SNS運用支援で急成長中のジェニックラボが、SHElikes出身クリエイターを10人採用した理由

SHE株式会社(以下、SHE)は、デザインやマーケティングなど40コースが学び放題の女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営し、これまでに累計7万人以上の方が受講しています。そして、SHElikesでクリエイティブスキルを習得した受講生コミュニティと企業様をつないで、採用のご支援やクリエイティブ制作の案件を受託する「SHEWORKS」というクリエイティブチームを展開しております。

今回は、SHElikes受講生を実際に採用した株式会社ガイアックス GENIC LAB事業部(以下、ジェニックラボ)のクリエイティブマネージャー・阿部美月さんに、今後の事業の展望とそれに伴う採用の裏側、SHElikes受講生を多く採用している理由について伺いました。また、ジェニックラボにジョインされたSHElikes受講生のShokoさん、羽衣子さん、渚さんには、ジョインした理由やキャリアチェンジの秘訣を聞きました。

1.デザイナーには「本質を考える力」が必要。でも、それを面接で見極めるのは難しい

――ジェニックラボの事業内容と、阿部さんのお仕事概要を教えてください。

阿部さん

ジェニックラボではSNSの運用代行を行っています。ひと言で運用代行と言っても、やることはさまざま。SNSに投稿する画像を指示通りに作成するだけではなく、どんな投稿をするのか企画立案、企画に沿ったコンテンツの要件定義、数値を見ながら運用改善するなど、一気通貫して行うことも多いんですよ。

その中でも私はクリエイティブマネージャーとして、クリエイターさんたちが所属するチームのマネジメントを担当しています。デザインの指示を出したり、プロジェクト毎に誰をアサインするか検討したり…メンバーと定期的に1on1もしますね。

――現在、ジェニックラボには何人ほど所属しているのでしょうか。

阿部さん

実は、社員は私を含めて4人のみです。でも、業務委託で所属してくれている方は60人ほどいらっしゃるんですよ!今回紹介するSHElikes受講生も、普段はフリーランスのWebデザイナーとして活躍し、業務委託でジェニックラボに関わってくれています。

業務委託なので、会社との関わり方もメンバーによってさまざまです。基本フルリモートで働く場所や時間を問わないため、いろんなスキルや経験を持つ方がチームにいます。また、アサインするプロジェクトや稼働時間はメンバーの趣向によって調整しているので、ほぼフルタイムに近い働き方をしている方もいれば、月に数回のみ関わってくれる方もいます。

――柔軟性の高いチームなのですね。ちなみに、阿部さんはどんなきっかけでジェニックラボにジョインしたのでしょうか。

阿部さん

実は私自身がSHElikes受講生で、SHEcreaters経由でジェニックラボに入社しているんです。

――クリエイティブマネージャーの阿部さん自身がSHEcreaters経由!?

阿部さん

はい。SHElikesでWebデザインを勉強していて、「いずれはWebデザイナーとしてチームで働きたいな」と考えていました。そんなときに、SHEcreatersでジェニックラボが正社員デザイナーを募集している求人を見つけたんです。

「ここなら、SHElikesでの学びを発揮できそう、チームで力をあわせてクリエイティブ制作ができそう!」と選考を受け、2021年10月にジョインしました。

――もともとは、デザイナーとして採用されたのですね。

阿部さん

はい。今でも自分でデザインすることも多いんですよ。ただ、入社後にプロジェクトの数がどんどん増えていったので、業務委託でデザインをお手伝いしてくれる方の募集を始めたんです。そこからマネージャー業務にも携わるようになりました。

ちなみに、ジェニックラボでは業務委託のメンバーも「ディレクションをしてみたい」「リーダーをしてみたい」といった趣向にあわせて、ステップアップする方がたくさんいるんですよ!

――クリエイターの採用で悩んでいる企業は多いと思いますが、ジェニックラボではどうですか。

阿部さん

もちろん悩みはありました。たとえば、実際のデザイン業務では、「クライアントの意図を汲み取る」「納期までにクリエイティブを完成させる」といったデザイン以外のスキルもすごく大事。でも、ポートフォリオだけではそのスキルの有無を判断することが難しいんです。

面接で聞いたとしても、「クライアントの意思を汲み取るのは苦手です!」と正直に答える人もいないと思いますし…。とにかく、仕事上とても大事なスキルなのに、入社前の判断が難しくて悩んでいました。

――採用活動にはどんな媒体を使っているのでしょう。

阿部さん

WantedlyやTwitterあとはリファラル採用も行っています。ちなみに、現在ジェニックラボにはSHElikes受講生が10人ほど在籍しています。

――10人も!?SHElikes受講生を多く採用しているのはなぜですか?

阿部さん

SHElikesでは、実務に必要な「本質を考える力」までサポートしてくれるからです。クライアントやディレクターから言われたとおりにただ手を動かすだけじゃなく、「どんな意図でこのデザインにしたいのか」「このクリエイティブで成し遂げたいゴールは何なのか」、実践的な考え方をレッスンや課題を通じて学ぶことができる。だから私たちが大事にしている、クライアントの意図を読み取るスキルや時間管理のスキルが高い人が多いんじゃないかな、と。

阿部さん

あとは、ジェニックラボはSNSで社内の様子を発信することも多くて。その様子を見て、「自分と合いそう」と感じてくれるSHElikes受講生が多いんじゃないかなと思います。どちらにも所属しているから分かるのですが、「仕事を楽しみたい」「チームプレーで良いものをつくりたい」「能動的に動きたい」と思っている人がとにかく多いんです!

2.プロジェクト全体を俯瞰して見れるのは、SHElikesでいろんな職種スキルを学んだから

――では、SHElikes受講生の3人にもお話を伺っていきます。まずは、現在ジェニックラボで行っている仕事内容から教えてください。

Shokoさん

ジェニックラボには2022年8月にデザイナーとしてジョインしました。主にSNS投稿のデザインをしたり、サイトのデザインカンプの作成を行ったりしています。

羽衣子さん

私は2022年5月にデザイナーとしてジョインしました。現在はInstagramの投稿作成を行いながら、ディレクター業務にもチャレンジしています。

渚さん

私がジョインしたのは2022年1月です。ジョイン時も現在もデザイナーですが、最近はチームメンバーがデザインしたクリエイティブのフィードバックを行うなど、マネジメント業務も少しずつ行っています。

――3人は、未経験からデザイナーにキャリアチェンジしたと聞いています。

羽衣子さん

私はデザイナーの前は、営業事務をしていました。職場環境はとても良かったのですが、「何かあったとき、戦えるスキルがない」と漠然とした不安を抱えていて。スキルを身に着けようと、Webデサインやマーケティングなど30以上*の職種スキルが学べるSHElikesに入会しました。いろいろ学ぶ中で、「Webデザインって楽しい!」と思い、デザイナーへのキャリアチェンジを考えるようになったんです。

Shokoさん

私は海外が好きで、以前は旅行業界で働いていました。ただ、コロナ禍の影響を受けて仕事が不安定になってしまって……。世界中どこでも仕事ができるスキルを身に着けたいと、デザインを学ぶためSHElikesに入会しました。

渚さん

以前は自動車メーカーに7年以上勤務していました。安定はしているけど、とにかく残業が多い職場で。定年までこの仕事を続けるイメージが湧かなかったんです。それに、仕事の成果じゃなくて、高卒か大卒か、勤続年数といった条件で給与が決まるのにもモヤモヤしていて。将来訪れるライフイベントを考えたときに、肩書じゃなくスキルや実績で評価される仕事に就きたいと思い、以前から興味のあったWebデザインを学ぼうとSHElikesに入会しました。

*2023年5月時点で40コースが学び放題。今後もコース数は増えていきます。

――ジェニックラボの採用に応募したきっかけを教えてください。

Shokoさん

私はWantedlyで求人を見つけて応募しました。海外と日本を行ったり来たりしたい私にとって、フルリモートで働けるジェニックラボの求人は魅力的でしたね。もちろんそれだけじゃなく、SNSから垣間見える会社の温かい雰囲気や、制作物の完成度の高さにも惹かれました。

羽衣子さん

実は私は、一度SHEcreaters経由でジェニックラボに応募して、不採用になっているんです。

ただ、そのときの面談でお話した、事業部長の中村さんの考え方にすごく感銘を受けて…。中村さんの言葉からは、「仕事が好き」「私たちの仕事でクライアントをハッピーにしたい」という想いが伝わってくるんです。そのときは不採用だったものの、「次チャンスがあったら、絶対また応募しよう!」と決意し、二度目の応募で無事ジョインが決まりました。

渚さん

私はTwitterで「採用強化中です」という阿部さんの投稿を見て応募しました。投稿には、チームで楽しそうに仕事をしている様子が書かれていて!フリーランスって基本的に一人でもくもくと仕事するものだと思っていたのですが、阿部さんの投稿で「こうやってチームで働く選択肢もあるんだ!」とワクワクしたのがきっかけです。

――ありがとうございます。3人とも、SHElikesでの学びは、ジェニックラボでのお仕事に生かせていますか?

渚さん

ものすごく生きています!SHElikesでは、デザインだけでなく動画制作やマーケティング、ディレクションも学べます。私はデザイナーだけど、チームの中には動画制作者やマーケター、ディレクターもいる。同じチームの人が、どんな仕事をしているのか。それを分かっているだけでも、チーム内の仕事がスムーズに回るんです。

あと、最近はデザインのフィードバックを行うことも多いのですが、それもSHElikesでの経験が役立っているんですよ。SHElikesのデザインコースには課題提出が必須で、プロのデザイナーが添削をしてくれます。そのとき、ただ改善点を指摘するだけでなく、良い点も一緒に伝えてくれることが本当にうれしくて。だから、私がメンバーにフィードバックを行うときは、SHElikesで受けた“温かい添削”を参考にしています。

羽衣子さん

渚さんのように、SHElikesで学んだデザインの知識はもちろん、ディレクターやカメラの知識も役に立ちましたね。

ほかにも「生きてるな」と思うのは、コミュニティ!SHElikesでは受講生が中心となって自発的に運営するさまざまなコミュニティがあります。私は「デザインコミュニティ」に入って、そこでいろんな人と作品を見せ合ったり、フィードバックし合ったりしていました。受け身で講義や課題を進めるだけでなく、コミュニティで積極的にインプットとアウトプットができたから、実践の現場にもスムーズに入れたと思いますね。

Shokoさん

私もふたりと同じで、Webディレクターコースは役に立ちました。目の前の仕事に集中するだけでなく、プロジェクトの全体像を把握することで、デザイン業務もやりやすくなったと思いますね。

あと、最近初めて「Figma」というデザインツールを使う機会があったのですが…。SHElikesの講座のおかげでスムーズに操作することができたんです!SHElikesではPhotoshopやIllustratorといった基本的なデザインツールのほかに、STUDIOやCanva、figmaといったツールの基本操作も学べるので、新しいツールを使用するときに重宝しています。

3.前向きな人たちが集まるSHElikesだから、一緒に事業を成長させていく仲間が見つかった

――ありがとうございました。最後に、3人がこれからジェニックラボでチャレンジしたいことを教えてください。

Shokoさん

自分以外の人も巻き込んで仕事ができるようになりたい。そのためにも、ディレクションやコミュニケーションの取り方など、SHElikesを活用してできることを増やしていきたいです!

渚さん

たくさんの人にこの会社を知ってもらいたいですね。私もそこに貢献できるように、もっとマネジメントをできるようになりたいし、経営視点も持てるようになりたいです。

羽衣子さん

クライアントの期待以上のものを制作するために、ディレクション力をあげていきたいです。それでクライアントが盛り上がると、ジェニックラボ自体にもポジティブな影響があると思うんですよね。良いクリエイティブをどんどん作って、社内外共にハッピーな気持ちを醸成していけたらうれしいです。

――では阿部さん、今後、SHElikes受講生やSHEcreatersに期待することを教えていただけますか。

阿部さん

3人もそうなのですが、SHElikes受講生は目の前の仕事だけでなく、プロジェクト全体を俯瞰したり、クライアントの意向を汲み取る力に長けている人が多いです。それは、SHElikesの講座の質が高いのはもちろん、もともと「スキルアップしたい」「人を喜ばせる仕事がしたい」と、目標に向かって地道に努力を重ねられる人たちが集まっているコミュニティだからだと思います。

ジェニックラボでは、ただクライアントの指示通りに手を動かすのではなく、クライアントの課題を自分ごと化して、クリエイティブで解決に導ける人を求めています。SHElikes受講生にはそんなデザイナーになってほしいし、きっとなれる。そして、ジェニックラボにはそれぞれが活躍できる場所がきっとあると思っています。

ジェニックラボは、全職種採用強化中です。チームで熱中して働きたい方、ぜひご応募お待ちしております!

4. デジタル/クリエイティブ領域の案件受託はSHEWORKS

SHEWORKSとは、多種多様な職種スキル40コースが学び放題の女性向けキャリアスクール「SHElikes」でWebデザインやマーケティングなどデジタル/クリエイティブスキルを身につけ、トレンドへの理解が深いミレニアム世代の女性を中心としたクリエイティブサポート事業です。

デジタル/クリエイティブ領域の人材紹介から、サイト制作やコンテンツ制作などの案件受託まで幅広く対応しております。

デジタル/クリエイティブ領域でお困りごとがあれば、ぜひお気軽にSHEWORKSまでご相談ください。

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ABOUT ME
ライター 仲奈々
取材ライター⇦スタートアップCS⇦人材事務⇦生保企画⇦早稲田/読んだら世界が広がるような文章が好き/働き方、生き方、教育、パートナーシップに興味あり/特技は首都暗唱とカラオケ/オカルト・ホラー、マンガ、間取り、90年代jpop好き/特にMr.Childrenが好き/ 6歳・2歳ママ/沖縄出身埼玉在住

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