一歩踏み出すときによぎる「私なんて」という言葉。
その言葉を「私だって」に変換し、自分らしい生き方・働き方を実現するために勇気ある一歩を積み重ねている人たちがいます。
「SHE AWARDS」は、「SHElikes(シーライクス)」受講生であるシーメイトの挑戦や変化をたたえ合う、年に1度の祭典です。
「SHE AWARDS 2024(以下:SHEアワード)」は「踏み出そう、わたしたちらしく。」をテーマに開催しました。
当日は、会場である大手町三井ホールのほか、SHE Nagoya、SHE Umedaではパブリックビューイングも実施。YouTubeライブ配信も含め、1,560名以上が参加しました。
- わたしらしい一歩を踏み出したくなる、お楽しみコンテンツ
- 本編開幕!今日、一歩を踏み出そうとするあなたへ
- キャリアチェンジ部門:「空っぽ」だった私が「変わりたい」という思いを原動力に、地方に住みながら理想の働き方を叶えるまで。
- キャリアアップ部門:40年分の全ての経験を味方に。Webデザイナーの夢を叶え、人生をもっと謳歌する私になるまで。
- アントレプレナー部門:SHElikesで「起業」の選択肢に出会い、失敗を繰り返しながら、大好きな美容で起業を叶えるまで。
- ライフチェンジ部門:妻も、母も、書くことも諦めない。私にしか記せない言葉を世に届けるライターになるまで。
- マインドチェンジ部門:挑戦が苦手で自信のなかった私が、挑戦する自分を大好きになるまで。
- わたしの心に響いたことを言葉にするShare Time
- タレントpecoさんと一緒に!踏み出そう、わたしたちらしく。
- SHEアワードプロデューサー・水谷よりご挨拶
- 参加者の声
わたしらしい一歩を踏み出したくなる、お楽しみコンテンツ
シーメイトさんが望む一歩を踏み出せるように、たくさんのコンテンツをご用意。各ブースでは、SHE社員やスタッフ、コミュニティプランナー(※)がお出迎えしました
※SHElikesのコミュニティをSHEと一緒に盛り上げる受講生。
SHE社員・スタッフがコンペ作品やポートフォリオを公開添削!
SHElikesでは“学ぶ”から“働く”までをサポートするため、お仕事チャレンジ(※1)の機会を設けています。当日は、シーメイトさんが制作した作品やポートフォリオ(※2)を公開添削しました。
実際の業務に携わるSHE社員・スタッフから、直接話を聴ける貴重な機会。シーメイトさんたちの表情は真剣です。
※1 一定のスキルが身についた方向けに、お仕事に挑戦できる機会の提供を行っています。ただし、すべての受講生のお仕事獲得を保証するものではありません。
※2 自分のスキルや実績を伝えるための作品集。
参加の記念に。バルーンに囲まれたフォトスポット
出会いや再会を記念して、シーメイトさんたちが写真撮影できるブースは、行列ができるほどの人気。色とりどりのバルーンに囲まれたシーメイトさんからは、思わず「かわいい!」という歓声が上がっていました。
勇気を出して、SHE社員やスタッフに声をかける方の姿も。フォトプロップスを手に取り、思うままのポーズを決めていました。
また、今年のテーマである「わたしたちらしい一歩を踏み出す」を表現できるフォトブースも大好評でした。
シーメイトさんのビジョンがアートに
こちらは自分らしい生き方・働き方を宣言するブースです。好みのシールにビジョンを記入し、ボードに貼り付けます。シーメイトさんのビジョンが集まって、アートが完成しました。
シーメイトさんとの交流の場、コミュニケーションパーク
オンラインで親交のあるシーメイトさん同士が「やっと会えたね!」と、駆け寄る姿。緊張した面持ちのシーメイトさんが、勇気を振り絞って誰かに声をかける姿。会場には、SHElikesならではの温かいつながりが広がっていました。
初対面のシーメイトさん同士では、SHEアワードオリジナルの名札に記入した理想の働き方・ライフスタイル、学習中のコースが会話のきっかけになっているようでした。
本編開幕!今日、一歩を踏み出そうとするあなたへ
SHE株式会社 代表取締役CEO/CCO 福田恵里のメッセージで、SHEアワードの本編が開幕。福田の笑顔に、会場は和やかな空気が広がりました。
世界から「私なんて」をなくすことを目指す、SHElikesと福田自身の挑戦の軌跡、心の葛藤を振り返ります。
「実は、私が一番『私なんか』の呪いに苦しめられていたのかもしれません。それでも、挑戦から得られるものが人生の財産になると信じ、一歩を積み重ねてきました。今日は踏み出してきたこれまでの一歩を振り返り、新たな挑戦のきっかけにしましょう!」
不安を抱きながらも挑戦する「ありのままの姿」を共有した福田。温かい言葉がシーメイトさんたちを勇気づけたことでしょう。
キャリアチェンジ部門:「空っぽ」だった私が「変わりたい」という思いを原動力に、地方に住みながら理想の働き方を叶えるまで。
いよいよ、プレゼンテーションは各部門の受賞者たちにバトンタッチ。トップバッターは、地方に住みながらデザイナーへのキャリアチェンジを叶えた鈴木美帆(ほたて)さんです。受賞記念品の盾を高く掲げ、客席からの拍手に満面の笑みを浮かべていました。
結婚を機に地元を離れ、生活が一変したほたてさん。家族や友人がいない土地で、唯一の話し相手であるパートナーともすれ違い、次第に感情が空っぽになっていったのだそう。
「このまま歳を重ねたくない。現状を変えたい!」という想いを胸に、SHElikesに入会しました。
SHElikesでデザインを学んでいるうちに「デザイナーとして転職する」という目標が生まれ、デザインスキルを磨いてきました。
転職活動を続ける中で、心から満足する仕事と働き方の両方を叶えるために、フリーランスという働き方に挑戦することを決意。行動を積み重ねることによって、働き方の選択肢が広がった実体験を語りました。
「自分を信じて一歩ずつ踏み出していきましょう」
自分らしい働き方を目指すシーメイトさんへのエールで締めくくられました。
キャリアアップ部門:40年分の全ての経験を味方に。Webデザイナーの夢を叶え、人生をもっと謳歌する私になるまで。
複業フリーランスから、夢だったWebデザイナーになった西田優紀乃(ゆきの)さん。接客業や営業、司会業など、人と接する仕事に長く携わってきました。しかし、コロナ禍によってほとんどの仕事を失い、不安な日々を送っていたのだそう。
40歳を迎えたタイミングで改めて「これからどんな仕事をしたいか」と考えた彼女は、「自分の夢を応援しよう」と決心。
憧れていたWebデザイナーになるために、SHElikesに入会しました。SHElikesでWebデザインを学んだのち、さらなるスキルアップを目指すべく、短期集中型の特別コース「SHElikes MULTI CREATOR COURSE Designer」も受講。
「自分ならではの経験を生かしたデザイナーになりたい」その思いとは裏腹に「私を雇ってくれる会社があるのだろうか」という不安もあったのだそう。しかし、少しでも希望にマッチする会社があればとにかく応募。自分を信じて行動し続けた結果、夢を叶えることができました。
「叶えたい夢を誰かに話すことから、夢への一歩踏み出してみましょう」
シーメイトさんたちに、自分の可能性を信じる大切さを教えてくれました。
アントレプレナー部門:SHElikesで「起業」の選択肢に出会い、失敗を繰り返しながら、大好きな美容で起業を叶えるまで。
続いては、SHElikes入会後に起業を志し、1年でスキンケアブランドを立ち上げた三村萌(もえ)さんです。
10年間美容に関わる仕事に携わり、充足感を抱いていたもえさん。結婚をきっかけに理想の働き方を見つめ直し、より多くの人にきれいになる楽しさや人生が変わる喜びを伝えるスキルを身につけるため、SHElikesに入会しました。
ある日、起業は「好きなことで誰かの役に立てる方法」と知った彼女は、起業で夢を叶えることを決意。妊娠による体調不良や、SHE主催の女性起業家輩出プロジェクトでの敗退、ブランド立ち上げの難航など、いくつもの困難を乗り越えました。
そして苦手なことを開示し、仲間と力を合わせることで、ついに念願のスキンケアブランドが完成。
「恥をかいて失敗を繰り返しながら、自分の選択を正解にすることができました。今後は、仕事も家庭もがんばる女性が輝ける場所をつくりたい。夢は託児所を併設した美容複合施設の設立です。」
そんな新たな夢の宣言と、周囲への感謝の言葉で締めくくりました。
ライフチェンジ部門:妻も、母も、書くことも諦めない。私にしか記せない言葉を世に届けるライターになるまで。
専業主婦からフリーランスライターに転身した神田佳恵(なりー)さん。華々しく見えるキャリアの裏側にあった葛藤を語りました。
書く仕事への憧れは高校時代からあったものの、就職活動ではその夢を手放したのだそう。しかし、会社員や専業主婦の生活を経て「自分に嘘をつきたくない。やっぱり書く仕事がしたい」と、妊娠中にSHElikesに入会しました。
コミュニティやライターコンペを活用し、実績を積み重ねながら、お仕事を獲得していったなりーさん。今やライターとしての実績は100記事以上。自身のライティングサービスも立ち上げました。
しかし、仕事が順調になるにつれ、家事を完璧にこなせずパートナーとの会話も減少。子育ても家事も完璧な、フリーランスライターとして思い描いた姿とかけ離れ、「こんなはずじゃなかった」と気持ちが折れそうになったことも。
「それでも書くことをやめられなかったのは、ありのままの私が輝く世界があることを信じているから。妻も、母も、書くことも諦めず、私にしか記せない言葉を届けていきます。」
完璧を求めず、ありのままの自分でいてほしいと、シーメイトさんに呼びかけました。
マインドチェンジ部門:挑戦が苦手で自信のなかった私が、挑戦する自分を大好きになるまで。
「今日は挑戦する楽しさを分かち合う仲間に出会いに来た」と話すのは、SHElikesでマインドが大きく変化した平塚奈津子(なつこ)さん。
挑戦が苦手だったなつこさん。彼女の挑戦の根底にはいつも「失敗してはいけない」「苦手がある自分が許せない」という自己否定があったのだそう。「もう苦手にばかりに目を向けたくない」と思っていたときに、SHElikesに出会いました。
自分の気持ちと向き合い、「誰かの心の支えになるような本を書きたい」という夢を見つけたなつこさん。しかし入会後、ライティングを学ぶ楽しさを実感しても、自己否定ばかりで挑戦できずにいました。
そんな彼女の心を解いていったのは、シーメイトのお約束である「『私なんて』『私にはできない』と決めつけない」という言葉。コミュニティ活動を通じ、「私にもできるかもしれない」と良い勘違いを信じて、行動を重ねていきました。そして、気づけば「次は何をしよう?」と挑戦せずにはいられない自分に変化していたのだそう。
「いつか書いた本が本屋に並ぶこと。サイン会を開いて私の言葉を受け取ってくれた人と直接話すことが夢です」そう語るなつこさんの挑戦は続きます。
わたしの心に響いたことを言葉にするShare Time
会場では、受賞者のプレゼンテーションの感想を隣の方と共有する時間を設けました。はにかみながら印象に残ったフレーズを共有する姿や、感じ取ったことを涙ながらに共有する姿も。
同時に、YouTubeライブ配信のチャット欄やSNSにも続々と感想が投稿され、盛り上がりを見せていました。参加場所に関わらず、ともにイベントを楽しむ一体感に包まれた時間でした。
タレントpecoさんと一緒に!踏み出そう、わたしたちらしく。
スペシャルトークのコーナーには、タレント・ブランドプロデューサーとして活躍するpecoさんが登場。かわいらしいしぐさに、会場が和やかな空気に包まれました。
pecoさんが「一歩踏み出した」こと
2024年2月、初のエッセイを出版したpecoさん。きっかけを次のように語ります。
「これまで経験した結婚や出産、新しい家族の形をつくる覚悟を自分の言葉でまとめたかったんです。届けたいのは『人それぞれやで』ということ。自分は自分、人は人と言える芯の強さを培うことが大切です」
新しいチャレンジに対する2つの思考
「なりたい姿に向かう過程に、その人らしさが現れる」と話すpecoさん。ありのままの姿を認めることも、大切にされています。
また、新しいチャレンジの際には、都合よくポジティブとネガティブを使い分けているそうです。
「はじめてのことは、やってみなければ分からない。だから、怖がる必要はありません。でも、最悪な状況も想定するんです。『私がプロデュースした服をを誰が買ってくれるんだろう』と思っていれば、買ってくれる人に出会ったときに感謝の気持ちや自信が生まれるので!」
pecoさんが考える「わたしらしさ」
「自分は自己肯定感が高い」と認識しているpecoさん。
「自己肯定感が低いこと、ネガティブな感情を抱くことは悪いことではありません。『ネガティブな自分でもいいか!』と受けとめることが大切だと思っています」
“peco流”ポジティブ変換のコーナーでは、シーメイトさんのお悩みに答えてくれました。
まずは「人と比べて落ち込む」というお悩みに対して、力強く語ります。
「同じ人は世の中に1人としていません。だから他人でなく、過去の自分と比べましょう。昨日の自分よりもがんばれたことをすごいと思っていいと思います」
また「やりたいことがはっきりせず、中途半端」だと悩むシーメイトさんに対しては、「好奇心が旺盛な自分に拍手してあげてくださいね」と温かい言葉をかけていました。
pecoさんのポジティブパワーがあふれるひとときでした。
SHEアワードプロデューサー・水谷よりご挨拶
最後に、SHElikesコミュニティマネージャー、本イベントの統括責任者である水谷有沙が、目を潤ませながら登壇。すべてのシーメイトさんに呼びかけます。
「今日、また新たな一歩を踏み出しませんか。踏み出すのは勇気がいることです。でも、この場にいる全員で一歩を踏み出せたら、勇気が湧いてきませんか。一歩を積み重ねることで、みなさんらしい変化を絶対起こしていけると信じています」
「踏み出そう、わたしたちらしく。」水谷のメッセージと、会場に響く力のこもった拍手とともに、SHEアワードの幕が下りました。
参加者の声
誰もがうらやむような成功をしている人には、知られざるストーリーがあります。
ストーリーを分かちあうことで、一歩を踏み出す勇気になることでしょう。
「私なんて」を手放し「私だって」と踏み出した先に、明るい未来が待っていると信じて。
「踏み出そう、わたしたちらしく。」
また今日から「わたしたち」の挑戦がはじまります。
▼SHEアワードを振り返るダイジェストムービーもご覧ください。