仕事の役に立つ資格30選!転職に有利な資格やスキルの身につけ方も合わせて紹介

仕事の役に立つ資格30選!転職に有利な資格や難易度も合わせて紹介

資格の取得を検討しているのであれば、せっかくなら仕事の役に立つ資格や転職に有利な資格を選びたいですよね。

今回は資格の取得を検討している方に向けて、仕事に生かせる役に立つ資格の選び方やおすすめの資格30選、資格取得以外にスキルを身につける方法についても解説します。

仕事に生かせる役に立つ資格の選び方

資格の取得を目指すのであれば、仕事に生かせるものを選ぶとよいでしょう。仕事に生かせる役に立つ資格の選び方のポイントは、次の3つです。

それぞれについて解説します。

自分が目指す仕事に必要な資格を選ぶ

業種や職種によって役に立つ資格は異なるため、目指している仕事に必要な資格かどうかを見極めてから取得を目指すことが大切です。自分が目指すキャリアに無関係な資格を取得しても、就職や転職、年収アップなどにはつながりにくいでしょう。

「自分はどのようなキャリアを築きたいのか」「その資格は仕事にどう生かせるのか」などをしっかりと考え、理想のキャリアから逆算して資格を選ぶようにしましょう。

職種や業界の競争率、需要を踏まえて選ぶ

職種や業界によって需要の高い資格が異なるため、自分が希望する職種や業界の動向をチェックし、需要が高い資格を選ぶとより重宝される人材となれるでしょう。また、自分が希望する職種や業界で役立つ資格だとしても、競争率が高すぎる場合はせっかく取得しても十分に生かすチャンスを得られない恐れがあります。

希望する職種や業界で需要が高く、競争率が高すぎない資格であるかをしっかりと見極めましょう。

就職に効果を発揮できるレベルの資格を選ぶ

資格にはさまざまな難易度のものがあり、なかには「初心者向け」「上級者向け」のように、級が分かれているものもあります。難易度が低く比較的簡単に取得できるような資格は、業種や職種によってはあまり重要視されないケースもあります。

しかし、専門性の高さや権威性の証明になるような資格であれば、就職や転職の際には大きな武器となるでしょう。

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ビジネスの役に立つおすすめの資格

ビジネスの役に立つおすすめの資格は、次の5つです。

それぞれの資格について解説します。

PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)

PMPとは、プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。米国PMI本部が資格認定を行い、試験ではチーム形成や予算管理、スケジュール管理、組織の構築力などが評価されます。日本国内でマネジメント職を目指す場合はもちろん、国際的な資格であることから海外や外資系企業で活躍したい場合にも適した資格といえるでしょう。

MOS(マイクロソフト認定オフィススペシャリスト)

MOSとは、Microsoft社のOfficeツールに関する資格です。「Excel」「Word」「PowerPoint」「Outlook」「Access」の5科目があり、それぞれ「一般レベル」と「上級レベル(エキスパート)」に分かれています。一般レベルは基本的な操作を理解していれば取得できますが、上級レベルはより高度な機能の理解が求められます。

Officeツールを導入している企業は多いため、希望する職種や業界で活用されているツールを選んで取得すれば、仕事に役立つでしょう。

基本技術者試験

基本技術者試験とは、ITエンジニアの登竜門ともいわれている国家資格です。ITを活用したサービスや製品、システムやソフトウェアを作る人材に必要な基礎知識や技能、実践的な活用能力が求められます。ITに関する総合的な知識やスキルが身につくため、IT業界でのキャリアアップや就職、キャリアチェンジなどでとくに有利に働くでしょう。

応用技術者試験

応用技術者試験とは、基本技術者試験の上位資格に相当する国家資格です。ITエンジニアとして、より高度で専門的な知識やスキルを身につけたい場合におすすめです。また、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど、高度IT人材として活躍したい場合にもおすすめの資格といえるでしょう。

ITパスポート

ITパスポートは、情報技術の基礎的な知識を有していることを証明する国家資格です。基本技術者試験や応用技術者試験を含む「情報処理技術者試験」において、12の資格のなかでは入門レベルとされています。エンジニア職を目指す場合はもちろん、事務職や営業職など、幅広い職種で役立つ資格です。

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福祉職の役に立つおすすめの資格

福祉職の役に立つおすすめの資格は、次の4つです。

それぞれの資格について解説します。

社会福祉士

社会福祉士は、福祉の相談援助に関する高度な専門知識や技術を有していることを証明する国家資格です。試験を受けるためには、大学での指定科目の履修や短期養成施設、一般養成施設などでの修学を経て受験資格を得る必要があります。

社会福祉士の資格を取得すると、高齢者福祉施設や障がい者施設、福祉事務所、病院、児童福祉施設など、さまざまな場所で社会福祉に関わる仕事に携わることができます。

介護福祉士

介護福祉士とは、介護を必要とする人に対して心身の状況に応じた介護や指導をするための国家資格です。試験を受けるためには、福祉系の高校や養成施設などを卒業するか、実務経験を積むなどして受験資格を得る必要があります。

介護福祉士の資格を取得すると、特別養護老人ホームや身体障がい者施設、自宅訪問などで身体介護や生活支援を行えるようになります。

介護支援専門員(ケアマネージャー)

介護支援専門員とは、介護保険法に基づいた専門職で、介護保険サービスの調整を行うための資格です。介護支援専門員は国家資格ではなく、各都道府県が認定する公的資格になっています。

介護支援専門員の資格を取得すると、要介護者や要支援者の状況に応じたケアプランの作成や、市町村や施設などとの連絡調整などの業務が行えるようになります。

栄養士

栄養士とは、食と栄養の専門家として人々の健康をサポートするための資格です。栄養士養成課程のある大学や専門学校などの栄養士養成施設で学んで卒業し、都道府県知事の免許を受けることで資格を得られます。栄養士は医療機関やスポーツ施設、学校給食や社員食堂、研究・教育機関など、活躍の場もさまざまです。

また、栄養士の上位資格である「管理栄養士」は国家資格で、栄養士よりもさらに業務範囲が広くなります。

不動産職の役に立つおすすめの資格

不動産職の役に立つおすすめの資格は、次の5つです。

それぞれの資格について解説します。

宅地建物取引士

宅地建物取引士とは、不動産取引における専門家として、不動産の売買や賃貸などにおいて公正な取引が行われるようサポートするための国家資格です。宅地建物取引士は不動産会社をはじめ、建設会社や金融機関の不動産部門など、さまざまな場面での活躍が期待できます。

管理業務主任者

管理業務主任者とは、マンションの管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務の報告などを行う際に必要な国家資格です。具体的には組合運営に関連するマネージメントや、運営や管理業務のサポート、住人や業者への対応など、さまざまな業務を行います。

もともと需要のある資格ですが、「マンション管理士」の資格とあわせて取得すると、より高い需要が見込めます。

賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士とは、賃貸住宅管理の専門家として賃貸不動産の管理を行う国家資格です。賃貸住宅の場合、宅地建物取引士は主に入居前の業務を行うのに対し、賃貸経営不動産管理士は入居者が安心して生活できるようサポートするのが主な業務です。

また、オーナーが資産を有効活用できるようにサポートするなど、賃貸住宅に関わる人々の間を取り持つのも賃貸経営不動産管理士の仕事です。

不動産鑑定士

不動産鑑定士とは、土地や建物などの不動産の経済価値を鑑定・評価し、鑑定評価額を決定する業務を行う国家資格です。不動産の売却や貸与、贈与などを希望する依頼人に対して、不動産の地理的状況や法規制、市場経済など、さまざまな要因を踏まえて価値を判定します。また、土地の有効な活用法をアドバイスすることもあります。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーとは、お金に関する幅広い知識を有し、ライフプランに基づいた資産設計や資金計画の提案、アドバイスなどを行う専門家のことを指します。国家資格としてはFP技能士の1級・2級・3級があり、民間資格としては「AFP」や「CFP®」があります。

FP技能士の場合、3級は入門レベルといわれているため、就職や転職で高い評価を得るためには2級以上の取得を目指すとよいでしょう。

事務や販売職の役に立つおすすめの資格

事務や販売職の役に立つおすすめの資格は、次の5つです。

それぞれの資格について解説します。

TOEIC

TOEICとは、英語でのコミュニケーション能力を測るための国際的な試験です。IIBCによる「英語活用 実態調査」において、企業が海外部門の社員・職員に期待する平均スコアは690点*1と記載されています。海外で活躍したい場合や英語を使う仕事を目指す場合は、690点以上をひとつの目安としてもよいでしょう。

日商簿記検定

日商簿記検定とは、企業の経理事務や財務管理など、簿記に関する知識を図る資格です。経理や会計、事務、金融、営業など、幅広い職種で活かせるでしょう。ビジネススキルの基礎を身につけたい場合は3級、より専門的な知識を身につけたい場合や会計士など専門職に挑戦したい場合などは2級や1級の取得を目指すとよいでしょう。

登録販売者

登録販売者とは、ドラッグストアや薬局などで一般用医薬品を販売できる専門資格で、各都道府県知事に認定される公的資格です。一般用医薬品とは、かぜ薬や鎮痛剤など、医師の処方箋がなくても購入できる医薬品のことを指します。独立開業や個人事業として一般用医薬品を販売したり、病院や調剤薬局の事務として働いたりと、幅広く活躍できる資格です。

サービス接遇検定

サービス接遇検定は、接客業やサービス業において必要な心構えやスキルを測る資格です。3級・2級・準1級・1級の4つのレベルがあり、3級は基礎的なレベル、1級は高度な知識や技能、専門的なサービス力が求められます。ホテル業界やブライダル業界、アパレル業界、金融業界など、幅広い接客業やサービス業で役立つ資格です。

医療事務検定試験

医療事務検定試験とは、医療事務業務において一定水準の技能があることを証明する資格です。医療事務は受付や会計、診療報酬請求業務など、専門知識が必要な業務も多いため、資格の取得は、実務に生かせる知識やスキルを身につけることにつながるといえるでしょう。

医療事務は資格がなくてもできる仕事ですが、医療事務の資格があったほうが就職や転職で有利に働くといえます。

専門職に就ける就職の役に立つ資格

専門職に就ける就職の役に立つ資格は、次の10個です。

それぞれの資格について解説します。

税理士

税理士とは、税務に関する国家資格です。納税者に代わって税務署などへの申告や申請などを行ったり、税金に関する相談にアドバイスを行ったりと、税金に関する専門的で高度な知識が求められます。税理士事務所や会計事務所、金融機関、コンサルティング会社など、さまざまな場所で活躍できる資格です。

社会保険労務士

社会保険労務士とは、企業の人事労務管理をサポートする専門職で、国家資格です。人事や労務管理全般に関する問題点や改善策を企業に助言したり、医療保険や年金制度などの相談に応じたりする役割を担います。企業の総務や人事などの管理部門や独立開業、社会保険労務士事務所や会計事務所、弁護士事務所など、活躍の場もさまざまです。

行政書士

行政書士とは、官公署に提出する書類の作成や提出手続きを代理で行うことのできる国家資格です。行政書士の資格を取得すると、法務事務所や弁護士事務所、建設業や不動産業などの一般企業、独立開業など、幅広い場所で活躍できます。また、宅地建物取引士や社会保険労務士とあわせて取得することで、さらに業務の幅を広げることも可能です。

公認会計士

公認会計士とは、企業や学校法人、公益法人などの財務情報を独立した立場から監査する役割を担う国家資格です。監査や会計の専門家として、監査業務や税務業務、コンサルティング業務を行います。監査法人や税理士法人、会計事務所やコンサルティングファーム、一般企業や投資銀行などで働くほか、独立開業も可能です。

司法書士

司法書士とは、個人や企業からの依頼に応じて書類の作成や手続きを代行することのできる国家資格です。具体的には不動産や商業・法人の登記の申請や、法務局や裁判所、検察庁に提出する書類の作成、法律相談やアドバイスなどの業務を行います。司法書士事務所や法律事務所、合同事務所、一般企業の法務部、不動産関連企業、独立開業など、さまざまな場所で活躍できます。

中小企業診断士

中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に対応するための診断やアドバイスを行うことのできる国家資格です。具体的には、企業の成長戦略を策定して助言や支援を行ったり、セミナーなどで専門知識を発信したりといった業務があります。経営の専門家として認識されるため、就職や転職はもちろん、社内でキャリアアップしたい場合や、経営コンサルタントとして独立したい場合にも有効な資格です。

弁理士

弁理士とは、知的財産における許権や実用新案権、意匠権、商標権などの産業財産権を扱う国家資格です。具体的には特許庁に申請する特許権などの知的財産権の申請書類の作成や、不服申し立てなどの手続きの代理、コンサルティング業務などを行います。特許事務所で働くケースが多いですが、企業に勤める企業内弁理士として活躍することも可能です。

建築士

建築士とは、建物の設計・工事監理を行う国家資格です。「1級」「2級」「木造」の3つの種類があり、それぞれ取り扱うことのできる業務範囲が定められています。建築設計事務所や建設会社、ハウスメーカーをはじめ、住宅関連設備メーカーや不動産会社、建設関連のコンサルタント、独立開業など、幅広く活躍することが可能です。

調理師

調理師とは、食の衛生や管理などに関する幅広い知識を有し、安全な料理を提供することを証明する国家資格です。調理はもちろん、食材の仕入れやメニューの考案、衛生管理など、仕事内容は多岐にわたります。飲食店をはじめ、ホテルや旅館などの宿泊施設、病院や福祉施設、社員食堂など、活躍の場もさまざまです。

保育士

保育士とは、児童福祉法に基づく国家資格です。乳児から小学校入学前の保育を必要とする子どもを預かり、生活全般のお世話をしながら基本的な生活習慣を身につけさせるのが主な仕事です。保育園や認定こども園はもちろん、児童福祉施設や託児所、ベビーシッターなどとしても活躍できます。

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資格取得以外にスキルを身につける方法

資格取得だけでなく、さまざまな方法でスキルを身につけて仕事に生かすのもよいでしょう。資格取得以外にスキルを身につける方法は、主に次の2つです。それぞれの方法について解説します。

書籍で学ぶ

自分が目指す職種や業界に関する書籍を読んで知識を身につけることも、スキルを身につける有効な手段のひとつです。自分に合う書籍を選べば、手軽に勉強を始められるでしょう。

基礎的な内容を丁寧に解説している入門レベルの書籍や専門用語集、応用的な内容やより高度な内容の書籍など、自身のレベルに応じて書籍を選ぶようにしましょう。また、専門性の高い内容の書籍以外にも、ビジネスマナーや仕事術など、幅広い仕事で役立つ書籍を手にとってみるのもおすすめです。

スクールで学ぶ

自分が学びたいと思う分野のスクールで学ぶことも、スキルアップにつながります。ビジネス系やIT系、クリエイター系などさまざまな講座のなかで、自分が目指している業界や職種に関連するものを選んで受講するとよいでしょう。

女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)は、全45以上の職種スキルが学び放題のスクールです。多種多様なコースから自由に組み合わせて学べるため、複合的にスキルアップを図ることが可能です。

仕事の役に立つ資格を取得して、スキルアップを目指そう

資格には多様な種類があるため、自分が目指す業界や職種で役に立つものを選択し、自身のキャリアプランに合う資格の取得を目指すとよいでしょう。

また、資格の取得だけでなく、さまざまな知識を身につけることもスキルアップにつながり、キャリアアップや転職などに役立つでしょう。仕事に役立つ知識やスキルを身につけたいなら、女性向けキャリアスクールSHElikesで学ぶのがおすすめです。SHElikesは全45以上の職種スキルが学び放題のスクールです。

あなたもSHElikesで学び、さらなるスキルアップを目指してみませんか?

出典
*1:IIBC「英語活用 実態調査」

ABOUT ME
ライター 山吹あや
地方国立大学教育学部を卒業後、小中学校教員として11年間勤務。息子とダウン症の娘の子育てとの両立のため、現在は教員を退職しWebライターとして活動中。整理収納アドバイザー2級、教員免許状を保有。
エディター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

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