フリーランス女性の仕事おすすめ7選を紹介!働き方や未経験から挑戦する方法も解説

フリーランス女性の仕事おすすめ7選を紹介!働き方や未経験から挑戦する方法も解説
ABOUT ME
ライター 大竹菜々子
高校3年生で脚本家としてデビュー。2018年5月、脚本を担当した映画『猫カフェ』及び『チャットレディのキセキ』が公開される。 慶應義塾大学法学部進学後は、「トラベル Watch」「グルメ Watch」(株式会社インプレス)にてライター・編集者としての活動を開始した。 現在に至るまで、「レスポンス」(株式会社イード)や「ビギナーズ」 (株式会社マーケットエンタープライズ)などで取材記事やSEO記事作成を手掛けている。 なお 2022 年からは、オウンドメディア立ち上げに関わるなど、メディアプロデューサーとしても活動している。JAPAN MENSA会員。

フリーランスは、企業や組織に所属することなく独立して仕事を引き受け、技術を提供する働き方です。職種にもよりますが、場所や時間にとらわれずに働くことも可能な場合も多いので、自分のライフスタイルに合わせて仕事を続けやすくなりそうですよね。今後の人生設計について考えている人のなかにも、「大切なライフイベントと両立しながら柔軟に仕事がしたい!」と考えている方がいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、フリーランス女性におすすめの仕事を紹介していきます。働き方や未経験からフリーランスになる方法も紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランス女性の仕事事情

ライフステージの変化に対応できるよう、フリーランスとして働き始める人女性も多くいます。フリーランスと聞くと、自由に働けて頑張った分だけ収入がアップするというイメージを抱く方もいますよね。では実際のところ、フリーランス女性はどれくらいの時間働き、いくらの収入を得ているのでしょうか。

フリーランス女性の労働時間

「フリーランス白書2020」*1をみると、フリーランス女性の平均月間労働時間は次のようになっていることがわかります。

割合が多い順に見ると、

  1. 140時間以上が26.2%
  2. 20時間以上が20.7%
  3. 100時間以上が17.4%
  4. 60時間以上が14.1%
  5. 200時間以上が9.5%
  6. 20時間未満9.2%
  7. 250時間以上が3.0%

となっています。

本業として働いている人だけでなく、副業として働いている人や家事をしながらフリーランスとして仕事をしている人もいるため、稼働時間に開きがみられますね。

フリーランスは、いくら稼ぎたいのか、どれくらい働きたいかによって働く時間や場所を自由に決めることができます。自分の優先順位に合わせて働き方を変えられるのが、フリーランスの魅力の1つといえるでしょう。

フリーランス女性の年収

「フリーランス白書2020」をみると、女性フリーランスの平均年収は次のようになっていることがわかります。*2

割合が多い順にみると、

  1. 200万円未満が30.8%、
  2. 200万~400万円未満が28.9%
  3. 400万~600万円未満が17.4%
  4. 600万~800万円未満が8.9%
  5. 800万~1000万円未満が6.2%
  6. 1000万~1200万円未満が3.3%
  7. 1200万~1500万円未満が1.6%
  8. 1500~2000万円未満が1.0%

となっています。

一括りにフリーランスといっても、職業によって年収は異なります。働き方も、長期間しっかりと働くことで大きな額を稼げる場合もあれば、すきま時間を活用してコツコツ仕事をするものもあります。自分のスキルと目指したい働き方を考慮し、フリーランスとしてどんな仕事をするのか考えていきましょう。

フリーランス女性におすすめの仕事7選

フリーランスとして独立すると、自分で自由に働き方を選べるので、在宅で仕事を続けられる可能性も高まりますよね。そうはいっても、「フリーランスとしてどんな仕事をすればいい?」「未経験からフリーランスとして活躍できるの?」という不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。

そこで、実際にフリーランス女性におすすめの仕事を紹介していきます。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Web上で表示されるコンテンツの色合いやフォント、イラスト、アニメーションなど、ビジュアル面をデザインする仕事です。Webサイトのテーマとなる企業やサービスの雰囲気に合うカラーリングに加え、ユーザーの動線や使いやすさを考慮し、多くの人にわかりやすいようなデザインを作っていきます。このため、

「こんなふうに写真を使えば訪れてみたくなるはず」

「ここに文章を配置すれば読んでもらえる可能性が上がる」

「この部分にこんなデザインのボタンを置けば購買率が上がるのでは?」

といった、マーケティングの視点に基づく発想も重要です。

Webデザイナーの仕事では、IllustratorやPhotoshopなどのデザインソフトを使ってビジュアルのアイデアを目に見えるように作ってみたり、実際にコーディングをしてWebサイトを動かしてみたりします。

Webライター

ライターは、雑誌の記事やWebメディアのコンテンツ、広告、書籍など、依頼された企画に合わせて文章を書く職業です。書く内容としては、ニュースやインタビュー記事、体験記事など、様々なものがあります。なかでもWebライターは、ライティングの技術やSEOの知識を駆使し、Webに掲載されるコンテンツを執筆していきます。

パソコンさえあれば始めやすい仕事ではありますが、しっかりと稼ぐためには、様々なスキルを身につけておくことが必要です。文章を書くスキル以外にも、媒体への営業に必要なコミュニケーションスキルやリサーチ力、SEOなどのマーケティングの知識などを身につけておくとよいでしょう。さらに、自分が得意とする分野や専門知識があれば、より仕事を獲得しやすくなります。

SNSマーケター

SNSマーケターは、X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSを活用してマーケティング活動をおこなう仕事です。最近では、自分が必要とする物事についてSNSで検索する人が増えており、企業も的確な相手に商品やサービスをアピールできる手段としてSNSを活用しています。

テレビCMのような一方的な広告とは異なり、SNSではユーザーの反応を見ながらコミュニケーションをとることが可能です。このためSNSマーケターは、フォロワーを増やしてファンを獲得するため、SNSに投稿する内容を考えたり、ユーザーの投稿にコメントすることでアプローチしたりします。また、すでに多くのフォロワーを抱えているインフルエンサーと交渉して、商品やサービスを利用してみた感想などをPRとして掲載してもらうこともあります。

運用をして得られたデータを分析し、今後の投稿内容やターゲットの構築に活かすのも、SNSマーケターの仕事をするうえで重要なポイントです。

イラストレーター

イラストレーターは、クライアントから依頼を受け、イラストを制作する仕事です。イラストレーターが描くイラストには、書籍・雑誌・パンフレット・Webコンテンツなどの挿絵やゲームで使われるイラスト、ポスターなど、様々なものがあります。

クライアントからの企画や要望に合わせてイラストを描くため、自分が描きたいものを自由に描くクリエイターとは異なる仕事といえるでしょう。自分で好きな絵を描きつつ、クライアントからの依頼も受けるという働き方をしているイラストレーターもいます。相手が求めるものを的確に把握し、イラストとしてアウトプットするための技術とコミュニケーション力が必要です。

フォトグラファー

フリーランスのフォトグラファー(カメラマン)は、企業などの組織に属することなく、自分1人で活動します。自分で仕事を獲得し、家族写真や宣材写真を撮影するスタジオ撮影のほか、イベントや行事に赴いて撮影する出張撮影をおこないます。

フリーランスとして活動するなかでも、カメラマンは特に、自分の強みや得意分野を構築することが重要になるといえるでしょう。最近はスマホで気軽に綺麗な写真を撮影できるようになり、カメラマンに撮影を依頼する人も以前よりは少なくなっているといえます。自分の写真の雰囲気が伝わるポートフォリオをWebサイトやSNSを使って用意したり、「動物との写真を撮るのが得意!」というような自分の専門分野を見つけたりと、仕事を獲得するための工夫をしてみましょう。

ブロガー

ブロガーは、Web上に公開したブログで自分の日常や読者の知りたい情報を提供します。ブログに広告を貼り、読者に商品やサービスを紹介することで、報酬を得ることが可能です。

収益化を達成するまでの道のりは長く、時間も労力もたくさんかかることでしょう。ですが、うまく軌道に乗せることができれば、月数万円~数十万円をを稼ぐこともできるようになります。とにかく成果が出るまでに時間がかかるので、諦めずにコツコツと根気強く続けることが大切です。

ブログを収益化すると、ライティングの仕事を受けやすくなったり、最終的にブログを売却できたりと、副次的なメリットもあります。

動画編集者

フリーランスの動画編集者は、撮影した映像や音声を編集したり、動画を魅力的に見せるための演出を施したりします。最近は誰でも気軽に動画を公開できるようになったため、YouTubeやTikTokを利用して商品やサービスのPRをおこなう企業も少なくありません。

また、YouTubeに動画を投稿し、YouTuberとして広告収入を得ている人が収益化を達成してさらに視聴者が増えてくると、イベント出演やグッズ制作といった動画制作以外の仕事も舞い込んできます。そこで、これまでの自分たちの動画の雰囲気を踏襲しつつ、効率的に編集してくれる動画編集者に、編集を外注するようになります。

プロモーションビデオやミュージックビデオの制作でも動画編集者が求められるので、これからも需要の伸びる仕事といえそうです。

フリーランスの働き方について

フリーランスとしてどんな仕事をしたいか見えてきましたか?

やることが決まったら、実際の働き方を考えていきましょう。ここからは、独立したフリーランス女性がどのような方法で仕事を受注しているのかを解説していきます。

個人で案件を受注する

フリーランスになったら、自分で仕事を獲得しなければなりません。未経験からスタートする方は、まずクラウドソーシングサイトを利用してみるのもおすすめです。クラウドソーシングサイトでは、クライアントが公開している案件に応募したり、コンペ形式の案件に実際の成果物を応募したりすることができます。最初はなかなか決まらないかもしれませんが、自己PRの書き方を工夫するなど、試行錯誤してみてください。

ある程度ポートフォリオが溜まってきた方は、企業が公開しているフリーランス募集を探し、直接応募してみるのもよいでしょう。いずれの場合も、自分のスキルや実力を上手にアピールすることで、採用される可能性が高まります。

企業から業務委託で仕事を受注する

仕事に慣れ、いくつもの案件をこなしてきた方は、企業からの業務委託にも挑戦してみましょう。個人で案件を受注し続けるのは時間も労力もかかるので、企業から定期的に案件を受けられるようになれば、グッと働きやすくなります。

業務委託で仕事を定期的に受注する場合、クラウドソーシングサイトで少しずつ仕事を探すよりも単価が上がってくる可能性もあるため、ここまでくると収入アップも徐々に見込めるようになってくるのではないでしょうか。

未経験からフリーランスになる方法を紹介

フリーランスを目指すことを決めたら、実際に未経験から女性がフリーランスになるためのロードマップをチェックしておきたいですよね。未経験からフリーランスになる方法を、段階ごとに確認していきましょう。

どの仕事でフリーランスになるか決める

フリーランスとして活躍できる職種には、様々なものがありましたよね。フリーランスを目指すことを決めたら、まず自分の興味や関心を洗い出し、挑戦してみたい仕事を決めていきましょう。

基本的には、自分の得意なことを活かせる業種でフリーランスになる方がほとんどなのではないでしょうか。実際に独立する際は、1つひとつの案件をしっかりとこなすのはもちろん、仕事をもらい続けるための工夫も必要になります。仕事を受注する方法も考えつつ準備をしていきましょう。

職業によって、必要なスキルや用意すべき道具は様々です。まだ始める前ですので、まずは必要最低限のものを用意してみてください。「思っていたのと違っていた……」と感じたときに、別の選択肢へと方向転換もできるようにしておくのがおすすめですよ。

スキルを身につける

どんな仕事をするのかが決まったら、必要なスキルを身につけていきましょう。フリーランスは、仕事そのものをおこなうためのスキルや技術だけでなく、企業への営業に必要なコミュニケーション力や、自己管理・時間管理能力、クライアントが求める以上のものを実現する提案力が必要になります。また、フリーランスとして働いている人が多いライターやWebデザイナーなどの仕事では、マーケティングをはじめとする幅広い周辺知識を身につけておくことで、より精度の高い仕事をすることが可能になるでしょう。

とはいえ、習得すべきスキルや知識がたくさんあると、「何から始めればいいのかわからない……」と頭を抱えてしまう方も多いのではないでしょうか。

女性向けキャリアスクールの「SHElikes」では、Webデザインやライティング、動画制作などの技術が身に付くレッスンが展開されているほか、フリーランスとして活躍するために必要なマーケティングやビジネスの知識を幅広く学ぶことができます。

副業などで実績を積む

やってみたい仕事が決まり、必要なスキルも身についてきたら、実際にクライアントから案件を受けてみましょう。最初のうちは、会社員としてこれまでの仕事を継続しながら、副業で仕事を受注してみるのもおすすめです。最初はなかなか仕事が決まらず焦ることもあるかもしれませんが、フリーランスとして独立するためには必ず通る道なので、ぜひコツコツと続けてみてください。

副業などで実績を積んでいくと、徐々に安定して仕事を受けることができるようになってくるでしょう。このタイミングで、自分のライフスタイルと仕事のバランスを調整し、独立を視野に入れて準備を始めてみるのもよいですね。

開業届を出す

フリーランスとして独立して働く場合、税金や保険・年金の手続きを自分でしなければなりません。フリーランスとしての仕事が軌道に乗ってきた人のなかには、税務において個人事業主として手続きをしている人が多くいます。

フリーランスは、仕事で使ったパソコン代や交通費などを経費にすることができますが、個人事業主になることで青色申告をすることが可能になります。青色申告には、最高65万円の特別控除が受けられたり、青色事業専従者給与を経費にできたりと、白色申告にはない様々なメリットがあります。個人事業主として事業が公的に認知されれば、国や自治体が提供する補助金・助成金を利用することも可能です。

個人事業主になるためには、開業届を提出する必要があります。これからの事業のプランやなりたい自分、現在の仕事の受注状況などを照らし合わせ、開業届を提出するかどうかを検討してみてください。

女性がフリーランスとして仕事をするメリット

女性がフリーランスとして仕事をすることには、様々なメリットがあります。

プライベートとキャリア構築を両立できる

フリーランスとして働くことを目指している人のなかには、結婚や転勤、親族の介護など、ライフイベントについて真剣に考え始めている方もいるのではないでしょうか。

フリーランスは、職種にもよりますが、働く時間や場所を自分で決めることが可能な場合が多くあります。インターネットとスマホやパソコンさえあればどこでも作業できる仕事もあり、ノマドワークやワーケーションも叶えやすいでしょう。子育てや家族のスケジュールに合わせて仕事を進めたりすることもできるので、その時々のライフスタイルに柔軟に合わせることで長く働き続けることができます。家族が遠方に転勤することになったり、介護が必要になったりしても、自分のキャリアを諦めずに対応しやすくなるかもしれません。

日々の仕事量を自分で調整できるので、趣味の時間や家族との時間を増やすためにスケジュールを調整し、ワークライフバランスを実現しやすくなるでしょう。時間の融通が効く働き方を自分で選択することで、プライベートを大切にしながら同時にキャリア構築をおこなえるという点は、フリーランスの大きなメリットといえますね。

自分のペースで仕事ができる

「通勤して同僚や上司といると、つい会話してしまって仕事が進まない!」という方は、フリーランスになって1人でコツコツ作業することで、どんどん仕事を進めることができるでしょう。また、朝はのんびり過ごして昼から夜まで仕事をするというように、自分に合ったペースを構築することもできます。

他方で、ダラダラと作業をしてしまい、仕事とプライベートの境界が曖昧になったり、昼夜が逆転したりしてしまう可能性もあります。せっかくフリーランスとして時間を自由に使えるなら、昼間の空いている時間にジムに行って運動したり、同業者のコミュニティに顔を出したり、積極的に趣味の仲間と会ったりと、様々な活動に取り組んでみてください。

フリーランス女性は仕事とプライベートを両立しやすい!

この記事では、フリーランス女性におすすめの仕事やフリーランスとして働くための方法について解説してきました。

フリーランスは、時間や場所の自由度が高く、プライベートと両立しながら自分のキャリア構築を続けやすい働き方です。安定的に仕事を受注できるようになったら、しっかりとスケジュールを管理し、自分らしいライフワークバランスの実現を目指してみてくださいね。

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*出典
*1:「フリーランス白書2020」p.25より
*2:「フリーランス白書2020」p.26より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。