ITコンサルタントとは?仕事内容や年収、向いている人を簡単に解説!

ITコンサルタントとは?仕事内容や年収、向いている人を簡単に解説!
ABOUT ME
ライター 山吹あや
地方国立大学教育学部を卒業後、小中学校教員として11年間勤務。息子とダウン症の娘の子育てとの両立のため、現在は教員を退職しWebライターとして活動中。整理収納アドバイザー2級、教員免許状を保有。
エディター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

ITコンサルタントとはどのような仕事なのか、なんとなくイメージできるものの、実はよく分からないという方もいるのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて、ITコンサルタントの仕事内容や年収、向いている人の特徴などを、わかりやすく解説します。

ITコンサルタントの仕事内容とは?

ITコンサルタントとは簡単にいうと、企業が抱える経営課題をITを活用して解決に導く専門家です。IT戦略の策定や必要なツールの導入・指導、システムの最適化など、仕事内容は多岐にわたります。

ここではITコンサルタントの具体的な仕事内容を紹介します。

クライアントからのヒアリング

ITコンサルタントの仕事は、クライアント企業の現状や要望をヒアリングすることから始まります。経営陣や関係する部門の責任者などから、経営戦略や経営課題、業務範囲や既存のシステムの現状などを詳しく聞きます。

クライアントがどのようなことで困っているのか、どのようなシステムを必要としているのかなどを丁寧に汲み取るために、クライアントの業務やビジネスの知見も必要です。

ヒアリングを元にした問題分析

ヒアリングした内容をもとに、クライアントが抱える課題を丁寧に洗い出していきます。クライアントの現状を整理し、問題の原因や解決策などを見つけていく分析力が必要です。

たとえば「現状の施策では費用対効果が悪い」という課題の根本に、社内の慣行などによる本質的な問題が潜んでいるケースもあります。客観的な視点から問題を掘り下げていくことで、根本的な問題が見つかることもあるでしょう。

ITを利用した改善方法の提案

ヒアリング内容を分析したうえで、クライアントの経営課題を解決するための具体的な改善方法を提案をします。経営課題の解決に必要なシステムの導入や既存のシステムの最適化、具体的な業務フローなどを、クライアントが納得し合意を得られるまでブラッシュアップしていきます。

クライアントが納得するような提案力と、わかりやすく説得力のあるプレゼンテーション力が重要です。

プロジェクト全体のマネジメント

提案が採用されたら、ITコンサルタントはプロジェクト全体のマネジメントを行います。必要な人材を集めてプロジェクトチームを立ち上げ、マネジメント業務を進めていきます。

各スタッフへの指示やスケジュール管理、トラブルの対処、品質管理、クライアントへの進捗状況の報告など、プロジェクトを円滑に進めるための管理能力が必要です。

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ITコンサルタントの種類

ITコンサルタントの業務は多岐にわたるため、携わる業務によってさまざまな種類があります。ここでは代表的なITコンサルタントの種類について解説します。

ERPコンサルタント

ERPコンサルタントは、ERPシステムの導入支援や稼働後のフォローを担当するコンサルタントを指します。ERPとは「Enterprise Resource Planning」の略です。ERPシステムとは企業内の必要な情報を一元管理し、人材や金銭などの経営資源を効率的に活用するためのシステムのことを指します。

ERPコンサルタントはクライアント企業の経営資源の管理に対する課題の解決に向けて検討したうえで、最適なERPパッケージの導入を提案します。

CRMコンサルタント

CRMは「Customer Relationship Management」の略で、「顧客関係管理」を意味します。CRMコンサルタントは、企業が顧客と良好な関係を構築して売上を向上させるための戦略の提供や、CRMツールの導入支援が主な業務です。

CRMツールを導入することで、顧客情報や顧客とのコミュニケーションを一元管理できるようになります。さまざまな部署で共有・活用することで、マーケティングやサービスの向上などに役立てられます。

PMOコンサルタント

PMOコンサルタントは、プロジェクト全体の管理をサポートするのが主な業務です。PMOとは「Project Management Office」の略で、プロジェクトの支援を補佐する組織のことを指します。

PMOコンサルタントはプロジェクトの進捗状況を把握し、リスク管理やリソース管理、トラブルの対処などを行い、プロジェクトの進行を全体的にサポートしていきます。

ITコンサルタントの年収

ITコンサルタントの平均収入は、次の通りです*1

  • 正社員の年収:約644万円
  • アルバイト・パートの平均時給:約1,048円
  • 派遣社員の平均時給:約1,785円

正社員のITコンサルタントの平均年収は約644万円で、日本の正社員全体の平均年収の523万円*2を大きく上回っています。

ただし、年収394〜1,283万円*1と幅が広いため、スキルや経験、勤務先などによっても収入に大きな差があると見られます。

ITコンサルタントに向いている人とは?

ITコンサルタントは幅広い業務を担当するため、あらゆる場面において問題解決にやりがいを感じる人はとくに向いているといえるでしょう。ここではITコンサルタントに向いている人の具体的な特徴やスキルについて詳しく解説します。

論理的に考えられる人

論理的思考力がある人は、クライアントの経営課題の解決に向けた、最適な提案ができるでしょう。企業の経営課題を解決するためには、ITに関する知識やスキルに加え、企業にとっての本質的な課題を捉えて的確なアプローチを提案できる論理的思考力が必要不可欠です。

ITの活用で表面的な課題だけを解決するのではなく、本質的な課題やニーズをもとに具体的なシステムや業務フローを考え、筋の通った提案ができることが重要です。

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コミュニケーション能力がある人

ITコンサルタントは、経営者側とエンジニア側の間に入り、企業のIT戦略を進めていく立場です。さまざまな立場の人と関わる必要があるため、コミュニケーション能力がある人は、それぞれの場面で円滑に業務を進められるでしょう。

コミュニケーション能力が高ければ、経営者側へのヒアリングでは企業の抱える課題をより深く聞き取ることができます。また、エンジニア側のプロジェクトチームでも、各スタッフへの指示やスケジュール管理などがスムーズに進むでしょう。

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学習意欲がある人

IT技術は日々進歩し、トレンドも常に変化しているため、せっかく身につけたITスキルも数年後には古くなっていることもあります。ITの専門家として活躍するためには、常に新しい情報を学ぶ姿勢を大切にし、スキルを身につけていくことが重要です。

ITコンサルタントとしてクライアント企業のIT戦略を練るためには、幅広い知識やスキルは必要不可欠です。常に最新のものが最適な提案であるとは限らないものの、最新の技術に対しての知見があれば、幅広い選択肢の中から戦略を策定することが可能になります。

クライアントの問題解決にやりがいを感じる人

ITコンサルタントは、クライアントの経営課題を解決に導くITの専門家です。問題解決に向けて困難な課題があったとしても、クライアントファーストで柔軟に対応することが求められます。

クライアントの意向を丁寧に汲み取り、問題解決に向けてさまざまな提案やサポートを行うことにやりがいを感じられる人は、とくに向いているといえるでしょう。

ITコンサルタントに役立つ資格

ITコンサルタントとして働くためには、必ず取得しなければならない資格はありません。しかし、経営課題を解決するのに必要なITのスキルや経営の知識をもっていることが客観的に判断できるという点でも、資格の取得は役立ちます。

ここではITコンサルタントに役立つ資格を3つ紹介します。

ITコーディネータ

ITコーディネータは、NPO法人ITコーディネータ協会が認定する民間資格で、経済産業省推進資格です。ITコーディネータとは、経営理念の達成に向けてさまざまな経営課題と向き合い、ITを利活用してビジネスの変革を図り、デジタル技術の活用を推進する役割を担うとされています。

ITコーディネータを取得することで、ITに関する知識やスキルと企業経営に関する知識の両方を有し、IT戦略の立案や、戦略に沿ったシステムの導入・評価改善などを主導できる人材であると認定されます。

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルタント業務を行うための国家資格です。ITコンサルタントとして経営に関する知識を学ぶことは、クライアント企業の課題を汲み取って改善策を提案するために必要な力といえます。

中小企業診断士の資格を取得することで、企業の成長戦略の策定についてのアドバイスや、策定した成長戦略を実行する際の経営計画、その後の経営環境の変化をふまえた支援などを行えるようになります。

ITストラテジスト

ITストラテジストは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する、情報処理技術者試験です。ITストラテジストとは、高度なITの知見を活用し、企業の課題の明確化や業務効率化、IT戦略の立案などを行う専門職を指します。

開発に必要なITの技術的な知識はもちろん、会計や経営戦略、ビジネスモデルなど幅広い領域の知識が求められます。

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ITコンサルタントとは、ITの知識やスキルはもちろん、経営的視点やビジネスの知見など、幅広い知識やスキルが求められます。

手始めにITに関する職種に生かすことができるスキルを身につけたいという方には、女性向けキャリアスクールのSHElikes(シーライクス)がおすすめです。SHElikesは全40以上の職種スキルが学び放題のキャリアスクール。プロジェクトマネジメントコースやビジネスコースなど、ビジネスに幅広く生かすことができるスキルを学べます。

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※出典
*1:求人ボックス 給料ナビ「ITコンサルタントの仕事の年収・時給・給料」より
*2:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。