Vtuberアバターの作り方を徹底解説!おすすめソフトや注意点も紹介

Vtuberアバターの作り方を徹底解説!おすすめソフトや注意点も紹介

「Vtuberのアバターってどうやって作るんだろう…?」
「初心者でもキャラクターって作れるのかな…?」

結論からお伝えすると、使用するツールによっては初心者でもVtuberアバターを作ることは可能です。

ただし作り方を間違えるとキャラクターが誤作動を起こしたり、アバターが認識されなかったりするトラブルになるかもしれません。Vtuberとして活動を始めたい方は、正しい作り方を理解しておきましょう。

今回はVtuberのアバターや声の作り方やおすすめのソフト、注意点などについて解説します。魅力的なアバターを作るポイントも紹介しているので、Vtuberとして発信してみたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

そもそもVtuberとは

Vtuberは「Virtual YouTuber(バーチャルユーチューバー)」の略称であり、2D・3Dのキャラクターを使って発信活動をしているクリエイターを指します。顔出しをせずに情報発信ができるうえライブ配信やグッズ販売などで副収入を得られることから、新しい仕事の一つとしても認知されつつあります。

またVtuberは「Virtual YouTuber」の略称ですが、デジタルアバターを使ってYouTube以外で発信している方もVtuberとして認識されているので間違えないように注意しましょう。

下記の記事ではVtuberの詳しい意味や始め方、人気のクリエイターなどについて解説しています。Vtuberのなり方に興味のある方は、ぜひこちらも参考にしてください。

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Vtuberのアバターの作り方

それではVtuberアバターの作り方を見ていきましょう。キャラクターの作成方法には、下記の種類が存在します。

  1. 2Dアバターの作り方
  2. 3Dアバターの作り方
  3. 外部に依頼する方法
  4. 既存アバターから作る方法

上記の4つについて解説するので、自分にあったやり方をお試しください。順番に解説します。

2Dアバターの作り方

2Dアバターとは簡単にいうと、平面のイラストキャラクターを指します。YouTubeなどでは2Dアバターが多く使用されており、絵を描くことが好きな方におすすめの方法といえるでしょう。具体的な制作手順は、下記の通りです。

順番 作業工程 内容
1 イラストのラフを作成する 作りたいアバターの下書きを描く
2 イラストを作成する パーツごとにデジタルイラストを作成する
3 モデリング・アニメーション設定 専用のソフトでアバターに動きをつける
4 エクスポートを行う VRMなどのファイルでアバターを保存する

自分でイラストを作成する際は、「Procreate」や「CLIP STUDIO PAINT」などを使用して、正面を向いているT字型絵を描くことが一般的です。

作成したイラストはPSD形式で出力して、アバター作成ソフトにインポートしましょう。その後、アバター作成ソフトで表情や動作、髪や服の動きなどを設定して保存すれば、2Dアバターの完成です。

3Dアバターの作り方

3Dアバターは2Dアバターと違い、奥行きのある立体的なキャラクターになります。リアルな人間や動物などのアバターを作成でき、メタバースなどでも使用されています。なお3Dアバターの作り方は、下記の通りです。

順番 作業工程 内容
1 キャラクターのイメージを考える 作成するアバターの形や特徴などを考える
2 モデリングを行う 3Dソフトでアバターを作成する
3 アニメーションを設定する リギング(骨)をアバターに加える
4 エクスポートを行う VRMなどのファイルでアバターを保存する

3Dアバターを作成する場合は、髪や肌などのテクスチャや質感など細かい設定を行う必要があります。正面だけではなく横からのアングルやアバターの奥行きなどを確認して、キャラクターを完成させましょう。

下記の記事では、3D制作で重要なモデリングについて詳しく解説しています。自分で3Dアバターを作ってみたい方は、こちらも覗いてみてください。

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外部に依頼する方法

自分でアバターを作ることが難しい方は、プロのクリエイターに依頼して魅力的なキャラクターを作ってもらいましょう。例えば「ココナラ」や「クラウドワークス」などのクラウドソーシングでは、数万円程度のコストでアバターを作成してくれるクリエイターが存在します。

ただし発注するクリエイターや求めるクオリティによっては、数十万円以上の費用がかかるかもしれません。そのためアバター制作を外部に依頼する際は、相手のスキルと自身の経済状況を照らし合わせて、無理のない範囲で発注しましょう。

既存アバターから作る方法

無料で配布されているアバターを使用すれば、デザインやモデリングの手間を省いてキャラクターを入手することが可能です。例えばアバター作成ソフト「VRoid Studio」には、完成した無料アバターが配布されています。

ただし無料アバターは商用利用ができなかったり、キャラクターを利用する際のルールがあったりします。そのためフリー素材を利用する場合は、利用規約を確認してください。

また「ココナラ」や「nizima」などにはプロのクリエイターが作成したアバターが販売されているので、自作する手間を省きたい方におすすめです。

【無料あり】Vtuberのアバター作りにおすすめのソフト

ここからは、Vtuberのアバター作成に活用できるソフトを紹介します。2D・3D別に紹介するので、自分にあったツールでアバターを作ってみましょう。

また下記の記事ではアバター作成だけではなく、Vtuberに必要な配信ソフトや動画編集ソフトも紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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2Dアバター作成におすすめのソフト

まずは、2Dアバター作成におすすめのソフトを紹介します。

Live2D

OS Windows:10/11
mac:v 11以降
料金 単月プラン:2,288円/月
年間プラン:15,708円/年
3年間プラン:40,392円/一括
(フリープランあり)
メリット 本格的な2Dキャラクターを作れる
直感的に操作できる
デメリット 有料

Live 2Dはその名の通り、平面の2Dアバター作成に特化したソフトです。チュートリアル動画なども充実しており、直感的に使用できることが魅力といえます。自分でイラストを描ける方であれば、比較的使いやすいツールといえるでしょう。

質感などの調整も手軽にできるので、使い方を覚えると高品質なアバターを作成できると考えられます。有料ソフトですが無料体験も用意されているので、2Dアバターを作りたい方はLive 2Dをお試しください。

参考:Live 2D

Adobe Character Animator

OS Windows:10/11
mac:v 11.0以降
料金 料金 基本使用料無料
Creative Cloud:7,780円/月
メリット 手軽にアニメーションを作成できる
他のAdobeソフトと連動できる
トラッキングにも対応
デメリット 有料
細かいアニメーション作成には不向き

Adobe Character Animatorは、モデリングからアニメーションまでの工程が手軽に行えるソフトです。リアルタイムトラッキングにも対応しているので、ライブ配信にも活用できます。Webカメラからトラッキングをするだけなので、リギング(骨の配置)などの手間を省いてキャラクターを動かすことが可能です。

ただし髪や服、表情などの細かい動きの設定にはやや弱い印象があります。したがってAdobe Character Animatorは、手軽にアバターを作ってみたい方におすすめといえるでしょう。

参考:Adobe Character Animator

3Dアバター作成におすすめのソフト

次に、3Dアバターを作成できるソフトを紹介します。

VRoid Studio

OS Windows:10以降
mac:11以降
料金 無料
メリット 完全無料で使用できる
手軽に3Dアバターを作成できる
デメリット 細かいモデリングができない

VRoid Studioは、手軽に3Dアバターを作成できるソフトです。完全無料で利用できるため、コストを抑えたい方にぴったりなツールといえるでしょう。既存のテンプレートを使用して目や髪、体の形などを調整するだけなので、CGスキルがない方でもキャラクターを作成できます。

1からのモデリングには対応しておらず、完全オリジナルアバターの制作はできません。しかし無料で配布されているアバターをダウンロードして編集することも可能なので、「まずは自分で作ってみたい!」と考える方はVRoid Studioをお試しください。

参考:VRoid Studio

Blender

OS Windows:8.1以降
mac:10.13以降
料金 無料
メリット 完全無料で使用できる
複雑なキャラクターの作成にも対応
デメリット 操作方法が複雑
スペックの高いパソコンが必要

Blenderは、CGアニメや映画制作などでも使用されている3DCGソフトです。完全無料のオープンソースのソフトであり、アドオンやプラグインを実装することでオリジナル機能を追加できます。本格的な3D制作に対応しているので、完全オリジナルの3Dアバターを作りたい方におすすめです。

ただしBlenderは使用できる機能が多いため、初心者の方は操作方法に悩むかもしれません。3D制作に関する専門用語も求められるため、人によっては勉強が必要です。したがってBlenderは、3DCG制作などにも興味がある方におすすめと考えられます。

参考:Blender

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Vtuberアバターを作成できるスマホアプリ

ここからは、Vtuberアバターを作成できるアプリを見ていきましょう。ただしVtuber向けのスマホアプリで作成したアバターは、特定の配信サービスでしか利用できないので注意してください。

REALITY

OS iOS/Android
料金 無料
メリット 投げ銭による副収入が期待できる
視聴者や配信者と交流できる
デメリット アーカイブ機能がない

REALITYは、幅広い属性のユーザーと交流ができるバーチャル配信アプリです。アプリ内で自分のアバターを手軽に作成でき、配信までの方法がスムーズなことが特徴といえます。チャットでのコミュニケーションにも対応しているため、共通の趣味をもつ友達などを見つけられるでしょう。

ただしREALITYには配信のアーカイブ機能がないので、配信映像を保存したい方は画面録画をしながら配信を行ってください。

参考:REALITY

Mirrativ

OS iOS/Android
料金 無料
メリット ゲーム配信に特化
パソコンでの配信にもい対応
デメリット スマホの通知が表示される可能性がある
アプリが重い

Mirrativは、スマホゲームやPCゲームなどの配信に特化したスマホアプリです。可愛いアバターを手軽に作成できるので、モデリングなどのスキルは必要ありません。ゲーム好きのユーザーが多いサービスのため、ゲーム実況などに興味がある方におすすめといえるでしょう。

ただしスマホ画面を配信に使用する場合は、LINEやSNSなどの通知で個人情報がバレる可能性があります。したがってMirrativで配信をする際は、スマホの通知をオフにすることを推奨します。

参考:Mirrativ

Vtuberの音声の作り方

アバターの作り方や必要なツールは理解できたものの、「Vtuberの声ってどうやって作るんだろう…?」と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。Vtuberの音声作成には、主に「音声編集ソフト・ボイスチェンジャーツールを活用する」「プロの声優・ナレーターに依頼する」の2つがあります。順番に見ていきましょう。

音声編集ソフト・ボイスチェンジャーツールを活用する

作成した動画の音声を変更するには、音声編集ソフトを使用することが一般的です。例えば動画編集で利用される「Adobe Premiere Pro」では、声の性質を変化させる「オーディオエフェクト」が使用できます。近年話題になっているAIツール「Vidnoz  AI」を活用すれば、自分の音声を短時間で違う声にすることが可能です。

またリアルタイム配信で声を変換するには、ボイスチェンジャーツールが必要です。Vtuberが利用しているソフトとしては、「恋声」や「MagicMic」などが挙げられます。音声編集やボイスチェンジができるソフトは多数存在するので、自分にあったツールを活用しましょう。

プロの声優・ナレーターに依頼する

より高品質な音声を希望する方は、声優やナレーターへの依頼を検討しましょう。プロの方に制作してもらうことで、視聴者の印象に残る音声を作成することが可能です。

例えば音声依頼に特化している「iikoe」などを活用すれば、比較的コストを抑えて制作を発注できるでしょう。「ココナラ」などでも依頼を受け付けている方が多数存在するので、自分にあった声優・ナレーターを探してみてください。

魅力的なVtuberアバターを作るポイント

ここからは、Vtuberアバターを作るポイントを紹介します。これからアバター制作に取り組む方は、「キャラクターのプロフィールを作る」「表情のレパートリーを充実される」の2点を意識してください。順番に見ていきましょう。

キャラクターのプロフィールを作る

キャラクターの性格や仕事、口癖や趣味などを設定することで、作成するアバターのイメージがしやすくなります。例えば明るい性格にした場合、「高い声で明るい髪」などが連想できるかもしれません。外注する際にキャラクターのプロフィールを伝えると相手にとっても制作しやすくなります。

また視聴者からのプライベートな質問にも回答できるので、アバターのプロフィール設定は個人情報を守る手段としても役立ちます。

表情のレパートリーを充実させる

喜怒哀楽だけではなく細かい表情を作ることで、より視聴者が楽しめるコンテンツを作成できます。例えば笑顔一つにとっても、「小悪魔的な笑顔」や、「目が笑っていない笑顔」、「満面の笑顔」ではユーザーに与える印象が大きく異なります。

表情を増やすほどリソースやコストが発生するデメリットはありますが、より質の高い発信を目標にする方は、ぜひ表情の種類を増やしてみてください。

Vtuberを作る際の注意点

最後に、Vtuberを作る際の注意点を紹介します。具体的には、作り方によっては「バグが発生する可能性がある」ことや、「外注する際は著作権を確認する」ことがあげられます。アバターや音声を作成する際は、この2点について注意してください。順番に解説します。

バグが発生する可能性がある

アニメーションの作り方やリギングのやり方を間違えると、アバターが不自然な動きをするバグが発生します。完成した状態からのバグ修正は非常に労力がかかるので、制作と確認を行いながら作業を進めましょう。

バグが発生して自分での修正が難しいと感じる場合は、プロのクリエイターに修正依頼をすることを推奨します。

外注する際は著作権を確認する

アバター制作や音声制作を外注する場合は、どちらが著作権を有するか事前に確認しておきましょう。例えば作成してもらったキャラクターの著作権が自分にない場合、報酬の一部を製作者に支払ったり、予期せぬ法的トラブルになったりする可能性があります。

そのため制作を依頼する際は、著作権まで提供してくれるクリエイターに発注することをおすすめします。

作り方を理解してVtuberアバターを制作してみよう

Vtuberのアバターや音声は、使用するツールによってはコストをかけずに自作することが可能です。しかしパソコンの操作が苦手な方やより高いクオリティを希望する人は、プロの方への制作依頼を検討してみるとよいでしょう。

Vtuber配信に使用する動画作成の作り方を学びたい方には、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)をおすすめします。動画編集の基礎から実践的なスキルだけではなく、SNSの活用方法なども学習できます。

そのため切り抜き動画を使った認知度アップの方法なども理解できるでしょう。SHElikesのコースに興味のある方は、気軽に無料体験レッスンにお越しください。

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ABOUT ME
ライター KeitoKurisu
埼玉県の美容学校を卒業後、銀座の美容室での経験を経て、雑誌・広告業界のヘアメイクとして活動。その後、SEOメディア事業や映像制作会社を立ち上げ、脚本とディレクター業務を行う。現在は、アート作品の個展を行いながら、フリーライターとして活動中。
エディター Kakuhata Kyosuke
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後Pythonデータ解析や生体化学を学んだあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を編集・執筆している。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。