Webライターとして活躍している方やこれから活動してみたいと思っている方のなかには、「自分のWebライティングスキルはどのくらいなのか」と疑問に思っている方もいるでしょう。
自身のWebライティングスキルを測る方法のひとつに、「Webライティングのテストを受ける」という方法があります。
この記事では、Webライティングのテストがあるサイトやスキルを測るのにおすすめの資格試験を紹介します。テストや資格試験は初心者向けから経験者向けまで幅広くあるため、スキルや経験に応じて自分に合ったものを選んで受験してみてください。
実力試しに!Webライティングのテストがあるサイト3選
ライター募集の求人サイトやクラウドソーシングサイトでは、Webライティングのテストが受けられるケースがあります。代表的なサイトは、次の3つです。
それぞれのテストの概要について解説します。
ライターステーション
ライターステーションは、在宅で記事を書くライターを募集する求人サイトです。ライターステーションでは、ライターとして登録する際にテストがあります。登録時のテストに合格することで、ライターとして案件を受注できるようになります。
テストは指定されたテーマについてライティングを行う形式です。作成した課題文を提出すると、後日合否についてのメールが送付されます。未経験歓迎となっていますが、ある程度のライティングスキルがないと合格することは難しいため、自身の実力を測ることにもつながるでしょう。
ただし、ライター募集は不定期で行われるため、募集時期については公式サイトを確認するようにしてください。
CrowdWorks
クラウドソーシングサイトのひとつであるCrowdWorksでは、Webライターの知識や技術を評価する「WEBライティング検定」を実施しています。CrowdWorksのサイトにログインすることで、いつでも受験が可能です。
Webライティングの基礎的なスキルを証明する3級は、無料のマーク式テストで実施されます。2級と1級は記述式のテストで、2級の受験料は税込み10,000円、1級は25,000円です。
検定に合格するとCrowdWorksのプロフィールに合格証が表示されるため、クライアントへのアピールにつながります。
サクラサクワークス
クラウドソーシングサイトのひとつであるサクラサクワークスでは、報酬のない「執筆テスト」と報酬のある「ライティングテスト」の2つの受験が可能です。サクラサクワークスはスカウト案件が中心となっているため、各種テストに応募してライティングスキルをアピールすることで、記事作成の依頼の可能性が高まるとされています。
また、執筆テストよりもライティングテストのほうが案件の相談率が高まると明記されています。
Webライティングのテストに必要なスキル
Webライティングのテストでは、一般的に次のようなスキルが求められます。
それぞれについて解説します。
文章力・構成力
Webライティングを行ううえで、基本的な文章力は必要不可欠です。正しい文法や表記方法になっているか、誤字脱字はないか、読みやすい文章になっているかなどは、どのテストでも求められる最低限のスキルといえるでしょう。
また、読者にとって読みやすく理解しやすい文章にするためには、構成力も重要です。いくら有益な情報が書かれていても、適切な構成でなければ、だらだらとした読みにくい文章になってしまう恐れがあります。全体の流れを意識した構成で文章を書けることも重要なスキルといえます。
Webライティングスキル
Webライティングスキルとは、Web媒体に適した文章を作成するために必要なスキルです。たとえば検索エンジンから評価されるよう、キーワードを適切に文章に含めたり、ユーザーの検索意図に沿った内容にしたりすることが求められます。
キーワードのリサーチや上位表示されている記事の分析などを行い、検索エンジンから評価され、ユーザーにとって有益な記事になるように心がけて執筆することが大切です。
テスト課題の理解力
テストの課題を正しく理解する力は、今後Webライターとして仕事をしていくうえでも役立つスキルです。
テストの課題には、必ず出題側のねらいや意図があります。どのような意図で出題されているのか、どのような文章が求められているのかなどを正しく理解しているかどうかは、重要な採点ポイントになるでしょう。
実際にライターとして仕事をする場合にも、その記事を通してどんな成果につなげたいのか、どんな読後感を与えたいのかなどねらいがあります。テストの課題に対する理解は、実際の仕事でメディアのねらいを理解するのと同じことです。課題への取り組み方や課題への理解は、仕事への態度として受け取られます。架空のお題だからと気を抜かずに取り組みましょう。
ルールの遵守
Webライティングでは、遵守すべきルールがいくつかあります。たとえばほかのWebサイトの文章をコピー&ペーストしない、ほかの情報源から内容を引用する際は引用元を明記するなどのルールは、どの媒体で執筆する際にも遵守すべきルールです。
また、提示されたレギュレーションを遵守しているかという点も重要なポイントといえます。ほかにも、記事全体でトーン&マナー(トンマナ)を揃える、表記ゆれがないようにするなども、記事のクオリティを担保するためには重要です。
コミュニケーション能力
Webライターとして活躍するためには、コミュニケーション能力も重要なスキルのひとつです。クライアントのニーズに応じた文章を作成したり、チームでスムーズに業務を進めたりするためには、コミュニケーションは欠かせません。
テストの形式にもよりますが、課題の提出やフィードバックを受ける際には、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。テキストベースのコミュニケーションになることが多い場合は、どんな文章であれば伝わりやすいか、どのような言葉遣いであれば、互いが気持ちよいコミュニケーションがとれるかなど、工夫するようにしましょう。
Webライティングに関連するコミュニケーションの丁寧さなどは、ライターの人柄や仕事ぶりの誠実さとして、印象に直結します。一緒に仕事をしたいと思ってもらえるコミュニケーションを心がけましょう。
Webライティングの能力を測れる資格試験4選
Webライティングの能力を測るためには、資格試験に挑戦してみるのもおすすめです。Webライティングの能力を測れる代表的な資格試験は、次の4つです。
それぞれの資格試験の概要を解説します。
Webライティング能力検定
Webライティング能力検定は、一般社団法人日本WEBライティング協会が主催する検定試験で、SEOに有利な文章作成スキルを測る検定です。試験の取得点数に応じて、1級から3級までの等級が認定されます。
試験内容は、「国語」「ウェブライティング」「コピーライティング、メールライティング」「SEO」「倫理・法律、炎上対策」に関する選択問題と、200~300文字で記述する「Webライティングに関するミニ論文」があります。
WEBライティング技能検定
WEBライティング技能検定は、一般社団法人クラウドソーシング検定協会が主催する検定試験で、合格すると「WEBライティング実務士」として認定されます。受験するには「WEBライティング技能検定講座」の受講が必要です。
講座では、クラウドソーシングで仕事を獲得するために必要なビジネスマナーやWebライティングの基礎知識、文章作成技術などを学べます。試験はオンラインで月1回実施されています。
日本語検定
日本語検定は、特定非営利活動法人日本語検定委員会が主催する資格試験で、日本語の総合的な能力を測る検定試験です。1級〜7級まであり、ライティングスキルを証明するには「大学卒業レベル~社会人中級レベル」とされる2級や、「社会人上級レベル」とされる1級の取得を目指せるとよいでしょう。
試験では「漢字」「表記」「敬語」「言葉の意味」「語彙」「文法」の6つの領域に加え、読解問題などを含めた総合問題が出題されます。
文章読解・作成能力検定
文章読解・作成能力検定は、公益財団法人日本漢字能力検定協会が主催する検定試験で、コミュニケーション力や相手に伝わる文章を書く力などの向上を目的としています。2級・準2級・3級・4級の4つの等級があり、各級の試験では「基礎力」「読解力」「作成力」について出題されます。
学習ツールやテキスト、eラーニング講座なども充実しており、検定に向けた学習を通して論理的に文章を組み立てるスキルを向上させることが可能です。
Webライティングの実技試験(テスト)を受けられるSHElikesとは?
引用:SHElikesライティング入門コース_DAY1より
Webライティングについて学びたい方や自分の実力を試したいという方には、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめです。SHElikesでは、ライティングに関するコースのラインナップが豊富に揃っています。それぞれのコースで課題が設定されており、プロのライターからフィードバックも受けられるため、自分自身の実力を測ったり、スキルの向上を目指したりすることが可能です。
「SEOライティングコース」と「インタビューライティングコース」では、課題の提出と実技試験があります。インタビューライティングコースの実技試験では採点項目も公開されており、その項目に対して点数が付くため、より具体的にスキルを測ることが可能です。
「セールスライティングコース」「エッセイライティングコース」でも課題の提出があり、それぞれフィードバックも受けられます。
Webライティングのテストで自分自身のスキルを測ろう
自分自身のWebライティングスキルを測るためには、客観的な評価を得ることが大切です。テストや資格試験に挑戦してスキルを測ることで、さらなるスキルアップを目指せるでしょう。
SHElikesではライティングに関する多様なコースを揃えており、基礎的なライティングスキルからそれぞれの分野に特化した知識やスキルまで、幅広く学ぶことが可能です。
あなたもSHElikesで学び、ライティングスキルの向上を目指しませんか?