3DCGにおけるテクスチャとは?適切な質感を作るポイントや業界別の意味も紹介

3DCGにおけるテクスチャとは?適切な質感を作るポイントや業界別の意味も紹介

「3DCGで使われるテクスチャって、具体的にどういう意味なんだろう…?」
「自分が知っている意味と少し違う気がする…」

このような悩みにお答えします。本来テクスチャとは、「生地」や「質感」などの意味で利用されることが一般的です。しかし業界によっては、テクスチャの使い方は異なる傾向があります。なかでも3DCGの世界においては従来の認識と違うかもしれません。

そこで今回は、3DCGにおけるテクスチャの意味や再現性の高い設定をする方法などについて解説します。業界別の意味も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

3DCGにおけるテクスチャとは?

ゲームやアニメなどのCG作品におけるテクスチャ(Texture)とは、「3Dオブジェクトの表面に画像を貼り付ける作業」を指すことが一般的です。企業やクリエイターによって定義の幅はやや異なりますが、簡単にいうとオブジェクトの質感を作る作業全般を指します。テクスチャは「マッピング」と呼ばれる工程でもあり、物体の質感や感触、重量感の表現などに使用します。

例えば3DCGで岩を作成する場合、「ザラザラした質感」や「硬い感触」などを表現することが大切です。作りたい作品にあった画像を適切に貼り付けることで、よりリアルなオブジェクトを制作することが可能です。テクスチャに使用する画像は「textures.com」や「Texture Ninja」などでダウンロードできるので、ぜひ活用してください。

3DCGで再現性の高いテクスチャを行う方法

ここからは3DCGで再現性の高いテクスチャを行う方法を見ていきましょう。テクスチャの設定やマッピングのやり方に正解はありませんが、3DCG制作をしている方は下記のポイントを参考にオブジェクトを作ってみてください。

順番に見ていきましょう。

実際の物体をしっかりと確認する

オブジェクトにテクスチャ画像を貼り付ける際は、実物や参考画像を確認しながらマッピングを行いましょう。理由は色や質感をリアルに近づけるためです。

というのも主観的な考え方で制作すると、作品を見た方から「なんか変な感じがする…」や「この物体は何…?」と感じられる可能性があります。例えば木造の建造物を作る際は、木材の色や木目の方向などが意外と重要になるのです。

また完全オリジナルのオブジェクトを作成してテクスチャを行う際は、作品のコンセプトにあった画像を使用することを意識してみてください。

適切なマッピングを行う

テクスチャはオブジェクトに画像をただ貼り付けるだけではありません。マッピングで「画像のどの部分を魅せるか」を考えることが大切です。というのも使用するテクスチャ画像によっては、柄やシミ、サビなどの加工が施されています。そのため画像のどの部分をカメラに映すかしっかりと計算しておきましょう。

配置環境を理解する

オブジェクトの質感を作る際は、作品全体に馴染むか計算しながら作業を進めることが大切です。というのも完成したオブジェクトを映像に落とし込んだ際に、違和感を覚えることがしばしば見られます。色や質感、明るさなどを整えていても、使用するテクスチャ画像によっては世界観に合わないかもしれません。

つまり再現性の高いテクスチャを行うには、事前にテストを行って使用する画像や数値をある程度決めた状態で作業を進めることが大切です。

3DCG業界以外のテクスチャの意味も紹介

冒頭でも解説したように、テクスチャの意味は人や業界によって異なる傾向があります。ここでは、下記の業界で使用されるテクスチャの意味を解説します。

他の業種の意味を理解することで「その業界のこだわり」などがわかる可能性があるので、ぜひ参考にしてください。

美容・化粧品業界

美容・化粧品業界におけるテクスチャは、「肌触り」や「化粧品を使った感触・質感」などの意味で使用されることが一般的です。例えば保湿クリームなどでは、「肌につけた時の伸び感」や「肌につけた時の感触」などが挙げられます。

美容業界では感覚的に使われる言葉なので、人によっては明確な定義はないかもしれません。しかし美容・化粧品業界では「女性に向けた表現」を使用する企業が多いようです。

飲食・食品業界

食べ物を扱う飲食・食品業界では、触感や口当たりなどがテクスチャとして使用されるようです。例えば食品業界の広告では、「もちもちした食感」や「柔らかな口当たり」などの表現が見られます。しかし現場で勤務する方によってはテクスチャなどの言葉は使わず、そのままの表現を使用する方が多いようです。

ファッション業界

ファッション業界におけるテクスチャは、服やファッションアイテムの記事や手触りを指すことが一般的です。またパタンナーやデザイナー、アパレル店員など職種によってもやや認識が違う傾向があり、正解はないと考えられます。しかし業界全体的に見ると、アイテムを使用した時の触感に該当するようです。

イラスト・アート業界

イラストや絵画などのアート業界では、作品全体の艶感や発色をテクスチャと表現する傾向があります。というのも絵の具やアクリル、油や鉛筆など使用する画材によって作品の質感は大きく異なるのです。また使用する画材の粘度によって「硬い」や「柔らかい」などの表現をするアーティストもいるようです。

ゲームやアニメなどの3DCGでテクスチャを作成する際の注意点

最後に、ゲームやアニメなどの3DCGでテクスチャを作成する際の注意点を紹介します。

使用するツールによって操作方法が異なる

画像を貼り付けるマッピングのやり方は、使用するツールによって異なります。モデリングとマテリアル・テクスチャの作業を別ソフトで行うクリエイターも一定数見られます。作品の質にこだわりたい方は、複数のツールを使用することも有効かもしれません。

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適切なモデリングが大切になる

テクスチャはあくまでオブジェクトの表面に画像を貼り付ける作業です。そのため、凹凸や曲線などの表現はマッピングではできません。モデリングで作成したオブジェクトの形によって質感や重みなどの感じ方が異なるので、まずは実物や参考画像を見ながら適切な物体を作成しましょう。

下記の記事では、3DCGでのモデリングからレンダリングまでの流れを解説しています。「まずはオブジェクトを作る方法から理解したい…!」と考える方は、こちらも参考にしてくてださい。

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テクスチャの意味を理解して作品を作ろう!

3DCGにおけるテクスチャは、オブジェクトの表面に画像を貼り付けて質感を整える作業を指します。他の業界とは意味合いが異なるかもしれないので、CG制作を行う方は注意しましょう。

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ABOUT ME
ライター KeitoKurisu
埼玉県の美容学校を卒業後、銀座の美容室での経験を経て、雑誌・広告業界のヘアメイクとして活動。その後、SEOメディア事業や映像制作会社を立ち上げ、脚本とディレクター業務を行う。現在は、アート作品の個展を行いながら、フリーライターとして活動中。
エディター Kakuhata Kyosuke
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後Pythonデータ解析や生体化学を学んだあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を編集・執筆している。

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