マーケティング戦略に利用できるフレームワーク9選!立案の手順も紹介

マーケティング戦略に利用できるフレームワーク9選!立案の手順も紹介

マーケティングにおけるフレームワークとは、思考整理や市場分析の型のことです。自社戦略の立案などに役立ちます。しかしマーケティングのフレームワークは多数存在するため、「戦略を立てるには結局どのフレームワークがいいの…?」と悩むかもしれません。

そこで今回は、マーケティング戦略に活用できるフレームワークや、戦略を立案する具体的な手順などについて解説します。記事の後半では企業事例も紹介しているので、自社戦略を考えたい方はぜひ参考にしてください。

マーケティング戦略に利用できるフレームワーク9選

まず、マーケティング戦略に利用できるフレームワークを紹介します。業務内容によって使用するフレームワークが異なるので、自分に必要な型を活用してください。

市場調査に役立つフレームワーク3選

まずは市場調査に役立つフレームワークを見ていきましょう。競合他社の強さや市場にいるユーザーの分析、自社のポジションを考える際はこちらのフレームワークを利用するのがおすすめです。今回は、下記の3つを紹介します。

現状分析に役立つフレームワークは下記の記事でも解説しているので、あわせて参考にしてください。

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3C分析

3C分析は、顧客(Customer)・競合(Competitor)・自社(Company)の3つの要素で構成されており、市場を分析するフレームワークの一つです。幅広いマーケティング業務で利用されています。具体的な活用方法を下記にまとめました。

指標 調査内容
顧客(Customer) ・顧客の属性(年齢・性別・年収など)
・購買行動(購買頻度・購入理由、購入場所など)
・市場の顧客満足度・顧客ロイヤルティなど
競合(Competitor) ・自社の競合になる企業
・サービスの特定・競合他社の商品やサービスの特徴など
・競合他社の販売経路など・競合他社の市場のシェア率・成長率など
・競合他社の強み・弱みなど
自社(Company) ・自社の価値観の定義・自社の商品
・サービスの特徴・自社の販売経路など
・自社のリソース・能力など
・自社の強み・弱みなど

3C分析を活用することで、競合他社の強さや市場規模、ユーザーのニーズや自社の立ち位置などが明確になります。市場の動きを詳しく分析して、自社のマーケティング戦略の立案に役立ててください。

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STP分析

STP分析は、市場での自社ポジションを考える際に役立つフレームワークです。セグメンテーション(Segmentation)・ターゲティング(Targeting)・Positioning(ポジショニング)の順番で分析を行い、自社のターゲット選定から販売経路の確立などを考える際に使用します。具体的な活用方法は下記の通りです。

順番 名称 概要 調査内容
1 セグメンテーション(Segmentation) 市場を細分化して、異なるニーズや特性をもつユーザーグループに分けるプロセス。 ・市場にいるユーザーの属性(年齢・性別・年収・職業など)
・ユーザーの所在地
・ユーザーのライフスタイル
・価値観などユーザー行動(購買行動・購買頻度など)
2 ターゲティング(Targeting) セグメントで分類したグループから、自社のターゲットを考える。 ・ターゲットユーザーの詳細調査(家族構成
・職場での役職・使用しているSNSなど)
・反応調査(複数のグループに訴求を行い、反応データを得る)
3 Positioning(ポジショニング) 市場の競合他社の立ち位置を明確にして、自社が入り込めるポジションを考える。 ・<料金・品質などのマトリクス図を作成して、競合のポジションを可視化する

STP分析でマトリクス図まで作成すると、競合他社がターゲットにしている顧客属性や市場での立ち位置が可視化できます。マーケットで空いているポジションがないか確認する際は、STP分析を活用してみてください。

PEST分析

PEST分析は、自社の外部環境を分析するフレームワークの一つです。政治(Politics)・経済(Economy)・社会(Society)・技術(Technology)の要素を活用する分析手法であり、適切なマーケティング戦略の立案につながります。具体的な分析方法は下記の通りです。

名称 調査内容
政治(Politics) ・政治の安定性(環境規制・政策など)
・税政策(消費税・所得税
・その他税金関係など)・労働環境(労働市場の規制など)
・経済政策(円安・円高・貿易政策など)
経済(Economy) ・経済成長率(物価・所得など)
・為替レート
・インフレ率
・失業率
・消費者支出
・金利など
社会(Society) ・人口(年齢・出生率など)
・教育水準
・社会的価値観
・消費者のライフスタイル
・健康意識や環境意識など
技術(Technology) ・新技術の開発や導入
・技術革新の速度
・技術インフラの整備状況・デジタル化
・自動化による影響など

PEST分析は一つの要素を分析するのではく、それぞれの要素を複合的に理解することが大切です。近年はAI技術の発達が経済や社会にさまざまな影響を与えています。ビジネスの多くはマクロ環境に左右されるので、PEST分析を活用しながら外部の状況を理解し、適切なマーケティング戦略を立案しましょう。

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戦略立案に活用できるフレームワーク3選

次に、マーケティング戦略の具体的な策定に活用できるフレームワークを見ていきましょう。商品やサービスの販売戦略を立案する際は、下記の3つを活用してみてください。

  1. SWOT分析
  2. 4C分析
  3. 4P分析

順番に解説します。

SWOT分析

SWOT分析は、自社の内部環境・外部環境を評価するフレームワークです。商品やサービスの強みと弱みを理解し、適切な戦略を立案する際に使用されています。PEST分析を構成する4つの要素は強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)・機会(Opportunities)・脅威(Threats)です。下記には具体的な分析方法をまとめました。

名称 要因 調査内容
強み(Strengths) 内部環境によるポジティブな要因 ・自社が優れている技術力・ノウハウ・自社のブランド力や顧客ロイヤルティ・競合他社よりも優れているポイント(USP)
弱み(Weaknesses) 内部環境によるネガティブな要因 ・自社が不足しているリソース(時間・資金など)
・競合他社と比較して劣っている内容全般
機会(Opportunities) 外部環境におけるポジティブな要因 ・市場の成長や新しい機会の出現
・新しい技術の導入
・社会的トレンド
・消費者ニーズの変化
・競合他社の弱体化・撤退など
脅威(Threats) 外部環境によるネガティブな要因 ・経済的な不安定要素
・強力な競合の出現
・法規制によるビジネスへの影響
・技術進歩による既存技術の陳腐化など

自社の強みだけではなく弱みも徹底的に理解することで、ビジネスの方向性をより明確にすることが可能です。前述した「PEST分析」も合わせて活用することで、より精度の高い分析が期待できるでしょう。

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4C分析

4C分析は、顧客価値(Customer value)・コスト(Cost)・利便性(Convenience)・コミュニケーション(Communication)の4つの要素で構成されるフレームワークです。消費者の視点を重視した分析手法であり、顧客目線で自社の魅力を分析できます。具体的な活用方法は下記の通りです。

名称 調査内容
顧客価値(Customer value) ・製品がもたらす利益・利便性
・顧客の問題を解決できる理由
・競合他社との差別化ポイント
コスト(Cost) ・顧客の購入価格
・使用や維持に必要な費用・時間や労力のコスト
利便性(Convenience) ・購入場所(オンライン・オフラインなど)
・配送の迅速さ・購入の手軽さ
・アフターサービスの充実など
コミュニケーション(Communication) ・広告
・プロモーション活動
・顧客とのコミュニケーション
・フィードバックの収集など

4C分析を利用することで、消費者中心のマーケティング戦略を策定できます。例えば自社の優良顧客(ロイヤルカスタマー)にインタビューをすれば、自分たちでは気付けない魅力なども発見できるでしょう。4C分析は顧客ロイヤルティの向上にも活用できるので、積極的に利用しましょう。

4P分析

4P分析は、製品(Product)・価格(Price)・流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つに焦点を当てたフレームワークです。新商品やサービスの販売や既存製品の戦略改善に活用できる分析手法であり、前述した「SWOT分析」などとあわせると強みを生かした戦略の立案が期待できます。具体的な分析内容は下記の通りです。

名称 調査内容
製品(Product) ・商品やサービスの品質(性能や耐久性など)
・製品のデザイン(製品の外観や使いやすさなど)
・ブランドイメージなど
価格(Price) ・価格戦略
・割引やプロモーション価格(セールなど)
・支払い条件(分割払い、後払いなど)
流通(Place) ・販売チャネル(直接販売・間接販売など)
・配送手段やスピード
・在庫管理・店舗の立地・販売プラットフォームなど
プロモーション(Promotion) ・広告(Web広告やテレビ広告、チラシなど)
・販売促進(クーポンやキャンペーン、モニターなど)
・人的販売(営業担当者による直接販売、紹介者システムの導入など)

4P分析は具体的な戦略を考える際に活用できるので、事前の調査・情報収集が肝になるといえます。自社の強みや競合の施策などをしっかりと分析して、適切な戦略を考えましょう。

マーケティング分析に利用できるフレームワーク3選

ここからは、マーケティング戦略の分析に利用できるフレームワークを紹介します。今回は、施策を実施して改善点を探す際に役立つ下記の3つを見ていきましょう。

順番に解説します。

カスタマージャーニー

カスタマージャーニーは、消費者が製品やサービスを認知してから購買・再購入するまでのプロセスを可視化したフレームワークのことです。顧客の離脱箇所などを特定できるので、マーケティング戦略の改善・向上に役立ちます。具体的な要素は下記の通りです。

消費者のフェーズ 消費者の行動
認知 ・Web広告で商品やサービスを知る
・知人や友人から紹介されるなど
興味・関心 ・製品の情報を集める(機能性や口コミなど)
・公式ホームページ、SNSをチェックする
比較・検討 ・類似商品と比較する(機能・料金・口コミ・販売経路など)
購入・利用 ・商品やサービスの購入
再購入・リピート行動 ・継続的な利用

例えば、広告を活用して商品が認知されているものの自社サイトへのアクセスが伸びなかったり、SNSのエンゲージメントに変化がなかったりする場合は、消費者に関心をもたれていない可能性があります。一定の興味を集められても購入に至らない際は、自社の魅力を適切に伝えられていないかもしれません。マーケティング戦略で成果が出ないときは、カスタマージャーニーのプロセスに沿って改善を行ってみましょう。

下記の記事ではカスタマージャーニー(カスタマージャーニーマップ)の作り方を解説しています。自社のユーザーにあったカスタマージャーニーを作成したい方は、ぜひ参考にしてください。

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AIDMA

AIDMAはカスタマージャーニーと同様、消費者の購買行動を可視化するフレームワークの一つです。マーケティングのモデルだけではなくセールスライティングにも使用される型でもあり、購買プロセスの確認から成約率の向上までが期待できます。構成要素は注意/認知(Attention)・興味/関心( Interest)欲求・渇望(Desire)・記憶(Memory)・行動(Action)の5つです。具体的な内容は下記にまとめました。

要素 内容
注意/認知(Attention) 商品やサービスを知る
興味/関心( Interest) 商品やサービスに興味をもつ
欲求・渇望(Desire) 商品やサービスに対する期待購入したいと考える
記憶(Memory) 商品やサービスを思い出す
行動(Action) 購入・契約

AIDMAはフェーズごとでのアプローチ方法を改善する際に利用されることが多く、精度の高いセールス戦略が期待できます。LP(ランディングページ)の構成にも活用できるので、成約率の向上を考える際はAIDMAを試してみるとよいでしょう。

PDCA

PDCAは、計画(Plan)・実行(Do)・評価(Cheak)・改善(Action)の頭文字をとったフレームワークであり、「PDCAサイクル」とも呼ばれています。計画の品質向上に利用されることが一般的であり、的確な改善点を発見できることが特徴です。具体的な実施方法は下記の通りです。

順番 要素 内容
1 計画(Plan) ・目標設定
・現状分析
・行動計画の策定など
2 実行(Do) ・計画の実行
・データの収集
・行動の記録
3 評価(Cheak) ・結果の評価
・データの分析
・問題点の特定
4 改善(Action) ・改善策の立案

PDCAサイクルを回すことにより、自社の課題を少しずつ解決して精度を高めることができます。PDCAはマーケティング戦略だけではなく社内活動の改善にも有効なので、ぜひ活用してください。

フレームワークを使ってマーケティング戦略を考える手順

フレームワークを活用して適切な戦略を策定するには、正しい手順を理解することが大切です。ここではマーケティング戦略を考えるフローを紹介します。これからマーケティング戦略を策定する方は、下記のステップを参考にしてみてください。

順番 内容 使用するフレームワーク
1 現状理解・市場調査市場にいる競合のサービスや顧客の属性を理解する ・3C分析
・STP分析など
2 環境調査自社に影響を与える要因を理解する ・SWOT分析
・PEST分析など
3 市場の細分化・ターゲット設定 ・STP分析など
4 戦略の策定 ・4C分析
・4P分析など
5 改善・評価 ・カスタマージャーニー
・PDCAなど

フレームワークは、フェーズやタイミングによっても使い方が異なります。そのため、同じフレームワークを何度も使用したり、複数のフレームワークを同時に活用したりすることが大切です。

ただし、マーケティング戦略を考える際は、販売する商品やサービス、消費者の強い欲求などを理解することも欠かせません。戦略を考える前に適切な情報を集めることから始めましょう。

マーケティングの具体的なプロセスは下記の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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マーケティング戦略の企業事例

多くの企業は、さまざまなフレームワークを活用してマーケティング戦略を実施しています。例えばスマートフォンの「Galaxy」を販売しているSAMSUNGは、AIテクノロジーの発展(外部環境の変化)に伴い、デバイスにAIを搭載して注目を集めています*1

新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの普及がきっかけで広がり、今や当たり前となった「オンラインイベント」なども、外部環境による新しいマーケティング戦略といえるでしょう。

企業のマーケティング戦略は、自社の強みや弱み、社会的要因などによって最適解が異なるものです。マーケティング戦略を深く学びたい方は、多くの事例を参考にしながら自社に適した施策を考えてみてください。

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JAPANやGoogleなど検索エンジンの検索結果に掲載されるテキストベースの広告のことです。前述したディスプレイ広告とは違い、テキストで表示される広告なので、ライティングスキルが活かせます。 ビジュアル面での訴求ができない分、魅力的な文章でいかに読者を惹きつけるかが重要です。基本の広告運用のスキルに加えて、文章力や語彙力も磨く必要があるでしょう。 リターゲティング広告 リターゲティング広告とは、一度自社のサイトに訪れたユーザーに対して表示される広告のことです。たとえば、「過去に通販サイトで見ていた商品が、別日にほかのサイトで広告として出てきた」といった経験がある人もいるのではないでしょうか。これが、いわゆるリターゲティング広告が表示されている状態を指します。 リターゲティング広告を効果的に運用するには、ユーザーの離脱ポイントやそのときの心理を考えたうえで広告を配信しなければなりません。基本のクリエイティブスキルのほか、高い分析スキルやマーケティングスキル、心理学の知識などが求められる仕事といえます。 SNS広告運用 SNS広告の運用とは、FacebookやX(旧:Twitter)、Instagram、LINEといったSNSを活用して広告を運用することです。ほかの広告運用と違い、各SNSの特徴を掴んでおく必要があります。 また、使用するSNSによってはバナーだけでなく動画やカルーセル投稿を作成するスキルも必要です。必要なスキルは多岐に渡りますが、どれも汎用性の高い能力なのでほかの分野でも活かせるでしょう。未経験から始める場合は、自分ができる業務範囲の案件から始めることをおすすめします。 関連記事 SNS広告とは?主要6媒体の特徴や費用をわかりやすく解説! 動画広告運用 動画広告運用は、その名の通り使用コンテンツを動画に絞った広告運用のことです。TikTokやYouTubeでよく取り入れられている広告ですが、最近はWebサイトでも増え始めています。 動画編集スキルはもちろん、広告運用スキルや目まぐるしいトレンドをキャッチアップする能力などが必要なため、副業のなかでも難易度が高いです。業務で通用するくらいのスキルを身につけるには時間がかかりますが、動画市場は拡大傾向にあります。将来性のある副業を始めたい人はチャレンジしてみると良いでしょう。 関連記事 動画広告が注目されている理由は?必要は費用や魅力的な事例を紹介 広告運用の副業はどのくらい稼げる? 広告運用の副業で稼げる金額は、案件内容や対応できる業務範囲、経験やスキルによって異なります。未経験者向けの案件では、時給1,500円〜2,000円程度が一般的で、週10〜20時間程度の稼働で月5〜20万円を目指せるケースが多いです。 一方、戦略設計やディレクションを含む業務を担当するような経験者向けの案件だと、月額報酬が30〜70万円に達する高単価案件もあります。 また、広告代行の場合は広告費に対する手数料で報酬を得る仕組みもあり、大規模な案件を請け負えばさらに収入を伸ばせる可能性も。ちなみにその場合の報酬相場は、広告費の20%ほどです。 広告運用の副業の始め方3ステップ 広告運用を副業にしたい人に向けて、始め方を3ステップで解説します。 スキルを習得する 実務経験を積む 案件に応募する 「何から始めていいかわからない」と悩んでいる人はぜひチェックしてください。 1.スキルを習得する まずは、副業に必要なスキルを学ぶことから始めます。たとえば、広告運用の仕事全般にはマーケティングスキルが不可欠です。ディスプレイ広告運用の副業を始めたい場合はライティングスキルを優先して身につけるなど、挑戦したい仕事の種類に応じてスキルを掛け合わせると良いでしょう。 女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)では、広告運用コースやマーケティング関連コースなど、広告運用の副業で活かせるスキルの習得がまとめてできます。副業に必要なスキルを網羅的に学びたい人は、一度無料体験レッスンに参加してみてください。 2.実務経験を積む 必要なスキルをある程度身につけたら、次は実務経験を積みましょう。自分で広告を回したり、知り合いから仕事をもらったりして実際に運用を行ってみてください。インプットした知識をアウトプットする良い機会にもなります。 また、実践のなかで自分に足りていないスキルや知識があることを再確認できるメリットも。学びつつも可能な限り実践を繰り返すことで、さらにスキルアップできるでしょう。 3.案件に応募する 実務経験を積んで広告運用業務のイメージがついてついてきたら、積極的に案件に応募しましょう。案件はさまざまな媒体で探せるので、自分に合ったプラットフォームを見つけて応募できる求人を探してみてください。具体的な獲得方法は、後述の「広告運用の副業案件を獲得する方法」で解説しています。 ちなみに、案件に応募する際の注意点は以下の通りです。 仕事内容を確認する 単価を確認する 相手のHPや住所を確認する トラブルを未然に回避するためにも、求人概要や応募先の詳細を確認しておきましょう。 広告運用の副業案件を獲得する方法 副業案件を獲得する方法は、主に以下の3つです。 SNSの活用 知人や友人からの紹介 クラウドソーシングなどに登録する 自分に合った案件を見つけるには、活用できる方法を上手く組み合わせることが重要です。それぞれ順番に見ていきましょう。 SNSの活用 SNSの活用は、広告運用の副業案件を獲得するうえで有効な手段です。たとえば、X(旧Twitter)で「広告運用 募集」などで調べてみると、求人を募集している投稿がヒットすることがあります。気になる案件があれば積極的に応募してみてください。 SNSで案件を獲得する際は、日頃の発信がアピールポイントになります。普段からSNSで広告運用に関する知見や成果を定期的に発信しておくと、応募時に専門性をアピールできるでしょう。 知人や友人からの紹介 知人や友人から案件を紹介してもらうのも、副業初心者におすすめの方法です。信頼関係がすでに築かれているため、まったく知らない人よりも案件を任せやすいというメリットがあります。一度受注できれば、長期的な契約に繋がる可能性も高いでしょう。 まずは、自分が広告運用の副業を始めたことを友人や知人に伝えてみてください。直接の知人・友人以外にも、広告運用を必要としている人がいれば紹介してもらえるかもしれません。 クラウドソーシングなどに登録する クラウドソーシングやエージェントに登録して案件を獲得するのもおすすめです。たとえば、クラウドソーシングならクラウドワークスやLancers(ランサーズ)、エージェントならITプロパートナーズなどが挙げられます。 各プラットフォームは、多くの企業や個人が仕事を発注しており、未経験者向けの案件も見つかりやすいのが特徴です。特に「週2〜3日から稼働OK」や「短時間でも可能」といった柔軟な条件の案件が豊富に掲載されています。副業案件を見つけるのにぴったりでしょう。 広告運用の副業をするメリット 広告運用の副業には、以下のようにメリットがたくさんあります。 安定した収入を得やすい 在宅でできる案件が多い スキル向上につながる フリーランスへの足掛かりとなる ここでは、4つのメリットを具体的に解説します。 安定した収入を得やすい 広告運用の副業のメリットのひとつは、スキルを身につければ未経験からでも安定した収入を得やすいことです。広告運用は今後も需要が高まる仕事といわれているので、スキルや経験があれば継続案件をもらいやすくなると予想されます。 また、広告運用はさまざまなスキルが必要になるので、担当する業務範囲によって収入が変わってきます。たとえば単純な広告運用だけでなく、レポート作成や今後の方針や企画の提案ができれば単価もアップしていくでしょう。安定した収入を得たい人は、掛け合わせのスキルを身につけてみてください。 在宅でできる案件が多い 広告運用の副業は、インターネット環境があれば作業を進められるフルリモート案件が多いです。本業の仕事の合間や勤務終了後、土日のみの稼働など、自分の生活スタイルに合わせて副業しやすい点もメリットといえます。 「普段は本業で忙しい」という人も、隙間時間や帰宅後の時間などを有効活用して副業を始められるでしょう。 関連記事 在宅ワークの副業15選!未経験でもできる仕事と具体的な内容を紹介 スキル向上につながる 広告運用の副業は、分析スキルやレポーティングスキルなどさまざまなスキルが求められます。副業に挑戦することで、新しい技術やノウハウを吸収する機会を得られるでしょう。 副業で身につけたスキルは、本業の業務で応用できることも。そのため、スキルアップを目的として副業を始めるのも有効な手段といえます。広告運用に求められる具体的スキルは「広告運用の副業に必要な知識・スキルは?」で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。 フリーランスへの足掛かりとなる 広告運用の副業は、将来フリーランスとして独立を目指す人にとって最適なステップといえます。副業を通じて実績を積み重ねながら、独立後の案件獲得の基盤を築ける点が魅力です。 副業で安定した収入を確保してから独立すれば、経済面での不安を少し抑えられるでしょう。将来的にフリーランスになりたい人や起業を考えている人は、準備段階として副業で広告運用を始めてみてはいかがでしょうか。 広告運用の副業をするデメリット 広告運用の副業はメリットが多い一方で、リスクやデメリットもあります。ここでは、広告運用の副業をするデメリットを見ていきましょう。 成果が出るまでに時間がかかる傾向にある プレッシャーが大きい 成果が出るまでに時間がかかる傾向にある 広告運用の仕事が未経験の場合、成果が出るまでに多くの時間と労力が必要になります。必要な知識やスキルを身につける時間や、クライアントとコミュニケーションをとる時間など、仕事以外の部分でも時間や労力がかかる点は注意が必要です。 とはいえ、未経験で副業を始める際は基本的にどの副業でも成果を出すまでに時間がかかるものです。広告運用に限る話ではないので、副業を始めたいと思っている人は長期的な視点で挑戦してみましょう。 プレッシャーが大きい 広告運用は、基本的に事業の成長を目指すことが目的です。利益やデータなど目に見える結果が重要視されるので、「プレッシャーが大きい」と感じるかもしれません。精神的な負荷を減らすには、スキルを身につけて経験を積み重ねるのが近道だと考えられます。 経験を積めば積むほど、成果が出るまでの流れがイメージできたり、施策が数値に表れやすかったりと結果を出しやすくなるでしょう。スキルと経験を着実に積み上げ、自信を持つことが大切です。 広告運用の仕事をする際に注意したいこと 広告運用を副業で始める際の注意点は、以下の通りです。 会社の就業規則を確認しておく スケジュール管理を徹底する 一定の収入で確定申告が必要になる 本業との両立で欠かせないポイントなので、それぞれ理解したうえで副業を始めましょう。 会社の就業規則を確認しておく 広告運用の副業を始める前に、会社の就業規則を確認してください。企業によっては、副業そのものを禁止している場合や、事前に許可を取る必要がある場合があります。また、同業他社での副業や会社に不利益を与える可能性のある活動を禁じているケースも少なくありません。 就業規則を無視して副業を始めると、最悪の場合、減給や解雇といった厳しい処分を受ける可能性があります。処分を受けなかったとしても、周囲からの信頼が損なわれてしまうでしょう。副業をする際は、事前に会社のルールを確認し、必要に応じて許可を得ることが大切です。 スケジュール管理を徹底する 本業と並行して副業を行う場合、限られた時間でタスクを効率的にこなす必要があります。そのため、広告運用の副業を成功させるには、スケジュール管理の徹底が欠かせません。本業を始める前に、副業に充てられる時間をあらかじめ見積もっておくと安心です。 タスクの優先順位をつけ、作業内容を細分化して管理することで、効率的に業務を行えます。Googleカレンダーや時間管理アプリなどを活用し、締切を見える化する方法も有効です。 一定の収入で確定申告が必要になる 広告運用の副業で得た所得(収入から経費を引いた金額)が一定額を超えると、所得税の確定申告が必要になります。具体的には、給与所得以外の所得が20万円を超える場合、会社員でも確定申告を行わなければなりません*1。また、所得が20万円以下で所得税の確定申告が不要な場合でも、住民税の申告が必要なケースもあります。 確定申告を怠り、税金が定められた期限までに納付されない場合は、加算税や延滞税などのペナルティが発生する*2ので覚えておきましょう。広告運用に限らず、副業を始める場合は収入や経費を正確に記録し、必要な手続きをスムーズに行える準備が大切です。 関連記事 確定申告をしないとどうなる?リスクやアルバイトで必要なケースも解説 広告運用の副業に必要な知識・スキルは? 広告運用に必要な知識・スキルは以下の通りです。 分析スキル 広告プラットフォームに関する知識 マーケティングの基礎知識 各広告媒体の運用方法に関する知識 クリエイティブ制作スキル レポーティングのスキル すべて身につけておけば、多方面で活躍できるでしょう。初心者の方は、身につけられるものから少しずつ習得してみてください。それぞれ詳しく解説します。 分析スキル 広告運用は広告を回すのに加え、そのあとの結果を分析するまでが一連の業務です。そのため、分析スキルの習得が欠かせません。 結果をもとに次の広告の回し方を決めるので、知識に加えて経験が豊富だとより良い分析結果を導けるでしょう。「データ分析の知識を深めたい」という人は、以下の記事を参考にしてみてください。 関連記事 目的別データ分析の手法15選!初心者向けに実践方法も紹介 広告プラットフォームに関する知識 広告運用をする際は、広告プラットフォームに関する知識も必ず習得しておきましょう。たとえば、InstagramとGoogleでは、利用している性別や年齢、利用される時間帯などが異なります。 SNS広告を扱うならSNSへの理解を深めるなど、案件で扱うプラットフォームの特徴や強み、弱みを理解しておくことも重要です。 マーケティングの基礎知識 広告運用には、マーケティングの知識も必須です。そもそもマーケティングとは、商品やサービスが売れる仕組みづくりのこと。つまり集客手段である広告運用は、マーケティング施策の一環なのです。 マーケティングスキルを身につけることで、広告だけでは解決できない問題が浮き彫りになったときに解決策を考案できるかもしれません。新たな提案ができれば、業務範囲が広がることもあります。マーケティングの勉強方法に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。 関連記事 マーケティングの勉強方法7選|初心者におすすめの方法とは? 各広告媒体の運用方法に関する知識 各広告媒体によって、運用方法やセオリーは異なります。そのため、案件で扱う媒体の運用方法は必須で身につけておきましょう。たとえば、TikTokは基本動画の広告しかあげられませんが、Instagramはバナー広告や動画広告、カルーセル広告などさまざまな形式の広告が出稿できます。 各プラットフォームによって出稿できる広告の種類も違えば、運用方法も異なるものです。そのため、特に自分が挑戦したい広告媒体については詳しく理解しておくことをおすすめします。 クリエイティブ制作スキル 広告運用の副業を始めたい人は、クリエイティブ制作スキルも身につけておくと役に立ちます。たとえば、以下のようなスキルを身につけておくと活かしやすいです。 Webデザイン グラフィックデザイン 写真・動画の撮影や編集 コピーライティング シナリオ作成 企画 クリエイティブの質が広告の結果につながるケースも珍しくありません。案件で扱う広告の種類に合わせて、必要なクリエイティブ制作スキルを身につけましょう。 関連記事 Webデザイン独学のロードマップ!基礎からなり方まで徹底解説! レポーティングのスキル レポーティングスキルも広告運用で欠かせないスキルのひとつです。特に数字での成果が求められる広告運用の副業では、現状を可視化するレポートの作成を定期的に行う機会が多くあります。分析した結果を上手くまとめる力や、多くの情報を整理して資料に落とし込む力が必要でしょう。 レポートに残すことで次の施策が決めやすくなるほか、依頼主への成果報告の際にも役立ちます。根拠をもって説明できるよう、ロジカルな思考も持っておくと説得力が増すのでおすすめです。 関連記事 プレゼンテーション資料の作り方のコツを紹介!デザインのポイントも解説 広告運用のスキル習得におすすめのスクール 前述したように、広告運用に必要なスキルは多岐にわたります。そのため、未経験から習得を目指す場合は、スクールの活用が効率的です。ここでは、広告運用のスキル習得におすすめのスクールを3つピックアップしました。 スクール名 料金(税込) 受講形式 学べるコンテンツ 学習サポート体制 案件支援 無料体験 1. SHElikes 入会金:162,800円 スタンダードプラン:16,280円 / 月額 レギュラープラン:352,000円 / 12ヶ月分一括 オンライン 全45以上の職種スキルが学び放題 ・デザイン関連コース ・ライティング関連コース ・マーケティング関連コース ・動画編集関連コース ・ビジネス関連コース ・プログラミング関連コース ・月1回のグループコーチング ・受講生同士が交流できるコミュニティに参加可能 ・プロによる課題の添削 ・キャリアカウンセリング(※) ・面接対策や履歴書作成のサポート(※) (※)レギュラープランの場合 ・お仕事に挑戦できる機会あり あり 2. デジプロ 副業コースの場合 ・通学およびオンライン集団:一括330,000円・分割13,750円/月 ・マンツーマン:一括385,000円・分割16,041円/月 ※分割は24回払いの場合(別途分割手数料が必要) ※別途、入会金33,000円が必要 以下より選択可能 ・オンラインマンツーマン指導 ・オンライン集団:最大5人 ・オフライン通学:最大5人 (渋谷、大阪、札幌、福岡にて実施) ・媒体知識 ・アカウントの設定方法 ・アクセス解析/分析 ・広告運用スキル ・ディレクション ・代理店とのコミュニケーション など ・2ヶ月間の実務研修 ・現役Webマーケターが受講をサポート ・チャットで質問し放題 ・動画コンテンツ視聴し放題 など 実務研修にてクライアント案件の広告担当者を経験できる 無料説明会あり 3. マケキャンby DMM.com 一括385,000円・分割13,750円/34,650月 ※分割は12回払いの場合(別途分割手数料が必要) ※別途、入会金33,000円が必要 オンライン ・マーケティング分析 ・SEO ・セールスライティング ・各種マーケティングツール ・リスティング広告 ・ディスプレイ広告 ・広告入稿方法 など ・現役プロマーケターによる個別指導 ・動画コンテンツの視聴 ・卒業生コミュニティの活用 ・セミナー開催 など 2万円分の案件獲得保証(条件あり) 無料カウンセリングあり それぞれ順番に見ていきましょう。 1. SHElikes SHElikes(シーライクス)は、全45以上の職種スキルが学べるオンラインキャリアスクールです。広告運用コースやマーケティング関連コースなど、広告運用の基礎から実務で使えるスキルを習得できます。そのほか、動画編集やデザイン、ライティングといったクリエイティブ制作スキルも学習可能です。広告運用に必要なスキルを複合的に学べます。 動画講義がメインなので、通勤や家事の合間などの隙間時間を活用して受講できることがポイント。受講生同士が関われる機会もあるため、挫折しにくい環境に身を置ける点も魅力です。 料金(税込) 入会金:162,800円 スタンダードプラン:16,280円 / 月額 レギュラープラン:352275,000円 / 12ヶ月分一括 受講形式 オンライン 学べるコンテンツ 全45以上の職種スキルが学び放題 ・デザイン関連コース ・ライティング関連コース ・マーケティング関連コース ・動画編集関連コース ・ビジネス関連コース ・プログラミング関連コース 学習サポート体制 ・月1回のグループコーチング ・受講生同士が交流できるコミュニティに参加可能 ・プロによる課題の添削 ・キャリアカウンセリング(※) ・面接対策や履歴書作成のサポート(※) (※)レギュラープランの場合 案件支援 お仕事に挑戦できる機会あり 無料体験 あり 2. デジプロ デジプロは、4ヶ月でWebマーケターになることを目的としたWebマーケティングスクールです。広告運用だけでなくレポーティングスキルや施策の立て方など、広告運用の必要な知識を幅広く学べます。始めの2ヶ月で必要な知識をインプットし、最後の2ヶ月でクライアントワークを経験するカリキュラムは、実践的で充実したものといえます。 副業で広告運用を始めたい人向けの副業コースもあり、学習目的に合わせてコースが選べるのも魅力のひとつ。基礎知識から応用力まで決まった期間でしっかりと学びたい人におすすめです。 料金(税込) 副業コースの場合 ・通学およびオンライン集団:一括330,000円・分割13,750円/月 ・マンツーマン:一括385,000円・分割16,041円/月 ※分割は24回払いの場合(別途分割手数料が必要) ※別途、入会金33,000円が必要 受講形式 以下より選択可能 ・オンラインマンツーマン指導 ・オンライン集団:最大5人 ・オフライン通学:最大5人 (渋谷、大阪、札幌、福岡にて実施) 学べるコンテンツ ・媒体知識 ・アカウントの設定方法 ・アクセス解析/分析 ・広告運用スキル ・ディレクション ・代理店とのコミュニケーション など 学習サポート体制 ・2ヶ月間の実務研修 ・現役Webマーケターが受講をサポート ・チャットで質問し放題 ・動画コンテンツ視聴し放題 など 案件支援 実務研修にてクライアント案件の広告担当者を経験できる 無料体験 無料説明会あり 3. マケキャンby DMM.com マケキャンbyDMM.comの副業コースは、未経験から副業を始めたい人向けのコースです。現役マーケターからマンツーマンで学べる環境なので、初めてでも安心して学習を進められるでしょう。また、条件付きで2万円分の副業案件保証があり、スクール内で実績が積めるのも魅力のひとつです。 学習コンテンツはWebマーケティングや広告運用など幅広く、資料作成やレポーティングも学べます。個別指導を受けたい方や副業に特化したスクールを探している人におすすめです。 料金(税込) 一括385,000円・分割34,650円/月 ※分割は12回払いの場合(別途分割手数料が必要) ※別途、入会金33,000円が必要 受講形式 オンライン 学べるコンテンツ ・マーケティング分析 ・SEO ・セールスライティング ・各種マーケティングツール ・リスティング広告 ・ディスプレイ広告 ・広告入稿方法 など 学習サポート体制 ・現役プロマーケターによる個別指導 ・動画コンテンツの視聴 ・卒業生コミュニティの活用 ・セミナー開催 など 案件支援 2万円分の案件獲得保証(条件あり) 無料体験 無料カウンセリングあり 未経験から広告運用のスキルを身につけて副業を始めよう! 広告運用の副業にはさまざまな種類があり、仕事内容も多岐に渡ります。すべて独学で身につけようとすると難しいことも多いので、できるだけ早く副業を始めたい人はスクールの活用がおすすめです。 たとえば、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)は、未経験から広告運用が学べる環境が整っています。デザインや動画編集などのクリエイティブスキルも合わせて学べるので、効率的に複数のスキルを習得したい人にぴったりでしょう。 未経験から広告運用を副業で始めたい方は、ぜひ一度無料体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。 関連記事 広告運用で重要なROASとは?計算方法や最大化のポイントも紹介 *1:国税庁「確定申告が必要な方」より *2:国税庁「延滞税について」より
【未経験者向け】広告運用の副業の始め方!仕事内容や注意点も解説!「広告運用の仕事は未経験でもできる?」「広告運用の副業の始め方を知りたい!」 上記のように考える人に向けて、この記事では広告運用の仕…

マーケティング戦略でフレームワークを使用する際の注意点

最後に、マーケティング戦略でフレームワークを使用する際の注意点を解説します。

効果的なマーケティング戦略を打ち出すためにも、上記の3つはしっかりと理解しておきましょう。順番に解説します。

質の高い情報が必要

ビジネスで成果を挙げるには、信頼性の高い情報を集めることが大切です。情報を集める手段としては、既存顧客へのインタビューやアンケート調査、競合他社の製品を自ら試すことなどが挙げられます。

Web上でも一定の情報は集められますが、商品を利用する際の感情や顧客の深い欲求などはインターネットだけでは理解しきれないでしょう。マーケティング戦略で結果を出すには、可視化できないユーザーの気持ちを汲み取るための活動も重要になるのです。

複数の施策を考える

適切な戦略は状況や環境によって異なるため、複数のマーケティング施策を考えることも重要です。2つの施策を試験的に実施することで、それぞれの効果が明確になり、より精度の高いマーケティング戦略が見つかるかもしれません。

広告などを活用する際もA/Bテストなどを実施して、ユーザーの反応を確かめることをおすすめします。複数のマーケティング戦略を立案することは、より多くの情報を得ることにもつながるのです。

クリエイティブスキルを学ぶ

マーケティングにおけるクリエイティブスキルとは、「ユーザーの目に入るコンテンツを作る技術」のことです。具体的には訴求力の高い文章力やデザイン・動画編集スキルなどが挙げられます。

例えば読者の心に刺さる文章が書けるようになれば、Web広告での成約率の向上につながるかもしれません。デザインを勉強すれば、ユーザーの記憶に残る画像などを作成できるでしょう。

マーケティング戦略は大切ですが、施策だけでは大幅な利益向上は期待できない可能性があります。クリエイティブスキルも掛け合わせて学ぶことでディレクターの道も開けるので、ぜひ検討してみてください。

フレームワークを活用してマーケティング戦略を最適化しよう!

フレームワークを活用することで、精度の高いマーケティング戦略を効率的に策定できます。信頼性の高い情報を集めながら、状況や目的に応じてフレームワークを上手に利用しましょう。

戦略立案だけでなく実行まで担えるようになりたい方は、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめです。広告などに使用できる訴求力の高いライティングテクニックやWebデザイン、動画編集などのスキルを学習できます。マーケティングコースでは実践的なスキルも身につけられるので、未経験からWebマーケターを目指すことも可能です。

より質の高いノウハウを身につけたい方は、ぜひ無料体験レッスンにお越しください。

※参考
*1:SAMSUNG公式サイト「Galaxy AI is here」より

ABOUT ME
ライター KeitoKurisu
埼玉県の美容学校を卒業後、銀座の美容室での経験を経て、雑誌・広告業界のヘアメイクとして活動。その後、SEOメディア事業や映像制作会社を立ち上げ、脚本とディレクター業務を行う。現在は、アート作品の個展を行いながら、フリーライターとして活動中。
エディター 木村 彩華
0歳2歳のママ|結婚式をきっかけに防衛医大を中退後、SHElikesを受講してフリーライターに|現在は食や暮らし,美容,ウエディング,キャリア系メディア等で執筆・編集・ディレクションなど幅広く担当|Web広告代理店「CyberACE」では広報も務める|ラブグラフ専属カメラマン|2023年3月に関東から兵庫県明石市に移住

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