スクラムマスターの認定資格3選!選び方のポイントや取得するメリットも紹介

スクラムマスターの認定資格3選!選び方のポイントや取得するメリットも紹介
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ライター Yukie
大学卒業後は金融機関の事務員として8年働く。その最中にSHEに出会い、自分らしい生き方を叶えるという理念に共感。現在はフリーのライターとして、時間と場所にとらわれることない自由な生活を実現している。FP3級・簿記2級を保有。
エディター Kakuhata Kyosuke
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後Pythonデータ解析や生体化学を学んだあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を編集・執筆している。

ソフトウェアを開発するうえで重要な役割を担っているスクラムマスター。聞いたことはあるけれど、実際にスクラムマスターにはどんな役割があるのか、スクラムマスターにはどんな資格があるのか分からない人もいるかもしれません。

この記事ではスクラムマスターの役割からメリット、後半にはスクラムマスターの代表的な資格まで解説します。スクラムマスターに興味がある方はぜひ参考にしてください。

スクラムマスターとは?

スクラムマスターとは、「アジャイル開発手法のひとつであるスクラム開発のチームリーダー」を指します。ちなみにアジャイル開発とは、システムやソフトウェアを開発する際に、柔軟な仕様変更への対応やスピード感をもった開発を狙いとして、機能別にサイクルを回す手法です。

さらにアジャイル開発の一つとして、特定の役割を担うメンバーで構成されたチームであるスクラムを基本単位として行う開発がスクラム開発といわれています。スクラムマスターは、このスクラムチームが最適に効率よく活動できるようにまとめる役割を担っています。

スクラムマスターの役割

スクラムマスターの主な役割は、スクラム開発における円滑なプロジェクトマネジメントです。円滑なプロジェクト推進のためにも、スクラムマスターはチームメンバーがもつ能力を十分に引き出すことへの配慮が重要です。他にも、プロダクトオーナーや経営層と現場の開発チームの間の橋渡しとなる役割も担います。このように、現場で実質的にプロジェクト推進のリーダーとして携わりますが、製品に対する最終的な責任と決定権がないのが特徴です。

スクラムマスターの資格を取得する3つのメリット

スクラムマスターを取得することで3つのメリットがあります。

一つずつ見ていきましょう。

知識やスキルを身につけることができる

スクラムマスターの資格を取得するメリットの一つとして、知識やスキルの習得があげられます。資格を取得するプロセスを通じて、スクラムマスターとして必要な知識を体系的に学ぶことができます。

さらに、資格の中には講義だけでなくグループワークを課すものもあります。知識だけでなく実践的なスキルとして身につけることも可能です。実践力を伴った知識を身につけることは、スクラムマスターとして業務にあたる際に大きな自信にもつながるでしょう。

キャリアアップの機会を増やすことができる

二つ目のメリットとしては、キャリアアップの機会増加があげられます。資格が必須ではないものの、スクラムでのアジャイル開発経験が求められることもあるでしょう。キャリアアップの候補としてスクラムマスターを検討している方は資格の取得にチャレンジしてみるのが有効かもしれません。研修や資格を通じて実践的な内容が学べるため、課題解決に向けた対応力を高められます。

プロジェクトの成功率が向上する

三つ目のメリットは、携わっているプロジェクトの成功率が向上する点です。資格の取得の際の講義やグループワークを通して、スクラムマスターとして必要な素養を身につけられます。

プロジェクトにおいてスクラムマスターが果たす役割は大きく、能力が発揮されればプロジェクトが円滑に推進することになります。他にも、資格を有することで周囲の信頼性が高まり、スクラムとしてのパフォーマンス向上も期待できるため、プロジェクトの成功率を高められるでしょう。

スクラムマスターの資格の選び方のポイント

スクラムマスターの資格の選び方には主に3つのポイントがあります。

それぞれ見ていきましょう。

評判を調べる

スクラムマスターの資格にはさまざまな種類があるため、まず初めに評判がどうかを確認しておきましょう。たとえばスクラムマスターの経験がほとんどない状態で、資格を取得するという目標を持ったとします。もし資格が実践的な内容を中心とした研修や演習を行っている場合、スクラムマスターの基礎的な内容をじっくり学びたいという人には適していない可能性があります。評判を確認し、自分が学びやすいカリキュラムになっているかを見ておくことが必要です。

実践で活かせる知識やスキルが身に付くか

実践で活かせる知識やスキルを身につけられる資格を選びましょう。スクラムマスターは、コミュニケーションスキルやスケジュール管理、ティーチング、チームをリードする力など多くの知識や技能が必要です。資格を通じて実践で使用できる力を習得できるかは重要なポイントとなります。資格取得までの研修内容を確認して、実践力を身につけられるものになっているのかを確認しておきましょう。

条件が自分に合っているか

資格の取得条件が自分に適しているのか見ておきましょう。資格の種類によりますが、「12ヶ月の実務経験があること」などの条件が定められている場合があります。もし実務経験がない中で申込してしまった場合、すでにスクラムマスターとしての基礎スキルがあるものとして研修が進んでしまい、研修に追いつけないことにもなりかねません。資格を取得する際には条件に気を付けて申込するようにしましょう。

スクラムマスターの代表的な資格

スクラムマスターの代表的な資格は、以下の3つです。

こちらで紹介するスクラムマスターの資格は、それぞれ研修の受講を要するものです。詳しく見ていきましょう。

認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster®:CMS®)

スクラム関連資格において最も有名な資格です。海外の経験豊富なスクラムマスターが、スクラムマスターの基礎理論から応用的な内容、チームの運営スキルまで幅広く解説してくれます。実践的な演習を数多く行うため、スクラムマスターとしての実践力を高めていきたい人にはうってつけでしょう。

受験費用22万円
試験時間60分
合格ライン37問/50問
認定資格の有効期限2年間

参考:Certified ScrumMaster®(CSM®)スクラムアライアンス認定スクラムマスター研修 | トレーニング | セミナー・イベント | TIS株式会社

プロフェッショナルスクラムマスター/Professional Scrum Master™(PSM)

スクラムの基礎から実用的なスクラム活用方法まで、経験豊富なスクラムマスターが詳しく解説してくれます。スクラム未経験の人でも分かるように説明してくれるため、スクラムマスターの実務経験がないけどスクラムについて学びたい人にピッタリです。スクラムが成功する価値基準や自己管理方法といった、スクラムマスターに必要なスキルを学べます。

受験費用22万円
試験時間60分
合格ライン全体の85%以上
認定資格の有効期限期限なし

参考:Professional Scrum Master | Scrum.org

認定スクラムマスター(Registered Scrum Master™:RSM※旧LSM)

この資格は2日間の体験型ワークショップを通じて、スクラムの正しい知識を具体的な事例を交えながら楽しく学べます。スクラム経験がなくてもだれでも受講可能です。スクラムマスターとしてチームをリードするためのスキルやスクラムの価値を最大限に体現する方法を習得でき、スクラムマスターの実践力まで身につけられるでしょう。

受験費用22万円
試験時間
合格ライン
認定資格の有効期限

参考:Registered Scrum Master® Training – Scrum Inc. Japan #TeamworkMakesTheDreamWork

スクラムマスターの資格を取得して、自分のスキルを高めよう

スクラムマスターの資格を取得することで「知識やスキルを身につけることができる」「キャリアアップの機会を増やすことができる」「プロジェクトの成功率が向上する」といったメリットが得られます。資格を取得して、自分のスキルをさらにステップアップさせていきましょう。

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。