Webデザインで使えるボタンデザイン10選!サイトで使えるデザインを紹介

Webデザインで使えるボタンデザイン10選!サイトで使えるデザインを紹介

Webデザインにおいて、ボタンのデザインはWebサイト全体の印象を左右する重要な要素です。見た目の美しさだけが重要なわけではありません。ユーザーの行動を促すボタンでになっていれば、コンバージョン率を高めることができます。

Webサイトにおいて重要なボタンですが、どのようなデザインのボタンにしようか悩む方も少なくないでしょう。

本記事では、ボタンデザインのアイデアについて紹介します。各デザインの特徴や効果的な使い方も解説するので、ボタンのデザインに悩んでいる人は、参考にしてみてください。

Webサイトで使えるトレンドのボタンデザイン10選!

Webデザインにおいて、目を引くおしゃれなボタンはユーザーの行動を促すのに欠かせない要素です。

ユーザーが利用しやすく、Webサイトの目的が達成できるボタンデザインのアイデアを10個紹介します。

ボタンの形を工夫する

Webサイトのボタンは四角や丸が多いですが、ひと工夫するだけで、個性的なボタンになります。

角丸となっているボタンは、Webサイトのデザインに取り入れやすいでしょう。角丸のボタンは、直線的なボタンよりも柔らかい印象を与えます。Webサイト全体をより柔らかな印象にできます。

角丸ボタンが使われている一例として挙げられるのが、SlackのWebサイトです。Slackはビジネスツールのひとつです。通常ビジネスツールは堅い印象を持たれがちですが、角丸ボタンを導入することで、親しみやすいデザインとなっています。

矢印のデザインを工夫する

Webサイトでは、矢印を工夫するだけでもボタンデザインの幅が広がります。矢印のデザインは、視覚的にユーザーの行動を促すことができます。

例えば、「次へ」や「詳細を見る」といった行動を促す場合、ユーザーの目線を矢印の向きへ自然に誘導することができるでしょう。その結果、ユーザーのクリック率向上が期待できます。

IKEAのWebサイトでは、丸い形のボタンの中に矢印を取り入れています。右向けの矢印を取り入れることで、ユーザーの次にどこをクリックするべきか分かりやすくなっており、情報の閲覧を促しているのが特徴です。

図形とテキストを組み合わせる

図形とテキストをうまく組み合わせることによって、テキストのみのボタンよりもユーザーの行動を促しやすくなります。図形と組み合わせることで、テキストの内容を補完し、ユーザーに直感的に機能を理解させることが可能です。

テキストのみで構成されたWebサイトの中では、図形とテキストを組み合わせたボタンは、ユーザーの視線を集めやすいという効果もあります。

ユニクロのWebサイトでも図形や写真とテキストを組み合わせたボタンが導入されています。衣類の種類別検索では写真が使用されていて、より分かりやすくなっており、「並べ替え」や「絞り込み」の項目ではテキストと図形を用いることで、次の動作がよりわかりやすくなっています。

線をあしらいとして使用する

線をあしらいとして使用することで、アクセントとなり、ボタンのデザイン性を高める場合があります。国の重要文化財に指定されている瀧谷不動尊のWebサイトでも、この手法は使われています。

Webサイトのボタン自体はシンプルですが、短い縦線や横線を入れることでアクセントのあるデザインになっているのが特徴です。また、ろうそくの火をイメージさせる形で、不動尊のイメージをうまく表現しながら、線を少し動かすことでカーソルがどこを指しているかもわかりやすくなっています。

背景にパターンを敷く

ボタンの背景に模様のパターンを敷くことで、ブランドの世界観を表現できます。背景にパターンを敷いたボタンの例で挙げられるのが、404 Not Foundのプロモーションサイトです。

こちらのサイトではボタンの背景に白黒のドットのパターンやグラデーションのパターンなどが敷かれています。ポップカルチャーや独創性のある企画を扱うサイトとして、ワクワク感のあるデザインになっています。

縦書きにする

Webデザインのボタンは一般的には横書きが主流ですが、縦書きにすることで、ユーザーにインパクトを与えます。

縦書きのボタンは、料亭や旅館など和の印象を与えるWebサイトで利用されるケースが多いです。岐阜県にある宿泊施設宿いとうのWebサイトでは、横書きと縦書きが混合しています。特に目立たせたい見出しやボタンは縦書きになっているのが、特徴です。

縦書きの見出しやロゴ、英語見出し、ダイヤのラインなどの要素が混ざっていますが、バランスよく配置されているため、綺麗にまとまっています。

また、写真同士の縦長の余白に縦書き文字を置いているので、余白を上手く埋めたデザインと言えるでしょう。

見つけやすい形やカラーにする

Webデザインにおいてボタンは、一目見て「ボタンである」と認識されることが大切です。見つけやすい形やカラーにするよう心がけましょう。

Appleの公式サイトでは、黒を基調としたWebデザインに、青のボタンを使用しています。シンプルなデザインとなっているのでボタンだと認識しやすく、ユーザーが次の行動を取りやすくなっています。

クリックの動作が明確なデザインにする

Webサイト上のボタンは、クリックしたときの動作が明確に分かる必要があります。一例として、ホバーエフェクトを付けると、クリニック時の動作がユーザーに伝わりやすくなります。

ホバーエフェクトとは、ボタンの上にマウスカーソルを重ねたときに、色や形などに変化をもたらす効果です。色が変化したり、アンダーラインを表示したりするような変化があれば、ユーザーはボタンを認識しやすくなるでしょう。

Uberの公式サイトでも、ホバーエフェクトのボタンが取り入れられています。Uberのサイトのボタンは白黒を基調としたシンプルなデザインですが、クリックしたときの色が変わったり、矢印が動いたりすることで、ユーザーの動作がわかりやすくなっています。シンプルなサイトであっても、クリックの動作が明確にわかるようになっているのは、ユーザーのクリックを促す上で重要です。

影をつけて立体的にする

ボタンデザインのテクニックのひとつに、影をつけて立体的にする方法があります。影をつけることで、ボタンが立体的に浮き出て見えるようになり、他のテキストや画像よりも目立たせることが可能です。

レバテックのWebサイトでは、無料登録を促すボタンのみ、影のついた立体的なボタンを採用しています。他のボタンよりも浮き出てみえるため認識しやすく、サービスに登録してもらうための導線をうまく作っています。

ボタンの重要度に合わせてデザインを変える

Webデザインのボタンには、優先順位があります。ボタンの重要度に合わせてデザインを変えることで、ユーザーが使いやすいと感じる可能性が高くなるのです。

重要度が高いボタンほどわかりやすいデザインにし、重要度が低いボタンを控えめなデザインにすることで緩急が生まれます。

楽天市場のECサイトでもこの方法は取り入れられています。「かごに追加」と「購入手続き」のボタンは、赤い背景に白字を用いているので、ユーザーが購入を決めた際にわかりやすいデザインです。一方「ショップへ相談」のボタンは、白い背景に赤字を用いているため、前者よりも優先度が低い印象です。

ECサイトのボタンはコンバージョンに直結する要素のため、わかりやすいデザインにすることで、売上げにつながります。

ユーザーの使いやすさを含めて考えるUIデザインとは?

UIデザインとは、ユーザーの使いやすさを考慮に入れ、サイトやアプリをストレスなく操作できるデザインにすることです。普段利用しているSNSやショッピングアプリ、Webサービスなどは、この考え方に基づいて設計されています。

ユーザーの使いやすさを考慮したUIデザインを設計するためには、ユーザーリサーチが重要です。ユーザーのニーズや行動、環境を理解することで効果的なデザインにすることができます。

ある程度デザインができたらユーザビリティテストを実施するのがおすすめです。ユーザビリティテストでは、実際にユーザーにWebサイトやアプリを使ってもらい、ユーザーから評価やフィードバックを得ます。実際にユーザーに使ってもらうことで、完成したデザインの課題を見つけられます。

UIデザインは、見た目の美しさだけでなく、ユーザーが直感的な使いやすさを考えることが重要です。ユーザーがどのようにサービスを利用するかを理解し、スムーズで心地よい捜査ができるようにデザインしましょう。

詳しくはこちらの記事でも解説しているので読んでみてください。

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UIデザインの学習方法

UIデザインのスキルを身につけるためには、以下の内容に取り組むのがおすすめです。

  • 基本的なデザイン原則の理解
  • 色彩理論やタイポグラフィ、レイアウトなどの基本理解
  • UIデザインの事例分析
  • Adobe XDやFigmaなどのツールの取得
  • 実際のデザインのトレース
  • 最新のトレンドや技術へのキャッチアップ

UIデザインを学ぶための手段はさまざまです。こちらの記事では、UIデザインの効果的な勉強方法について紹介しています。

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女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)には、デザインの基礎知識やツールの使い方、UIデザインや操作性だけでなく体験までデザインするUXデザインを学習できるコースが揃っています。

学習するなかでの疑問点を現役のデザイナーに質問できるもくもく会や、スキル習得やキャリアチェンジに向けて頑張っている仲間とつながることができるコミュニティも充実しています。興味のある方はぜひ体験レッスンに参加してみてください。

おしゃれなボタンを見つけてWebデザインに取り入れよう

Webサイトで使うボタンのデザインに迷ったら、作りたいイメージのWebサイトを閲覧してみるのがおすすめです。ボタンにはさまざまな種類のデザインがあるため、他の事例を参考にしながらデザインを考えてみましょう。

ボタンデザインに限らず、Webサイト制作においてはさまざまなデザインの引き出しを持っておくことが重要です。学び続けるためにも、書籍を読んだり、講座を受けたり、オンライスクールを利用してみましょう。

SHElikesは、デザインに限らず、ライティングやマーケティング、ロジカルシンキングやコミュニケーション技法などのビジネススキルも学ぶことができる女性向けスクールです。

無料体験レッスンも随時開催しているので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

ABOUT ME
ライター 石田 千尋
人材紹介会社でキャリアアドバイザーを担当した後、IT企業の人事を経験。2021年よりライターとして活動を始め、SEO・インタビュー記事を中心に執筆。
エディター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

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