SNSを自分の理想の生き方・仕事に繋げるまでの道のり

2022年11月20日に開催された日本最大級の女性リーダーサミット『INNOVATIVE WOMEN’S SUMMIT』。本気で世界を変えようと挑戦する起業家・トップリーダーたちによる、これから目指す未来や最新のビジネス動向についての特別対談を実施しました。

ここでは、熱狂に包まれた会場の様子をレポートします。

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今回のテーマは、「SNSを仕事にする道のり」。登壇していただくのは、総フォロワー数90万人超えの美容系クリエイター・ありちゃんと、チャンネル登録者数100万人超えのフィットネス系YouTuber・のがちゃんのおふたりです。

以前は友人や知人とのコミュニケーションツールとして利用する人が多かったSNS。しかし、現在はSNSの発信そのものが“仕事”となる人も出てきています。なぜSNSを仕事にしようと思ったのか、魅力的なコンテンツはどのようにつくられているのか。SHE株式会社の松尾恵梨子が伺っていきます。

「好きだから」「不安だったから」…始めるきっかけは何でもいい

「SNSを仕事にしたい方、もしくはSNSの発信に力を入れたい方は手を挙げていただけますか?」

松尾の問いに、会場では多くの人が手を挙げました。ありちゃんとのがちゃんはSNSを仕事にしていますが、そもそも発信に力を入れ始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「昔からコスメが大好きで、新卒でアットコスメに入社しました。コスメに携われることは嬉しかったのですが、優秀な先輩に囲まれる中、スキルも経験もない私が価値提供できることってなんだろうと悩むようになって……。

そんなとき、インフルエンサーとして活躍されているモテクリエイター・ゆうこすさんのセミナーに参加したんです。そこでSNSの可能性を感じ、『私もやってみよう』と思ったのがきっかけです(ありちゃん)」

一方でのがちゃんは「現実的な理由」から発信に力を入れ始めたと言います。

「きっかけは2つあります。1つは自分の手元に残るストックコンテンツを作りたかったから。そして2つ目は、一時的に働けなくなっても、収入が入ってくる状態を作りたかったからです(のがちゃん)」

YouTubeを始める前は、フリーランスのデザイナーとして活動していたというのがちゃん。当時は、クライアントの依頼を受けて制作する働き方だったことから、収入を得るためには常に働き続ける必要があることへの危機感があったと打ち明けてくれました。

「でも、どうせやるなら『楽しい』と思えることで収益化していきたいなと思って。半年くらい、毎朝起きたときに思いついたことをひたすらノートに記していく『モーニングページ』を続ける中で、YouTubeをやってみたいという想いが見つかったんです(のがちゃん)」

自分の「らしさ」がコンテンツの魅力になる

一歩を踏み出したあとは着実にフォロワーを増やしていき、現在は「毎月の支出の半分をコスメに充てる女」というらしさを武器に活躍するありちゃん。しかし、なかなか「らしさ」が見つけられず、悩んだ時期もあったそうです。

「実はSNSを始めてから2年くらい、数字が伸びずに悩んでいたんですよ。そこから、ただ美容情報を発信しているだけじゃ伸びない、私だけのコンセプトがないと視聴者には刺さらないと思うようになったんです。

でも、なかなかその「自分らしさ」が見つけられませんでした。元美容部員とか、資格を持っている人が大勢いる美容系インフルエンサーの中で、自分の強みを見つけられなかったんですよね。そんなとき、家計簿をつけていたら『私、月の支出の半分をコスメに使っているじゃん』と発見して(ありちゃん)」

たまたま自分のらしさを見つけたというありちゃん。しかし、常に「じぶんらしさとは何か?」を考えていたからこそ、何気ない日常の中でヒントを掴むことができたのかもしれませんね。

一方、のがちゃんはコンセプトは持っているものの、あえて表には出していないのだそうです。

「私の動画に限らず運動系の動画を見てくださる方って、短期間で腹筋を割るとか、とにかく『早く効果を出したい』方が多いんです。私もまずは見てもらうためにサムネイルでは『短期間』とか『早い』といった訴求を行っているのですが、本当に伝えたいところはそこじゃない。

運動もダイエットも、本来の目的は健康的な身体を手に入れて、幸せになるためにするものだと思うから。一時的に集中してやるものじゃなくて、自分のペースで継続してやる方が大事だよって伝えたい。だから、入り口は視聴者の需要に沿うけど、動画の中で『毎日少しずつ続けよう』とか『無理なく自分のペースで』とか声掛けをして、少しずつ裏のコンセプトを刷り込んでいくんです(のがちゃん)」

発信を続けるモチベーションは、数字だけじゃない

「発信をしよう」

そう決めてから毎週、ときには毎日のように動画の更新を続けてきたふたり。しかし、せっかく発信しても数字が伸びなかったり、視聴者に思うように意図が伝わらなかったり……。発信を続けていると、くじけそうになることもあるはず。それでも続けてこれた理由を伺いました。

「最初は数字がモチベーションでした。でも、YouTubeってすごく気まぐれなんですよ。突然アルゴリズムが変わることも多くて、自分の努力だけではどうにもならない要因で数字が上下する。それに振り回されて辞める人も多く見てきました。そのときに、数字だけでモチベーションを保ち続けるのには限界があるなと気がついて(のがちゃん)」

では今は何をモチベーションにしているのか伺うと、「視聴者から届く声」や「運動する意義」だと言います。

「たとえば、SHE株式会社の代表の福田恵里さんが産後ダイエットとして私の動画を見てくださっているとか。そういった、見てくれた方から声が届くのはすごく嬉しい。

また、私を含めてどんな人にも運動って必要なことだと思うんですよね。実は私、もともと運動って好きじゃなかったんです。でもYouTubeをきっかけにするようになったら、だんだん習慣化していって。今YouTubeを辞めたら、続けられる自信はないですね(笑)。誰にとっても必要なことだし、私も続けていきたいから、その手段としてYouTubeを活用している、というような感じです(のがちゃん)」

一方ありちゃんは、「好きだったから続けられた」と話してくれました。

「先程もお話したように、私は最初の2年くらいなかなか数字がついてこなくて。それでも続けられたのは、やっぱりコスメやSNSが『好き』の気持ちが強かったからだと思います。私、寝る時間よりも遊ぶ時間よりも、コスメやSNSに触れている時間を優先させちゃうんですよ(笑)。伸びない時期は不安だったけど、そもそも好きなことをしているから『辞めたい』とは思わなかったですね(ありちゃん)」

誰に頼まれなくても、お金をもらわなくても、なんなら怒られても辞められない。そんな“好き”を見つけられたら、壁にぶつかっても続けられるのかもしれません。しかし、自分が何が好きかわからず悩んでいる人も多いはず。そんなとき、ありちゃんは「コーチング」を利用しているそうです。

「会社員のころからずっと、自分の気持ちに迷いが生じたときにはコーチングをお願いするようにしています。今の時代、多様性って言うと聞こえが良いけど、その分責任が伴う。その重圧から、自分の正直な気持ちが見えづらくなってしまうことも多いと思うんです。

でも、選択するには自分の気持ちと向き合わなくちゃいけない。そのためにも、コーチングなど自分を客観視できるサービスを活用できるといいのかなと思います(ありちゃん)」

しかし、いざ好きを見つけて一歩踏み出しても、不安になったり、落ち込んだりすることも多い。質疑応答の時間、会場から挙がったそんな悩みに、ふたりからは背中を押す一言がかけられました。

「ちょっと考えてみてほしいんですけど、10年前どんなことで悩んでいましたか?そして、今その当時悩んでいたことと同じことで悩むと思いますか?大抵の場合、当時の悩みは良い意味でどうでもよくなっているはず。

同じように、『10年後の私は、今落ち込んでいることに対してどう思うかな』って考えるんです。時間軸を広げてみると、案外なんとかなると思えるもんですよ」

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ABOUT ME
ライター 仲奈々
取材ライター⇦スタートアップCS⇦人材事務⇦生保企画⇦早稲田/読んだら世界が広がるような文章が好き/働き方、生き方、教育、パートナーシップに興味あり/特技は首都暗唱とカラオケ/オカルト・ホラー、マンガ、間取り、90年代jpop好き/特にMr.Childrenが好き/ 6歳・2歳ママ/沖縄出身埼玉在住

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