「スキルがないから、転職できるかどうか不安に感じる」
「スキルがない状態から転職する方法が分からない」
「年齢を考えると、これからスキルを身につけて転職するのは難しい?」
上記のように、スキルがなくて転職に踏み出せない方はいるのではないでしょうか。しかし、結論からいうと、スキルがない状態からでも転職を目指すことはできます。
そこで、本記事ではスキルなしから転職をするにあたって意識したいポイントを年代別に解説。また、転職を成功させるためのコツや未経験から転職に成功した事例も紹介します。
転職したいけれどスキルがなくて行動に移せない方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
【年代別】スキルなし女性が転職したいと思ったときにまず考えたいこと
スキルなしの女性が転職したいと思ったときにまず考えたいことは、年代によって異なります。そこで、本記事では20代・30代・40代に分けて解説します。
スキルなし20代の場合
スキルなし20代の女性が転職したいと思ったときに考えたいことの1つは、「自分が本当にやりたい仕事は何か」です。その理由は、20代のうちは転職の際にポテンシャルや柔軟性などが重視されると考えられるためスキルがなくても転職しやすく、希望通りの仕事に就ける可能性が高いといえるからです。
これまでに積んだ経験や楽しいと感じたこと、価値観などを洗い出し、理想のキャリアを思い描いてみてください。そうすることで、自身のキャリアで重要視することや転職活動の軸が定まり、これからの行動がはっきりするといえます。
なお、今後のキャリアは、結婚や出産などのライフイベントも含めて考えるとよいでしょう。厚生労働省によると、令和3年における女性の平均初婚年齢は29.5歳、 第1子出生時の母の平均年齢は30.9歳とされています*1。そのため、たとえば現在は未婚の方でも、転職してから数年後に結婚や出産をし、場合によっては離職や休職をする可能性もあると考えられます。
ライフイベントを含めて今後のキャリアを考えることで、より現実的な転職スケジュールを立てられるでしょう。
スキルなし30代の場合
スキルなし30代の女性が転職しようと思ったときにまず考えたいことは、「理想とする仕事は何か」「その仕事に必要なスキルはどれくらいで習得できるか」の2点だといえます。30代の転職では即戦力として活躍できる人材が求められる場合が多いため、転職を成功させるにはスキルを身につけておく必要があるでしょう。
まずは自分がやりたい仕事と現在の状況を把握し、足りないスキルを洗い出してみてください。そして、スキルを習得して転職するまでの具体的なスケジュールを考えてみましょう。
また、20代と同様に、ライフイベントも含めて考えることが大切です。スキルの習得や転職活動と結婚や出産、子育てが並行する可能性も考慮して今後の転職スケジュールを考えるようにしてみてください。
スキルなし40代の場合
スキルなし40代の方が転職したいと思ったときに考えたいことの1つは、「希望の転職先が見つかるとは限らない」ということです。20代や30代と比べて求人数は少なくなる傾向にあるうえ、専門的なスキルの保有やマネジメント経験などを求められる場合もあるでしょう。そのため、40代以降にスキルなしで転職しようとすると、理想とする仕事ができない可能性もあると考えられます。
しかし、スキルなしで40代の転職は不可能ではないといえます。たとえば、自分では「スキルがない」と思っていたとしても、これまでのキャリアで習得したコミュニケーションスキルやパソコンスキル、論理的思考力などが武器となる場合があります。また、これから新しいスキルを身につけることも可能でしょう。
「40代でスキルがないから」と悲観的にならず、「どのような働き方をしたいのか」「現在の自分の強みは何か」「どのスキルを身につければ転職の可能性が高まるか」などを考えてみてください。
なお、40代で転職を目指す際も、ライフイベントを含めて考えることが大切でしょう。厚生労働省によると、母親が40〜44歳での出生数は令和2年〜令和3年にかけて増加しています*1。また、現在こどもがいる方の場合、スキルの習得に向けた学習と転職活動、子育てが同時進行することになると考えられます。
スキルなし40代で転職を検討するときは、仕事以外の面にも着目してみてください
。
転職したいけど何がしたいかわからないときに「やりたい仕事」を見つける方法
「転職したいけれど、やりたい仕事が見つからない」という悩みを抱えている方もいるでしょう。その方は、以下4つの方法を試してみてください。
- 自己分析をする
- 苦手なことや好きではないことを書き出す
- 転職エージェントを利用する
- ロールモデルを探してみる
それぞれの方法について詳しく説明します。
自己分析
1つ目の方法は、自己分析です。何がしたいか分からない原因の1つは自分自身について十分に理解できていないことだと考えられるため、自己分析を通じて自分を把握するとよいでしょう。
自分の強みやこれまでの経験、身につけたスキル、価値観、興味があること、やりがいを感じたことなどを書き出し、自分を客観視してみてください。自分の棚卸しをすることでキャリアの目的を認識でき、やりたい仕事が見えてくるでしょう。
苦手なことや好きではないことを書き出す
何をしたいか分からないときは、苦手なことや好きではないことを洗い出すのもおすすめです。消去法のように感じられますが、自分が不得意・嫌いだと感じることをリストアップすれば、そこに含まれていないことのなかから自分のやりたい仕事が見つかる可能性もあるといえます。
また、現在の自分ではできないことに目を向けてみるのもよいでしょう。知識やスキルがないために遠ざけている仕事のなかに、本当はやりたいことが含まれているかもしれません。
転職エージェントを利用する
やりたい仕事が見つからないときは、転職エージェントを利用するのもよいでしょう。プロのカウンセリングを受けたりキャリアについて相談したりすることで、やりたいことが見えてくると考えられます。
また、自己分析や企業探し、面接などのサポートをしてもらえるのも、転職エージェントを利用するメリットです。一人で転職活動をするのが不安に感じる方や、スキルなしでも転職できる可能性の高い求人を紹介してもらいたい方は、転職エージェントを検討してみるのもよいでしょう。
ロールモデルを探してみる
ロールモデルを見つけることで、自分のやりたいことが分かる場合もあります。ロールモデルとは、自分が理想とする働き方の実現を目指すにあたってお手本となる人を指します。
「あの人のキャリアに憧れる」という人を見つけたら、その人の経歴や仕事内容などを調べてみてください。すると、自分のやりたいことが具体的になったり、転職先が絞れたりするかもしれません。
スキルがない女性が転職を成功させるためのコツ3つを紹介
続いて、スキルなしの女性が転職を成功させるためのコツを紹介します。結論からいうと、以下の3つがあげられます。
- 転職するまでのスケジュールを明確にする
- 未経験歓迎の求人をメインに応募する
- プロのサポートを受ける
それぞれを詳しく見ていきましょう。
転職するまでのスケジュールを明確にする
1つ目のコツは、転職スケジュールを明確にすることです。具体的な計画を立てないと転職活動が長引いたり自分のやるべきことが分からなくなったりし、モチベーションが低下する可能性があります。
「どのくらいの期間で転職するのか」「必要なスキルをいつまでに身につけるのか」などを明確にし、計画的に転職活動を進めるとよいでしょう。
未経験歓迎の求人をメインに応募する
未経験歓迎の求人に絞って応募するのも、転職の成功を目指す方法の1つです。「未経験歓迎」とされている求人ならスキルがなくても採用される可能性があるため、比較的スムーズに転職しやすいといえます。
ただし、会社情報や仕事内容、待遇などは事前にしっかり確認しておくようにしてください。「未経験でも採用されやすいから」という理由だけで転職すると、転職先の労働環境や業務内容などが自分に合わず、再び転職を検討する必要が出てくることもあります。
プロのサポートを受ける
スキルなしで転職の成功を目指すなら、プロのサポートを受けるのもよいでしょう。転職エージェントやキャリアアドバイザーなどにサポートしてもらうことで、スキルなしの状態から転職を実現させる可能性が高まるといえます。
また、転職エージェントやキャリアアドバイザーを利用すると、履歴書の書き方や面接のコツなども教えてもらえることもあります。加えて、自分の希望に適した求人をリストアップして紹介してくれる場合もあるでしょう。効率よく転職活動を進めたい方は、プロへの相談を検討してみてください。
スキルを身につけるメリット
スキルなしの状態のまま転職活動をするのではなく、まずはスキルを身につけるのもおすすめです。そこで、スキルを身につけることで得られる以下3つのメリットを紹介します。
- 新たな業種や職種にチャレンジできる
- 年収アップを目指せる
- ワークライフバランスを整えやすくなる
各メリットについて詳しく説明します。
新たな業種や職種にチャレンジできる
スキルを身につけるメリットの1つは、新たな業種や職種にチャレンジできることです。スキルがあれば未経験の業種や職種でも転職できる可能性が高まるため、仕事の幅が広がります。
たとえば、これまで事務の仕事をしてきた人がプログラミングの知識やスキルを習得すると、IT業界への転職を目指せるでしょう。
年収アップを目指せる
年収アップを目指せるのも、スキルを身につけるメリットの1つだといえます。前述の通りスキルを習得すると仕事の幅が広がり転職先の選択肢が増えるため、現在よりも年収の高い仕事を選べるようになると考えられます。
また、専門性の高いスキルを身につけることで、収入の高い仕事への転職がしやすくなるでしょう。たとえば、ITに関するスキルを習得してプログラマーやシステムエンジニアになったり、公認会計士や行政書士など資格が必要な職業に就いたりすると、年収アップが見込めるといえます。
ワークライフバランスを整えやすくなる
スキルを身につけると、ワークライフバランスを整えやすくなります。WebやITなどのスキルがあればリモートワークがしやすくなるため、場所に縛られずに仕事ができるようになるでしょう。
また、WebやITのスキルを習得することで、転職だけではなくフリーランスとして独立することも目指せるといえます。フリーランスなら好きな時間に好きな場所で働ける可能性が高まるので、プライベートを充実させやすくなるかもしれません。
未経験から転職に成功した事例を紹介
最後に、未経験から転職に成功した以下2名の事例を紹介します。
- 未経験からデジタルマーケターへの転職を実現させた、ぺちさん
- 未経験からIT業界への転職を叶えた、ちあきさん
それぞれの成功例に目を通すことで、未経験から転職するイメージをつかめるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。
未経験からデジタルマーケターへと転身を遂げたぺちさん
ぺちさんは大学事務の人事担当をしていましたが、1年で休職することに。今後のキャリアを考えるなかで「IT関係の仕事をしてみたいかも」と思うようになり、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)への入会を決意しました。
最初はライティングの学習をしていましたが、自分が本当に好きだと思えることを見つけるために、Webデザインやマーケティングのコースも受講しました。学習を続けるなかで、「マーケターになりたい」と思うようになったといいます。
スキルを身につけてからは、クラウドソーシングやSNSを通じて少しずつ仕事がもらえるようになったそうです。個人での仕事の成果はポートフォリオにし、転職活動の武器にしたと語っています。
その結果、未経験からデジタルマーケターへの転職に成功。年収は前職と比べて50万円アップしたそうです。
未経験から半年でIT業界への転職を実現させたちあきさん
ちあきさんは事務職として働いていましたが、入社前の希望とは違う内容の仕事をするなかで転職を意識するようになりました。しかし、スキルがなかったため、なかなか行動に移せなかったそうです。
そのとき、SHElikesに出会い、入会を決意。まずは自分の好みを把握するため、全45以上ある職種スキルを幅広く学んでみたといいます。
学習を進めるなかでデザインとマーケティングに興味を持ったので、その2つのスキルを深めることに。加えて、動画編集やライティングなどのコースも受講したそうです。また、SHElikesの先輩を参考にしながらポートフォリオを作成し、SHElikesのお仕事チャレンジ*も活用することで、実績作りに取り組んだといいます。
その結果、受講をスタートしてから半年で内定をもらうことができ、未経験からIT業界への転職を実現させました。また、現在は副業としてデザイナーの仕事もしているそうです。
*SHElikesの受講生向けに提供している、お仕事に挑戦できる機会。全会員にお仕事案件を保証するものではありません。
転職したいけどスキルがない状態からでも、理想的な転職を目指すことはできる!
「転職したいけどスキルがない」という方も、転職を叶えることは可能です。スキルなしの状態から転職を目指す際は、まずは本記事で紹介した「スキルなしで転職したいときに考えたいこと」「やりたい仕事を見つける方法」などを参考にし、今後の転職スケジュールを考えてみてください。
また、現在はスキルがなくても、これから身につけることで転職成功の可能性を高められるといえます。将来の理想像と現在の自分を把握することで、身につける必要のあるスキルが明確になるでしょう。
スキルの習得方法に迷う場合は、女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめです。Webデザインやライティング、マーケティング、動画編集、プロジェクトマネジメントなど全45以上の職種スキルが定額・学び放題*のため、身につけたいスキルの学習ができるでしょう。また、複数のスキルをかけ合わせて習得することで、自身の市場価値を高められるといえます。
無料体験レッスンを実施しているので、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
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*スタンダードプランの場合
※出典
*1:厚生労働省「結果の概要」より