ポートフォリオがない場合でも転職できる?選考通過への対処法と簡単な作り方を紹介

ポートフォリオがない場合でも転職できる?選考通過への対処法と簡単な作り方を紹介

Webデザイナーなどの転職活動で「ポートフォリオがない」と悩んでいませんか?クリエイティブ系の転職にはポートフォリオが必須と思われがちですが、実は、ポートフォリオがなくても工夫次第で転職は可能です。

本記事では、ポートフォリオなしでも選考を通過するための具体的な対処法を紹介。職務経歴書の工夫やSNS発信の活用など、今すぐ実践できる方法から、短時間で作れる簡易ポートフォリオの作り方まで解説します。ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてください。

ポートフォリオがない場合でも転職できる?

一般的にWebデザイナーなどの転職に必須とされているポートフォリオですが、ポートフォリオがない場合、転職は不利となるのでしょうか。

はじめに、ポートフォリオがない場合でも転職できるのか、以下の観点から解説します。

1つずつ見ていきましょう。

ポートフォリオがなくても転職に成功する人はいる

「ポートフォリオがないと転職は不利になる」と不安に思うWebデザイナーは多いですが、ポートフォリオなしでも転職は不可能ではありません。たとえば、前職での実務経験やプロジェクト内容を職務経歴書で丁寧に伝えたり、面接で思考プロセスや成果への貢献を明確に説明したりすれば、ポートフォリオがなくても評価されることがあります。

とくに企業側が求めるスキルと経験が一致していれば、必ずしも「作品集」がすべてではありません。ポートフォリオがないからといって諦めず、自分の強みをどう伝えるかが転職成功のカギとなります。

ポートフォリオが重要視される理由と背景

転職市場でポートフォリオが重視される理由は、「実践的なスキル」と「成果物」を直接確認できるからです。とくにWebデザイナーやWebライターなどのクリエイティブ職では、実際の制作物を通じて技術力やセンスを評価されることが一般的です。

しかし、ポートフォリオがない場合でも、他の方法で実力を伝えられれば、転職も不可能ではありません。たとえば、noteやSNSを活用して自分の知識や制作過程を発信し、それをアピールするのも有効な手段です。

ポートフォリオがない=転職が不可能ではないことを理解し、適切な準備をするようにしましょう。

以下の記事では、未経験者のポートフォリオ事例や、スキル習得と実績作りで理想の転職を目指せるSHElikesの特徴を紹介しています。興味のある方はチェックしてみてください。

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ポートフォリオがない人が今すぐできること

ポートフォリオがないと転職できないのではと不安に思う方は多いものです。とくに未経験者や過去の実績を整理してこなかった方にとっては、大きなハードルに感じられるでしょう。

しかし、完璧な作品集がなくても、視点を変えることで転職活動を有利に進める準備は十分可能です。

ここからは、ポートフォリオがない方が今すぐ取り組める3つのポイントを紹介します。

こうした小さな一歩が前進につながるので、ぜひ実践してみてください。

まずは「何が求められているか」の明確化

ポートフォリオがない状態で転職を成功させるには、まず応募先企業が何を重視しているのかを把握することが大切です。職種や業界によって求められるスキルや成果は異なるからです。

たとえば、デザインの「見た目」よりも「思考プロセス」や「チームでの役割」が重視される場合もあります。募集要項やコーポレートサイトの社員インタビューなどをリサーチし、求められる要素を洗い出しましょう。それに合わせて、自分の経験や強みをどうアピールするかを考えることが大切です。

「学習ポートフォリオ」の活用

制作実績がない場合でも、「学習ポートフォリオ」は未経験者のポテンシャルを示すツールとして活用できます。学習ポートフォリオとは、学んだ内容や取り組んだ課題・自主制作物をまとめたものです。

具体的には、オンライン講座で制作した課題や、自主的に取り組んだデザイン練習の過程などを記録し、体系的に整理して提示をします。完璧な仕上がりでなくても、「どのように考え、どのように学んでいるか」が伝われば、ポテンシャルを示す有効なアピール材料になります。

SNSやnoteなどで知識や思考の発信

ポートフォリオがすぐに用意できない場合、SNSやnoteなどのプラットフォームを活用した情報発信も有効です。学んだことをアウトプットしたり、X(旧Twitter)で学びの過程について投稿したりすることで、自身の興味関心やスキルが外部からも確認できるようになります。

こうしたアウトプットは、たとえポートフォリオが形式的に整っていなくても、「行動している姿勢」のアピールになります。SNSでの発信は無料で始められるうえ、履歴としても残るので、ないよりは圧倒的に有利です。

転職活動時にポートフォリオがない場合の対処法

転職活動時にポートフォリオがない場合、代替案を用意し、どう伝えるか工夫することが重要です。ここでは、ポートフォリオがない場合の具体的な対処法を3つ紹介します。

「見せ方」次第で、十分に自分をアピールすることは可能なので、ぜひ実践してみてください。

職務経歴書でプロジェクト内容を詳細に書く

ポートフォリオがない場合は、職務経歴書を工夫することでアピールが可能です。関わったプロジェクトの目的や背景、成果だけでなく、自身の役割・貢献度やスキルをどう発揮したかを具体的に記載することで、自己アピールができるでしょう。

例えばWebディレクターの場合、チーム内で使用した業務フロー資料や要件定義書を元に、「課題→施策→数値結果」でプロセスと成果をまとめ、課題解決力をアピールすることは可能です。自分がどのような課題に直面し、どう乗り越えたのかを職務経歴書で言語化する意識が大切です。

制作物が確認できるURLを添える

ポートフォリオがない場合でも、過去に携わった制作物がWeb上に公開されているのであれば、それが確認できるURLを応募書類に添えるのは効果的な対処法です。成果物があれば、それを示すことで実績として証明できます。

また、「自分がどの部分を担当したのか」「どのような目的で制作されたか」なども補足すれば説得力が生まれます。ポートフォリオという形で整理できていなくても、実務での成果物を通じて能力をアピールする代替案として活用できるでしょう。URLを共有する際は、リンク切れにも注意しておくことが大切です。

面接で実績を説明する

面接の場では、ポートフォリオの代わりに実績を丁寧に言語化して伝えることが重要です。自分の行動や思考プロセスを具体的に話すことで、成果だけでなく課題解決力や主体性もアピールできます。

ポートフォリオの提出が難しいことを正直に伝えつつ、限られた情報の中でもしっかり説明しようとする姿勢は、面接官に好印象を与えるポイントです。事前に伝えたい内容を整理し、実績をしっかり言語化する準備をしておきましょう。

時間がない人向け|簡易ポートフォリオの作り方

転職活動中に「ポートフォリオが必要」とわかっていても、時間が取れず準備が進まない……ということもあるでしょう。完璧な作品集を用意しなくても、工夫次第で“見せられる形”にすることは可能です。

ここでは、忙しく時間がない人でも実践できる簡単なポートフォリオの作り方を3つ紹介します。

ぜひポートフォリオ作成の第一歩として参考にしてください。

ポートフォリオ用テンプレートの活用

短期間でポートフォリオを用意するなら、専用のテンプレートを活用するのが効率的な作り方です。ポートフォリオ用のWebサービスやPowerPoint、Notionなど、テンプレートが整っているツールを使えば、デザインに自信がない人でもすぐに体裁を整えられます。

テンプレートをもとに、自己紹介・スキル・実績・制作物の概要を入れるだけでも、「見せられる」ポートフォリオになります。転職活動中に「急ぎでポートフォリオが必要」という人にとって、時短かつ効果的な対処法です。

手持ちの資料や日々のアウトプットを組み合わせる

すでに手元にある資料や日々のアウトプットを活用する方法もあります。過去の業務資料、議事録などから成果物や実績に関する部分を抜粋・構成し、プレゼン資料風にまとめるのも手です。

さらに、日々発信しているSNSやnoteの投稿も、自分の考え方や成長過程を示す材料として活用可能です。ポートフォリオがないからといってゼロから作らなくても、すでにある素材を組み合わせれば、転職活動で活かせるアピールツールになります。

整備中であることを伝えて“できる範囲”で見せる

時間がなく、ポートフォリオが未完成な場合でも、「現在整備中である」と正直に伝えることは大切です。その際、「現在より詳細なポートフォリオを作成中ですが、まずは概要として以下をご確認ください」といった丁寧な説明を添え、“できる範囲”で見せられる資料を用意しておきましょう。

「一部のみ提出可能」「概要だけ先に共有」など、限定的でも構わないので、何もないよりは確実に印象が良くなります。完璧に仕上げることにこだわらず、現状を活かしたアピール方法を考えることが成功のポイントです。

転職に向け魅力的なポートフォリオを作成したい方におすすめのSHElikes

ポートフォリオ作りにお悩みの方には、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめです。SHElikesは45以上の職種スキルを学べるオンラインスクールで、学習しながらポートフォリオの作成ができます。

ここからは、SHElikesの特徴と受講生・卒業生のポートフォリオ作品例を紹介します。

学習×アウトプットでポートフォリオが作れる

転職を成功させるために、魅力的なポートフォリオを作りたいと考えている方におすすめなのがSHElikes。SHElikesは45以上の職種スキルが定額・学び放題。Webデザインマーケティングライティングなどさまざまな分野のオンライン講座が用意されており、自分の興味や目標に合わせて必要なスキルを組み合わせて学ぶことが可能です。

未経験者でも実践的な課題に取り組みながら学習できるため、学習と並行しながらポートフォリオ作品の作成が可能です。講師からのフィードバックを受けながら作品をブラッシュアップできるので、転職に効果的なポートフォリオの完成が目指せます。

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SHElikes受講生・卒業生のポートフォリオ作品例

最後に、SHElikes受講生・卒業生によるポートフォリオ作品を紹介します。

これからポートフォリオを作成したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

みやびんさん|Webデザイナー

みやびんさんのポートフォリオは、洗練された名刺デザインを冒頭に配置した印象的なサイトです。自身のクリエイティブモットーから実際の制作実績に至るまで、すべてのコンテンツが明確な意図と一貫性をもって体系的に整理されています。

猫のモチーフと爽やかな水色を基調としたデザインテーマで、ページ全体に統一感を生み出し、洗練された印象です。全体的な構成はシンプルでありながらも、装飾やインタラクティブ要素が閲覧者の目を引き、クリエイターとしての独自の感性とデザインスキルが効果的に表現されています。

みやびんさんのポートフォリオはこちら

クガイシオリさん|Webライター

クガイシオリさんのポートフォリオは、Notionの機能を活かした実用的な作品です。ライターとして執筆した記事がジャンル別にギャラリー形式で整理されており、シンプルながらも整った構成が特徴的です。

執筆テーマの多様性と専門性が一目でわかるレイアウトで、ライターとしての実力と対応可能な領域を効果的にアピールしています。Notionを使った手軽さと実用性を兼ね備えたポートフォリオの好例です。

クガイシオリさんのポートフォリオはこちら

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ポートフォリオがない場合でも工夫次第で転職できる

ポートフォリオがなくても、工夫次第で転職は可能です。職務経歴書の工夫やSNSでの発信、過去の実績の見せ方など、今ある資源を活用することで選考突破の可能性を高められます。

また、時間がない方でも作成ツールなどを活用して、短時間でポートフォリオを作ることも可能です。本記事を参考に、ぜひポートフォリオを作ってみてください。

これからポートフォリオを作りたいと考えている方には、SHElikes(シーライクス)がおすすめです。SHElikesでは、学習しながらポートフォリオの作成も行えるので、気になる方は無料体験レッスンからぜひお試しください。

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ライター ゆきの
ある日Webライターの仕事と出会い、「自分の力で稼げるようになりたい!」とフリーランスのライターとして活動を開始。SEO記事を中心にインタビュー記事など多岐にわたって執筆。信用組合での窓口業務や法律事務所でパラリーガルを経験。SEO検定1級所持。
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。