

転職やキャリアアップなどを目指して勉強をしている社会人は少なくないでしょう。しかし、以下のような悩みを抱える方はいるのではないでしょうか。
「勉強しなきゃいけないのにできない」
「勉強のモチベーションを維持できない」
そこで、本記事では勉強のモチベーションを高めるのに効果的な方法や考え方を解説します。勉強のやる気が出ない方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
まずは勉強のモチベーションが続かない原因を探ろう!
まず、勉強のモチベーションを維持できない原因を説明します。具体的には、以下の5つが考えられます。
- 勉強がつまらないと思ってしまっている
- 勉強に集中できる環境が整っていない
- 疲れやストレスがたまっている
- 勉強する時間が適切ではない
- 成長していると実感できる機会が少ない
「勉強のやる気が出ない」と悩んでいる社会人の方は、以下を参考にして原因を探ってみましょう。
勉強自体をつまらないと感じてしまう
勉強自体に面白さや楽しさを感じられないと、モチベーションは下がりやすいといえるでしょう。勉強がつまらないと感じてしまう原因は、たとえば以下が考えられます。
- 目的や目標が明確ではない
- 成長していると実感できない
漠然と「勉強しなきゃいけない」と思っている状態だと、やる気は出にくいといえます。
集中が途切れる環境にいる
集中を切らす要因がある環境で勉強をしていると、モチベーションの維持は難しいといえます。たとえば、以下のような環境にいると勉強のやる気は出にくいでしょう。
- 手の届く場所にスマホがあり、すぐにSNSのチェックや通知の確認ができる
- テレビをつけながら勉強している
- ゲームやマンガなどが周囲にある
また、カフェやパブリックスペースなどで勉強している方は、以下が影響しているかもしれません。
- 室温やBGMの音量などが勉強に適していない
- 周囲の会話や足音などが気になってしまう
これらの集中力を妨げる要因がある環境下では、モチベーションを維持できない可能性があります。
疲れやストレスがたまっている
疲れやストレスがたまっていると、勉強のやる気は出にくいでしょう。たとえば、「残業続きで疲れているから、帰宅後はすぐに寝たい」「ストレスのたまりやすい職場で、常にイライラしてしまう」のような状態だと、勉強をしようとしても集中できずモチベーションは続かないといえます。
心身が勉強に集中できる状態ではないと、やる気を出すのは難しいでしょう。
時間の使い方を意識しきれていない
時間の使い方を意識できていないことも、勉強のモチベーションが続かない原因の1つといえます。「勉強する時間が常にバラバラ」「数時間勉強するときもあれば、何もしない日が数日続くこともある」のような勉強方法だと、モチベーションを維持するのは難しいでしょう。
このように、日々の勉強時間に波があることで、やる気が出ない場合もあります。
成長を実感できる機会がない
成長していると思える機会がないと、勉強のモチベーションを維持するのは難しいでしょう。「毎日コツコツ勉強しているけれど、知識やスキルが身についているのか分からない」「ゴールに近づいている実感があまりない」のような状態が続くと、やる気はなくなってしまうといえます。
成長を実感できない原因は、目標が明確ではない・達成が難しい目標だけを立てているなどが考えられます。
社会人向け!勉強のモチベーション・やる気が湧き出てくる方法
ここからは、社会人が勉強のモチベーションを高めるのにおすすめできる10の方法を紹介します。具体的には、以下の通りです。
- 明確な目的や目標を持つ
- 平日や休日のすきま時間を上手に使う
- 資格取得を目指す
- 自分へのご褒美を用意する
- やる気が出るような本を読む
- 勉強用のアプリを使う
- 自己投資をする
- コミュニティに参加する
- 憧れとなる人を見つける
- 「ちょっとだけやってみよう」を意識する
各方法を詳しく解説します。
目的や目標を明確にする
目的や目標をはっきりさせることは、勉強のやる気につながります。理想とする将来や目標達成のために必要なことが分かると、具体的に何を勉強するべきかが見えてきて、必然的にやる気がアップするでしょう。
なお、目的や目標はノートに書き出すことでより明確になるといえます。具体的な書き方は以下の記事で解説しているので、目を通してみてください。
関連記事:目的の書き方4ステップ!具体的な例と企画書を作成する際に役立つ手法も解説
平日や休日のすきま時間を活用する
すきま時間を活用することで、勉強のモチベーションが高まる場合もあります。通勤・帰宅時の電車の中や週末に洗濯機を回しているときなど、ちょっとした時間を見つけて勉強に充ててみてください。
時間が限られているため、集中して勉強に取り組めるかもしれません。「会社の最寄駅に着くまでにテキストをここまで読む」「洗濯が終わるまでにこの問題を解く」のように目標を決めると、よりやる気が出やすくなるでしょう。
資格取得を目指す
資格の取得を目指すのも、勉強のやる気をアップさせるおすすめの方法の1つです。資格試験への合格という明確な目標を持てるため、モチベーションを維持しやすいといえます。
ちなみに、資格のなかには独学で取得を目指せるものがあります。働きながらスクールに通うのが難しい方は、独学で勉強できる資格の取得を目標にしてみてはいかがでしょうか。
関連記事:独学で取れる資格一覧!難易度別おすすめ国家資格や勉強方法を紹介
自分へのご褒美を用意する
ご褒美を用意することで、勉強のやる気が出る場合があります。たとえば短期的なご褒美なら「今日1時間勉強したら、好きなスイーツを食べる」、長期的なものなら「資格を取得できたら旅行に行く」など、勉強を頑張ることで得られるメリットを作ってみましょう。
楽しみがあれば、勉強が辛いと感じるときがあってもモチベーションを保ちやすくなるといえます。
やる気がかき立てられる本を読む
本を読むのも、やる気をアップさせるのに効果的といえます。成功した人の自伝や自己啓発本など、自分のモチベーションが高まると思えるような本を手にとってみてください。
ただし、本を読んだだけで満足しないように注意しましょう。本を読んで刺激されたら、その気持ちを忘れないうちに行動を起こすことが大切です。
勉強用アプリを活用する
勉強アプリを使ってみるのも、やる気を出す方法の1つです。学習時間の記録や進捗管理などの機能があると、モチベーションを維持しやすいでしょう。
また、疑問点や不明点を質問できたり、ほかの人と学習状況の共有ができたりすると、やる気が出やすいかもしれません。
思い切って自己投資をする
自己投資をすることでやる気が湧いてくる場合もあるでしょう。スクールや有料の学習アプリなどを活用すると、「お金を払ったんだから、元を取るつもりで頑張ろう」と思えるかもしれません。
なお、無料体験を実施しているスクールや学習アプリもあるので、自己投資をする際は忘れずにチェックしてみてください。
コミュニティに参加する
コミュニティへの参加は、勉強のモチベーション維持になるといえるでしょう。勉強の進捗や目標などを共有することで、やる気が出てくるかもしれません。
ただし、自分よりも知識がかなり豊富な人やスキルが高い人と比較すると、やる気や自信をなくしてしまうことも考えられます。自分と同じ志しの仲間を見つけ、切磋琢磨するのがよいでしょう。
憧れの人を見つける
憧れの人を見つけるのもおすすめです。「あの人のようになりたい」「あの人の生き方が理想的」のように思える人がいると、勉強のやる気に拍車がかかるきっかけになることがあります。
目標とする人が見つかったら、その人の経歴やこれまでの生き方などを調べることで自分がやるべきことが明確になるでしょう。また、自分がお手本にしたいと思える人が身近にいる場合は、直接会って話を聞いてみるとやる気が湧いてくるかもしれません。
「とにかくちょっとだけやってみる」を心がける
勉強のやる気が出なくても「ちょっとだけでいいからやってみよう」を習慣づけることで、その積み重ねがモチベーションの維持につながるでしょう。無理矢理でも実際に行動を起こすと、やる気が出てくることもあります。
「とりあえず机に向かってみる」「5分でいいからテキストを開いてみる」など、比較的簡単だと思えることをとにかくやってみてください。
勉強のモチベーションを維持できない社会人におすすめの考え方
勉強に対する考え方が原因でモチベーションが上がらない場合もあるといえます。やる気が出ないと悩む方は、以下のようなマインドを持つとよいでしょう。
- やる気は湧いてくるものとして捉える
- 適切な勉強方法は人によって異なる
- 自分に厳しくしすぎないように意識する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
やる気は「湧く」ものとして考える
まず、やる気は「湧く」ものだと考えるのがおすすめです。やる気を「出そう」とすると自分の意志に委ねることになるため、疲れていたりストレスがたまっていたりして勉強をしようと思ってもできないと「自分は勉強を頑張れないんだ……」とモチベーションをなくしてしまう可能性があります。
したがって、「やる気は自然と湧いてくるものだ」と構えていれば、モチベーションを維持しやすいといえるでしょう。たとえば、具体的な目標を立てたり成功体験を積んだりすると、自然とやる気が湧いてくる状態になるかもしれません。
適切な勉強方法は人によって異なる
勉強のモチベーションを維持するのが難しいと感じている方は、「今の勉強方法は自分に合っていないだけなんだ」と考えるようにしてみてください。適切な勉強方法は人によって異なるため、自宅で毎日コツコツ勉強するのが向いている人もいれば、週末にカフェで長時間勉強するのが合っている人もいるでしょう。
勉強をする気が起きなくても焦ったり落ち込んだりせず、時間帯や環境などを変えて勉強してみてください。あらゆる勉強方法を試していると、自分に合ったスタイルが見つかるはずです。
自分に厳しくしすぎない
勉強のモチベーションを維持できない人は、自分に厳しくしすぎている可能性があると考えられます。「勉強を1日休んでしまった自分が情けなく感じる」「知識やスキルがすぐに身につかないから、自分には才能がないのかもしれない」など自分でハードルを上げてしまうと、勉強の意欲をなくしてしまう可能性があるでしょう。
小さなことでも自分自身を褒めてあげることで、モチベーションを維持できるかもしれません。「1日休んでしまったけれど、継続して勉強している自分が誇らしい」「先週と比べたら知識量が増えている」のように成功体験を積んでいると捉えれば、やる気が自然と湧いてくるでしょう。
勉強のモチベーションが維持できない社会人は、考え方や勉強方法を変えてみよう
勉強のモチベーションが続かなくても、焦ったり落ち込んだりする必要はありません。まずは、「きっとやる気が湧いてくるようになる」「今の勉強方法が自分に合っていないだけなのかも?」など、考え方を変えてみてください。
また、本記事で紹介した方法を試してみるのもおすすめです。目的や目標を書き出してみたり、学習アプリやスクール、コミュニティなどを活用したりすることで、勉強のモチベーションが上がるかもしれません。
どのコミュニティに参加したらよいか迷う方は、女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」をチェックしてみてください。一緒に勉強する仲間と学習の進捗状況を共有できるコーチングが月1回あるため、モチベーションを維持しやすいといえます。また、コースによっては講師に質問できる会があり、疑問点を解消しながら勉強を続けやすい環境があります。
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