ビジネスにおいて仕事の効率化は生産性の向上に重要な要素の一つです。近年ではタスク管理やスケジュール管理などに特化したアプリが多数存在するので、自分にあったツールを活用することで生産性の向上が期待できます。しかし、「仕事に使えるアプリが多すぎて、どれを使えばいいかわからない……」と悩む方もいるかもしれません。
そこで今回は、仕事効率化に役立つアプリの紹介や具体的な選び方などについて解説します。無料で利用できるツールも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【無料あり】仕事効率化に活躍するアプリ14選
仕事の効率化に役立つアプリ14選を紹介します。各ツールの特徴を解説するので、自分にあったアプリを試してみましょう。
メモに使えるアプリ4選
まずは、メモ書きに使えるアプリを紹介します。ふとした気付きやタスクの記述、日誌などに活用できるアプリを活用した方は、下記の4つを試してみてください。
順番に解説します。
Notion
Notionは、個人や企業のタスク管理や情報共有、日誌やメモ書きなど幅広い用途で使用されているアプリの一つです。Webサイトのページ保存やPDFファイルのアップロードにも対応しているため、参考にしたい制作物をまとめるメモとして活用するコピーライターやマーケターもしばしば見られます。
AI機能を活用すればメールの返信やビジネス文章などを自動で作成できるため、作業の効率化にも役立ちます。チームでデータを共有して作業するのにも優れているので、汎用性の高いツールを使いたい方はNotionを利用するとよいでしょう。
OS | iOS/Android |
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料金 | 基本使用料無料 プラスプラン:2,000円/月(1メンバー) ビジネスプラン:3,000円/月(1メンバー) エンタープライズ:要問い合わせ AI機能(オプション):1,650円/月(1メンバー) |
メリット | メモ書き・タスク管理・ToDoシストの作成など幅広く活用できる ファイル管理にも対応している パソコンでも利用可能 手軽に情報共有ができる |
デメリット | 一部有料 操作方法がやや複雑 |
Evernote
Evernoteは、ちょっとしたメモ書きや本格的な学習記録、会議の議事録作成などに活用できるアプリです。ビジネスに関するメモの記載や個人の成長記録として利用する方が多く、ビジネスからプライベートまでさまざまな用途に使用できます。多種多様なテンプレートが利用できるので、効率的に記録が残せるでしょう。
情報共有は可能ですが、他人のアカウントのリアルタイム情報は確認できません。そのためEvernoteは、個人作業に向いている仕事効率化ツールと考えられます。
OS | iOS/Android |
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料金 | 無料 |
メリット | ノート風のメモアプリ 日誌・タスク管理・議事録などに活用できる テンプレートが多数搭載されている |
デメリット | チームでのタスク管理や進捗管理には不向き |
Notein
Noteinは、個人のメモ書きやタスク管理などに活躍するスマホアプリです。Androidのカレンダー機能と連携でき、スケジュールにメモ機能を表示させることが可能です。簡単な日記として利用する方も多く、リマインダー機能が利用できることも魅力といえるでしょう。パスワード機能も使用できるので、機密性の高い情報の取り扱いにも活用できます。
ただしNoteinには共有機能が搭載されていません。したがってNoteinは、個人の仕事効率化に特化したツールといえるでしょう。
OS | Android |
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料金 | 無料 |
メリット | 完全無料で利用できる リマインダー機能を搭載 パスワード保護機能あり カレンダーと連携できる |
デメリット | Android専用 情報共有ができない |
創作-つぶやき風のメモアプリ
「創作-つぶやき風のメモアプリ」は、LINEのトークのような感覚でメモを残せるアプリです。他のユーザーとの共有機能はありませんが、ふとした日常の気付きや後日消化するべきタスクなどの記録に役立つでしょう。音声入力機能も利用できることも魅力の一つです。つぶやき感覚で利用できるメモツールを使いたい方は、「創作-つぶやき風のメモアプリ」をお試しください。
OS | iOS |
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料金 | 基本使用無料 買い切り版:500円 |
メリット | チャット感覚でメモを残せる 無料版でも広告表示がない 複数のテーマでメモを残せる 音声入力機能あり |
デメリット | 情報共有ができない iPhone専用 |
便利なチャットアプリ2選
次に、ビジネスで活用できるチャットアプリを見ていきましょう。一般的に使用されている「LINE」や「Messenger」などのツール以外で効率的に連絡できるツールを探している方は、下記の2つを利用してみましょう。
上記の2つについて解説します。
Slack
Slackは、チーム作業や個人のタスク管理などに利用されているビジネスツールの一つです。スレッドごとにチャットを展開できるので、必要な情報を取りこぼすリスクが低く、生産性のあるコミュニケーションを効率的に行うことができます。タスク管理機能や他のビジネスツールと連携できることも魅力といえるでしょう。
有料プランに契約すればSlackでオンラインミーティングができるため、ビジネスツールの一本化にも役立ちます。LINEなどのチャットツールで情報の伝達・確認ミスが発生する方は、ぜひSlackをお試しください。
OS | iOS/Android |
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料金 | 基本使用無料 プロ:1,050円/月 ビジネスプラス:1,800円/月 Enterprise Grid:要問い合わせ |
メリット | 無料版でもビジネに利用できる 内容ごとにスレッドで対話できる タスク管理機能あり 他のビジネスツールと連携 できるパソコンでも利用できる |
デメリット | 無料版では90日前の情報までしか確認できない |
ChatWork
ChatWorkは、ビジネスに特化したチャットツールといえるでしょう。基本的な使い方は「LINE」に近いですが、期日を設定したタスク管理などが利用できます。グループトークにも対応しているので、チーム単位でのコミュニケーションにもおすすめです。
ただし無料版では一部の機能が利用できないうえ、広告が表示されます。とはいえ手軽に利用できるチャットツールなので、ビジネス向けのコミュニケーションアプリを試したい方は、ChatWorkを利用するとよいでしょう。
OS | iOS/Android |
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料金 | 基本使用無料 ビジネス:700円/月(年間契約) エンタープライズ:1,200円/月(年間契約) |
メリット | 無料版でもビジネに利用できる 細かいタスク管理が可能 運営サポートが充実 パソコンでも利用できる |
デメリット | 無料版では広告が表示される |
タスク管理に使えるアプリ3選
ここからは、タスク管理に特化したツールを見ていきましょう。日々のタスク管理に悩んでいる方や、タスクを効率的に消化したい方は下記のアプリをお試しください。
それぞれの特徴を詳しく解説します。
Google To Do
Google To Doは、Google社が提供しているタスク管理アプリです。リマインダー機能が搭載されているので、業務の開始時間を設定して効率的に作業を進めたい方におすすめです。タスクの細分化(サブタスク)にも対応しているため、細かい作業管理にも役立ちます。
ただしGoogle To Doは情報共有のやり方がやや複雑です。タスクの検索機能が搭載されていないので、膨大なタスク管理には不向きと言えます。Google To Doは個人の仕事効率化に活躍するアプリといえるでしょう。
OS | iOS/Android |
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料金 | 無料 |
メリット | 完全無料で利用できる タスクの細分化ができる リマインダー機能あり G Suite経由で情報共有が 可能パソコンでも利用可能 |
デメリット | タスク終了日を設定できない 膨大なタスク管理には不向き |
Microsoft To Do
Microsoft To Doは、ToDoリストを手軽に作成できるアプリです。Microsoftアカウントをもっている方であれば手軽に情報共有ができ、シンプルな操作性が魅力といえます。リマインダー機能も利用できるため、タスクを忘れるリスクを抑えられるでしょう。
ただしGoogle To Doと同様にタスクの検索機能が搭載されていないので、膨大なタスク管理にはやや不向きです。したがってMicrosoft To Doは、個人の日々の作業効率アップに役立つツールと言えます。
OS | iOS/Android |
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料金 | 無料 |
メリット | 完全無料で利用できる Microsoftアカウントによる情報共有が可能 操作方法がシンプル リマインダー機能あり パソコンでも利用できる |
デメリット | チームでの利用には不向き |
Focus To-Do
Focus To-Doは、個人のタスク管理・仕事効率化に特化したアプリです。というのもFocus To-Doにはポモドーロ機能(一定の時間作業をして、5〜15分休憩する)が搭載されているので、集中して作業を行うことができます。タスク消化にかかった時間を記録できるので、自身の仕事のサイクルの確認・改善をしたい方にぴったりのツールといえるでしょう。生産性の向上を目的にアプリを導入したい方は、Focus To-Doをお試しください。
OS | iOS/Android |
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料金 | 基本使用無料 3ヶ月版:490円 買い切り版:2,960円 |
メリット | 細かいタスク管理が可能 タスクの消化時間などをデータとして蓄積できる ポモドーロ機能搭載 リマインダー機能あり |
デメリット | チームでの利用には不向き |
スケジュール管理に役立つアプリ3選
次に、スケジュール管理に役立つアプリを紹介します。事業計画の管理や個人のスキルアップ計画などを適切に管理したい方は、下記のアプリを利用するとよいでしょう。
順番に解説します。
Googleカレンダー
Googleカレンダーは、完全無料で利用できるカレンダーアプリです。Googleアカウントをもっている方であれば手軽に情報共有ができるため、企業のスケジュール管理としても利用できます。リマインダー機能も搭載されているので、重要な予定を忘れるリスクを抑えられるでしょう。
ただし細かいカスタマイズには対応していないため、プロジェクトごとに細かくスケジュールを管理するにはやや不向きです。しかしタスク管理なども行える無料のカレンダーアプリは多くないので、汎用性の高いツールを希望する方はGoogleカレンダーをお試しください。
OS | iOS/Android |
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料金 | 無料 |
メリット | 細かいスケジュール管理が可能 タスク管理機能あり チームでのスケジュール管理に対応 リマインダー機能あり |
デメリット | 細かいカスタマイズができない セキュリティに注意する必要がある |
TimeTree
TimeTreeは、Googleカレンダーなど他のツールと連携できるスケジュール管理アプリです。完全無料で利用できるので、コストをかけたくない方にもおすすめです。チャット機能が利用できるため、チーム内での作業を効率的に進められるでしょう。
リマインダー機能を活用すれば、予定を忘れる心配はありません。ただし連携した他のカレンダーアプリの情報は全てTimeTreeに反映されるので、プライベートな情報を守りたい方は個人専用のツールをあわせて利用しましょう。
OS | iOS/Android |
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料金 | 無料 |
メリット | 細かいスケジュール管理が可能 他のカレンダーツールと連携できる チャット機能を搭載チームでのスケジュ ール管理に対応 リマインダー機能あり |
デメリット | 一部のファイルのアップロードに対応していない |
Dola アシスタント
「Dola アシスタント」はスマホアプリではありませんが、LINEでスケジュール管理ができる「LINEアプリ」です。専用のアカウントに登録するだけで利用でき、つぶやき感覚でスケジュールを登録できることが特徴といえます。AIと対話しながらスケジュールの細かい設定ができるため、カレンダーアプリを使用する手間は必要ありません。
LINEを使用するため個人利用にはなりますが、スケジュールのリマインドなどをLINEのトーク画面で表示させたい方は、「Dola アシスタント」の利用をおすすめします。
OS | iOS/Android |
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料金 | 無料 |
メリット | LINEでスケジュール管理ができる 好きなタイミングでの通知設定が可能 音声入力にも対応 |
デメリット | 他のカレンダーアプリと連携できない チームでの共有には不向き |
クラウドストレージアプリ2選
ここではクラウドストレージアプリを紹介します。データの保存やチームでのファイル共有に使えるアプリを探している方は、下記の2つをお試しください。
順番に見ていきましょう。
Google ドライブ
Googleドライブは、国内外で利用されているクラウドストレージの一つです。Googleアカウントをもっていれば手軽に情報共有ができ、無料版でも15GBまで利用できます。ファイルへのアクセスも比較的容易なので、サクッと利用できるツールを探している方にもおすすめです。
ただしGoogleドライブはファイルごとのパスワード設定ができないので、管理する情報には注意が必要です。また、アクセス設定の人的ミスにより、部外者からのアクセスが起きてしまう可能性もあります。、機密性の高いデータなどの管理には注意しましょう。
OS | iOS/Android |
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料金 | 15GBまで無料 ベーシック(100GB):250円/月 プレミアム(2TB):1,300円/月 AIプレミアム(2TB):2,900円/月 |
メリット | 無料版でも15GBまで使用可能 Googleアカウントを使用して情報を共有できる アカウント単位での権限付与が可能 パソコンからもアクセスできる |
デメリット | パスワードなどの設定ができない |
DropBox
DropBoxは、セキュリティ面に優れたクラウドストレージサービスです。プロジェクト単位でのユーザー招待に対応しているので、必要な情報だけを相手に共有できます。パスワードの設定もできるため、招待リンクが漏洩しても重要な情報を保護できるでしょう。
ただし無料版では2GBまでの利用になるので、仕事で活用するには有料プランの契約が必須と考えられます。またセキュリティに優れている一方で、ファイルへのアクセス方法がやや複雑です。したがってDropBoxは、機密情報の管理に利用するとよいでしょう。
OS | iOS/Android |
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料金 | 2GBまで無料 Plus(2TB):1,500円/月 Essentials(3TB):2,400円/月 Business(9TB〜):1,800円/月(1ユーザー) Business Plus(15TB〜):2,880円/月(1ユーザー) Enterprise:要問い合わせ |
メリット | 情報漏洩のリスクが少ない 他のビジネスツールと連携可能 パソコンからもアクセスできる |
デメリット | 操作方法がやや複雑 |
仕事効率化アプリの選び方
最後に、仕事効率化に活用できるアプリの選び方を見ていきましょう。具体的には下記の通りです。
アプリを使って生産性を高めたい方は、上記の3つを基準にツールを選んでみてください。
使用目的
アプリを導入する際は、自分の目的を達成できるツールを選びましょう。例えば日々のタスク管理を行うだけであれば、「Google To Do」などでも問題ありません。しかしさまざまな情報を一括管理したい方や、使用するアプリを増やしたくない方は、「Notion」など汎用性の高いアプリを利用するとよいでしょう。
また個人の作業スピード向上などが目的の方には、「Focus To-Do」などで自分のデータをとりながら、作業ごとの所用時間の見直しなどをおすすめします。
操作性
紹介したアプリは仕事の効率化に貢献してくれるでしょう。しかしツールによっては操作方法が複雑になる可能性があります。例えば「Slack」は使い方を理解すると非常に便利ですが、日常的に活用していない方は「ちょっと機能が多すぎる…」と感じるかもしれません。「Googleカレンダー」などもタスク・スケジュール管理には役立ちますが、使用方法につまずく方も一定数見られます。
そのため、まずは自分にとって使いやすいアプリを試しながら、必要であれば他のツールに切り替えてみることも一つの手段でしょう。
安全性
情報共有やデータ管理などを行う方は、アプリの安全性にも注意しましょう。例えばGoogle社が提供しているツールの多くは、招待リンクが漏洩すると誰でもアクセスできる可能性があります。パスワード設定ができないアプリの場合、人的ミスによる情報漏洩のリスクが存在します。
個人の仕事効率化が目的であれば問題ありませんが、チーム単位でツールを使用する際は一定の情報管理ができるアプリを活用しましょう。
アプリを上手に活用して仕事を効率化しよう!
仕事効率化に特化したアプリは多数存在しますが、ツールによって特徴や機能が異なります。したがってアプリを活用する目的を明確にして、適切なツールを活用しましょう。ただしチームでアプリを使用する際は、情報管理などには注意してください。
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