隙間時間を活用する🟰タスクの消化?
隙間時間を上手に活用している人といえば、どのような人物を想像しますか?
私の場合、「わずかな移動時間でアポを取る」「ランチをしながらのミーティング」
「顧客と電話をしながら広いオフィスを自転車で移動する」
など、1分1秒も無駄にしない多忙を極めるキャリアウーマンが思い浮かびます。
しかし、そこまで時間に追われる生活をしていなくても、生活の中には必ずタスクが存在しており、タスクとタスクの間の”隙間時間”は誰にでもあるはずです。
そして、どのように隙間時間を活用したらよいのか?と考えると、「メールに返信する」「洗濯物を畳む」など、細かなタスクを消化させることを考える方が多いのではないでしょうか?
今回はタスクとは一旦離れ、”隙間時間15分”を自分のための”ご自愛タイム”にしていくアイディアをご紹介します。
”ご自愛タイム”とは一体どういうタイム?
ビジネスシーンや季節の挨拶状などで「ご自愛ください」というフレーズをよく聞いたり、目にしたりすることはありませんか?
自愛とは「 自分を大切にすること。自分の体に気をつけること。」コトバンク
つまり、自分の精神状態や体調と向き合い、自分自身を大切にすることを意味します。
1日の中で自分自身と向き合う時間はどれくらいあるでしょうか?
私自身、日々のタスクを消化させることを優先させてしまい、心が疲れていたり、体調が悪かったりしても、つい見過ごしてしまうことがあります。
1日24時間を分単位にすると、1440分です。
たったの15分/1440分を”ご自愛タイム”に充てる事で、
自分をもっと愛し、毎日の充実度を高めることができるのではないでしょうか?
マインドフルネス瞑想で”今”に集中する15分
”マインドフルネス瞑想”という単語を聞いた事がありますか?
瞑想というと、修行のようなものを想像する方も多いのではないでしょうか?
マインドフルネス瞑想とは、過去を振り返って後悔したり、未来のことを考えて不安になる気持ちから離れ、”今ここ”に集中する心のトレーニングです。
1970年代からアメリカを中心に科学的・医学的な研究が進み、効果が最も実証されている瞑想の一つといわれています。これまで、様々な研究機関やハーバード大学をはじめとする権威ある大学の研究によって、科学的根拠が実証されてきました。
日本でもNHKの「あさイチ」という情報番組で取り上げられたり、youtubeでも数多くのマインドフルネス瞑想に関する動画がアップされ、近年はより身近なものになっているといえるのではないでしょうか。
今回は3ステップで実践できる、シンプルなマインドフルネス瞑想をご紹介します。
①座った状態でも、寝た状態でも、その時の状況で1番楽な姿勢を取り、目を瞑ります。
②呼吸に集中します。自分の呼吸のリズムや、呼吸が浅いのか、深いのか観察します。
③頭に思考が浮かんできたら、その思考を手放して呼吸に意識を戻します。再度思考が浮かんできたら、呼吸に意識を戻す。これを繰り返し行います。
初心者の方は1日1〜3分からはじめ、慣れてきたら10〜15分の瞑想を行います。
瞑想を習慣化すると、身体、精神、脳機能における様々な効果を得る事ができます。
・身体面では
免疫力の改善、血圧の低下、血中コレステロール、血糖値の低下などが検証されていて、交感神経と副交感神経のバランスが整い、よく眠れるようになります。
・精神面では
緊張・うつ状態の緩和、不安の減少、ストレス耐性の向上が実証されています。
・脳機能面では
集中力・記憶力が向上し、複数の仕事を並行して進めている状況下でも一つ一つの事に集中することができるようになり、仕事や勉強で質の高いパフォーマンスにつながります。
(参考サイト:kracie)
私はマインドフルネス瞑想を生活に取り入れてから、瞑想後は気持ちがスッキリしたり、目の疲れが取れて視界も明るくなるなど、効果を実感しています。
隙間時間にマインドフルネス瞑想を取り入れることで、”今ここ”に集中し、自分と向き合う時間を大切にしてみませんか?
パワーナップで疲れを癒す15分
パワーナップとは英語で昼寝やうたた寝を意味するnapとパワーアップをかけあわせた、アメリカの社会心理学者ジェームス・マースによる造語です。
1980年代に彼自身の経験から、15分から30分程度の短い昼寝が生産性を向上させると主張し、ビジネス界で話題となりました。
一見、”昼寝”と”パワーナップ”は同じように思えますが、どのような違いがあるのでしょうか?
”昼寝”は夜間の睡眠不足を補うために午後の数時間の睡眠を取るなど、熟睡することを目的としています。
一方、”パワーナップ”は15分から30分程度の時間で、主に仕事や勉強の合間の隙間時間に取るものです。パワーナップでは睡眠の深い「ノンレム睡眠」のみで目を覚まします。
短時間でもノンレム睡眠に入ることで、疲労感を軽減し、精神的な回復を促進することができると言われています。
眠りに落ちることができなくても、目をつぶるだけで脳の処理を約8割軽減させることが可能だといわれています。
隙間時間にパワーナップを取り入れて、無視していた疲れと向き合ってみませんか?
ジャーナリングで心を整える15分
ジャーナリングとは頭に浮かんだことをありのままに書き出すことで、自分を知り、ストレスを軽減させる方法です。
一定の時間を設定し、その時間の間はとにかく頭に浮かぶことを書き続けます。
ジャーナリングの時間は1日の中のどのタイミングでも大丈夫です。
頭の中がモヤモヤしている時は、ためらわずにその状態を書き出します。
内容の良し悪しや誤字脱字は気にする必要はありません。
テーマがある方が書き出しやすい場合は、好きなテーマを設定してから書き出しても大丈夫です。
ジャーナリングは今の自分に向き合い、思考や心の状態を整理する事で、悩みの原因や、潜在的な願望に気づく事ができます。
隙間時間にジャーナリングを取り入れて、自分の心と向き合ってみませんか?
【ご自愛タイムで気がついたこと】
ご自愛タイムで自分と向き合う時間を設けた事で、私にとってのストレスの根本的な原因は、組織の中で仕事をしていることにあると気がつきました。
そして、「フリーランスとして自由に働きたい」という潜在的な願望に気がつきました。
「書く」ことが好きだということにも気がついたので、現在はフリーのライターを目指し、オンラインスクールのSHElikesで勉強中です。
これからも、15分のご自愛タイムを取り入れることで、自分と向き合い、自分を大切にし、自分が望んでいることに正直な生き方をしていきたいと思っています。
皆さんも”ご自愛タイム”を生活に取り入れることで、自由な働き方や、新しいスキルを身につけたいと思ったらSHElikesで新たな一歩を踏み出してみませんか?
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 ピリカさん)
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