも左右されます。Webデザイナー未経験者は、研修がOJTのみで終わっていないかを確認しましょう。OJTだけでなく、デザインの基礎やツールの使い方などを体系的に学べる研修制度があると、よりスムーズに実務に慣れることができます。

あわせて、職場文化の確認も重要です。先輩社員に気軽に質問できる雰囲気があったり、作成したデザインに対して具体的なフィードバックをもらえたりする職場であれば、アルバイトからでも成長しやすいでしょう。

正社員登用制度の有無とキャリアパス

アルバイトからスタートして正社員を目指すなら、「正社員登用制度」の有無を確認するのが大切です。面接の際に「正社員登用制度はありますか?」「正社員になるならどの程度のスキルが求められますか?」といった形で、具体的なキャリアパスについて質問してみるのも良いでしょう。

長期的なキャリア形成を見据えて、自分の目標と企業の方向性が合っているかを確認することで、自分に合う求人を見つけやすくなります。

Webデザインのアルバイト求人応募に必要な準備

魅力的な求人を見つけたら、応募に向けて準備しましょう。未経験だからこそ、ポテンシャルや学習意欲を効果的にアピールすることが大切です。ここでは、最低限準備しておくべき3つのポイントを解説します。

しっかりと準備を整え、採用確率アップを狙いましょう。

Webデザインの基礎知識・スキルを習得する

「未経験歓迎」と書かれている求人であっても、Webデザインについて何も知らない状態では採用されづらいです。そのため、Webデザインの基礎知識とツールの基本操作は習得しておきましょう。

特に、デザインツールであるPhotoshopやIllustratorの操作スキルは必須です。最近では、UI/UXデザインの観点からFigmaを使う企業も増えているため、使用できればアピールポイントになります。また、Webサイトの仕組みを理解するために、HTML/CSSの基本的な知識も学んでおくと、業務の解像度が上がるでしょう。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオは、自分のスキルと熱意を証明するための重要な資料です。実務経験がない人は、学習中に作成した架空のWebサイトやバナーなどをまとめ、Web上で公開しましょう。

ポートフォリオを作る際は、ただ作品を並べるだけでなく、制作意図やターゲットユーザー、こだわった点などを文章で詳細に説明することが重要です。未経験でも、作品数は少なくとも5点以上あると、あなたのデザインスキルやテイストの幅をアピールできます。

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履歴書・職務経歴書を作成する

ポートフォリオを作成したら、履歴書・職務経歴書を作りましょう。これまでの職歴がWebデザインと関係がない人も、伝え方を工夫することでアピールできます。たとえば、営業職であれば「顧客のニーズをヒアリングする力」、事務職なら「正確で丁寧なサポート力」など、Webデザイナーの仕事にも活かせるスキルを具体的に記述するのが効果的です。

また志望動機の欄では、Webデザイナーを目指したきっかけや、その企業で働きたい理由を具体的に伝えてください。学習してきたことを絡めてアピールすることで、説得力のある履歴書・職務経歴書になります。

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Webデザイナーへの道、アルバイトから始めるメリット・デメリット

アルバイトからWebデザイナーとしてのキャリアを始めるのは、実務経験を積むために効果的な方法です。ただ、任される業務範囲や待遇面での注意点も存在します。メリット・デメリットを把握して、後悔しない方法を選びましょう。

メリット

アルバイトからWebデザイナーを目指す主なメリットは、以下のとおりです。

  • 採用されやすい
  • 効率的にスキルアップできる
  • 正社員登用される可能性がある
  • 業界の雰囲気や働き方を知れる
  • 向き不向きを確認できる

アルバイトなら未経験からでも採用されやすいため、いきなり正社員になるよりハードルが低いのが大きな利点といえます。また、先輩デザイナーから直接フィードバックをもらえるため、効率的にスキルアップできるでしょう。正社員登用制度がある企業も多く、キャリアへの足がかりになるのもメリットです。

デメリット

一方で、アルバイトからWebデザイナーを目指す際には注意すべき点もあります。主なデメリットは以下のとおりです。

  • 給与が不安定になりやすい
  • 雑務や単純作業が多い
  • 必ず正社員になれる保証はない

アルバイトのWebデザイナーは、サイトの更新作業やバナー制作など、単純作業が多い傾向にあります。そのため、サイト全体の設計や企画といった上流工程に携われる機会は少ないかもしれません。

また、給与や福利厚生といった待遇面でも正社員に劣ることが多く、雇用が不安定な場合も。正社員登用制度が一般的でない職場の場合は、アルバイト止まりになるリスクもあるでしょう。

Webデザイナーのアルバイトから正社員へ!未経験から駆け上がるためのロードマップ

ここでは、アルバイトから正社員のWebデザイナーに駆け上がるための具体的なロードマップをご紹介します。

実際の業務で求められる知識・スキルを習得する

アルバイトとして働き始めたら、雑務や簡単な作業を任せられることが多いと予想されます。しかしその状況でも、Webデザイナーに求められる知識やスキルを吸収し続けて、対応できる業務を増やすことが不可欠です。たとえばデザインツールを使う際はショートカットキーを活用して、作業スピードを上げることを意識しましょう。

また、コーディングではHTML/CSSだけでなく、JavaScriptの基礎にも触れておくと、対応できる業務の幅が広がります。「なぜこのバナーが必要なのか」といったマーケティングの視点も持つと、デザインに説得力を持たせられるでしょう。

ポートフォリオをさらに充実させる

アルバイトである程度の実績を積んだら、ポートフォリオを充実させましょう。勤務先やクライアントの許可を得たうえで、自分が担当した制作物をポートフォリオに追加してください。守秘義務に注意しつつ、どの部分を自分が担当したのか、どのような課題を解決するためにそのデザインを作成したのかを明確に記述することが大切です。

アルバイト先であまり経験が積めない場合は、自主制作や副業でスキルアップを狙うのもおすすめ。普段、簡単なバナー作成をメインで行っているなら、自主制作でLP全体のデザインやコーディングに挑戦すると、スキルの幅を広げつつ作品数も増やせます。

正社員求人への応募と面接対策

正社員採用では、デザインやコーディングスキルなどに加えて、コミュニケーション能力や熱意が重視されます。デザインスキルを示す際は、ポートフォリオを見せながら制作物の意図や工夫した点を語り、Webデザイナーとしてのスキルをアピールしましょう。

また、熱意を示す際は「アルバイト経験を通じて学んだことを、どのように生かして貢献するか」を明確に伝えることが大切です。アルバイト先で正社員として採用される可能性もあるので、日々の業務に真剣に取り組み、積極的にスキルアップに励む姿勢を見せましょう。

アルバイトから正社員Webデザイナーになった女性の事例

「本当に未経験からWebデザイナーになれるの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、実際にその夢を叶えた人はたくさんいます。ここでは、SHElikesの受講生で派遣の営業事務から正社員のWebデザイナーへの転身に成功したもんかさんの事例をご紹介します。

「昔からデザインやものづくりが好きだった」というもんかさんは、在宅で働くWebデザイナーになるためにSHElikesに入会を決意。コース受講でデザインを学んだり積極的にイベントに参加したりして着実にスキルを身につけ、入会から7ヶ月でデザイン職のアルバイトとして採用を獲得されました。

その後、仕事に対する前向きな姿勢と向上心が評価され、念願の正社員デザイナーになったそう!この事例からも、アルバイトから正社員デザイナーを目指すことは不可能ではないといえるでしょう。

インタビュー記事はこちら
営業から憧れの在宅勤務デザイナーに!アルバイトを経て正社員に昇格するまでの道のり
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Webデザイナーへの第一歩、まずはアルバイトから踏み出そう

まずはアルバイトからWebデザインの実務経験を積み、将来的に正社員のWebデザイナーを目指す道もあります。その際はアルバイトといえど、Webデザインの基礎スキルを習得しておくことが不可欠です。「一から効率的にWebデザインを学びたい」という方には、女性向けキャリアスクールSHElikesの利用をおすすめします。

Webデザインの基礎からPhotoshopやFigmaといったデザインツールの使い方、UI/UXの知識など、さまざまなスキルを習得可能てす。デザインの基本原則から学べる入門コースもあるため、まったくの初心者の方でも安心して学習をスタートできるでしょう。

デザイン以外にも、マーケティングやライティングなど全45以上の職種スキルが定額で学び放題なので、未経験から市場価値の高いWebデザイナーになるのも夢ではありません。少しでも興味がある方は、ぜひ一度SHElikesの無料体験レッスンに参加してみてください。

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※出典
*1:求人ボックス 給料ナビ|Webデザイナーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)より

ABOUT ME
ライター wami
企業でプロジェクトマネージャーとして働きながら、副業ライターとして活動中|ECサイトディレクター⇒UXデザイナー⇒プロジェクトマネージャー|主にIT系・Webマーケティング系・転職系の記事を執筆
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。