コミュニケーション能力が低い女性の特徴7つ – 考えられる原因も紹介

コミュニケーション能力が低い女性の特徴7つ - 考えられる原因も紹介
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ライター harada
愛知学院大学商学部卒業。新卒で小売業に就職し2年で退職。その後はシステムエンジニアとして活動を行っている。

ビジネスに携わるうえで、コミュニケーション能力は重要なスキルのひとつとされています。しかしなかには、他人と会話したり、交流を深めることに苦手意識を感じている女性も少なくないでしょう。

本記事では、コミュニケーション能力が低い女性の特徴や、そのように感じてしまう原因、コミュニケーション能力を高めることのメリットなどについて解説します。

後半では、コミュニケーションに苦手意識がある女性にもおすすめの仕事について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

コミュニケーション能力が低い女性の特徴7つ

「自分はコミュニケーション能力が低い」と感じている女性は、どのようなときにその思いを抱くのでしょうか。

まずはコミュニケーション能力が低い女性によくある特徴について解説します。

1.相手との会話が途切れやすい

相手と会話していても沈黙状態が続いてしまうことは、コミュニケーション能力が低いと感じている女性によくみられる傾向です。

職場の仲間や友人と話す際、言葉のキャッチボールが続かず、気まずい思いを経験したことのある方は少なくないでしょう。それを何度も繰り返すうちに「話が続かないのは自分のコミュニケーション能力が低いからだ」と感じてしまうことが多いようです。

そういった経験を通して会話自体がおっくうになってしまい、ますますコミュニケーションへの苦手意識を強めてしまう傾向が見られます。

2.自己表現が苦手で、自分の意思や気持ちを上手く伝えることができない

コミュニケーション能力が低い女性は、自己表現に苦手意識を感じている場合が多いです。

他人とコミュニケーションを深めるには、自身の意思や気持ちなどについて、相手に積極的に伝えることも必要です。しかし、「こんなことを言ったら嫌われてしまうのではないか」「相手が気分を害したらどうしよう」などの不安が大きく、自身の意見を伝えられないケースが多くあるようです。

プライベートでのフランクな会話なら、自分の意思が伝わらなくても問題ないかもしれません。しかしそれが仕事の場面となると、業務が円滑に回らない、進捗に支障をきたすなどの問題が生じる恐れがあります。

3.相手の話を聞く余裕がなく、自分の話ばかりになりがち

コミュニケーション能力が低い女性のなかには、話すこと自体には苦手意識を感じていない人もいます。むしろ、自分に関わる話題は饒舌に話せるという人もいるほどです。しかしその際、自分のことばかり話していて、相手の話を聞く余裕がないのでは、コミュニケーション能力が高いとはいえないでしょう。

「沈黙になるのがこわい」「自分が会話を盛り上げたい」などの思いもあるかもしれませんが、自分の話ばかりする女性とは、周囲の人々はコミュニケーションを深めたがらないもの。結果的に、コミュニケーションが円滑に行えない状況を招きがちです。

4.非言語的なコミュニケーションが得意ではない

コミュニケーションは、言葉のやり取りばかりで成立するものではありません。そこには確実に「非言語的な」コミュニケーションが必要です。コミュニケーション能力が低い女性は、そのようなノンバーバルなコミュニケーションが苦手な傾向があります。

声のトーンや表情、ジェスチャーや相槌など、自然な会話を行うには、非言語的なコミュニケーションが重要な意味を持ちます。それがないと話している相手も「自分の話を理解しているのか」「本当は会話をやめたいのではないか」と居心地の悪さを感じるでしょう。

コミュニケーション能力を高めるには、言葉ばかりではなく、非言語的な対話力も育てる必要があります

5.相手の感情やニーズを理解することが難しい

コミュニケーションでは、相手の感情やニーズを察知する能力が要求されます。しかしコミュニケーション能力が低い女性は、それを理解することが苦手な場合が多くあります。

「自分が発している意見を相手は好意的に受け止めているのか」「そもそも相手が求めている答えに、自分は的確に応えられているのか」といったことを会話のなかで判断できなければ、コミュニケーションの「着地点」が定まらず、相手からも「話が通じない」と思われてしまうかもしれません。

6.コミュニケーションに関する不安や緊張を感じやすい

「自分はコミュニケーション能力が低い」と感じている女性は、他人とやり取りや折衝すること自体に不安を感じている場合が多いです。仕事などでコミュニケーションを取らざるを得ない場面でも、「うまく会話すること」ばかりに気が向き、肝心な話の中身が進展しないケースも見られます。

とはいえ仕事などにおいて大切なのは、「上手に会話すること」よりも、相手からの依頼や質問を的確に捉え、課題を解決することです。コミュニケーションに不安を感じている方は、「うまく話さなきゃ」と考えるよりも、相手の話に耳を傾けるよう、意識してみてはいかがでしょうか。

7.話題の引き出しが少ない

会話のなかでさまざまな話題を取り上げると、円滑にコミュニケーションをとりやすくなります。ひとつのテーマで共感し合うことが難しい場合も、ほかの話題で意気投合し、相手との間に親密さが生まれ、コミュニケーションが深まっていくことがあります。

一方で、話題の引き出しが少なければ、会話が途切れた際に何を話していいかわからず、会話を続けることに苦手意識を感じるかもしれません。その場合、話題を考えることへの焦りが表情に出てしまい、相手との間に緊張感が生まれてしまうこともあります。

コミュニケーション能力が低い5つの原因

「コミュニケーション能力の低さを改善したい」と感じている女性は、まずはなぜ自分がコミュニケーションに苦手意識を感じているか、把握する必要があります。

ここではコミュニケーション能力が低くなってしまう原因について、いくつか紹介してみたいと思います。

1.社会的な経験値が少ない

他人と会話するなど、実践を積み重ねることでコミュニケーション能力は磨かれます。特にそれが育まれやすいのが、仕事などの社会経験です。

社会的な経験を積む中で初対面の人と会話を構築していく方法や、相手と意見が異なる場合の対応の仕方などを実践的に学びながら身につけることができます。言い換えれば、話すことに苦手意識があったとしても、社会的な経験を積み、多くの人との交流を重ねていけば、コミュニケーション能力は高めることができます。

2.過去にトラウマになる経験をした

過去に経験したコミュニケーションでのトラウマから、他人との交流自体に恐怖心を抱いている人も少なくありません。

「心無い言葉を浴びせられた」などのショックな出来事が原因で、「また同じような目にあうのではないか」と、新たなコミュニケーションを避けてしまうことがあります。

仮に過去に何らかのコミュニケーション上の苦痛を経験していたとしても、その後の他人とのやり取りで、同様の事態が起こるとは限りません。しかし、一度トラウマを抱えてしまうと、その後の他人とのかかわりにおいても、積極的な姿勢が失われてしまうことがあります。

3.コミュニケーション上の不安や恐怖

コミュニケーションを行ううえで、何らかの不安や恐怖を感じているケースも見られます。

職場などでのコミュニケーションにおいては、ときに相手と意見が食い違うこともあります。その場合、お互いに意見を交わしながら、適切な答えを見出していけば問題ありません。しかし、「相手を怒らせてしまうのではないか」「自分は嫌われてしまうのではないか」など、必要以上の不安を抱いてしまい、問題が生じうる会話を敬遠してしまう人もいます。

コミュニケーションが上手くいかないと感じている人は、まずコミュニケーションに対して過剰に不安や恐怖を抱いていないかを冷静に自問自答し、その原因に向き合ってみることで気持ちが楽になるかもしれません。

4.慎重で警戒心が強い

仕事上のトラブルは、未然に防ぐに越したことはありません。コミュニケーションにおいても、意見の食い違いや答えが出ないような事態はできる限り避けたいものです。

しかし非常事態を警戒するあまり慎重になりすぎてしまうと、必要なコミュニケーションを行うことができず、かえって状況が悪化してしまうことも想定されます。

仕事などの場面で慎重さを持つことは重要なことではありますが、警戒心を抱きすぎてしまうことで適切なコミュニケーションまでも欠いてしまう事態は避けるようにしましょう。

5.とにかく1人で過ごすのが好き

コミュニケーション能力が低い女性のなかには、とにかく人と関わらず、「1人で過ごすことが好き」という人も少なくありません。他人と過ごすと精神的に疲労してしまい、自分のパフォーマンスが存分に発揮できないと感じている人もいます。

自身のライフスタイルとして、1人の時間を大切にすることは必要です。しかし仕事などにおいては、他人と協力したり、報告や連絡を不足なく行うことは不可欠です。

コミュニケーションに苦手意識を感じている女性も、ビジネスではコミュニケーションは欠かせないものであることを、理解しておく必要があります。

仕事におけるコミュニケーション能力を高めるメリット

プライベートにおいては、1人の趣味に没頭したり、家族や気の合う友人としかコミュニケーションをとらないため、コミュニケーション能力の必要性を感じる場面は少ないという方もいるかもしれません。一方で仕事となると、多くの場合は様々な人とのコミュニケーションをとる必要性がある場面も多く、一定のコミュニケーション能力が求められます。

ここでは、仕事においてコミュニケーション能力を高めることのメリットについて解説します。

チームでの仕事がスムーズになる

仕事においては、複数名のチームでプロジェクトを進行していくことも多く、その過程ではメンバー同士のコミュニケーションが欠かせません。

コミュニケーション能力を高めれば、プロジェクトのスムーズな進行はもちろん、内容のさらなる改善や、トラブルの回避なども円滑に行えます。場を盛り上げるような社交性はなくとも、ほかのメンバーを思いやることのできる声がけや、プロジェクトの進行にプラスとなるような意見を述べることで、チーム内でも信頼感を得られるでしょう。

上司から評価されやすくなる

コミュニケーション能力を磨くことで、上司からの評価も高まりやすくなります。

上司も業務を遂行する際は、自身の思いや狙いが伝えやすく、かつ適切な報告を挙げてくれるような部下の方が、安心して仕事を任せられるでしょう。また、上司の立場では把握しづらい事柄も、コミュニケーション力のある部下と情報共有することで理解でき、全体を統括しやすくなります。

このように上司にとってコミュニケーション力のある部下は、信頼のおける存在と認識されやすいです。

部下から信頼されやすくなる可能性がある

上司の立場を担う人にコミュニケーション力があれば、部下からの信頼も集めやすくなります。

部下は仕事を進めるうえで、悩みやトラブルと直面することがあります。個人的な事柄はもちろん、なかにはプロジェクトの進行にも影響を与えかねない問題もあります。

そのようなとき、上司が自身の話を親身に聞いてくれ、解決策を共に考えてくれるような人であれば、相談がしやすくなりますよね。また、そのような上司であれば、さまざまな情報が集まりやすくなります。その結果、チーム内の雰囲気や業務へのモチベーションも高まり、仕事の質の向上にもつながるでしょう。

部下を持つ上司の立場の人こそ、コミュニケーション能力を身に付けておく必要があります。

クライアントと良好な関係を築くことができる

コミュニケーション能力を身に付けていると、クライアントとも良好な関係を築きやすくなります。

どのような分野であっても、クライアントは何らかの課題や期待感を持って、仕事を依頼しています。その際、クライアントの思いや潜在的なニーズを察知し、効果的な解決策や支援を提供することで、高い信頼感を得ることができるでしょう。

リーダーシップを発揮することができる

プロジェクトを進める際、リーダーの立場を担う人にはコミュニケーション能力が欠かせません。

クライアントの要望を読み解く力やそれを具現化するために部下に伝える力、作業をスムーズに進行させてチームの士気を高める力は、すべてコミュニケーション能力にもとづくものです。コミュニケーション能力のあるリーダーのもとには、部下からの報告や意見が多く挙がり、制作物やプロジェクトの内容も、ハイレベルになることが期待できます。

リーダーに聴く力があれば部下も提案がしやすくなり、より多くの意見が活発に交わされるでしょう。コミュニケーション能力を高めることは、リーザ―シップを発揮するうえでも、きわめて重要です。

コミュニケーション能力に自信がない女性も安心して取り組める可能性のある1人でもくもくと取り組める仕事

コミュニケーション能力は、多くの職種で重要視されるスキルです。それでもなかには、コミュニケーションへの苦手意識を払拭できない女性もいることでしょう。

そのような場合、1人でもくもくと進めていく仕事であれば安心して取り組めるかもしれません。ぜひ参考にしてください。

データ分析

データ分析は、多くのデータや情報を解析し、顧客動向、潜在的ニーズなどを分析しながら、クライアントにとってプラスとなるような施策や解決策を提案する仕事です。

データ分析の仕事を担うには、ITに関する幅広い知識や、統計学、数学のような専門スキル、情報を読み解く洞察力や解決策を生み出す発想力などが求められます。また、クライアントが求める適切な提案をするために、相手の意向や思いを読み解く力も必要でしょう。

以上のようなハイレベルな分析能力は要求されますが、他人とコミュニケーションを深めるような作業は比較的少ないと言えそうです。

プログラミング

プログラミングは、コーディング作業などを通してWebサイトや、アプリなどを構築していく仕事です。

Webサイトなどのコンテンツ制作にあたっては、当然クライアントとのミーティングや、チーム内での進捗共有などが行われますが、それは主にWebディレクターが取り仕切る場合が多く、プログラマーはもくもくとプログラミングの構築にあたるケースが大半です。

ただし、プログラミングの世界は情報の更新も早く、スキルやテクニックなどについて都度調べるなどの作業も必要です。高いコミュニケーション能力は不要な場合が多いですが、自身の能力をブラッシュアップしていく姿勢は求められます。

イラストレーター

イラストレーターは、クライアントから要望されたイラストを描く仕事です。絵を描くスキルはもちろん、クライアントが求める作品を具現化するために、相手の要望を正確に把握する能力が求められます。制作会社に勤務すれば、チーム内での会議やミーティングなどで意見交換や、情報共有が行われることもあるでしょう。

イラストレーターの主要業務である制作は、もくもくと1人で行う作業であることがほとんどです。その際に高いコミュニケーション能力が求められることは少ないでしょう。

翻訳者

翻訳者は、外国語の文章やコンテンツを、日本語に翻訳する仕事です。英語や中国語などのほか、さまざまな言語で、翻訳ができる人材が求められています。

フリーランスで活動する場合、仕事を受注する際などにクライアントとコミュニケーションを行う必要がありますが、翻訳の作業中はほとんどの場合1人作業。もくもくと仕事を進めることができます。

コミュニケーション能力は求められない場合が多いですが、いうまでもなく翻訳に関する高いスキルは欠かすことができません。

ライター

ライターは文字通り文章を執筆する仕事を指します。本や雑誌などの紙媒体のほか、Webコンテンツの記事を制作するWebライターやコピーライターなど、さまざまな分野に活躍の場があります。

執筆を行う際は、「クライアントにどのようなニーズがあるのか」「どのような点にこだわるべきか」といったことを意識する必要があります。

ただし文章を執筆しているときは、他者と関わる必要がないケースも多く、もくもくと執筆作業を進めることができるため、コミュニケーションに苦手意識のある方でも比較的取り組みやすいかもしれません。

コンテンツ作成

コンテンツ作成の仕事の範囲は多岐にわたります。例えばWebコンテンツであれば、記事作成や、サイトデザインの描画、プログラミングによるサイト構築など、さまざまな作業がコンテンツ作成に含まれます。

ディレクターを担う場合は、クライアントとの折衝や、チーム内の進捗管理などでコミュニケーション能力が求められることもあります。チームで作業する場合、ミーティングなどが行われることもあるでしょう。

ただしコンテンツの作成自体は、個別作業が可能である場合がほとんどです。制作に関わるスキルは必要ですが、コミュニケーションに苦手意識のある方でも取り組みやすいでしょう。

まとめ

この記事では、コミュニケーション能力が低い女性の特徴や、1人でもくもくと取り組める仕事などについて解説してきました。

コミュニケーションが苦手な人の特徴や原因・克服する方法についてはこちらの記事もご参考ください。

コミュニケーションが苦手な人の特徴や原因・克服する方法を解説

ライティングやプログラミングなど、もくもくと作業に取り組むことの多い仕事であれば、コミュニケーション能力に自信のない方でも気楽に取り組みやすいかもしれません。コミュニケーションに不安を感じている方は、「苦手を克服するよりも得意を伸ばす」発想で、自分に合ったスキルの習得を目指してみるのも一案です。 

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。