アイキャッチとは?重要性や作る際のポイント・注意点を解説

アイキャッチとは?重要性や作る際のポイント・注意点を解説
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ライター SanamiSasaki
フリーライター|新卒で金融業に従事し、出産後未経験で地元のメディアを運営する会社に転職。現在は推し活と育児を両立しながら、さまざまなWebメディアで執筆しています。

アイキャッチとは、コンテンツの内容を示してユーザーの目を引く役割がある、Webサイトやブログなどの記事に添付されている画像のことです。しかし、記事ごとにアイキャッチ画像を用意するとなると、手間がかかるため「アイキャッチは必要?」と思う方もいるかもしれません。

アイキャッチは必ずしも必要ではありませんが、実はさまざまな効果が期待できます。そこで今回は、アイキャッチの重要性について詳しく解説。作る際のポイントや注意点もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

アイキャッチとは

アイキャッチ画像とは、その名の通り目を引く画像を意味する言葉。Webサイトやブログ記事などのメイン画像を指します。アイキャッチの目的はデザイン性だけではありません。まずは、アイキャッチの目的を理解していきましょう。

アイキャッチ画像の目的

アイキャッチ画像の目的は、記事のテーマを伝えて興味を引くことです。アイキャッチ画像は写真やイラスト、ロゴ、文字などを用いて、記事の内容やテーマを端的に表すのが一般的。タイトルなどの文字列よりも画像の方が視的要素として目に入りやすく、親しみを感じてもらいやすくなる効果も期待できます。

ユーザーはアイキャッチ画像を見てニーズに合っているか判断します。魅力的なアイキャッチ画像であればクリックするユーザーも増え、サイトを見てもらうきっかけにもなるでしょう。そこから商品購入やサービスの利用などに結びつく可能性もあります。アイキャッチ画像はいわばコンテンツの顔であり、サイトの閲覧数や回遊率などにも大きな影響を与える重要な役割を担っていると言えるでしょう。

バナーとの違い

バナーとは、直訳すると「旗」や「のぼり」を意味する言葉で、Webサイトにおいては特定のサイトを紹介し誘導する画像を指します。ユーザーを呼び込むため、お店の前に掲げられるのぼりのように、目に留まりやすいよう目立つ工夫がされています。

バナーの種類は大きく分けると、外部のサイトに移動する広告バナーと、同一サイト内の移動をスムーズにするサイトバナーの2つあります。ユーザーの興味を引くという点ではアイキャッチ画像と同じですが、広告バナーであれば販売促進、サイトバナーであれば訴求ページへの誘導と、それぞれ目的が異なります。特に広告バナーの場合は、広告として紹介したい内容がわかりやすくデザインされているのが特徴です。

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サムネイルとの違い

サムネイルとは、コンテンツを一覧表示するときの目印となる小さな画像のこと。たくさんのコンテンツの中から選択するときの助けになります。たとえばYouTubeの動画検索の際、タイトルと合わせて表示される小さな画像がサムネイルです。小さいながらも動画の内容がイメージしやすくなっており、見たい動画を絞り込むときに役立ちます。

ひとつのコンテンツの内容を示すアイキャッチとは使われ方が異なりますが、どちらも目を引く要素が求められるなど共通点もあります。Webサイトやブログなどでは、アイキャッチ画像を縮小しそのままサムネイルとして使用されることも少なくありません。

アイキャッチを活用する具体的なシーン

アイキャッチ画像が活用できるのは、以下のようなシーンが挙げられます。

  • Webサイト・記事制作
  • SNS投稿
  • チラシ・雑誌による宣伝
  • 屋外・店頭広告
  • テレビCM・アニメ

それぞれ解説していきます。

Webサイト・記事制作

アイキャッチが用いられる代表的な活用シーンは、Webサイトでの記事制作やWordPressでのブログ記事です。ユーザーが思わずクリックしたくなるよう、記事のトップに配置されます。

Webサイトの中でも、オウンドメディアやブログなどで使われるケースが多いよう。検索一覧に画像が表示され目に留まりやすくなる、画像検索からの流入も見込めるなど、SEOにも影響を及ぼすため、アイキャッチ画像は記事制作に欠かせない要素のひとつといえます。

SNS投稿

Webサイトの記事やブログをSNSでシェアする際、タイムラインにアイキャッチ画像も表示されるのが一般的です。内容のジャンルも多様で情報の移り変わりが早いSNSにおいて、目を引くアイキャッチ画像は欠かせません。

また、文章がメインとなりがちなSNSでアイキャッチが画像を使うことで、ほかの投稿よりも目立たせる効果も期待できます。アイキャッチ画像が目に留まり、Webサイトへの誘導につながるケースも多いでしょう。

また、YouTube動画でのアイキャッチは、オープニングやエンディング、場面転換で使われる短い動画を指します。YouTubeチャンネル名を覚えてもらうため、チャンネルロゴやイラストを使うことが多いようです。内容に緩急がつき、動画を見やすくする効果があります。

チラシ・雑誌による宣伝

チラシや雑誌の宣伝もアイキャッチが重要です。チラシや雑誌などの媒体は商品やサービスを視覚的に伝えられるため、アイキャッチ次第で内容をチェックしてもらえる確率も高まります。商品やサービスの紹介だけでなく、お店や企業のブランディングにつなげられると、認知してもらうきっかけにもなるでしょう。

屋外・店頭広告

屋外・店頭広告で見かける広告やのぼり、POPなどもアイキャッチのひとつです。屋外に設置された広告やのぼりなどは、通りがかった人の来店を促します。店舗の場所を示したり開催中のキャンペーン内容を提示することで、足を止めてもらえる可能性も高まるでしょう。

店内のPOPは商品名や値段、使い方やメリットなどをわかりやすくアピールすることで、注目を集めて購買意欲をかきたてます。昔ながらの広告方法ですが、今なお活用されているのはアイキャッチが有効である証拠でしょう。

テレビCM・アニメ

テレビでは特にアニメ番組でもアイキャッチが使われています。テレビアニメにおけるアイキャッチは、CMに切り替わる前後に流れる短い映像や静止画のこと。CMにより途切れてしまうストーリーに違和感なく入り込めるようにするのが、テレビアニメのアイキャッチの目的です。

また、ストーリーや登場するキャラクターなどを伝えることで、これまで見ていなかった人も興味を持ってもらえる可能性も秘めています。

なぜアイキャッチが重要なのか

アイキャッチの大きな目的は、集客につなげることです。

たとえばWebサイトで考えてみると、アイキャッチ画像はコンテンツの顔であり、第一印象を左右します。どんなに良いコンテンツでも、読んでもらえないことには意味がありません。ユーザーは記事を読むかどうかをアイキャッチ画像の第一印象で判断するのが一般的です。アイキャッチ画像で興味を引くことができれば、興味を持ったユーザーの流入率が高まり、多くの人に読んでもらえる可能性が高まります。

さらに、クリックした記事を読み終わったあとに別のアイキャッチが目に留まりそちらでも興味を引くことができれば、サイト内の回遊率がアップする可能性もあるでしょう。

アイキャッチの質は、Webサイトの流入率や回遊率のアップにつながる重要な項目のひとつです。

魅力的なアイキャッチを作成するためのスキルを身につけるには?

魅力的なアイキャッチを作成するにはさまざまな方法がありますが、Webデザインについてのスキルを身につけるのがひとつの方法として挙げられます。Webデザインについての書籍は数多く出版されており、独学で学ぶこともできるでしょう。独学であれば自分のスキルに合わせて、隙間時間を活用しながら学習を進められます。学習サイトやYouTubeの動画で学ぶ方法もあるでしょう。

独学で学ぶ以外に、スクールに通う方法もあります。Webデザインの専門知識を持った講師がいれば、実践に即したスキルを習得しやすくなります。質問できたり仲間ができたりと、独学よりもモチベーションを保ちやすいでしょう。

女性向けキャリアスクールSHElikesで学ぶのもおすすめです。SHElikesでは全45以上の職種スキルが学び放題で、WebデザインコースやUI/UXデザインコースなど、アイキャッチ作りにも役立つコースが複数用意されています。Webデザインの体系的な知識を身につけたいなら、基礎から学べるSHElikesを検討してみてください。

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アイキャッチの効果を高めるためのポイント

アイキャッチの効果を高めるためには、以下のポイントを押さえることが大切です。

  • 目的を把握する
  • ブランドコンセプトに合わせて作成する
  • コンテンツの内容に合った素材を選ぶ
  • 配色や文字の見せ方にこだわる

効果を高める作り方のポイントを確認していきましょう。

目的を把握する

アイキャッチ画像を作る前に、まず目的をきちんと把握しましょう。たとえば、アイキャッチによりSNSのシェアを高めたいなら、SNSで目を引くようなデザインにする必要があります。スマホで見られることを想定するなら、見えづらくなる小さな文字は使わないほうがチェックしてもらいやすくなるでしょう。

このように、目的が明確になればデザインの方向性も定まりやすくなるはずです。

ブランドコンセプトに合わせて作成する

アイキャッチのデザイン次第で、Webサイトの印象も変わります。そのため、アイキャッチ画像は掲載先のコンセプトに合わせて作成することが大切です。たとえばブランドイメージにマッチしたカラーやフォントを使うと、画像を見ただけでブランドを連想させられるかもしれません。

ブランドコンセプトを反映したデザインのスタイルやルールを定め、一貫性を保つことで、Webサイトの雰囲気に統一感を出すことにもつながります。

コンテンツの内容に合った素材を選ぶ

アイキャッチ画像を目にしたユーザーには、コンテンツの内容を理解してもらう必要があります。使用する画像やイラストなどの素材がコンテンツの内容にマッチしていないと、クリックしたユーザーは「思った内容と違った」と不満を感じる可能性もあります。コンテンツの内容が想像できるような画像を選ぶようにしましょう。

配色や文字の見せ方にこだわる

配色や文字の見せ方にもこだわりましょう。配色は目を引くための重要な要素のひとつ。色を多用すると雑然とした印象になってしまうため、使う色を3色程度に絞り込み、統一感のある仕上がりを意識しましょう。

情報を伝える文字は目立つ工夫が大切です。背景の画像と被ってしまうとわかりにくくなるので、文字に影をつけたり、縁取るなどして、見やすくなるようにしましょう。固いテーマなら明朝体を使用するなど、フォントも印象を左右する重要な要素になります。

シェアをする媒体でトリミングをした際も文字が切れたりしてしまうことのないよう、見てもらいたい文字はできるだけ中央に配置するとよいでしょう。

アイキャッチを作成する際の注意点

アイキャッチを作るときに気をつけるべきなのは、以下の3点です。

  • 情報を詰め込みすぎない
  • サイズ感に気をつける
  • 著作権に関する知識を身につけておく

確認していきましょう。

情報を詰め込みすぎない

アイキャッチ画像には情報を詰め込みすぎないよう意識しましょう。アイキャッチは目にした瞬間にコンテンツの内容がわからなくてはなりません。アピールしたいポイントが複数あるからといって全部詰め込んでしまうと、情報が多すぎてわかりにくくなってしまう可能性も。

情報は最低限に抑えて、わかりやすさを重視しましょう。シンプルでもアイキャッチの役目を果たすデザインはたくさんあります。ほかのサイトのアイキャッチを参考にするのもよいかもしれません。

サイズ感に気をつける

アイキャッチ画像のサイズは、見落としがちなポイントです。サイズが大きすぎると読み込みに時間がかかり、反対に小さくて粗いと目に留まりにくくなってしまいます。アイキャッチ画像のサイズはサイトごとに設定されているので、それに合わせて作成しましょう。

また、SNSの場合使えるサイズがそれぞれ異なります。Webサイト用に作ったアイキャッチをそのまま使うと、見切れてしまうこともあるでしょう。SNSごとのサイズをきちんと確認し、各SNSの推奨サイズに調整するひと手間も大切です。

著作権に関する知識を身につけておく

画像作成の際は、著作権にまつわる知識を身につけておくことも大切です。画像を扱うときはガイドラインやライセンスを必ず確認し、著作権を侵害しないよう注意を払わなくてはなりません。

たとえば、有料の画像サイトの素材は著作権をクリアしているので問題ありませんが、無料の画像素材サイトの場合は、違法な画像がアップロードされていることもあります。また、画像の編集や加工の許可や商用利用の可否といった点もきちんと確認しておくと安心です。

魅力的なアイキャッチで興味を引こう!

アイキャッチとは、Webサイトやブログ記事などのメイン画像として使われる、目を引く画像のこと。デザイン性だけでなく、流入率や回遊率を高めたり雰囲気を統一したりといった、Webサイトの重要な役割を担います。思わずクリックしたくなるような魅力的なアイキャッチが理想です。

魅力的なアイキャッチを作成するには、Webデザインのスキルを身につけるのもひとつの手です。女性向けキャリアスクールSHElikesには、Webデザインにまつわるコースが複数あります。ほかにもWebにまつわるコースが多数用意されているため、興味に合わせて広く学ぶのもよいでしょう。興味がある方は、まずは無料体験レッスンを受講してみてください。

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