【未経験・転職向け】UIデザイナーのポートフォリオで差をつける!作成・提出の全手順と秘訣

【未経験・転職向け】UIデザイナーのポートフォリオで差をつける!作成・提出の全手順と秘訣

UIデザイナーとしてポートフォリオを作成したいけれど、「どうやって作ればいいの?」「未経験でもポートフォリオを作れる?」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、未経験の方や転職予定の方に向けて、UIデザイナーのポートフォリオの作り方を丁寧に解説します。提出の手順や秘訣についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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なぜUIデザイナーにとってポートフォリオが重要なのか?

UIデザイナーにとって、自分がどのようなプロセスで取り組んだのかを可視化できるポートフォリオは不可欠です。採用担当者が見ているのは、単に「美しいビジュアルかどうか」だけではありません。課題設定の背景や、どのように問題を発見・解決しようとしたのか、そしてユーザー視点に立った設計ができているかどうかを重視しています。

たとえ実績がなくても、架空のサービスや既存プロダクトの改善案などを題材に自主制作を行い、思考プロセスをしっかり示すことが大切です。成果物をただ並べるだけではなく、プロジェクトの背景や課題、工夫したポイントなどを丁寧に言語化し、採用担当者の共感や評価につなげましょう。

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【未経験・経験者別】UIデザイナーポートフォリオの作り方と準備

UIデザイナーポートフォリオの作り方と準備を、以下のケースに分けて紹介します。

状況に応じて効果的なポートフォリオを作成しましょう。

未経験者の場合

UIデザイナー未経験者がポートフォリオを作成する場合は、まずUIデザインの基礎スキルを身につけることが大切です。FigmaやAdobe XDといったデザインツールの操作方法や、UIデザインの基本原則を学ぶところから始めましょう。

実務経験がなくても、架空のデザイン課題を設定して作品を制作することで、十分にポートフォリオを充実させることができます。既存のサービスを分析し、「自分だったらどう改善するか」を提案するのもおすすめです。

課題発見力や改善提案力を効果的にアピールすることで、自分の強みを伝えましょう。

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経験者の場合

UIデザイナー経験者がポートフォリオを作成する際は、「量より質」を意識することが大切です。数を並べるのではなく、一つひとつのプロジェクトの目的や成果を丁寧に伝えましょう。

たとえば、どのように課題を解決し、どのような貢献をしたのかを、具体的な数値とともに示すのがおすすめです。また、ポートフォリオ全体の色味やフォーマットを統一することで、見やすさが向上し、ポートフォリオ自体を「作品」として見せられるようになります。

押さえておきたいのは、ポートフォリオは一度作って終わりではなく、定期的に見直してアップデートするのが重要ということ!常に最新のスキルや実績をアピールできるようにしておきましょう。

UIデザイナーのポートフォリオの「見せ方」とアピール術

ここでは、UIデザイナーのポートフォリオの見せ方とアピール術を4つ紹介します。

採用担当者の心を掴むためにも、ぜひ参考にしてください。

冒頭に自信のあるor関連性の高い作品を掲載する

UIデザイナーのポートフォリオでは、冒頭に自信のある作品や、応募先企業と関連性の高い作品を掲載しましょう。採用担当者は、最初の数秒でそのポートフォリオに目を通すかどうかを判断するため、第一印象が鍵となるからです。

自分の得意分野なテイストのデザインや、特に成果が出たプロジェクトを選び、魅力を端的かつインパクトのある形で伝える意識を持ってみてください。応募先のサービスやターゲットユーザーと近い作品であれば、その企業への理解度や適性もアピールできます。

成果物だけでなく「プロセス」を見せる

UIデザインでは、見た目の美しさだけでなく、どのような課題に対してどんな意図とプロセスで取り組んだのかが重視されます。採用担当者にUIデザイナーとしての思考力や課題解決力を伝えるためにも、プロセスの共有は欠かせません。

たとえば、ユーザーリサーチの結果や前後のデザイン比較などを取り入れ、どのような判断で最終形に至ったのかを丁寧に言語化しましょう。プロセスが明確に伝わることで、作品の背景やスキルの専門性の高さがより評価されやすくなります。

UIを意識する

ポートフォリオ自体の「見せ方」にも、UIデザイナーとしての力量が問われます。誰が見ても直感的に操作できる構成や、ストレスのない導線設計、適切な情報整理ができているかが重要な評価ポイントです。

ポートフォリオが見づらかったり、ナビゲーションが分かりづらかったりすると、それだけでマイナス印象につながる可能性も。レイアウトや配色、余白の使い方まで含めて、UIの基礎を意識して設計しましょう。

ポートフォリオの形式を使い分ける

ポートフォリオは、複数の形式を用意し、応募先や用途に応じて使い分けるのが理想です。具体的には、以下の3つの形式があります。

  • オンラインポートフォリオ
  • PDFポートフォリオ
  • プリントポートフォリオ

オンラインポートフォリオは、URLを送るだけで簡単に共有できるのが大きなメリットです。PDFポートフォリオは、ファイル添付が必要な応募や、面接時の資料として重宝します。プリントポートフォリオは、対面での面接で使用することが多く、実物を手に取って見せられるのが魅力でしょう。

結局UIデザイナーにはどのポートフォリオが便利なの?

現在、UIデザイナーの間では、オンラインポートフォリオが主流になっています。リンクを共有するだけで簡単に閲覧してもらえるだけでなく、デザインプロセスやインタラクションも視覚的に伝えやすいため、効果的にアピールできるでしょう。

デザイン職のポートフォリオの構成要素

デザイン職のポートフォリオには、次の4つの構成要素を含めることが大切です。

  • 自己紹介
  • 学歴や経歴
  • スキルと実績
  • 連絡先・お問い合わせフォーム

まず「自己紹介」では、自分がどのようなデザイナーで、どんな強みを持っているのかを簡潔に伝えましょう。「学歴や経歴」では、これまでの経歴や関わったプロジェクトなどを具体的に記載します。

「スキルと実績」では、使用できるデザインツールやスキル、これまでの成果を、数値や事例を交えてアピールすると効果的です。最後に「連絡先・お問い合わせフォーム」を掲載しておくことで、採用担当者がスムーズに連絡を取れるよう配慮してください。

UIデザイナーがポートフォリオに記載したい情報

UIデザイナーがポートフォリオに記載したい情報は、以下の5つです。

それぞれ詳しく解説します。

プロジェクトの概要

まずはポートフォリオに掲載する作品ごとに、わかりやすいタイトルをつけましょう。そのうえで、どのようなサービスや製品のデザインに関わったのかを明記し、プロジェクトの背景や目的、対象ユーザーなどを簡潔に記載します。

必要に応じて、実際の画面や成果物の画像も添えると、より視覚的に伝えられるでしょう。

役割

ポートフォリオには、自分がプロジェクト内でどのような役割を担っていたのかを具体的に記載しましょう。UI設計、プロトタイピング、ユーザーインタビュー、要件整理、開発チームや他職種との連携など、担当した業務の内容を明確にすることで、チーム内での立ち位置や得意分野が伝わりやすくなります。

単なる参加メンバーではなく、どのように価値を提供したかを意識して記述することが大切です。

見つけたユーザーニーズ

UIデザイナーに求められるのは、ユーザー視点での課題発見力です。プロジェクトの中でどのようなリサーチを行い、どのようなユーザーニーズやペインポイントを見つけたのかを具体的に記載しましょう。

ユーザーインタビューやヒューリスティック評価といった調査手法と、その結果どのようなインサイトが得られたかを示すことで、ユーザー理解の深さをアピールできます。

デザインコンセプトや工夫したポイント

デザインに込めた意図や工夫した点も、ポートフォリオにしっかり盛り込みましょう。なぜその配色や構成にしたのか、どのような課題を解決するための設計だったのかなど、根拠のあるコンセプトを示すことが重要です。

ビジュアル面だけでなく、ユーザビリティやアクセシビリティへの配慮、操作性の工夫なども記載すると、思考力や提案力を具体的に伝えることができます。

ユーザーテスト・サービスリリース後のフィードバック

デザインの成果を裏づける要素として、ユーザーテストやリリース後のフィードバックを記載することも大切です。たとえば、「操作性に関する満足度が向上した」「離脱率が20%改善された」「ユーザーから高評価のレビューを得た」など、定量・定性的な結果を交えて記載してください。

デザインが実際にユーザーにとってどのような価値を生んだのかを示し、実践的なスキルと効果を証明しましょう。

【ポートフォリオ完成後】UIデザイナーとして選ばれ続けるための秘訣

UIデザイナーとして選ばれ続けるための秘訣は、以下の2つです。

ポートフォリオ完成後は、ぜひこれらを意識してみてください。

最新のUIデザイントレンドをキャッチアップする

UIデザインのトレンドは日々進化しています。常に選ばれるUIデザイナーでいるためには、業界の最新動向や技術の変化を継続的にキャッチアップし、自分のスキルや知識をアップデートし続ける姿勢が欠かせません。

たとえば、インタラクションの最新手法やアクセシビリティ対応、注目されているデザインツールやフレームワークは最低限追っておきましょう。ただ流行を追うのではなく、「なぜそのトレンドが求められているのか」を理解できれば、クライアントやチームに対して納得感のある提案ができるようになります。

フィードバックを積極的に取り入れ、ポートフォリオを更新する

自分のデザインに対するフィードバックを前向きに受け入れ、成長のチャンスとして活かすことも大切です。同時にポートフォリオも定期的に見直し、最新の実績や改善したデザインを反映させましょう。

女性向けキャリアスクールのSHElikes(シーライクス)であれば、未経験からでもUIデザインの基礎から実践を学び、ポートフォリオ制作にも取り組めます。プロの講師からフィードバックも受けられるため、仕事につながる効果的なポートフォリオを作成できるでしょう。

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UIデザイナーのポートフォリオのポイントを理解して、自分の強みをアピールしよう

UIデザイナーとしてポートフォリオを作成する場合は、ポイントを理解して、自分の強みをアピールすることが大切です。未経験者であれば、自主制作や既存サービスの改善提案などを通じて、自分なりの視点やスキルをアピールしましょう。

女性向けキャリアスクールのSHElikesでは、未経験からでもUIデザインの基礎から実践までを学ぶことができます。プロの講師から添削を受けられるほか、実際の案件に挑戦する機会もあり、転職やキャリアチェンジを目指す方にとって心強いサポートが整っています*

少しでも気になった方は、まずは無料体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。

*すべての受講生のお仕事獲得を保証するものではありません。

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ライター 山吹あや
地方国立大学教育学部を卒業後、小中学校教員として11年間勤務。息子とダウン症の娘の子育てとの両立のため、現在は教員を退職しWebライターとして活動中。整理収納アドバイザー2級、教員免許状を保有。
エディター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。