Webマーケティングの志望動機の書き方!転職時の例文や重要ポイント5つを紹介

Webマーケティングの志望動機の書き方!転職時の例文や重要ポイント5つを紹介
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ライター wami
企業でプロジェクトマネージャーとして働きながら、副業ライターとして活動中|ECサイトディレクター⇒UXデザイナー⇒プロジェクトマネージャー|主にIT系・Webマーケティング系・転職系の記事を執筆
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

インターネットを活用したサービスの普及により、Webマーケティングは重要な営業手段となっており、Webマーケティング職が注目を集めています。

Webマーケティング職への就職・転職を目指している方の中には、「志望動機に何を書けばいいの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。企業の採用担当者は志望動機を見ることで、入社に対する意欲や企業・職種への理解度を見極め、自社にマッチする人材かを判断しています。

本記事では、Webマーケティングの志望動機の書き方や例文、意識すべき重要なポイントを解説します。

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Webマーケティングの志望動機を作成する前の準備

Webマーケティング職の志望動機を作成するには、事前準備が重要です。準備が不十分な状態で書いた志望動機は内容が薄くなってしまい、説得力に欠けるものになってしまう可能性があります。具体的には、以下4点の準備を行うことをおすすめします。

それぞれの内容について詳しくご紹介します。

Webマーケティングを志望する理由の明確化

なぜWebマーケティングという職種を志望するのか、という理由を明確にしましょう。職種の志望理由を明確に説明できれば、「志望度の高さ」や「キャリアプランを明確に持っていること」を企業にアピールできます。

あなたの価値観や将来のキャリアビジョンに基づき、志望理由を掘り下げてみましょう。たとえばWebマーケティングに興味を持ったきっかけや、Webマーケティング職として携わってみたい仕事とその理由を具体的に考えてみるのがおすすめです。志望理由の明確化が、説得力のある志望動機の作成につながります。

自己分析

自己分析を行い、自分自身のことを深堀りすると、自分が望む働き方や目標が見えてくるでしょう。具体的には「自身の今までの経験」「将来どうなりたいか」「どのように社会に貢献したいか」という観点を整理するのがおすすめです。

Webマーケターとして自分が働くうえでの「軸」となる、考え方・目標・モチベーションを明らかにしましょう。

企業分析

志望理由で「他の企業ではなく、なぜこの企業で働きたいか」を伝えるためには、企業分析を行うことが大切です。

応募企業の理念・事業内容・取り扱っているサービスや商品は調べておきましょう。また、業界の規模やトレンドから、業界の中で応募企業がどのようなポジションなのかまでを知っておくことが大切です。これらを分析すれば、応募企業ならではの強みや特徴を見つけることができるでしょう。

企業のことを理解すれば、志望動機で企業のどこに魅力を感じたのかを説得力高く伝えることができます。

キャリアプランを考える

志望動機を作成するうえでは、自身のキャリアプランを明確にしておくことも重要です。

応募企業に入社してどのような経験を積み、将来何をやりたいかを伝えることができれば「自社で長く働く意思を持っている」と認識され、モチベーションが高い人と思ってもらえるでしょう。

キャリアプランを立てることは、自分のやりたいことを明確にすることにつながり、応募先企業との相性を見極めることができるというメリットもあります。

Webマーケティングの志望動機で意識すべき5つの重要ポイント

Webマーケティング職の志望動機を作成するにあたり、以下の5つのポイントを抑えておくことをおすすめします。

それぞれ詳しくご紹介します。

1.経験や実績をWebマーケティングに関連させる

もしWebマーケティング職が未経験だったとしても、今までの経験や実績でWebマーケティングに活かせそうなポイントを見つけアピールすることが大切です。

Webマーケティング職が未経験であっても「前職で学んだこと」「どのような実績を出したか」がアピールできれば、採用担当者はあなたがWebマーケティング職でも活躍できそうかを判断する材料になります。

2.客観的な視点や定量データを盛り込む

志望動機に説得力を持たせるためには、客観的な事実や定量データを提示することが重要です。

たとえば、前職で営業職として働いていた実績を記載する際には「営業先とのコミュニケーションをとる機会を増やしたことで、前年よりも◯%売り上げを伸ばした」といったように記載するとよいでしょう。何を行い具体的にどのくらいの実績をあげたのかという数字を提示すれば、伝わりやすくなります。

主観ではなく、客観的な事実を伝えることが大切です。

3.Webマーケティングを通しての具体的な目標を持つ

Webマーケティング職に就いた後の具体的なキャリアプランや、入社後に達成したい目標を示すことも重要です。長期的なキャリアプランや目標を示すことで、採用担当者に「企業・職種への理解度の高さ」「長く働きたいという意思」などをアピールできるでしょう。

将来像が漠然としていたり目標が曖昧だったりすると、採用担当者にあなたの本気度が伝わらない可能性があります。

4.その企業を選定した理由を記載する

他の企業ではなくその企業で働きたいという理由を説得力高く伝えられれば、あなたの熱意を感じてもらえるでしょう。

人材の採用にはコストがかかるものです。内定を出したのに同業他社に就職してしまったり、すぐに転職してしまったりすると、企業としてはせっかくかけたコストが無駄になってしまいます。

企業は自社で長く働いて活躍してくれる人材を採用したいと考えているため、志望理由でその企業を選んだ理由を示すことは重要です。

5.将来性をアピールする

新卒や未経験の場合は特に、自身の将来性をアピールすることが重要です。

企業は、新卒や未経験の人には、経験やスキルよりもポテンシャルや将来性を期待する傾向があります。具体的には「自身の性格面の長所」「仕事に対する意欲」「前職で培った基本的なビジネススキル」などをアピールするとよいでしょう。

任せる仕事内容やマネジメントによって大きく成長する可能性がある人材だと判断してもらえれば、経験やスキルがなくても採用してもらえる可能性があります。

Webマーケティング志望動機の書き方【例文】

書き方のポイントがわかっても、実際どのように志望動機を書けばいいか悩んでしまうという方も多いかもしれません。Webマーケティングの経験の有無や中途か新卒かによって、志望動機に書くべき内容は異なります。

上記の3つのパターン別に、志望動機の書き方を例文とともにご紹介します。

経験者の場合

経験者の場合、自身のスキルや実績・転職理由・その会社を選んだ理由を明確に記載するのがおすすめです。

【例文】経験者の場合

「わたしは今まで5年間、広告代理店でクライアントのWebマーケティングに携わってきました。リスティング広告やSNS広告の企画・運用・効果測定までを一貫して担当し、流入・コンバージョンを増加させてきた実績があります。貴社は◯◯というサービスをリリースし、これからサービスを成長させていくフェーズにあると認識しています。これまでに培ったスキルを活かし、貴社で新たなサービスを拡大させていく仕事に携わりたいと考えています。」

Webマーケティング経験者の場合、記載内容は、具体的であればあるほどより説得力が増すでしょう。

未経験者(中途採用)の場合

未経験者の場合は、今までの仕事で培ったWebマーケティングにも活かせるスキルや経験、Webマーケティング職を志望する理由を明確に記載するのがおすすめです。

【例文】未経験者(中途採用)の場合

「わたしは現在◯◯の販売職として働いています。お客さまの年齢層・販売する場所や時間帯などによって同じ商品でも売れ行きが異なることを受け、販売方法の変更や商品の改善提案などを行ってきました。これまでの実際にお客さまと接してきた経験や分析力を活かし、Webマーケティングでより広く商品を世の中にPRしたいと考えています。」

Webマーケティングの仕事でも活躍できるという、将来性を感じてもらえるような内容を心がけるとよいでしょう。

新卒未経験の場合

新卒未経験の場合も、あなたの将来性を感じてもらえるかが重要になるでしょう。職種や応募企業に関しての理解度の高さもアピールすることをおすすめします。

【例文】新卒未経験者の場合

「Webマーケティングにはさまざまな手段や手法が存在し、アイデアや戦略次第で大きな成果を出せる可能性がある点に魅力を感じています。わたしは大学時代、サークルでイベントの企画・広報を担当していました。イベントの集客に苦戦しましたが、集客の手段やアピールする内容のPDCAを繰り返し、回数を重ねるごとにイベントの集客人数を増やすことに成功しました。わたしの長所は、失敗しても改善を重ねられる粘り強さと改善案を出せる分析力だと自負しています。貴社は業種を問わず多様なクライアントとの取引があることから、Webマーケティングの幅広い経験を積むことができると考え、貴社のWebマーケティング職を志望しました。」

アピールポイントは、具体的な経験と合わせて記載できれば説得力が増します。

Webマーケティングの志望動機を作成する際の注意点

Webマーケティングの志望動機を作成する際は、特に以下の3点に注意しましょう。

注意点の内容を、詳しくご紹介します。

過度な文字数

文字数が多すぎると、アピールしたい内容が伝わりにくくなるため、志望理由は簡潔に記載する必要があります。

適切な文字数は提出するフォーマットによって異なりますが、記載できる欄の9割を埋めるように書くことを目安にするとよいでしょう。たとえば、一般的な履歴書の志望動機欄であれば、記載する文字数は200文字〜300文字が目安です。

提出するフォーマットに合わせ、適切な文字数になるように工夫して記載しましょう。

給与など条件のアピール

給与や待遇といった条件面は、志望動機として過度にアピールしないことをおすすめします。

給与や待遇の良い会社で働きたいと望むこと自体は問題ありませんが、企業を志望する理由としてアピールし過ぎると「給与や待遇が良ければどこでもいいのでは?」「より待遇が良い企業が見つかればすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまう可能性があるからです。

条件面の譲れないポイントは企業を選ぶ軸として重視しても問題ないですが、志望動機としてアピールするのは注意が必要です。

受け身の印象

志望動機は、受け身の印象を与えるような内容にならないように注意しましょう。

よく記載してしまいがちなのは「学びたい」「勉強したい」という意欲のアピールです。スキルアップに対して前向きな姿勢をアピールするつもりでも、採用担当者には「自主的に学んでスキルや知識を身に付ける気がないのでは」という印象を与えてしまう可能性があります。

会社は「自ら成長して会社に貢献してくれる人」を求めているということを認識しておきましょう。

Webマーケティング職を志望する際に持っておきたいスキル

Webマーケティングに携わるにあたっては、以下のスキルが役に立ちます。

これらのスキルを持っていれば、志望動機で積極的にアピールすることをおすすめします。それぞれが具体的にどのようなスキルなのか、Webマーケティングでどのように役に立つのかをご紹介します。

分析力

Webマーケティングを行うにあたって、分析力は重要なスキルです。

Webマーケティングは他のマーケティング手段に比べ、施策を実行した後の効果が数値でわかりやすいという特徴があります。Web上の行動は、ページビュー数・滞在時間・コンバージョン率など、さまざまな数値が分析ツールで解析できます。

これらの数値を分析し、仮説を立てて施策を改善・実行していくスキルが必要になります。

論理的思考

Webマーケティングは、数字を分析し仮説を立てて施策を実行する必要があるため、論理的思考力も必要です。「なんとなく」ではなく「根拠をもって論理的に」考えることが、成果を出すためには重要になります。

論理的思考力があれば、矛盾や論理の破綻がなく、適切な分析や施策立案ができるでしょう。

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情報収集力

効果的なWebマーケティング施策を立案するためには、情報収集力が必要です。

自社商品・サービスに関する情報だけでなく、競合他社の情報や市場のトレンドなどを知ることが重要です。大量の情報の中から、必要な情報や質の高い情報を取捨選択する力も求められます。

日ごろからさまざまな情報にアンテナを張ることが大切です。

コミュニケーション力

Webマーケティングの仕事内容は多岐に渡るため、多くの人と協力しながら業務を進められるコミュニケーション能力が必要です。

たとえば、Web広告を出す場合には、デザイナーにクリエイティブを作成してもらう、社内の関係部署に内容を確認してもらう、代理店に広告を出稿してもらう、といったやり取りが発生します。

Webマーケティングを実行に移すためには、自身の考えを正確に伝え、同じ目的に協力をしてもらうためのコミュニケーション能力が必要です。

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Webマーケティングの基本的な種類

Webマーケティングとは、ユーザーをWeb上で集客し、商品やサービスの購入につなげるためのマーケティング活動を行うことです。Webマーケティングの手法には、以下のような種類があります。

  • Webサイト運用
  • オウンドメディア
  • SEO
  • メルマガ
  • Web広告
  • SNS
  • 動画配信

Webマーケティングを行う場合、商品・サービスを知ってもらうためのWebサイトを用意するのが一般的です。自社の保有するメディアは「オウンドメディア」と呼ばれます。Webサイトへは自然にユーザーが訪れてくれることは少ないため、SEO・メルマガ・Web広告・SNS・動画配信といった手段を用いて集客を行います。

Webマーケティングにはさまざまな手段があり、何か1つを実行すれば良い訳ではなく、複数の手段を組み合わせて相乗効果を生み出していきます。

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Webマーケティングで使用される分析ツール

Webマーケティングで使用される分析ツールはさまざまなものがありますが、以下の3つのツールはよく利用されるため覚えておくとよいでしょう。

  • Google Analytics
  • Google Search Console
  • ヒートマップツール

Google Analyticsは、Google社が提供するWebサイトのアクセス解析ツールです。Google Search Consoleも同じくGoogle社が提供しているツールですが、こちらはインターネット検索の分析に特化したツールとなっています。ヒートマップツールは、Webページ内のユーザーの行動(クリックやスクロールなど)を可視化するツールです。

無料で利用できるツールもあるため、Webマーケティングの勉強のために自分でWebサイトを作ってみようと考えている方は、これらのツールを利用してみるのもおすすめです。

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ポイントを理解して魅力的なWebマーケティング職の志望動機を作成しよう

志望動機を具体的かつ魅力的に伝えることができれば、採用担当者に良い印象を与えられ、内定を得られる可能性も高まるでしょう。

志望動機を書く際は、今までの経験・スキルや自身のキャリアプランを明確にしたり、志望企業について分析したりといった事前準備から行なうことが重要です。また、Webマーケティングの仕事内容や求められるスキルもよく理解しておくことをおすすめします。

この記事でご紹介した志望動機の書き方のポイントや例文を参考に、あなたらしい志望動機を書いてみてください。

Webマーケティング職に転職したいけれど、未経験のため不安という方は、まずはWebマーケティングの基礎を学ぶことから始めてみるのもおすすめです。Webマーケティングは独学でも学べますが、就職・転職を目指す場合はキャリアスクールのサポートを受け実践的なスキルを習得することが近道になります。

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