「起業したいけれど子育てとの両立が難しい……」となかなか一歩を踏み出せない女性もいるのではないでしょうか。そんな女性におすすめなのが、在宅で起業する方法です。
この記事では、子持ちの女性が在宅で起業するメリットやおすすめの職種、成功事例などを詳しく解説します。失敗しないための具体的なポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
子持ち主婦が在宅で起業するメリット3つ
子持ち主婦が在宅で起業するメリットを3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

すきま時間を有効活用しやすい
在宅で起業すれば、すきま時間を有効活用しやすくなります。たとえば、子どもが昼寝している間や学校に行っている時間、家族が寝静まったあとなど、日常の空いた時間で仕事を進めやすいです。
通勤時間もかからないため、仕事と家庭のバランスが取りやすく、無理なく自分のキャリアを築いていけるでしょう。

主婦としての経験やスキルを生かせる
主婦としての経験やスキルを生かして事業を始められるのも、起業のメリットです。たとえば裁縫や編み物が好きなら、ハンドメイドの子ども服をネットショップで販売するのが良いでしょう。料理が得意なら、オンライン料理教室を開講する道もあります。
「私には特別なスキルがない」と思っている方でも、主婦として日常の中で当たり前に行っていることがビジネスになる可能性があるので、探してみてください。
自己実現とキャリアアップができる
自己実現とキャリアアップを目指せるのも、子持ち主婦が在宅で起業するメリットの1つです。自分自身の「好き」や「得意」を生かして夢を実現できると、大きなやりがいと達成感を得られます。
また、事業を通じてスキルを習得したり人脈を広げたりすることで、さらなるキャリアアップを目指せるでしょう。自分の力で収入を得られると、経済的な自立だけでなく、自己肯定感も向上するはずです。

子持ち主婦におすすめ!在宅でできる起業の職種
ここからは、子持ち主婦におすすめの在宅で起業できる職種を紹介します。
それぞれの職種について詳しく見ていきましょう。

1. Webライター
Webライターの主な仕事はネット上の記事、メールマガジン、SNS投稿文の作成などです。パソコン1台とネットワーク環境があれば、誰でも在宅で始められます。
文章を書くことが好きな方や、特定の分野に詳しい方におすすめです。子持ち主婦の場合は、子育ての知識を生かしてママ向けのメディア記事を執筆するのも良いでしょう。そのほか、自身でブログを立ち上げ、育児や家事の体験談を発信してみる方法もあります。
Webライターの始め方については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。

2. Webデザイナー・グラフィックデザイナー
クリエイティブな仕事がしたい人は、Webデザイナーやグラフィックデザイナーもおすすめです。Webデザイナーは、Webサイトや広告バナー、ロゴなどのデザインを作成します。グラフィックデザイナーは紙媒体の広告やチラシ、ポスター、商品のパッケージやロゴなどをデザインするのが主な仕事です。
デザイナーは、美的センスやアイデアを形にしたい方にぴったりの職種といえます。ただし、デザインはトレンドの移り変わりが激しいため、積極的にスキルアップし続けることが大切です。
未経験からWebデザイナーを目指す人は、以下の記事も参考にしてみてください。

3. 動画編集者
動画編集者の主な仕事は、エフェクトの追加や音楽の挿入などを通じて魅力的な動画を作成することです。たとえば、YouTubeにアップするコンテンツや動画広告などの制作を担います。
動画編集スキルはオンラインでも習得できるため、起業の準備から事業の開始まで、すべて在宅で行えるでしょう。編集スキルだけでなく、撮影・ディレクション・企画などのスキルを掛け合わせ、単価アップを測っている子持ち主婦の方もたくさんいます。
スキルの習得方法や動画編集者の仕事の詳細などは以下の記事内でも解説しているので、ぜひ目を通してみてください。

4. SNS運用
商品やサービスなどの宣伝や販売、認知拡大を目的にSNSアカウントで情報を発信するSNS運用も、子持ちの女性におすすめです。投稿の企画や作成、画像制作、投稿後の分析、コメントへの対応など、一連の業務はすべて在宅で行えます。
特に、普段からSNSをよく見ている女性に向いているでしょう。ただし、SNSマーケティングやデザイン制作、ライティングなど、多角的な知識やスキルが求められるので、それらを網羅的に身につけなけれななりません。未経験の場合はスクールなどを活用し、効率的に学べるよう工夫してみてください。
5. マーケティングコンサルタント
マーケティングコンサルタントは、商品やサービスが売れる仕組み作りをサポートする職種です。具体的には市場の調査や戦略立案、広告運用、データ分析などを行い、クライアントに貢献します。
過去に営業やマーケティング、広報などの経験がある方に特におすすめです。専門性が高く、高い論理的思考力が求められますが、そのぶん高収入を得やすい職種といえます。クライアントからの信頼を得るために、資格を取得するなどスキルを証明できるようにしておくと良いでしょう。
6. プログラマー
プログラマーの主な仕事は、プログラミングを通じてシステムやアプリなどを開発することです。プログラミング言語を習得する必要があるため、時間的コストはかかりますが、一度スキルを身につければ長く活躍できる職種といえます。
論理的に物事を考えるのが得意な方や、コツコツと作業するのが好きな方に向いているでしょう。未経験から体系的にプログラミングスキルを身につけるなら、スクールの活用がおすすめです。
7. オンラインアシスタント・秘書
オンラインアシスタント・秘書は、スケジュール管理やメール対応、資料作成や経理といったバックオフィス業務を、オンライン上で行う仕事です。事務や秘書として働いた経験がある女性は、スキルをそのまま生かせます。
パソコンがあれば場所に縛られず全国のクライアントと仕事ができるため、地方在住など地理的制約がある人も働きやすいのが魅力です。複数のクライアントと並行して継続契約をすることで、安定した収入を得られるでしょう。

8. 翻訳者
翻訳者は、外国語で書かれた文章を日本語に翻訳したり、その逆を行ったりします。原文の内容や意図を変えずに自然な表現に訳す必要があるため、語学力に加えて読解力や文章力なども求められるでしょう。
自分の専門分野ではない内容や異文化の知識が必要な文章などを翻訳する際は、適切に訳せるように正しい情報を集めるリサーチ力も欠かせません。
9. オンライン講師
オンライン講師は、自身の得意なことや専門知識を生かして、オンライン上でレッスンや講座を提供するのが主な仕事です。マンツーマンの個人授業や、一度に複数の受講生を相手にするグループレッスン、買い切り型の教材提供などがあります。
ヨガや料理、英会話、ハンドメイドなどの得意とするスキルがあれば、講師として活躍する道もあるでしょう。最初は「Udemy」のような、授業を収録してアップロードできるプラットフォームを活用するのがおすすめです。
10. ハンドメイド作家
アクセサリーやインテリア雑貨、子ども服などを作り、オンライン上で販売するハンドメイド作家も、子持ちの女性におすすめです。「minne(ミンネ)」や「Creema(クリーマ)」のようなハンドメイドマーケットプレイスを利用すれば、誰でも簡単に始められるでしょう。
作品を販売する際は、著作権や商標権などを確認しておくことが重要です。キャラクターやロゴなどを使うと、法的な責任を問われてしまう可能性があるので注意してください。
子持ち主婦の起業成功事例から学ぶヒント
実際に子育てをしながら起業し、活躍している女性はたくさんいます。ここでは、2人の女性の事例から成功のヒントを掴みましょう。
ベビー服ブランドを立ち上げた後藤美緒さん
大学生時代から起業に興味があったという美緒さんでしたが、実際に行動する勇気は出なかったそう。出産を経て、「どんな赤ちゃんでも着れるベビー服を作りたい」と思ったことが、起業に踏み切るきっかけとなりました。
商品づくりだけでなく、自分でWebサイトやパンフレットも作りたいと考え、SHElikes(シーライクス)に入会!コーチングやイベントへの参加を通じてモチベーションを高め、SHElikesで出会った仲間とチームを組んで、ベビー服ブランドの起業を実現しました。

子育て中に未経験からフリーランスデザイナーになったSAYAKAさん
幼稚園教諭として働いていたSAYAKAさんは、妊娠を機に退職し、しばらく専業主婦になりました。 しかし、リモートワークの広がりをきっかけに「在宅でできる仕事に挑戦したい」と思い、SHElikesへの入会を決意。
子どものお昼寝時間をフル活用しながら学習を継続しつつ、SHElikes受講生のママが集まるコミュニティに参加して悩みを共有できたことで、モチベーション高く学び続けられたそうです。その結果、未経験からフリーランスデザイナーへの転身を叶えました。


子持ち主婦が在宅起業に失敗しないためのポイント
ここでは、子持ち主婦が在宅で起業するにあたって気をつけたいポイントを紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
事業計画をきちんと立てる
まず、事業計画をきちんと立てることが大切です。誰に・何を・どうやって提供するのかを明確にしましょう。事業計画が漠然とし過ぎていると、起業の途中で大幅な修正が必要になったり、資金が足りなくなったりなどのトラブルにつながる可能性があります。
事業計画を立てたら起業のシミュレーションをし、プラン通りに起業の準備を進められるかを確認することが重要です。
必要なスキルを身につける
起業を成功させるためには、必要なスキルの習得が欠かせません。スキルの習得方法はさまざまですが、在宅で学習をしたい方は、SHElikesなどのオンラインスクールを活用するのがおすすめです。時間や場所を問わず学習を進められるため、育児や家事などと両立しやすいでしょう。
特に、Webデザインやプログラミングなどの専門スキルは、自己流で学ぶよりもプロから教わるほうが効率的に知識を習得できます。以下の記事では、女性向けキャリアスクール・SHElikesが起業を目指す女性におすすめの理由を解説しているので、あわせて確認してみてください。

ワークライフバランスを重視する
ワークライフバランスも、子持ちの女性が起業するうえで意識したいポイントです。仕事に注力しすぎて体調を崩してしまうと、育児や家事などにも影響を及ぼしかねません。起業する際は、まず心身の健康を第一に考えましょう。
関連して、子どもや家族との時間を確保するのも重要といえます。休日に旅行に出かけたり、家で子どもと遊んだりする時間を意識的に設けたりして、働くモチベーションもアップさせる工夫をしてみてください。

家族の理解を得る
在宅で起業する場合、家族の理解と協力を得ることが不可欠です。事業を始める前に、なぜ起業したいのか、どのような仕事をするのかなどを具体的に伝え、応援してもらえる関係を築きましょう。
子持ちの主婦が起業する場合は、「子どもが急に熱を出したときはどうやって仕事を調整するか」など、緊急時の対応についても事前に話し合っておくと、いざというときに慌てずに済みます。
資金計画とリスク管理を綿密に行う
起業するには、初期費用やある程度の運転資金が必要です。リスク管理として、事業が軌道に乗るまでの生活費も確保しておく必要があります。
「自己資金をいくら準備できるのか」や「いつまでにどれくらいの売上が必要か」などを想定し、無理のない資金計画を立てましょう。また、起業の支援制度を活用するのもおすすめです。日本政策金融公庫の融資制度や、国・自治体の補助金・助成金など、活用できる制度がないか調べてみてください。

相談できるコミュニティやメンターを見つける
1人で事業を進めていると、孤独を感じたり、判断に迷ったりする可能性があります。そんなときに気軽に相談できる仲間や先輩、メンターがいれば非常に心強いもの。
相談できる存在を作るために、同じように起業を目指す仲間が集まるオンラインコミュニティに参加したり、地域の商工会議所に相談したりして、孤立しない環境を作っていきましょう。
子持ち主婦の在宅起業をサポートする情報源・ツール
最後に、子持ち主婦の在宅起業に役立つ情報源・ツールを紹介します。
積極的に活用して、スムーズなスタートを切りましょう。
起業支援サービス・セミナーの活用
起業する際は、支援サービスやセミナーを活用するのもおすすめです。たとえば、日本政策金融公庫は女性や若者向けに低金利の融資制度である「新規開業・スタートアップ支援資金」を提供しています*1。
また、自治体が開催する起業セミナーに参加すれば、開業手続き・税金に関する基礎知識やビジネスプラン、資金計画の立て方を学べたりします。1人で準備するのが不安な方は、支援サービスやセミナーを積極的に活用してみましょう。
オンラインスクールでのスキルアップ
起業に必要なスキルを身につけたいと思っても、何をどう勉強すれば良いかわからない人もいるでしょう。そんな方は、オンラインスクールでのスキルアップがおすすめです。デザインやマーケティング、プログラミングといった専門スキルも、オンラインスクールなら効率的に学べます。時間や場所を選ばずに学習できるため、子育て中の主婦にもぴったりです。
ちなみに、女性向けのキャリアスクール・SHElikesは、全50以上の職種スキルが定額で学び放題で、起業を目指す女性からも人気です。詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

コワーキングスペース・オンラインコミュニティの活用
在宅で仕事をしていると、作業に行き詰まったり、気分転換したくなったりするものです。そんなときは、コワーキングスペースを利用して環境を変えてみるのも良いでしょう。集中できるだけでなく、他の利用者との交流から新たなビジネスチャンスが生まれることもあります。
また、起業家が集まるオンラインコミュニティに参加するのもおすすめです。情報交換したり、悩みを相談したりできるので、モチベーション維持にもつながります。

子持ち女性も起業できる!成功事例やおすすめの職種をチェックして、事業を始めてみよう
子育てをしながら在宅で起業するのは簡単なことではありませんが、すきま時間を有効活用したり家族のサポートを得たりすれば十分に実現可能です。まずは、自分の「好き」や「得意」から、どのジャンルで起業するか考えてみましょう。
「起業したいけれどスキルに不安がある」「同じ起業を志す仲間が欲しい」という女性には、SHElikesがおすすめです。50以上の職種スキルが学び放題のため、起業に必要なスキルを複合的に身につけられます。気になる方は、SHElikesの無料体験レッスンにお気軽に参加してみてください。

※出典
*1:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」より

										
                                            
                                            
																											
																											
																											
                                                                                                                                                        
                                                                                                                                                        
                                                                                                                                                        
                                                    
                                                    
                                                    

