クリティカルシンキングとは?例題から鍛え方まで徹底解説!

クリティカルシンキングとは?例題から鍛え方まで徹底解説!
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ライター すなくじら
事業会社でWebディレクター・ライター職を経て独立。現在はフリーライターとして活動しています。取材からSEOライティングまで、ジャンルレスにさまざまな記事を書きます。
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

「クリティカルシンキングを身につけたい」
「クリティカルシンキングに興味があるけど、詳細はよくわかっていない」

このように、クリティカルシンキングに興味がある方は多いのではないでしょうか。常識を疑ったり、ゼロベースで思考したりするクリティカルシンキング。現代の情報社会において、多くの企業がクリティカルシンキングを身につけた人材を求めています。

では、クリティカルシンキングはどのようにして身につけられるのでしょうか。本記事では、クリティカルシンキングの概要を解説した後、鍛える方法や具体的な例題を紹介していきます。本記事を読んで、クリティカルシンキングについて学びましょう。

クリティカルシンキングとは

クリティカルシンキングとは、意識的に批判精神を持った視点を取り入れる思考法を指します。「批判的思考」とも呼ばれますが、アイデアを否定するためではなく、改善やリスク管理に役立てるための思考法です。

クリティカルシンキングでは、物事について考える際に、「なぜそうなるのか」「それが本当に正しいのか」といった批判的な問いを重ねます。クリティカルシンキングを身につけると、誤解や偏見に陥ることなく、情報を客観的に検討したうえで意思決定ができるようになります。

ロジカルシンキングとの違い

クリティカルシンキングと混ざりやすい思考法が、ロジカルシンキングです。この2つは似ていますが、思考のプロセスに微妙な違いがあります。

クリティカルシンキングは、「考えていることが本当に正しいかどうかを確認する」方法です。一方、ロジカルシンキングは「物事を論理的に整理し道筋を立てて考える」方法です。ロジカルシンキングは、データや情報を論理的に結びつけて結論を導きます。

たとえば、ビジネスにおいて、ロジカルシンキングは売上やコスト、利益などのデータを基に事業戦略を練るのに役立ちます。しかし、このデータがどのように収集され、その信頼性や適切性という点を考えるのであれば、クリティカルシンキングが求められるでしょう。課題に応じて有効な手法を考え、使い分けることが大切です。

クリティカルシンキングをするメリット

クリティカルシンキングをすることで、仕事で求められるさまざまなスキルが同時に向上する場合があります。ここからは、クリティカルシンキングをすることによって得られる、主な3つのメリットを紹介します。

問題解決能力が向上する

クリティカルシンキングをすると、問題解決能力が向上します。情報を詳しく分析し、問題の原因を見つけ出すことができるためです。またクリティカルシンキングを実践することで、新しいアイデアや考え方を見つけられる可能性もあります。

たとえば、人手不足の問題解決のためにクリティカルシンキングを用いれば、人を増やすだけでなく、業務効率を良くする方法や違った視点に気づけるかもしれません。クリティカルシンキングが身につけば、色々なアイデアを比べたうえで、より実用的な解決策を見つけられるでしょう。

意思決定がしやすくなる

クリティカルシンキングをすると、客観的に物事を評価する力が育つため、意思決定がしやすくなります。優柔不断な人ほど、感情に振り回されている可能性があるかもしれません。自分の感情や主観的な思い込みを取り除くと、考えがシンプルにまとまりやすくなります。

さらに、クリティカルシンキングで物事を考えると、話の矛盾や情報伝達の漏れが減る傾向にあります。発言の際に、情報の検証に重点を置くようになるためです。チーム単位での意思決定の場では、複数人でクリティカルシンキングを実践すると、議論をよりスムーズに進められます。

コミュニケーション能力が向上する

クリティカルシンキングをすると、仕事上のコミュニケーションスキルも向上します。客観的な情報を元にしたコミュニケーションが可能になり、自分の意見を簡潔に相手に伝えられるようになるからです。

論理的な考え方を基にした議論や意見交換が苦手な方もいるでしょう。しかし、感情が混ざった主観的な意見は、ビジネスの場では説得力に欠けると捉えられる場合もあります。クリティカルシンキングを実践すれば、客観的な情報に基づいた交渉や議論が可能になります。

ビジネスの場でのコミュニケーションスキルを伸ばしたいなら、まずはクリティカルシンキングを意識しましょう。

クリティカルシンキングの鍛え方

クリティカルシンキングはトレーニングによって鍛えられます。クリティカルシンキングを身につけるためには、コツを踏まえて意識的に練習を重ねる必要があります。この章では、クリティカルシンキングの鍛え方のポイントを紹介します。

問題を正確に定義する習慣をつける

クリティカルシンキングを身につけるために、まずは問題を正確に定義する習慣をつけましょう。ポイントになるのは、考えるべき内容の具体性です。また、持っている情報が正しいデータに基づいた情報かどうかも、併せて確認しましょう。他者との会話によって、思考を掘り下げる場合にも同様です。

  • いつ・誰が・何をなど、主語や目的語、時制を省かない
  • 代名詞を使わず、具体的な名称や固有名詞を伝える

客観的事実と主観的意見を混ぜないよう注意し、「事実なのか意見なのか」や「前提条件や基となる価値観は?」と問いかける癖を持つことで、クリティカルシンキングを鍛えられます。

常に目的を意識する

クリティカルシンキングを実践する際は、常に目的を意識しておくようにしましょう。簡潔に言えば、「何のために考えているのか」を念頭に置くということです。

日常生活の中でも、思考を繰り返すうちに「自分が何のために考え事を始めたのか忘れてしまった」という経験はないでしょうか。些細な疑問に囚われ続けると、問題の本質から離れてしまうことがあります。クリティカルシンキングの目的は、あくまでも根本的な問題を解決することです。

クリティカルシンキングでは、考える過程でさまざまな視点から検証を重ねる必要があります。迷った際はスタート地点に立ち返り、目的を確認しましょう。

先入観などの偏りをなくす

先入観や偏見は、クリティカルシンキングを妨げる可能性があります。

過去の経験や先入観など、人は誰でも、ある程度はさまざまなバイアスに影響を受けています。しかしこれらのバイアスを通して物事を認識していると、他人と異なる意見を受け入れられなかったり、情報に誤解が生じたりする場合があります。

したがって、クリティカルシンキングを実践する際には、自身の思考の癖を自覚し、「これは本当に客観的な視点か?」と自問することが大切です。

クリティカルシンキングの実践方法

ここまでクリティカルジンキングの概要や鍛え方を説明してきましたが、内容を理解したらあとは実践あるのみです。クリティカルシンキングの実践は、日常の中でもできます。ここからはクリティカルシンキング実践法の詳細を、4つのステップに分けて紹介します。

ゴール(目標)の明確化

クリティカルシンキングを実践するうえで最も重要なことは、具体的なゴール(目標)の設定です。ゴールを明確にすることで、達成するべき成果が明らかになり、効果的な解決策を見つけやすくなるでしょう。

まず決めるべきは、「クリティカルシンキングをなぜ行うのか」というゴールです。ゴールがはっきりイメージできていれば、思考の途中で迷うことが少なくなります。さらに、「なぜこのゴールを達成したいのか?」を明確にすることで、モチベーションを高められます。

また「いつまでに」「何を」「どのくらい」を達成したいのかも合わせて検討しましょう。特に「どれくらい」は、数値や客観的な指標で示すことが望ましいです。

現状の正確な把握

次に、現状を正確に把握します。現状を「事実」や「数値」などさまざまな視点から懐疑的に捉え、現状把握の精度を上げましょう。

チームで話し合う場合には、各自の主張が偏った情報でないか、事実に基づいているかを互いに確認します。あるデータが根拠とされている場合には、調査方法が適切であるか、サンプル数が十分であるかなどを検証しましょう。手元にある情報が、確固たる根拠に基づくかをさまざまな角度から確認してください。

課題の洗い出し

次に、ゴールと現状間にある課題を洗い出します。設定した具体的なゴールと、現状の差異を確認し、何をすべきかを考えるフェーズです。

ここでも、課題を正確に特定するためにクリティカルシンキングを意識してください。主観的な分け方ではなく、具体的な数値に基づいて情報を整理するとよいでしょう。表やグラフなどを使って、数値の変化をわかりやすくまとめると、問題点が明確になります。視覚化することで、チームのメンバーとの共有もしやすくなるのでおすすめです。

課題を特定できたら、問題が生じた理由に仮説を立ててみましょう。仮説が反証された場合の答えまで考えて、思考を掘り下げていきます。

課題解決のためのアクションプランの策定

最後に、見つかった課題や矛盾を解決するために、アクションプランを策定していきます。

最初のステップで「いつまでに」「何を」「どのくらい」を明確にしましたが、次は「誰が」「どこで」「どのように」など、実際の行動を想定してより具体的な計画を立てましょう。

また、計画策定時だけでなく、計画実行中や実行後にも、常に疑問を持ち続けてください。「本当にこれでゴールを達成できるのか?」を最後まで問い続けることが、クリティカルシンキングを実践するときのポイントです。

クリティカルシンキングの例題

クリティカルシンキングを鍛えるためには、日常の中で意識してクリティカルシンキングを行うことが大切です。まずは身の回りの問題について、クリティカルシンキングを取り入れて考えてみましょう。

この章では、身の回りの出来事をテーマにしたクリティカルシンキングの例題を紹介します。

例題:政治家の公約の実現可能性

政治家や政党は選挙期間中にさまざまな約束や主張をします。それらが本当に実現可能なものなのかを、クリティカルシンキングの思考法で問いを重ねてみましょう。

概要:ある政治家が選挙中に「教育を大幅に改善し、全ての学生に無料の教科書を提供する」と約束しました。

考え方:この主張について、クリティカルシンキングの思考法に沿って情報を細分化していきます。

まず、この政治家が教育をどのように改善しようとしているのかを調査します。またこの提案が選挙戦での約束だけであり、実現可能性が低いことも視野に入れて、政治家の信憑性について慎重に判断します。

次に、提案の財政的な側面を考えます。無料の教科書を提供するためにはどれくらいの予算が必要でしょうか。予算や資金調達の計画が具体的かどうかを確認してみましょう。

最後に、他の政治家や専門家の意見を調査し、この提案の実現可能性についての発言を探します。似たような公約を掲げる政治家の意見も踏まえたうえで、実現可能かどうかを改めて判断しましょう。

まとめ:主張の目的の理解、状況整理から「なぜそうなのか」「本当にそうなのか」という疑問を常に持ち、主張を支える根拠に偏りはないかを検証することが大切です。

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クリティカルシンキングは書籍やインターネットの情報から勉強できます。しかしクリティカルシンキングには明確な正解がない分、身につける際の難易度は高めです。実際に取り組む中で、挫折してしまう人もいるかもしれません。

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。