コンサルタントとは?仕事内容や年収、なり方を簡単に紹介!

コンサルタントとは?仕事内容や年収、なり方を簡単に紹介!

「コンサルタント」という仕事を知っていても、具体的にどんな仕事をしているのかわからないという方もいるのではないでしょうか。

コンサルタントは、クライアントから相談を受け、課題を分析してその解決策を考える仕事です。コンサルタントとして活躍するためにはその分野に関する専門知識や経験を活用する必要があるため、「なんだか難しそう……」と感じてしまうかもしれません。

この記事では、コンサルタントの仕事内容ややりがい、コンサルタントのなり方などを紹介します。コンサルタントを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

コンサルタントとは

コンサルタントの意味は、「consult(相談する、助言を求める)」という言葉が由来です。コンサルタントの主な仕事はクライアントの相談に乗ってビジネスの解決策を探ることで、最近は解決策の実行支援までおこなうケースも増えています。

コンサルティングを専門におこなう会社は「コンサルティングファーム」と呼ばれます。コンサルタントには、コンサルティングファームに属している人のほか、フリーランスとして活動している人もいます。

コンサルタントによって得意分野や専門とする領域が異なり、限られた期間でクライアントが望む以上の成果を出すことが求められる職業です。さまざまな知識やスキルが必要ですが、仕事の過程でもどんどん成長することができます。

コンサルタントの仕事内容

では、コンサルタントは具体的に何をするのでしょうか。コンサルタントにはさまざまな種類があります。一般的には「クライアントの現状分析と課題の把握」、「課題に関する情報の収集」、「課題解決に向けたビジョンの策定と実行支援」の3つが共通の仕事内容として挙げられます。

コンサルティングファームによって役職の呼び名は異なり、一般的には以下の4つの階級があり、仕事内容や期待される役割が異なります。

アナリスト

新卒でコンサルティングファームに入社した人が最初に就くスタートポジションで、情報収集と分析、資料作成などが主な仕事です。新鮮な目線からさまざまなアイデアを提案することが求められます。

コンサルタント

入社してから数年が経ったアナリストや、中途入社をした人が就く職位です。課題解決への仮説を立て、検証作業をおこなうことが主な仕事で、担当するプロジェクト全体に関するマネジメント業務も必要となります。

マネージャー

コンサルタントのなかでも成果を挙げた人が、マネージャーに昇格します。プロジェクトの全体管理や予算管理が主な仕事で、クライアントの開拓を担当することもあります。コンサルタントよりも責任が大きくなり、仕事量も増える可能性が高いです。

パートナー、プリンシパル

コンサルティングファームで特に活躍が認められると、ファームの共同経営者として「パートナー」や「プリンシパル」に昇格できる人もいます。文字通りコンサルティングファームそのものの経営をおこなったり、クライアントの獲得や知財の開発、人材育成など幅広い業務に携わります。

コンサルタントのやりがい

コンサルタントとして仕事をするうえで、やりがいを感じられることはモチベーションを維持するために大切です。コンサルタントの仕事には、次のような魅力ややりがいがあります。

課題解決時の達成感

コンサルタントは調査や分析、検証を繰り返し、クライアントと一緒に解決方法を探っていきます。さまざまな業界に携わりあらゆる課題に触れる仕事なので、豊富な体験をすることが可能です。好奇心旺盛な方は、コンサルタントの仕事そのものを楽しめるでしょう。

また、クライアント企業とは深く関わることになるので、その企業が抱える課題を解決できた際は大きな達成感を得ることができます。一緒に頑張ってきたクライアントが成長していく姿を間近で見ると、大きなやりがいを感じられるでしょう。

実力次第で高収入が得られる

コンサルタント業界は、全体的に年収相場が高いことで知られています。年功序列ではなく実力で評価されるコンサルティングファームが多く、日々知識を吸収してスキルを高め続けることができれば、収入も上がり自身が成長したことを実感できるでしょう。

コンサルタント同士の競争も激しいため、同業者と切磋琢磨することが可能です。努力次第で階級が上がっていく点も、自分の実力が高まっていることが実感でき、やりがいを感じられるのではないでしょうか。

経験をもとに独立・起業ができる

コンサルタントは、日々の仕事でさまざまな業界や企業と向き合うことになります。会社経営を円滑に進めるためのノウハウを身につけることができるので、好きなことで起業を目指したり、フリーランスのコンサルタントとして独立したりすることも可能です。

実際に「いつか自分で起業してみたい!」と考えてコンサルタントをはじめる人もいます。コンサルタントとしての仕事を全力でこなすことが、自分の夢へのステップになるかも知れません。

コンサルタントの種類

コンサルタントと一括りにいっても、さまざまな種類があります。コンサルタントの種類は主に次の5つに分けることができます。

  • 戦略系コンサルタント
    企業が抱える経営上の課題解決を目指し、新規事業の開発や市場拡大を目的とした戦略を立案します。
  • 総合系コンサルタント
    特定の領域ではなく幅広い業界に対応し、分析・解決策の立案といった上流工程から実行支援などの下流工程まで、総合的にサポートします。
  • ITコンサルタント
    ITを活用し、新たなシステムの導入やシステム管理、IT戦略の策定などによってクライアントをサポートします。
  • 人事系コンサルタント
    人事制度や福利厚生の設計・改革、人材採用など、人や組織をどう活かすかを考える仕事です。
  • シンクタンク系コンサルタント
    政府・官公庁の政策立案や経済調査など、主に公的機関から依頼を受けてさまざまな課題の解決をサポートします。

次の記事では、コンサルタントの種類についてさらに詳しく解説しています。それぞれの種類に当てはまるコンサルティングファームについても具体的に紹介しているので、コンサルティング業界に興味がある方はぜひ参考にしてください。

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コンサルタントに求められるスキル

コンサルタントとして活躍するためは、その分野においての専門知識や経験を身につけることが必要です。ではコンサルタントを目指す際には、具体的にどのようなスキルを身につけておけばよいのでしょうか。

ロジカルシンキング

ロジカルシンキング(論理的思考)はコンサルタントの基本と言えます。ロジカルシンキングとは、物事を体系的に整理し、筋道を立てて矛盾・破綻がないよう結論を出す思考法です。プロジェクトを進めるにあたり、課題の特定、情報収集、問題解決案の策定などすべての業務の基礎となります。

クライアントに納得してもらえるアイデアを提示するためには、論理的に説明できることが必要です。このためロジカルシンキングに加え、前提知識や思い込みにとらわれずにゼロから物事を考えるゼロベース思考や、最も可能性の高い結論を仮説としてそれに基づいた実行・検証・修正を繰り返す仮説思考などは、コンサルタントとして必要なスキルといえるでしょう。

ただし最近では、コンサルティングにおいても論理的なデータや仕組み化されたノウハウだけにとらわれず、クリエイティブな発想が求められる場面が増えています。論理的な考え方を身につけたうえで、アート思考やデザイン思考などを活用することで思考に柔軟性を持たせることができるとよいでしょう。

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ヒアリングと理解力

コンサルタントには、クライアントやチームメンバーとの円滑なコミュニケーションが欠かせません。

クライアントにはなんらかの悩みや課題があり、コンサルタントがそれを引き出していく必要があります。コンサルタントに相談してくるクライアントのなかには、企業の現状を正確に認識できていなかったり、コンサルタントにどう説明したらよいかわからずにいたりする方も少なくありません。悩みや課題をクライアント自身が明確に把握できていない場合は、ヒアリングすることによってクライアントに企業の本当の課題に気づいてもらう必要があります。クライアントの言葉を受け、なぜクライアントがそう考えているのか、課題がどこにあるのかを紐解いていける理解力が大切です。

そして自分の理解が正しいかをすり合わせ、お互いの考えをまとめていくために、言語化する力が求められます。

継続的な学習能力

コンサルタントに求められる知識やスキルは幅広く、コンサルタントの仕事には明確な正解がありません。最終的にクライアントが満足する結果を得られたときにはじめて、コンサルタントの提案がクライアントにとってよいものだったということができます。

クライアントに満足してもらうためにも、コンサルタントは知識やスキルを磨き続ける必要があります。

最初は業務を通して学習し、クライアントに関連する業界の知識を過去のニュースや現在の業界動向、クライアントからのヒアリングなどによって身につけていくとよいでしょう。

自分の得意分野が見えてきたら、その分野の学習をさらに深めて専門性を磨きましょう。ですが、得意分野だけの学習は知識に偏りが生じ、視野が狭くなってしまう可能性があります。自分の専門性を伸ばしつつ、他の知識やスキルなども俯瞰して習得していくことが大切です。

プロフェッショナル精神

クライアント企業に深く関わるコンサルタントには高い職業倫理感や強い責任感が要求され、自身がその道のプロフェッショナルだという自覚を持つことが大切です。要求された仕事をこなすだけでなく、相手の期待を超えるような付加価値を常に生み出さなければなりません。

また、コンサルティング業界は他業界に比べて昇進のスピードが速く、コンサルティングファームで同じ職位に長い期間とどまることはほとんどありません。昇進するか転職するかという選択の場面に何度も直面することでしょう。このため、プロとして絶えず成長し、クライアントに貢献しようという意欲を持つことが必要です。

コンサルタントの年収

コンサルタントは常に結果が求められる厳しい職業ではありますが、実績がそのまま収入に反映されることが多く、若くして年収1,000万円を超えることも夢ではありません。

コンサルタントの平均年収*1は約409万円、月給換算では34万円で、初任給は21万円程度が相場のようです。アルバイト・パートの平均時給は1,097円、派遣社員の平均時給は1,336円となっています。

全体の給与幅は375〜1,591万円と非常に広いので、勤務先や経験・スキルによっても大きな差があることがわかりますね。なお、コンサルタントのなかでも特に年収が高いのは戦略・経営コンサルタントで、2023年の平均年収は1,193.5万円*2でした。

コンサルタントのなり方は?

コンサルタントのなり方としては、コンサルティングファームに就職する方法が一般的です。

一部の職種を除いて必須とされる資格があるわけではないため、未経験からコンサルタントを目指すことも可能です。ですがファームによっては業界に関する高度な知識、専門性が求められることもあり、入念な準備とスキルアップが必要となるでしょう。

未経験からコンサルタントになる方法としては、ポテンシャルが認められて採用されるパターンのほかに、特定の業界での経験やスキルを買われて採用されるケースがあります。

新卒の方は、コンサルタントに必要な思考方法をしっかり身につけることでポテンシャルが認められ、採用される可能性があります。ロジカルシンキングなどの思考力や積極的に学ぶ姿勢があることをアピールできるとよいでしょう。

なお大手のコンサルティングファームでは、年間を通じて質の高い人材を探し続けています。まずは自分が所属している特定の業界で活躍することを目指し、未経験からコンサルティング業界への転職に挑戦するのもおすすめです。

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コンサルタントに資格は必要なのか

コンサルタントになるために取らなければならない資格はありませんが、資格を取得するメリットはあります。

例えば中小企業診断士の資格を取得することで経営に関する横断的な知識を身につけられれば、コンサルティングに必要な企業経営のベースがあるといってよいでしょう。未経験からハイレベルなコンサルティングファームへの就職や転職を目指す場合にも、経営に必要な基礎知識がしっかり習得できていることをアピールできます。

このためコンサルタントを目指す方には、やみくもに資格を取得するのではなく、難易度の高い資格に絞って取得するのがおすすめです。そのうえで、自分の専門性を示すことができる資格も取得できるとよいでしょう。

コンサルタントになるには求められるスキルを磨こう

この記事では、コンサルタントの仕事内容ややりがい、コンサルタントのなり方や必要なスキルなどを紹介しました。コンサルタントとして活躍するためには専門的な知識や物事を多角的に捉える思考力が求められますが、大きなやりがいを感じられる職業です。

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出典

*1:「求人ボックス 給料ナビ」コンサルタントの仕事の年収・時給・給料より 
*2:「日経転職版」大卒年収調査2023年版 職種別編「戦略・経営コンサルタント」は20-50代でトップにより

ABOUT ME
ライター 大竹菜々子
高校3年生で脚本家としてデビュー。2018年5月、脚本を担当した映画『猫カフェ』及び『チャットレディのキセキ』が公開される。 慶應義塾大学法学部進学後は、「トラベル Watch」「グルメ Watch」(株式会社インプレス)にてライター・編集者としての活動を開始した。 現在に至るまで、「レスポンス」(株式会社イード)や「ビギナーズ」 (株式会社マーケットエンタープライズ)などで取材記事やSEO記事作成を手掛けている。 なお 2022 年からは、オウンドメディア立ち上げに関わるなど、メディアプロデューサーとしても活動している。JAPAN MENSA会員。
エディター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。