1人で開業できる女性におすすめの仕事11選

1人で開業できる女性におすすめの仕事11選
ABOUT ME
ライター 大竹菜々子
高校3年生で脚本家としてデビュー。2018年5月、脚本を担当した映画『猫カフェ』及び『チャットレディのキセキ』が公開される。 慶應義塾大学法学部進学後は、「トラベル Watch」「グルメ Watch」(株式会社インプレス)にてライター・編集者としての活動を開始した。 現在に至るまで、「レスポンス」(株式会社イード)や「ビギナーズ」 (株式会社マーケットエンタープライズ)などで取材記事やSEO記事作成を手掛けている。 なお 2022 年からは、オウンドメディア立ち上げに関わるなど、メディアプロデューサーとしても活動している。JAPAN MENSA会員。
エディター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

さまざまなライフイベントに合わせながら柔軟に仕事を続けることができる方法を探している方もいるのではないでしょうか。最近では、フリーランスやノマドワークなど働き方の多様化が進んでいます。1人で開業することで、自分のペースで仕事を続けられるようになるかもしれません。

この記事では、女性が1人で開業しやすい仕事や開業する仕事を選ぶ際のポイントなどを紹介していきます。ぜひこの記事を参考に、新たな1歩を踏み出しましょう。

女性が1人で開業しやすい仕事選びのポイント

「1人で開業できる仕事を始めたいけれど、何をやればいいのか迷ってしまう……」と悩んでしまう方もいるでしょう。女性が1人で開業する仕事を選ぶ際は、次の点を意識しましょう。

需要が高い

1人で開業して仕事を始める際は、その仕事に高い需要があるかどうかを考えることが大切です。

自分の得意なことや好きなことを活かして仕事につなげることも重要ですが、ビジネスとして成立させるためにはユーザーの需要を満たすことができるサービスを提供する必要があります。市場調査やニーズの分析をおこない、将来的にも需要が続くことが予想される仕事を選ぶことで、開業の成功確率を高めることができるでしょう。

需要が高い業界や市場を選択することができれば、自分のビジネスを成長させるチャンスが高まるといえます。

開業にかかるコストが低い

1人で開業を目指す際は、低コストでスタートできる仕事を選ぶのがおすすめです。コストがかからない仕事であれば、資金が限られていても事業を始めることができます。万が一思うように事業が進まなかった場合に、方向転換もしやすいです。

特にオンラインで完結する仕事であれば、パソコンとインターネット環境さえ整えれば始めることができます。仕事場所としては自宅やコワーキングスペースを活用するなど、開業にかかるコストを最大限減らすことが可能です。

店舗やサロンをはじめたい方もいきなり店舗を構えるのではなく、ECサイトなどを活用しながら事業を進めて、軌道に乗ってきたら新たな展開を考えていきましょう。

ランニングコストが少ない

ランニングコストは、電話代や家賃など、事業を維持するために継続して支払う必要があるコストのことです。1人で開業する際は、あらかじめランニングコストを計算してできるだけ抑えるようにすることも重要です。

例えば、原材料費や人件費などが多くかかる事業はランニングコストが高くなり、軌道に乗るまでに損失が大きくなってしまう可能性があります。事業を継続することができたとしても、思うような収入が得られない状況になることもあるでしょう。

逆に、ランニングコストがほとんどかからない仕事であれば、大きな売上がなくても事業を継続しやすいといえます。プライベートの時間を確保したい女性の方も、仕事量の調整がしやすくなるでしょう。お金をたくさんかけるよりも、スキルを活かしてコツコツと続けられる仕事を選ぶのがおすすめです。

自分の強みを活かせる

開業を目指すことを決めたら、まず自分の興味や関心を洗い出し、挑戦してみたい仕事を決めましょう。開業する際は、自分のスキルや経験の棚卸しをします。そのうえで、自分の強みを活かすことができる仕事を選ぶのがポイントです。

実際に独立する際は、1つひとつの案件をしっかりとこなすのはもちろん、仕事をもらい続けるための工夫も必要になります。自分の得意な分野や強みを活かし、差別化を図ることが大切です。

これまでに取得した資格や経験、好きなことなどをあらためて振り返ってみましょう。

時間を調整しやすい

1人で開業する仕事を選ぶ際は、時間を調整しやすいかどうかも大切です。稼働時間が固定されていない仕事や働き方を選択することができれば、プライベートに合わせて仕事量や時間を調整しやすくなり、継続しやすくなるでしょう。

場所や時間を自由に決められる仕事なら、効率的に進めてプライベートな時間を確保したり、家族の用事に合わせてスケジュールを調整しやすくなります。

自分のライフスタイルに合わせやすい仕事を選ぶことで、無理なく続けることができるでしょう。

未経験からでも始めやすい

未経験から始めやすく、難易度の高い資格やスキルが不要な仕事であれば、1人で開業しやすいです。開業するための準備は必要ですが、念入りに備えすぎるあまりなかなかスタートできず、最終的に諦めてしまう人も少なくありません。自分の持つスキルで最初の1歩を踏み出し、ステップアップしていくことが大切です。

未経験からでも始めやすい仕事は競合も多い傾向にあります。開業してから新たな展開方法を考え、差別化できるようなスキルを追加で身につけていくことができれば、着実に仕事を継続することができるでしょう。

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女性が1人で開業しやすい仕事11選

それでは、女性が1人で開業しやすい仕事を具体的にみていきましょう。自分の好きなことや得意なことを生かせる仕事を見つけましょう。

ネイルサロン

ネイルサロンは、ネイルアートやネイルケアなどを手がける仕事です。最近は、需要も高まっており、人気の高いビジネスとなっています。

開業に必要な資格はなく、誰でも事業を立ち上げることができますが、ネイリストに関連する資格を取得しておくことで信用が高まり、顧客獲得につながるでしょう。

ネイリストに関連する資格としては、次のようなものがあります。

ネイリスト技能検定試験(JNEC主催)

ネイリスト技能検定*1は歴史のある検定で、受験者数も多い試験です。1~3級があり、ネイリストに必要な知識や技能が問われます。筆記試験と実技試験があり、実技の比重が高いのが特徴です。

JNAジェルネイル技能検定試験

JNAジェルネイル技能検定試験*2は、人気が高いジェルネイルの知識や技術を証明する検定で、初級・中級・上級があります。筆記試験のほか、実技試験があります。

JNA認定ネイルサロン衛生管理士

JNA認定ネイルサロン衛生管理士*3は、JNAのネイルサロンにおける衛生管理自主基準の理解度を証明する資格です。認定校で講習を受講し、筆記試験に合格することで取得できます。

エステサロン

エステサロンは、資格や免許不要で開業できる仕事です。ただし、提供するメニューによっては資格が必要な場合もあります。例えば、「まつ毛パーマ」「まつ毛エクステンション」のメニューは、美容師の国家資格が必要です。また、顔の産毛のシェービングを提供するには、理容師の国家資格を持っていなければなりません。

理容師・美容師の資格を活かしてエステサロンを経営する場合は、保健所に「理容所」「美容所」の届出をおこなう必要があります。顧客に信頼してもらえるサロンづくりのために、認定資格を取得することもおすすめです。

ある程度の時間をかける必要はありますが、資格の勉強を通して技術や知識も向上させることが可能で、取得すれば信頼を獲得することができるでしょう。

ハンドメイド作家

アクセサリーや小物、洋服の制作が好きな方には、ハンドメイド作家として作品の販売をするのもおすすめです。作品を作る技術さえあれば未経験でも始めることができ、資格も必要ありません。

代表的なハンドメイド作品としては、アクセサリーや雑貨、衣服などがあります。さまざまなアイテムを作っているクリエイターがいるため、ハンドメイド作品の販売サイトなどをチェックし、他の人が販売している商品や価格をリサーチしてみるとよいでしょう。

販売方法としては、ネットショップを作成して販売する以外に、minne、Creemaなどハンドメイド販売サイトを利用したり、セレクトショップに預ける委託販売をおこなったり、即売会イベントに参加して直接販売したりする方法があります。自宅の一部を店舗にし、実店舗販売をおこなっているハンドメイド作家の方もいます。

集客する際は、SNS やブログを活用して多くの人に自分の作品を知ってもらうところから始めましょう。自分の作品を購入してもらえるようになってきたハンドメイド作家さんのなかには、電子書籍に作品をまとめてさらに魅力を伝えたり、オンラインサロンを運営したりする方もいます。

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Webライター

Webライターは、雑誌の記事やWebメディアのコンテンツ、広告、書籍など、依頼された企画に合わせて文章を書く職業です。書く内容としては、ニュースやインタビュー記事、体験記事など、様々なものがあります。なかでもWebライターは、ライティングの技術やSEOの知識を駆使し、Webに掲載されるコンテンツを執筆します。

パソコンを用意してタイピングスキルを身につければ、Webライターを始めることは可能です。在宅でできる仕事のため働きやすく、プライベートと両立しながら無理なく継続できる仕事の1つといえるでしょう。資格も必要なく、開業資金やランニングコストもほとんどかかりません。

ただし、Webライターとしてしっかりと稼ぐためには、さまざまなスキルを身につけておくことが必要です。文章を書くスキル以外にも、媒体への営業に必要なコミュニケーションスキルやリサーチ力、SEOなどのマーケティングの知識などを身につけておくとよいでしょう。さらに、自分が得意とする分野や専門知識があれば、より仕事を獲得しやすくなります。

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Webマーケター

Webマーケターは、WebサイトやWebサービスを通して商品やサービスが売れる仕組みを作る仕事です。WebサイトをはじめオウンドメディアやSNS、メールマガジン、チャットなどのさまざまな手段を活用して、効率的に製品やサービスが多くの人に届くよう広告宣伝や市場調査をおこないます。

最近はインターネット広告から商品やサービスを知る人が増えていますが、市場拡大に対してデジタル人材が不足傾向にあるため、Webマーケターのニーズは高いといえます。未経験から始めることができ、フリーランスとして活躍することも可能です。Webマーケターは対応できる業種や業界の幅が広く、仕事の幅を拡大しやすいです。

Webマーケターになるためには、マーケティングの知識に加えてITに関する知識やデータ解析力も身につける必要があります。仕事をしながらも常に学び、スキルアップを目指していきましょう。

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Webデザイナー

Webデザイナーは、Web上で表示されるコンテンツのカラーリングやフォント、イラスト、アニメーションなどを考え、デザインする仕事です。Webサイトのテーマとなる企業やサービスの雰囲気に合うカラーに加え、ユーザーの動線や使いやすさを考慮し、多くの人にわかりやすいようなデザインを作っていきます。

Webデザインの仕事は、バナーなどの制作だけではなく、Webサイトの構築も業務範囲です。デザインスキルを身につけたうえでHTMLやCSS、JavaScriptの技術を習得することで、Webデザイナーとしてより活躍できるでしょう。必要なスキルは多岐にわたりますが、需要が高く収入につなげやすい仕事です。

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動画編集者

動画編集は、撮影した映像や音声を編集したり、動画を魅力的に見せるための演出を施したりする業務です。YouTubeやTikTokといった動画中心のSNSの流行によって企業プロモーションでも動画が積極的に取り入れられるようになり、動画編集者の需要は増えています。

動画編集は、動画構成やテロップなどのデザインなど、クリエイティブなアイデアを求められる仕事です。もともと動画コンテンツが好きだったり、細かいイメージを具現化するのが好きな方は、取り組みやすい仕事でしょう。プロ向けの動画編集ソフトは機能が豊富で、使いこなせるようになるまでに時間がかかるかもしれませんが、十分な収入を目指すことができます。

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コーチング

コーチングは、クライアントと対話をすることで魅力を最大限に引き出し、目標達成をサポートするものです。目標達成の可能性を高めるために、社員にコーチングを受けてもらう企業も増えています。クライアントが成長していく瞬間に立ち会うことができるので、やりがいを強く感じられる職業の1つといえるでしょう。

コーチングで開業するために必要な資格はありませんが、顧客を増やしていくためにはさまざまなスキルを習得して専門性と信頼を獲得する必要があります。クライアントにサービスを提供しながら自分自身も成長し、口コミを集めて集客していくことが大切です。クライアントと1対1で向き合うパートなるコーチングに慣れてきたら、講演活動に取り組んだり、企業の人材育成や研修を担ったりと、他の事業に取り組むこともできます。

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ブロガー

ブロガーは、自分のブログに商品やサービスの広告を表示し、クリックしたり商品が購入されたりすることで報酬を得る仕事です。長期的に考えて収入が得られる仕組みを作りたい方におすすめです。

ブログが多くの人に閲覧されるようになると、クリックや商品購入によって報酬が発生するだけでなく、ネイティブ広告を掲載してまとまった広告費を受け取ることもできるようになるかもしれません。

経費はレンタルサーバー代(年間約1~2万円)やドメイン代(年間約1000円)しかかからず、始めやすい仕事といえます。作成した記事は残るため、自分の資産になります。うまくいけば継続的に収入を得ることもできるでしょう。

自分の好きなことや経験にもとづいて記事を書くので、特別なスキルを身につけなくても始めることが可能です。

SNS運用代行

最近では、自分が必要とする物事についてSNSで検索する人が増えており、企業も的確な相手に商品やサービスをアピールできる手段としてSNSを活用しています。

SNSに投稿した内容が共感を集めたり、商品・サービスについて知ってもらったりすることで、企業のブランド構築やユーザーのファン化、購買などにつなげることが可能です。うまく取り入れることで高いリターンが狙えるため、実際にSNSマーケティングを導入している企業も年々増加しています。

SNS運用代行では、企業に代わってSNSアカウントを運用します。アカウントの立ち上げから企画、投稿作成、フォロワーとのコミュニケーションといった幅広い業務を担当するほか、データからユーザーの反応を分析して運用に役立てることが求められます。

しっかりとスキルを身につけることで案件を獲得しやすい仕事といえるでしょう。

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グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、パッケージや書籍の装丁、ポスター、広告などをデザインする仕事です。写真や動画、イラスト、文字などを使い、魅力的で商品のコンセプトが伝わるビジュアルをデザインします。

基本的なデザインスキルはもちろん、PhotoshopやIllustrator、InDesignといったデザインソフトを使いこなせるようになることが求められます。さらに、コピーライティングやマーケティング、イラストなどのスキルを身につけることで制作の幅が広がり、グラフィックデザイナーとしてさらに活躍することができるでしょう。

時代とともに、求められるデザインの雰囲気も変化します。スキルアップを目指して積極的に学習する意欲がある方であれば、求められ続けるグラフィックデザイナーになることができるのではないでしょうか。

女性が1人で開業するための5ステップ

開業を目指すことを決めたら、実際にどのように進めていくかを考えましょう。

ここでは、女性が1人で開業するための具体的なステップをみていきます。

  1. 自己分析する
  2. 市場調査をする
  3. 開業する仕事を決める
  4. 必要なスキルを身につける
  5. 開業届を提出する
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1.自己分析をする

どのような目的で開業を目指すのかによって、選択したい仕事や身につけるべきスキルはさまざまです。1人で開業することを決意したら、自己分析をして目標を定めていきましょう。

目指したい将来像や今の自分にできることなど、自分自身への理解を深めて言語化することが大切です。「好きなことや得意なことを活かしてコツコツ仕事をする」「収入を得ることを重視して事業を展開していく」というように、目標やなりたい自分の姿を定めることで事業を進める方向性がみえてくるでしょう。

そこから逆算して学習する必要があるスキルを割り出すと、目標がブレずに学習を進めることができます。

2.市場調査をする

開業する仕事の候補がみえてきたら、実際にその仕事をする業界の市場調査をしていきましょう。商品・サービスの価格やほかの人がおこなっているキャンペーンなどを確認し、自分が取り入れられそうなものや差別化すべきポイントをチェックします。

開業を目指す仕事が自分の得意分野や好きなことであればあるほど、感覚や経験だけを頼りにしてしまいがちです。しっかりと状況を把握し、データをもとに活動するようにしてみてください。消費者のニーズを深く理解することができれば、事業を成功に導くことができるでしょう。

3.開業する仕事を決める

市場調査をした後は、実際に開業する仕事を決めていきます。自己分析によって明らかになった自分の目標やなりたい姿を実現できるよう、取り組む仕事を選択しましょう。

特に、ワークライフバランスをとりやすくすることや、スモールビジネスからスタートできるかどうかは重要なポイントです。少人数かつ少額で始められるビジネスであれば、開業する際の資金面の不安をクリアできます。実際に開業してから「やっぱり方向転換したい……」と感じたとしても、柔軟に軌道修正することができるでしょう。

また自分で開業すると、税金の手続きや日々の経理、仕事の受注方法など、考えなければならないことが増えます。「とにかく仕事に力を入れて頑張りたい!」という方も、自分のライフスタイルに合わせた仕事をしてプライベートとの両立を意識することで、ゆとりのある充実した毎日を送ることができるでしょう。

4.必要なスキルを身につける

開業する仕事が決まったら、今の自分にある能力やスキルとのギャップを把握し、必要なスキルを身につけます。1人で開業する際に必要となるスキルは、プログラミングやデザイン、ライティングのように仕事内容に直結するものから、マーケティングや営業・集客などビジネスをするにあたって必要なものまでさまざまです。

自分に必要なものがわかったら、それらを身につけるためのスケジュールを立てましょう。パソコンやインターネット環境、ソフトウェアなどの仕事に必要なツールも揃えていきます。

ここで大切なのは、完璧を求めすぎないことです。もちろんクライアントの要望に応えるために最低限のスキルを身につけることは不可欠ですが、実際に業務に取り組んでいるうちに成長できることも少なくありません。目の前の課題に取り組みながら、スキルアップを目指していきましょう。

女性向けキャリアスクールのSHElikes(シーライクス)では、幅広いスキルを身につけつつ、仕事に挑戦する機会も準備されています。「身につけたいスキルが多すぎて何から始めたらいいかわからない!」という方には、無料体験レッスンがおすすめです。

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5.開業届を提出する

開業した際は、税務署に「個人事業の開業届出書(以下、開業届)」を提出しましょう。また、会社員から個人事業主になる場合、健康保険と年金について、社会保険から国民健康保険と国民年金に切り替える手続きを自分で行う必要があります。

会社員から個人事業主になった場合、事業で稼いだ利益について確定申告を行う必要があります。確定申告を行うことで、所得税や住民税の金額が確定します。毎月の収入や経費をこまめに記録しておいて、確定申告に備えておくと安心です。

開業届を出す際は、同時に青色申告承認申請書を提出するのがおすすめです。青色申告をおこなうことで最大65万円の青色申告特別控除を受けられたり、赤字を3年間繰り越すことができたりするなど、さまざまなメリットを受けることができます。

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女性が1人で開業できる仕事はさまざま

ここまで、女性が1人で開業しやすい仕事や、開業する仕事を選ぶ際のポイント、具体的なステップなどを紹介しました。

1人で開業しようと考えるとハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、あらゆる仕事で開業できる可能性があります。「自分の好きな分野や得意なことを活かすことができそう!」と感じた方もいるのではないでしょうか。

ぜひこの記事を参考に、開業への道を1歩ずつ進みましょう。

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*1 NPO法人日本ネイリスト協会「ネイリスト技能検定試験(JNEC主催)」
*2 NPO法人日本ネイリスト協会「JNAジェルネイル技能検定試験」
*3 NPO法人日本ネイリスト協会「ネイルサロンの衛生管理」

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。