「パソコンの資格を取りたいけれど、種類が多すぎてどれがおすすめか分からない」
「パソコンの資格を取得して、転職活動でアピールしたい」
このように思う方はいるでしょう。そこで、本記事ではおすすめのパソコン検定11種を職種別に紹介。また、資格を取得するための勉強方法も解説します。
最後までチェックして、自分に合う資格を見つけてみてください。
事務系職種におすすめのパソコン検定3選
まずは、事務系の職種におすすめのパソコン検定を3つ紹介します。
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- 日商PC検定
- Excel表計算処理技能認定試験
それぞれの資格について詳しく説明します。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」は、WordやExcel、PowerPointといったマイクロソフトオフィス製品のスキルを証明する資格です。WordとExcel、Accessには、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2種類があります。
上級レベルでは目次や索引の作成、ほかのアプリケーションからのデータ取り込み、データ分析など高度な機能について問われるため、取得することでオフィス製品に関する深い知識やスキルの保有を証明できるでしょう。
出題範囲 | 【Word】 一般レベル:文書の書式設定、文字列や段落の挿入、表の作成など 上級レベル:文書とテンプレートの管理、索引の作成、マクロの作成など 【Excel】 【PowerPoint】 【Access】 【Outlook】 |
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難易度(合格率) | 非公開 |
料金 | Word(一般レベル):通常価格 10,780円 / 学割価格 8,580円 Word(上級レベル):通常価格 12,980円 / 学割価格 10,780円 Excel(一般レベル):通常価格 10,780円 / 学割価格 8,580円 Excel(上級レベル):通常価格 12,980円 / 学割価格 10,780円 PowerPoint:通常価格 10,780円 / 学割価格 8,580円 Access(一般レベル):通常価格 10,780円 / 学割価格 8,580円 Access(上級レベル):通常価格 12,980円 / 学割価格 10,780円 Outlook:通常価格 10,780円 / 学割価格 8,580円 |
日商PC検定
「日商PC検定」を取得すると、パソコンスキルに加えてビジネススキルの保有も証明できます。試験では、ビジネス文書の作成やデータ活用、プレゼン資料の作成などが問われます。レベルは、基礎級から1級までの4段階です。
試験に合格するとビジネスシーンで活用できる実践的なパソコンスキルを持っているといえるため、就職や転職活動の際にアピールできるでしょう。
出題範囲 | 【文書作成】 基礎級:企業実務で必要とされる文書作成ソフトの機能、操作法の基本 / 正確なビジネス文書の文字入力、編集 3級:基本的なビジネス文書(社内・社外文書)の種類と雛形について / 企業実務で必要とされる文書作成ソフトの機能、操作法など 2級:業務における電子データの適切な取り扱いと活用について / 与えられた情報を整理・分析し、状況に応じた適切なビジネス文書の作成など 1級:文書の全ライフサイクル(作成、伝達、保管、保存、廃棄)を考慮した、社内における文書管理方法の提案 / 表現技術を駆使した説得力のある業務報告、レポート、資料等の作成など 【データ活用】 【プレゼン資料作成】 |
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難易度(合格率) | 1級 36.4% / 2級 67.6% / 3級 82.4% / 基礎級 91.2% |
料金 | 1級 10,480円 / 2級 7,330円 / 3級 5,240円 /基礎級 4,200円 |
Excel表計算処理技能認定試験
「Excel表計算処理技能認定試験」はExcelに特化した試験で、実務を想定した幅広い問題が出題されます。資格を取得すると、データ集計やグラフの作成、関数の使用など、実用的なExcelスキルの保有を証明できます。
事務系の仕事ではExcelを使うシーンが多いため、試験に合格することで就職や転職活動を有利に進められるかもしれません。
出題範囲 | Excelの基礎知識、セルの書式設定、データ編集、関数、グラフの作成など |
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難易度(合格率) | 81.71% |
料金 | 1級 8,100円 / 2級 7,000円 / 3級 5,900円 |
クリエイティブ系職種におすすめのパソコン検定3選
続いて、クリエイティブ系の職種におすすめの以下3つの資格を紹介します。
- アドビ認定プロフェッショナル
- Photoshopクリエイター能力認定試験
- Illustratorクリエイター能力認定試験
各資格の特徴を詳しく見てみましょう。
アドビ認定プロフェッショナル
「アドビ認定プロフェッショナル」は、PhotoshopやIllustratorといったAdobe製品に関するスキルの保有を証明する資格です。試験に合格するとデジタル認定証がもらえ、就職や転職活動をする際に履歴書に記載できます。
クリエイターとしての実務経験やポートフォリオが少ない方は、取得を検討してみてください。
出題範囲 | 【Photoshop・Illustrator】 ドキュメントの整理、視覚的要素の作成と変更、デジタルメディアの公開など 【Premiere Pro】 |
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難易度(合格率) | 非公開 |
料金 | 一般価格 10,780円 / 学割価格 8,580円 |
Photoshopクリエイター能力認定試験
「Photoshopクリエイター能力認定試験」は、Photoshopというデザインツールの活用能力を測定・評価する試験です。新規のドキュメントから1つのコンテンツを作り上げる問題が問われるため、取得することで実践的なスキル保有の証明になるでしょう。
「スタンダード」と「エキスパート」の2つがあり、自分のレベルに合わせて受験できます。
出題範囲 | 選択範囲の作成、画像の移動と変形、カラーモードと色調補正など |
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難易度(合格率) | 75.35% |
料金 | スタンダード 7,600円 / エキスパート 8,600円 |
Illustratorクリエイター能力認定試験
「Illustratorクリエイター能力認定試験」は、IllustratorというAdobe社のグラフィックツールのスキル保有を証明できる資格です。前述した「Photoshopクリエイター能力認定試験」と同様に、実践的な問題が出題されます。
「Illustratorクリエイター能力認定試験」と「Photoshopクリエイター能力認定試験」を併せて取得することで、デザイナーやクリエイターとしての市場価値を高められるかもしれません。
出題範囲 | オブジェクトの基本操作、パスの描画と編集、カラー設定など |
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難易度(合格率) | 71.48% |
料金 | スタンダード 7,600円 / エキスパート 8,600円 |
プログラマー系職種におすすめのパソコン検定3選
プログラマー系の職種におすすめのパソコン検定は、以下の3つです。
- 基本情報技術者試験
- Ruby技術者認定試験
- Javaプログラミング能力認定試験
それぞれの資格を詳しく説明します。
基本情報技術者試験
「基本情報技術者試験」は、IT業界で活躍するために必要な基礎知識の保有を証明できる資格です。システムの企画や要件定義、設計、開発などに関する問題が出題されます。
「ITエンジニアの登竜門」とも言われている資格なので、これからプログラマーやエンジニアを目指す方は基本情報技術者試験の合格を目標にするのもよいでしょう。
出題範囲 | プログラミング全般に関すること、プログラムの処理の基本要素に関すること、データ構造及びアルゴリズムに関することなど |
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難易度(合格率) | 49.4% |
料金 | 7,500円 |
Ruby技術者認定試験
「Ruby技術者認定試験」は、Rubyを活用したシステム設計・開発を行うエンジニアやRubyを学習している人、Rubyでシステム提案をするコンサルタントなどを対象とした試験です。Rubyとはプログラミング言語の一種で、Webサイトやスマホアプリなどの開発に使われます。
資格を取得することでRubyのスキルを証明できるため、プログラマーやエンジニアとして活躍したい方は受験を検討してみてください。
出題範囲 | 【Silver】 コメント、リテラル、変数/定数とスコープ、演算子、条件分岐など 【Gold】 キーワード引数、ナンバードパラメータ、メソッドの可視性、クラスの継承など |
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難易度(合格率) | 非公開 |
料金 | 16,500円(ガク割価格は8,250円) |
Javaプログラミング能力認定試験
「Javaプログラミング能力認定試験」は、Javaというプログラミング言語に関する知識やスキルを測る試験です。Javaは、主にWebサービスやWebアプリ、ソフトウェアなどの開発に使われます。
IT業界への就職や転職を目指している方にはもちろん、これからJavaの学習を始める方にもおすすめの資格です。
出題範囲 | 【3級】 Javaの基礎、演算子、制御文など 【2級】 【1級】 |
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難易度(合格率) | 51.76% |
料金 | 3級 5,200円 / 2級 6,400円 / 1級 7,800円 |
マーケティング系職種におすすめのパソコン検定2選
マーケティング系の職種におすすめできるパソコン検定は、以下の2つがあげられます。
- ウェブ解析士
- ネットマーケティング検定
それぞれの資格について詳しく見ていきましょう。
ウェブ解析士
「ウェブ解析士」は、Web解析スキルを習得し、データを読み取って正しい判断ができる能力を身につけることを目標としている資格です。試験の合格に向けた学習を通じて、アクセス解析やデータ活用などデジタルマーケティングに必要な知識とスキルを習得できます。
公式テキストで学習を進められるため、独学でも資格の取得を目指しやすいといえます。
出題範囲 | 「ウェブ解析士認定試験公式テキスト」の内容から出題される |
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難易度(合格率) | 94% |
料金 | 17,600円(公式テキストは4,400円) |
ネットマーケティング検定
「ネットマーケティング検定」は、Webマーケティングの基本や広告・Webサイトの構成、リサーチなどを網羅的に学習できる資格です。資格を取得することで、広告やSEO、セキュリティなど、Webマーケターにとって必要不可欠といえる知識やスキルの保有を証明できます。
インターネットやスマートフォンの普及に伴ってWebマーケティングのニーズは高まっていると考えられるため、ネットマーケティング検定を取得しておくと自身の市場価値を高められるでしょう。
出題範囲 | インターネットマーケティングの基礎理論、インターネットを利用したリサーチと分析、検索エンジン対策、インターネット広告の種類と特徴など |
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難易度(合格率) | 57.52% |
料金 | 6,000円 |
パソコン検定を取得するための勉強方法
最後に、パソコン検定を取得するにあたっておすすめの勉強方法を紹介します。結論からいうと、以下の2つがあげられます。
- 参考書で勉強する
- スクールを活用する
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
参考書で勉強する
1つ目は、参考書で勉強する方法です。取得したい資格の勉強に適したテキストや参考書を活用し、独学で学習を進めます。参考書で勉強する場合、学習スケジュールを自分で立て、不明点は自力で解決することが求められます。
参考書で勉強するメリットの1つは、低予算で始めやすいことです。コストを抑えてパソコン検定を取得したい方は、参考書の活用を検討するとよいでしょう。
ちなみに、資格によっては公式のテキストや問題集が販売されています。出題範囲に沿って勉強できたり過去問題にチャレンジできたりするので、ぜひ活用してみてください。
スクールを利用する
スクールを利用するのもおすすめです。スクールは通学型とオンライン学習型の2種類があり、自分の学習スタイルに合わせて選べます。
通学型は対面式で学習できるため、不明点が出てきたらその場で質問できるでしょう。また、ほかの受講者との交流を通じて、有益な情報を得たりモチベーションを維持できたりするかもしれません。
一方で、オンラインスクールなら時間や場所に縛られず学習できます。通勤中や就寝前、洗濯機を回している間など、すきま時間を活用して学習しやすいため、仕事や家事と勉強を両立させやすいでしょう。
パソコン検定の種類と特徴をチェックして、自分に合った資格の取得を目指そう
パソコン検定にはさまざまな種類があり、事務職やクリエイティブ職、プログラマーなど職種ごとに適した資格があります。本記事で紹介した資格と自身の職種を照らし合わせ、自分に合った資格の取得を目指しましょう。
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