InstagramやX(旧Twitter)などのSNSは、生活の中に溶け込んでいます。その流れを受けて今や当たり前になりつつあるのが、SNSの活用により商品やサービスが売れる仕組みを作るSNSマーケティング。SNSマーケティングに関する資格や検定も注目を集めています。
今回は、そのうちのひとつであるSNSマーケティング検定についてご紹介します。おすすめの勉強方法やそのほかの資格についても解説しているので、SNSマーケティングに興味があるならぜひ参考にしてみてください。
SNSマーケティング検定とは?
SNSマーケティング検定は、2023年2月にスタートした民間試験です。SNSをビジネスに活用できる人材を育成するために、サーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催しています。試験の詳しい内容を確認していきましょう。
実施概要・出題範囲
SNSマーケティング検定で出題される項目は以下の4つです。
- デジタルマーケティングの基礎知識
- SNSの媒体特性に関する知識
- SNSマーケティングに関する知識
- プロジェクトマネジメントに関する知識
SNSを使ったデジタルマーケティングの基本知識や方法といったスキルの有無を評価するのが、SNSマーケティング検定の目的です。試験問題全40問ですべて4択形式で、前半は基礎知識を問う基本問題、後半は実務に即した事例問題が出題されます。合格するためには、70%以上の得点が必要です。
受験資格は設けられておらず、誰でも受験することができます。
試験名 | SNSマーケティング検定 |
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試験形式 | Webテスト |
試験日 | 【第3回】2024年7月28日(日)【第3回】2024年7月28日(日) 【第4回】2025年2月16日(日) |
申込期間 | 【第3回】2024年4月30日~2024年7月21日 【第4回】2024年11月19日~2025年2月9日 |
受験料 | 7,000円(税込) |
受験資格 | なし |
試験日・試験会場
現在確定している公開試験日は、第3回が2024年7月28日(日)、第4回が2025年2月16日(日)となっています。試験ごとに申込期間が設定されており、申込の際にはサーティファイが提供しているサイト「資格受付ONLINE」のアカウント登録が必要です。
SNSマーケティング検定はリモート形式で行う試験です。決まった試験場所はなく、自宅や会社で受験することができます。試験日の午前10時から12時の間、自分の好きなタイミングで受験をスタート。開始とともに時間の計測が始まり、80分で試験終了となります。
SNSマーケティング検定の勉強方法とテキスト
サーティファイによると学習時間の目安は45時間となっています。SNSマーケティング検定を受ける際は、どのような方法で勉強を進めるとよいのでしょうか。おすすめのテキストも合わせてチェックしていきましょう。
おすすめの勉強方法
SNSマーケティング検定合格に向けたおすすめの勉強方法は、テキストと問題集を使った方法です。テキストから基本的な知識を理解したあと、問題集を解いて身についているかどうか確認するという流れで勉強を進めると、効率的に勉強できるでしょう。
ただし、SNSマーケティングには実践も重要です。SNSマーケティング検定に向けた勉強に加え、アカウントを作成し運用して実践で学ぶのもよいでしょう。スクールやセミナーなどでマーケティングについて勉強すると、より理解を深めることができます。
おすすめのテキスト
SNSマーケティング検定は、サーティファイが提供している公式問題集が用意されています。公式問題集はサーティファイ公式サイト経由で購入でき、書籍版とデジタル版のどちらか好きな方で勉強できます。サーティファイ認定の公式テキストもあり、そちらはECサイトで購入可能です。どれも試験に向けた勉強ができるテキストになっているため、いずれかを購入して勉強することをおすすめします。
SNSマーケティング検定のメリット
SNSマーケティング検定を取得するメリットは、以下の3つが挙げられます。
それぞれ確認していきましょう。
スキルを客観的に証明できる
資格を取得するメリットは、スキルを客観的に証明できることです。SNSマーケティング検定に合格しているということは、SNSマーケティングにまつわる基本スキルを身につけているということ。SNSマーケティングのスキルがあることの証明に役立てることができるでしょう。マーケティングは成果につながるまでに時間がかかる傾向にあり、理解や協力を得られにくいなどの問題が起こることもあります。資格を取得していると意見に信頼性が増し、周囲からの信頼が得られやすくなるかもしれません。
面接試験や転職活動を有利に進めることができる
SNSマーケティングにまつわる仕事に就くにあたり、資格は必須ではありません。しかし、SNSマーケティング検定を取得していることで、SNSマーケティングのスキルを証明でき、面接試験や転職活動を有利に進めることができる可能性もあるでしょう。現在SNSマーケティングを行う企業も多く、デジタルスキルを持つ人材は重宝される傾向にあります。マーケティングに携わる仕事がしたい、未経験からマーケティング部門に異動したいなどといったときにSNSマーケティング検定を取得していると、効果を発揮するかもしれません。
SNSマーケティングを体系的に学ぶことができる
SNSマーケティング検定のために勉強することで、SNSマーケティングを体系的に学べるというメリットもあります。たとえばSNSマーケティングの業務に携わっている場合でも、業務に関わりのない分野は必要性が薄いので勉強していない、苦手分野に手を出せていないなどといったケースも珍しくないでしょう。受験して合格することが最終目標ではありますが、カリキュラムに沿った勉強によりSNSマーケティングについての正しい知識を効率的に身につけることができるのも、試験に挑戦するメリットのひとつです。
その他にとっておきたいSNSマーケティングの資格
SNSマーケティング検定のほかにも、SNSマーケティングのスキルを証明できる以下のような資格があります。
それぞれの概要をチェックしていきましょう。
初級SNSマネージャー
SNSマネージャーは、企業のSNS運用から危機管理までまとめて管理できる人材を育成するための資格です。初級、上級、チーフと3つの段階が設けられており、初級SNSマネージャーでは各SNSの特性や基礎知識を学びます。
申込みするとテキストが届くため、事前に読み込んで試験に備えます。オンライン授業に参加したのちにオンライン試験を受け、合格すれば認定書が授与される流れとなっています。60分の試験でテキストを確認しながら受験でき、すぐに合否がわかります。
SNSエキスパート検定
SNSエキスパートは、企業の広報担当者やSNSマーケティング担当者向けの、SNS運用の知識を証明する資格です。初級と上級の2つの段階が設けられており、初級SNSエキスパート検定ではSNS活用に必要な概念や考え方などの基礎知識を学びます。
初級SNSエキスパート検定講座を受講したうえで選択式の試験を受け、90%以上の正答率で合格です。上級SNSエキスパート検定の場合は、2日間の集中講義を受け、記述式の試験を受け80%以上の正答率で合格となります。
マーケティング検定
マーケティング検定は、内閣府が認定するマーケティング能力を測る試験です。1~3級の3つのレベルが設けられています。3級と2級には受験資格はありませんが、1級はマーケティング検定2級に合格していることが受験条件となり、難易度も高くなっています。
これからマーケティングに携わる人は、基礎知識が学べる3級からスキルアップしていくとよいでしょう。試験形式はパソコン上で行われるCBT方式となっており、全国各地にあるテストセンターを選んで受験できます。
SNSマーケティング検定でスキルを証明しよう
今回はSNSマーケティング検定について解説しました。これからマーケティングについて学びたい、自分のスキルを確かめてみたい、就職や転職に役立てたいといった人は、SNSマーケティング検定に向けて勉強することで、SNSマーケティングについての体系的な知識を身につけることができます。
ただし、SNSマーケティングを仕事にするためには、実務につながるスキルも併せて身につけることが大切です。知識と実践を掛け合わせることで、即戦力として活躍することもできるでしょう。女性向けキャリアスクールのSHElikes(シーライクス)では、「SNSマーケティング」や「マーケティング入門」、「コンテンツマーケティング」などマーケティングについて幅広く学べるコースを用意しています。資格取得を目指しつつ、SHElikesで実践的なスキルを身につけるのもよいでしょう。SHElikesに興味があるなら、まずは無料体験レッスンに参加してみてください。
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