寒い冬が過ぎ、いよいよ新年度が始まりましたね。街中でリクルートスーツの新卒社員を見かけることも増え、この機会に自分も心機一転、新しいスタートを切りたい! と考えている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、「何をしたらいいかわからない……」「新しいことを始めても、結局続かない……」と悩んでいる方も少なくないはず。私自身、やってみたいことは色々思い浮かぶものの、優先順位が立てられなかったり、期限がないからずるずると後回しにしてしまったり……始めることも、続けることも苦手なタイプでした。
そんな私でしたが、自分に合った習慣づくりの方法に出会い、最近はスキルアップのための勉強を始め、新しい友人ができ、長年憧れていた国への旅行計画を立て始めるなど、どんどん行動できるようになっています。今回は、私が取り入れている「新しいことを始めて、続けられる習慣づくり」の方法を5ステップでご紹介します。
ステップ1. やりたいことをリストアップしてみよう

まずは、ノートとペンを用意して、やりたいことをどんどんリストアップしていきましょう。「近所のカフェに行ってみたい」「気になっている映画を一気見したい」などの小さなことから「年収を◯◯万円アップさせたい」「海外で生活したい」などハードルの高いことまで、なんでも大丈夫です。自分の本音に出会うためにも、とにかくたくさん、素直な気持ちを書き出してみましょう!
やりたいことがなかなか思い浮かばない方は、今の気持ちや状態を書き出すところから始めて、どうしたらその状態をより良くできそうか、考えてみてください。例えば「すごく疲れていて毎日眠い」としたら、睡眠の質が悪かったり、長時間労働で疲れが溜まったりしているのかもしれません。改善に繋がりそうなこととして「毎日寝る前にストレッチしたい」「枕とマットレスを買い換えたい」「残業の少ない職場で働きたい」など、さまざまな難易度のやりたいことが思い浮かんできませんか?
ステップ2. 今年度にやりたいことを25個、厳選しよう
次に、ステップ1で書き出した「やりたいこと」の中から、今年度に達成したい項目を25個、選んでみてください。一目で見やすく、さまざまな種類の目標を取りそろえやすい目安として「25個」としているので、多少増減しても大丈夫です。
やりたいことが厳選できたら、いつも使っている手帳に書き込んだり、スマホのメモ帳に入力したり、とにかく「毎日、パッと見返せる場所」に、やりたいことリストを清書しましょう。私の場合は25個を選んで、5×5のマス目にやりたいことを書き込んだ「やりたいことビンゴ」を作っています。達成度がわかりやすく、ゲーム要素があって楽しんで取り組めるので、おすすめです!
ステップ3. 自分が何に時間を使っているか把握してみよう
やりたいことが厳選できたら、次のステップとして、今の自分が毎日何に時間を使っているのかを確認してみましょう。直近1週間を振り返って、過去のスケジュールを書き出してみてください。1時間ごとの予定が書き込めるバーチカルタイプの手帳や、スマホのカレンダーを使うと振り返りやすいですよ。
スケジュールを書いてみると、意外とすきま時間があることに気付くのではないでしょうか。私の場合は、平日に疲れて帰宅した後、お風呂に入るまでや、布団に入るまでにダラダラとしてしまうことがあり、そういった「すきま時間」を集めると、なんと2時間以上もありました。そんなすきま時間を使って、やりたいことを叶えるための習慣づくりをしていくのが次のステップです。
ステップ4. すきま時間にやりたいことを組み込んでいこう
自分の時間の使い方を把握した後は、毎日のすきま時間に、やりたいことに取り組む予定を入れていきましょう。急な予定変更にも備えて、最初は少しずつ、短時間でもできる簡単なことから予定に組み込んでいくことをおすすめします。
やりたいことリストの中で、長期的に取り組む必要があるものは、細分化すると予定に落とし込みやすくなります。たとえば、やりたいことが「転職」の場合、まずは「自分のスキルや経験の棚卸しをする」「やりたい仕事をリストアップする」「興味のある業界動向を調べる」「必要なスキルを身につける」などに細分化できそうですね。自分のスケジュールや状態に合わせて、日々の予定にやりたいことを組み込んでいきましょう。
ステップ5. やりたいことを宣言してみよう

やりたいことを書き出し、予定にも組み込めたら、習慣づくりの最後のステップとして、周囲の人にやりたいことを「宣言」してみましょう! この時、自分が尊敬している人や、大切だと感じている人に向かって宣言することが重要です。
人には、自分が期待されていると感じ、期待に応えようとすることによって成果が出せる「ホーソン効果」といわれる性質があります。一緒に切磋琢磨できる人や、尊敬できる人にやりたいことを宣言すると「大切な人たちに宣言したからには頑張りたい!」と、前向きにチャレンジできるのです。
参考:日本の人事部「『見られている』状況が人をやる気にさせる? 『ホーソン効果』とは」
そう言われても、そもそも仲間がいないんだけど……という方もいるかもしれません。私の場合は、キャリアスクールで出会った、自分と同じくキャリアアップやキャリアチェンジを志す受講生と、やってみたいことを宣言し、応援しあっています。
私が仲間を見つけたキャリアスクールは「SHElikes」です。SHElikesでは45種類以上のスキルが学べるオンライン講座を受講できるほか、受講生同士でイベントを企画し、スキルや経験を共有しあえる19種類の「コミュニティ」があります。私はコミュニティが主催するイベントに参加したり、コミュニティの運営メンバーになったりすることで、努力や成果を褒めあえる繋がりが増え、やりたいことの達成スピードが格段に上がりました。
やりたいことを「宣言」する力はあなどれません。ぜひ、ステップ5まで試してみてください!
やりたいことに向き合って、一歩踏み出そう
私は、この5ステップを通じて「自分のやりたいことに集中して、達成に向かってコツコツ積み重ねる」ことを習慣化できました。ぼーっと時間を過ごしてしまうときもありますが、仲間の姿に刺激を受けて、私ももう少しだけ頑張ろう、とやりたいことに向き合える日々を過ごしています。
5ステップをやり通すことで、少しずつ、でも確実に、新しい自分に生まれ変わるような変化が得られるはずです。新年度、一歩踏み出したいなと思ったら、ぜひ、やりたいことに向き合うところから始めてみてください。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 エコさん)
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