スクール受講生のポートフォリオ作品例!作り方や印象に残すためのコツも解説

スクール受講生のポートフォリオ作品例!作り方や印象に残すためのコツも解説

デザイナーや Web制作者などクリエイターを目指す方にとって、ポートフォリオは自分のスキルや作品を効果的に紹介する重要な存在です。しかし、「どのような作品を載せればよいのか」「そもそもポートフォリオの作り方がわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、女性向けキャリアスクール(シーライクス)SHElikes受講生の実際のポートフォリオ作品例を紹介しながら、印象に残るポートフォリオのデザインや構成といった作り方のコツを解説します。

ポートフォリオはなぜ重要?

ポートフォリオはクリエイターにとって、自分のスキルや実績を視覚的に伝える作品集となります。転職活動の際やフリーランスとしての営業活動の際、これまでの制作物を通じて具体的な実力をアピールするために必要なもの。そのため、ポートフォリオの出来栄えが選考の評価を大きく左右します。

採用担当者の多くは、履歴書や職務経歴書と同じくらいポートフォリオの中身を重視しており、作品の完成度や制作過程から応募者の能力を判断します。そのため、実際に「どのような仕事ができるのか」を一目で伝える手段として、ポートフォリオは欠かせない存在です。

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SHElikes受講生のポートフォリオ作品例

ここでは、デザイナーやWebライターなど、異なる職種のSHElikes受講生の作品例を紹介します。

構成の工夫やサイト全体の見せ方など、参考にしてください。

まゆこさん|Webデザイナー

まゆこさんのポートフォリオは、シンプルで洗練されたデザインが際立っており、全体を通して統一感と見やすさが感じられます。特に印象的なのは、トップページに自分の写真を掲載している点。閲覧者に対して親しみや信頼感を与える工夫が伝わります。

また、全体のレイアウトやナビゲーションも直感的で、ユーザーエクスペリエンス(UX)を重視した設計になっている点も魅力のひとつ。掲載作品のバリエーションや色使い、フォント選択など、まゆこさん独自のセンスやこだわりが随所に感じられます。

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みやびんさん|Webデザイナー

みやびんさんのポートフォリオの特徴は、作品の幅広さです。コーポレートサイトからECサイト、ランディングページまで幅広いジャンルの作品を掲載しており、各案件において異なるデザインアプローチを取っていることがわかります。

さらに、クライアントのコメントも掲載されていることで、実際のクライアントからの評価やフィードバックを確認できる点も大きな魅力。結果として、みやびんさんがどのように要望をくみ取り、柔軟かつ丁寧に対応しているかが伝わります。

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meguさん|LPデザイナー・Webデザイナー

meguさんのポートフォリオの魅力は、デザインに対する考えや工夫がしっかりと言語化されている点です。文字や画像の配置、配色・フォントの選定など、それぞれに明確な意図があり、マーケティング視点やユーザー行動を踏まえた設計であることが伝わってきます。

このような根拠のある説明は、クライアントに「成果を出せるデザイナーである」という安心感を与える要素です。さらに、サイト全体の構成はシンプルで、閲覧者がスムーズに実績やプロフィールにアクセスできる導線設計も優れています。

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クガイシオリさん|Webライター

クガイシオリさんは、WebライターのためNotionを活用した文章ベースのポートフォリオを作成しています。SEOライティングやインタビューなど記事をジャンル別に分類し、読みやすく構成されています。

キャリアスクールにてコミュニティプランナーとして活動した実績やフリーランス限定のコミュニティの運営についても紹介。そのため、「書く」ことだけにとどまらない多様な経験が伝わり、仕事への姿勢や人柄にも信頼感を与える内容になっています。

クガイシオリさんのポートフォリオはこちら

楓子さん|デザイナー

楓子さんのポートフォリオは、個性的なデザインセンスと統一感のあるブランディングが印象的です。注目すべきは、飲食業界に9年間在籍していた背景より「デザインにも栄養を与えられるデザイナーでいたい」という自身のデザインスタイルやコンセプトが明確に打ち出されている点。結果として、見る人に強い印象を残すことに成功しています。

さらに、各作品には制作時の想いも添えられており、デザイナーとしての人柄や価値観も伝わってきます。イラストからWebデザインまで多岐にわたる作品を通じて、幅広いクリエイティブスキルをアピールできている点も優れたすぐれたポイントです。

楓子さんのポートフォリオはこちら

ポートフォリオの構成要素と作り方

魅力的なポートフォリオを作成するためには、基本的な構成要素を理解し、適切な見せ方をするのが大切です。ここでは、クリエイターが就職・転職活動や案件獲得で成果を上げるために必要な、ポートフォリオの核となる4つの要素とその作り方を解説します。

自己紹介の書き方や掲載する作品の選び方は特に重要となるため、しっかりおさえておきましょう。

自己紹介

自己紹介のセクションは、人柄やバックグラウンド、デザイナーとしての想いを伝える重要な部分です。単純な経歴の羅列ではなく、なぜこの分野を選んだのか、どのような価値提供ができるのかを具体的に記載しましょう。

たとえば、前職での経験がデザインワークにどう活かされているか、どのような課題解決にやりがいを感じるかなど、自分だけのストーリーを盛り込むことで印象に残る自己紹介になります。また、趣味や興味のある分野も適度に含めることで、人間味のある魅力的なプロフィールが完成します。

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作品紹介

作品紹介は、ポートフォリオの中核となる重要なセクションです。ただ作品を並べるだけでなく、以下の内容を体系的に整理して紹介しましょう。

  • 制作背景
  • 課題設定
  • 解決アプローチ
  • 使用ツール
  • 制作期間 など

可能であればクライアントからのフィードバックや実際の成果(アクセス数向上、問い合わせ増加など)も併記すると、より説得力のある作品紹介になります。

スキル

スキルの紹介パートでは、自分が保有する技術スキルやツールの習熟度をわかりやすく整理して提示します。たとえば、デザインソフト(Photoshop、Illustrator、Figma など)の操作レベルから、HTML/CSS、JavaScriptといったコーディングスキルを具体的なレベル感と共に記載しましょう。

その際には、「Photoshop:上級(3年間の実務経験、レタッチ・合成作業が得意)」といった具合に、単にツール名を列挙するのではなく、実務レベルや得意分野まで明記することがポイントです。

将来のビジョン

将来のビジョンでは、自分のキャリア目標や今後挑戦したい分野、長期的な成長計画を伝えます。このセクションを設けることでに、採用担当者やクライアントに対して、成長意欲と自身のビジョンを示すことが可能です。

また、現在学習中のスキルや取得予定の資格なども含めることで、向上心の高さもアピールできます。

印象に残るポートフォリオ作りのコツ

ここでは、クリエイターとして印象に残るポートフォリオ制作のコツを紹介します。

自分の強みや個性がしっかりと伝わるポートフォリオにするために、ぜひ参考にしてください。

読み手に合わせた内容にする

効果的なポートフォリオ作りの最初のコツは、想定する読み手(採用担当者、潜在クライアント、協業パートナーなど)のニーズや興味に合わせて内容をカスタマイズすることです。たとえば、Web制作会社への転職を目指す場合は、企業サイトやECサイトの制作実績を中心に構成し、フリーランスとして活動したい場合は、ジャンル別の作品で柔軟な対応力をアピールします。

採用担当者やクライアントが何を知りたいかを意識したうえで、ポートフォリオを構成するようにしましょう。

制作背景やプロセスの説明を添える

単に作品を掲載するだけでなく、制作の背景や作品の作り方の具体的なプロセスをくわしく説明すれば、問題解決能力や思考力のアピールにつながります。たとえばサイト制作の場合、次の内容を時系列で整理しましょう。

  • クライアントの課題
  • ターゲットユーザーの分析
  • コンセプト設計
  • ワイヤーフレーム作成
  • デザイン制作
  • テスト・改善

さらに、制作中に直面した困難やそれをどう克服したかも含めれば、実務での対応力や粘り強さも強調できます。

見やすいレイアウトと一貫性のあるデザインにする

あなたがデザイナーの場合、ポートフォリオ自体のデザインクオリティは、自分のスキルレベルを直接的に表現する重要な要素です。そのため、情報の階層構造を明確にし、適切な余白をとったりタイポグラフィを工夫したりして、読みやすいように心がけましょう。

次の内容に一貫性を持たせることで、プロフェッショナルで洗練された印象も与えられます。

  • 配色
  • フォント
  • アイコン
  • 画像のトーン など

たとえば、メインカラーを2〜3色に絞り、全ページで統一感のある見せ方を意識するとよいでしょう。

定期的にアップデートする

ポートフォリオは一度作成したら終わりではなく、継続的にアップデートしていく必要があります。新しい作品の追加はもちろん、スキルアップに伴う既存コンテンツの改良などは定期的に行うべきです。

アップデートする際は、プロのクリエイターにポートフォリオを見てもらい、フィードバックをもらうのもおすすめです。

SHElikesならポートフォリオ作りにも役立つ実践スキルが学べる!

SHElikesでは、ポートフォリオ制作に必要な実践的なスキルを総合的に学ぶことができます。たとえば、Webデザインコースでは、PhotoshopやIllustratorの基本操作から応用テクニック、UI/UXデザインの考え方まで段階的に学ぶことが可能です。

また、コーディングコースでHTML/CSSを学び、自分でポートフォリオサイトを構築することもできます。さらに、ライティングコースやマーケティングコースもあわせて受講すれば、作品説明文の書き方やSEO対策まで身につけることができ、より訴求力の高いポートフォリオを作成できるようになります。

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魅力的なポートフォリオで理想のキャリアを実現しよう

ポートフォリオ作成は一朝一夕でできるものではありませんが、しっかりとした戦略と継続的な努力により、キャリア目標の達成に役立つ強力な武器になります。魅力的なポートフォリオ作成やWebデザインスキルの向上には、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめです。

SHElikesでは、45以上の職種スキルが学び放題となっており、初心者の方でも安心して始められる基礎コースから、より実践的な演習コースまで多くのコースを提供。講師からのアドバイスやフィードバックをもらいながら、スキルアップとあわせて魅力的なポートフォリオが作成できます。

興味を持った方は、ぜひ無料体験レッスンへ参加してみてください。

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ABOUT ME
ライター / ライター AKI SHOJI
鹿児島出身のWebライター。 慶応義塾大学卒業後、IT企業を経て現在は広告代理店勤務。 ダブルワーク中、SHEに出会い、女性ひとりひとりの価値観やバックグラウンドを大切にする理念に共感し、Webライターとして就業開始。 女性が「年をとることはステキなことだ」と思えるような 心に寄り添う記事執筆が信念。 保持する資格は、Google Ads 認定資格・Google アナリティクス個人認定資格・ウェブ解析士。 趣味はダイビングと海外旅行、保護犬のポメラニアン「ふくちゃん」とふたり暮らし。
エディター wami
企業でプロジェクトマネージャーとして働きながら、副業ライターとして活動中|ECサイトディレクター⇒UXデザイナー⇒プロジェクトマネージャー|主にIT系・Webマーケティング系・転職系の記事を執筆

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。