ITパスポート(iパス)とは、ITを利活用するすべての社会人と、社会人となる学生を対象としたITの基礎知識を証明する国家試験です。ITパスポート試験はコンピュータを利用したCBT(Computer Based Testing)方式で実施され、合格発表日は受験月の翌月15日前後となっています。
本記事では、ITパスポート試験の合格発表日と合格証書を受け取る流れなど、合否に関する情報を紹介します。ITパスポートの受験を控えている人の参考になれば幸いです。
ITパスポート試験の合格発表はいつ頃?
ITパスポート試験の直近数ヶ月の合格発表日を一覧でご紹介します。なお、合格発表時間は正午を予定しているそうです。
受験年月 | 合格発表日 |
---|---|
令和5年10月 | 11月15日 |
令和5年11月 | 12月14日 |
令和5年12月 | 令和6年1月18日 |
令和6年1月 | 2月15日(予定) |
令和6年2月 | 3月14日(予定) |
正式な合格発表は、ITパスポート試験の合格発表ページに合格者番号が掲載されるため、各々確認してください。
ITパスポート試験の合格発表は受験日の「翌月15日前後」
上述の通り、ITパスポート試験の正式な合格発表日は、受験月の翌月15日前後です。
なお、ITパスポート試験はCBT方式で受験するため、試験結果は受験後すぐにご自身で点数確認が可能です。その際に合格基準を満たしていれば、ほぼ合格と考えて問題ないでしょう。
ただし、ご自身ですぐに合否を確認したい場合は、あらかじめ配点基準や合格ラインを把握しておく必要があります。
- 総合評価点の合格ライン…600点以上/1000点
- 分野別評価点の合格ライン…300点以上/1000点
ITパスポート試験の合格点や採点方式については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。
ITパスポート試験の合格証書はいつ届く?発送日や合格証明書との違い
ITパスポート試験に合格すると、経済産業大臣から「情報処理技術者試験合格証書」が交付されます。この合格証書の発送日は、合格発表日の翌月15日前後を予定しており、ITパスポート試験の公式サイトで確認が可能です。受験月を起点とすると、受験月の翌月に合格発表があり、受験月の翌々月に合格証書が発送される流れです。
受験年月 | 合格発表日 | 合格証書発送日 |
---|---|---|
令和5年12月 | 令和6年1月18日 | 令和6年2月15日(予定) |
令和6年1月 | 2月15日(予定) | 3月13日(予定) |
令和6年2月 | 3月14日(予定) | 4月10日(予定) |
また、「合格証書」と「合格証明書」は異なります。合格証明書の申請については後述するので、あわせてご確認ください。
合格証書の交付に関する注意点
合格証書は再交付できず、また受験時点の利用者情報をもとに交付されます。試験後に合格証書の氏名や生年月日などの情報を書き換えることはできません。その他、合格証書に関する注意点は次の通りです。
- 合格証書は、不合格者には一切通知しません。
- 簡易書留で郵送されます。受験後に住所変更があった人は、必ず郵便局に転送届を出してください。
- 万が一、郵送で合格証書が受け取れない場合は、郵便局で一時保管された後に情報処理推進機構に返送されます。再送受付は情報処理技術者試験のサイトに案内がありますが、再送手数料が自己負担となるためご注意ください。
- 合格証書に記載される氏名は、確認表の字体をもとに作成されます。変更を希望する人は指定のメールアドレスに「氏名の漢字表記変更申請書」を送付する必要があります。
詳細はすべて、ITパスポート試験公式サイトに記載があるので、必要に応じて確認しましょう。
合格証書と合格証明書の違いは?発行・申請方法を紹介
合格証書とは別に、ITパスポート試験に合格していることを証明する「合格証明書」があります。就職や転職の際に、合格証明書の提出が求められることもあるでしょう。合格後に発送される合格証書とは異なり、「合格証明書」は合格者自身が独立行政法人 情報処理推進機構に申請を行って取得するもので、交付手数料は1通700円となります。
合格証明書の発行は、合格発表日の2週間程度後から可能になるため、必要に応じて公式サイトの案内に従い申請をしてください。
ITパスポート試験に合格すると受験者番号が官報に掲載
ITパスポート試験に合格すると、ITパスポート試験の公式サイトに合格者番号が掲載された後、官報にも受験者番号が掲載されます。官報とは、政府や各府省が国民に広く知らせるために発表する公文や公告のことで、国民と政府をつなぐ公的な伝達手段です。
ITパスポート試験に関するよくある質問と回答
最後に、ITパスポート試験関連でよくある質問を、Q&A形式でご紹介します。ITパスポート試験の受験を控えている人は、関連コラムも含めてご確認ください。
ITパスポートを取得するメリットは?
ITパスポート試験に合格すれば、ITの基礎知識を保有していると対外的に証明が可能です。ITパスポート試験は、他のIT専門資格に挑む際の土台となるうえ、社内異動や人事評価にプラスにはたらくケースもあるでしょう。
ITパスポート試験の全体像や特徴を知りたい人は、こちらの記事もあわせてご一読ください。
ITパスポート試験の合格率は?
ITパスポート試験の合格率は、例年50%前後で推移しています。ITの国家試験としては最も難易度は低く、年間約20万人が受験をしています。
ITパスポート試験の合格率推移や、勤務先別の合格率はこちらの記事で詳しく解説しています。
ITパスポート試験の合格証書はPDFで発行できる?
ITパスポート試験の合格証書は、賞状のようなデザインの証書が郵送交付されます。会社や学校などに提出する際は、合格証書をスキャンしてPDF化するか、合格証明書を別途申請して取得するとよいでしょう。いずれもPDFデータで交付されるものではないため、スマホアプリやコンビニの印刷機などを用いてPDF化するのがスムーズです。
ITパスポート試験の合格発表日を確認して試験準備を進めよう
ITパスポート試験の合格発表日は、受験月の翌月15日前後です。CBT方式の試験のため、試験直後にご自身で点数確認も可能です。合格証書は合格発表後に順次郵送されるため、受験時に登録した住所や氏名に誤りがないよう確認しておきましょう。
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