働く場所や時間にとらわれないWebライターは、人気の職業のひとつです。ライティングスキルを向上させ、稼げるライターになりたいと考えている人は多いでしょう。ライターとしての知識を習得する方法のひとつに、ライティングにまつわる本を読むことが挙げられます。しかし、ライティングにまつわる本はたくさんあり、どのように選んだらよいかわからないという声もあるようです。
そこで今回は、Webライター初心者の勉強におすすめの本をまとめてご紹介します。電子書籍で読める本も多く、すきま時間で読み進めていくことも可能です。Webライティングスキルを向上させたい、Webライターとしてキャリアを築きたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
Webライター初心者が読むべき本の種類
Webライティングにまつわる本には、いくつかの種類があります。Webライター初心者におすすめしたいのは、以下の5つです。
それぞれ解説していきます。
文章の基礎が学べる本
文章を書くにあたり、基本的な文章力は身につけておきましょう。基礎を押さえていないと伝えたいことがきちんと届かず、読まれない記事になってしまいます。たとえば、よい文章を書くうえでは推敲することが大切ですが、初心者のうちはどこをどう直せばよいのかわからないこともあるでしょう。推敲のポイントがわかると、文章力アップにつながりやすくなります。まずは文章の基礎が解説されている本を読み、基礎を固めておきましょう。
Webライティングの基本が学べる本
Webライティングには、Webならではのルールがあります。レポートや日報、感想文など文章執筆の経験があってもWebライティングの経験がないという方は、Webライティングの基本が学べる本を読んでおくとよいでしょう。Webライティングで重要なのは、Web上での読みやすさ。Webライティングに特化した本で、Webライターに必要な文章スキルを身につけることをおすすめします。
SEOについて学べる本
SEOとは検索エンジン最適化を意味する言葉の略称で、Googleをはじめとする検索エンジンで上位表示するための施策のことです。記事を上位表示させるためには、検索エンジンから評価される記事を作成する必要があります。Webライティングの仕事の多くはSEOを意識した記事作成が求められるため、SEOのスキルは欠かせません。SEOについて学べる本を活用して、体系的な知識を身につけておきましょう。なお、SEO対策はGoogleの方針により随時変更されます。そのため、出版日の新しい本がおすすめです。
セールスライティングが学べる本
セールスライティングとは、検索ユーザーに購入を促すための文章術です。ネットショッピングやオンライン上でのサービス提供が増えているなか、セールスライティングの重要性も高まっています。そのため、商品やサービスを紹介する文章を書く機会は多くあります。セールスライティングにおいては、商品やサービスを紹介するだけでなく、購買心理を理解したうえで行動を起こしたくなるような文章術が必要です。
仕事の獲得の仕方・働き方が学べる本
ライターとして働くにあたり、仕事の進め方を理解しておく必要があります。Webライターとして活躍している人の本を読むことで、仕事の獲得方法や働き方、注意点などが理解しやすくなるでしょう。ライターとしてキャリアを築くうえでの指針を得ることにもつながります。
本の選び方のポイント
Webライティングといっても、SEOライティングやセールスライティングなど、いくつかのジャンルがあります。それぞれ身につけるべき知識やテクニックは異なるため、まずは身につけるべきジャンルを定めてからそのジャンルの本を選びましょう。
また、自分のスキルにマッチした内容かどうかも大切です。ライター初心者は、基本的な知識がわかりやすく解説された本を選ぶと、効率的なスキルアップにつながるでしょう。最後までストレスなく読み進めるために、専門性が高い本よりも読みやすいかどうかも大切です。学びながらスキルを高めていくため、理解しやすい本を選びましょう。
Webライター初心者におすすめの本【厳選5冊】
Webライター初心者におすすめしたいのは、以下の5つの本です。
それぞれの内容をチェックしていきましょう。
SEOのためのライティング教本|『沈黙のWebライティング』
『沈黙のWebライティング』は、SEOに強いライティングのノウハウがわかる人気の本です。謎のWebマーケターが、経営が傾いている旅館が集客を成功させるまでのストーリーとリンクさせ、成果が上がる文章の書き方を解説。論理的思考を結び付けたSEOに強いライティングのポイントを学ぶことができます。
現役ライターによるおすすめポイント解説
分厚い本ではありますが、マンガのように読み進めることができるため、活字に慣れていない人にも読みやすい本です。読者に役立つ記事を書くという心構えやSEOの本質を理解でき、初心者から上級者まで使える知識が詰め込まれています。
文章力を高めるためのライティング教本|『新しい文章力の教室』
『新しい文章力の教室』は、文章力を高める方法が学べる本です。大手ニュースメディア「ナタリー」で新人教育をする著者が、実践的メソッドにより悩まず文章作成ができる方法を伝授します。Webライティングはもちろん、企画書や報告書、レポートなど、さまざまな文章にも活用できる文章力が身に付きます。
現役ライターによるおすすめポイント解説
よい文章=完読させる文章と定めて、書く前の準備を重視している本です。悩まず書くための方法をわかりやすく学べるため、普段書きながら文章を考えている人におすすめです。1つ1つのテクニックがコンパクトに解説されており、読み進めやすくなっています。
書くことを学ぶライティング教本|『20歳の自分に受けさせたい文章講義』
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、話せるのに書けない人のためのライティング教本です。口で説明することはできても、文章にすることができない人は少なくないものです。この本で解説されているのは、話し言葉から書き言葉に変えるノウハウについてです。具体例を踏まえながら授業を受けているような感覚で読み進め、書く技術の理解を深めていくことができます。
現役ライターによるおすすめポイント解説
日本語の使い方やわかりやすい文章構成など、文章の基礎に重点を置いた内容となっています。文章が書けない理由がわからない、スラスラ書く方法が知りたいといった初心者ライターにぴったりです。章末にはまとめが設置されており要点がわかりやすく、見返すときにも便利。20歳の自分に受けさせたいというフレーズがしっくりくるライティング教本です。
Webライティングの基本をサクッと理解|『1時間でわかるWebライティング』
『1時間でわかるWebライティング』は、Webライティングの基礎が理解できる本です。相手に伝える文章の書き方、構成の立て方などをイラスト付きで紹介。SEOの基本もまとめられているため、要点を押さえておくこともできます。Webライティングに欠かせない基礎をわかりやすく理解できる内容です。
現役ライターによるおすすめポイント解説
タイトルにあるように、1時間ほどで読み切れるように作られたWebライティングの本です。要点を絞って解説されているため、短時間で効率的に学びたい初心者ライターに向いています。本で勉強したいけどあまり時間をかけたくない人は、この本から始めてみるとよいかもしれません。
ライターのバイブルになる|『未経験から始める しっかり稼げるおうちライターの教科書』
『未経験から始める しっかり稼げるおうちライターの教科書』は、ライターの働き方を学べる本です。基本的な文章の型やSEOについての知識に加え、仕事を受注して稼げるようになるまでのステップまで丁寧に解説されています。在宅副業でライターとして働きたい人が知りたいことが1冊にまとめられているバイブルのような本です。
現役ライターによるおすすめポイント解説
ライターとして働きたいけれど何から手をつけたらよいかわからない人に向いています。著者は、ライター養成講座を主催する斎藤カオリさん。時間の使い方の例も記載されており、子育て中のママにも参考になります。
【番外編】Webライターにおすすめしたい本5選
上記に加えて、Webライターにおすすめしたい5つの本をピックアップしてご紹介します。
それぞれの内容を紹介していきます。
『ポチらせる文章術』
『ポチらせる文章術』は、セールスライティングについて学べる本です。筆者は「売れるコトバ作り」のプロである大橋一慶さん。得意とするのは「売りにくい商品を売ること」としており、ネット・紙と媒体を問わず多くの広告に携わり成功に導いてきた実績があります。大橋さんのノウハウをもとに商品やサービスを購入させるための言葉選びや文章作成のコツをわかりやすく解説。セールスライティングはもちろん、SNSやブログ、メルマガなど、さまざまなライティングに役立ちます。セールスライティングとは何かという基礎の部分が理解できるため、ライター初心者にもおすすめです。
『校閲記者も迷う日本語表現』
『校閲記者も迷う日本語表現』は、毎日新聞校閲センターから出版されている本です。ライターとして身につけておきたい正しい日本語の使い方を理解することができます。何気なく使っている言葉が実は間違っていたり、新しく定着している言葉があったりと、読んでみると言葉の奥深さに気がつくはずです。校閲者目線での考え方も学べるため、ゆくゆくは編集者や校閲者としての道を検討している人にもよいでしょう。
『ちょっとしたことで差がつく 最後まで読みたくなる 最強の文章術』
『ちょっとしたことで差がつく 最後まで読みたくなる 最強の文章術』は、心をつかむ文章の書き方がレクチャーされている本です。「少し文章を書くのに慣れてきたけどなかなか読んでもらえない」そんな悩みを解決する内容が書かれています。ネット上にはたくさんの情報があふれているため、ただ情報を提示しているだけでは読んでもらえません。この本ではアクセス1位を獲得した記事を分析した、読んでもらうためのノウハウが示されています。OK例とNG例を用いてわかりやすく解説されているのも特徴です。人を惹き付ける記事のテクニックを習得したいなら、読んでおくとよいでしょう。
『人を操る禁断の文章術』
『人を操る禁断の文章術』は、心理学をもとにしたライティング術の本です。著者はメンタリストDaiGoさん。この本では相手の行動を促すことをゴールとして、行動を促すための文章を書くことを目的としています。人の感情をゆさぶる方法を理解できるため、セールスライティングに限らずさまざまな場面で役立つ文章術が学べます。ほかのセールスライティングの本を読む前に読んでおくとより理解しやすくなるでしょう。心理学の観点から言葉の力を理解し、影響力を与える文章を書くためのテクニックを身につけたい人におすすめです。
『10年つかえるSEOの基本』
『10年つかえるSEOの基本』は、検索エンジンの考え方が提示された本です。SEO対策のテクニックはその時々で変動しますが、この本にはSEOの根幹にあたる部分が書かれています。変動が激しいトレンドを理解するには、まず基本の部分をきちんと押さえておくことが大切です。変動しない考え方を理解しておくことで、目先のトレンドにふりまわされにくくなるでしょう。会話形式のため読みやすく、ライター初心者でもスムーズに読むことができるので、SEOの本質を理解するための入門書としてもおすすめです。
初心者が本以外でWebライタースキルを身につける方法
ライティング初心者が本以外でWebライタースキルを身につけるには、以下の方法が挙げられます。
それぞれについて解説していきます。
動画学習
本ではなく、動画学習によりWebライティングスキルを身につける方法もあります。動画であれば学びやすく、音声や動きで理解も深まりやすいでしょう。繰り返し視聴でき振り返りがしやすいのも動画学習の特徴です。たとえば現役のライターが運営しているYouTubeには、基本的なスキルから実践的なスキルまで学べるものもあるでしょう。費用もかからず気軽に学びたいときにおすすめです。オンライン学習プラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」には、Webライティングにまつわる動画も豊富です。自分のスキルに合わせて学習を進めることができます。
資格取得に向けた勉強
ライティングにまつわる資格取得を目指しながら学ぶ方法もあります。Webライターにおすすめの資格は以下のようなものが挙げられます。
- Webライティング能力検定
- Webライティング技能検定
- 文章読解・作成能力検定
試験範囲に沿って学ぶことで学習範囲が明確になるため、初心者の学びにもおすすめです。Webライターに必要なスキルを身につけることに加え、資格を取得できれば一定のスキルを保有する証明にもなります。
スクールで現役のプロから学ぶ
ひとりで勉強を進めるのが難しい場合には、スクールに通うのもひとつの方法です。プロのライターが指導・添削してくれるため、独学よりも効率的に知識を身につけることができます。女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」のWebライティングコースは、未経験者でも受講しやすいカリキュラムが特徴です。各コースの終わりには課題が設けられており、現役で活躍中のライターが添削してくれるのも大きなメリット。SEO対策記事やコピーライティングなど、Webライターに必要なスキルを包括的に学べます。初心者からスタートしてゆくゆくはWebライターとして働きたいと考えている方にぴったりです。
Webライターにおすすめの本で基本的なスキルを身につけよう
今回は、Webライターにおすすめの本をピックアップしてご紹介しました。Webライターに必要な知識が学べる本はたくさんあります。自分の身につけたい知識に合った本を選んで、必要なスキルを身につけてみてください。
「SHElikes」でWebライターを目指すのもひとつの方法です。ライティングはもちろんのこと、撮影や編集、SNS運用、マーケティングなど、Webライティング周辺分野の知識を広く身につけることもできます。同じ目標に向かって頑張る仲間ができるのも、「SHElikes」を活用するメリットです。興味のある方はまず無料体験レッスンに参加してみてください。