ユーザーにポジティブなイメージを抱いてもらうためにも、Instagram(インスタグラム)のフィードは大切な要素の一つです。アカウントをフォローするかの判断基準でもあるため、企業だけはなく個人のユーザーでもブランディングの一環として丁寧に作り込む方も少なくありません。
しかしInstagram運用を始めたばかりの場合、「フィードってどうやって活用すればいいの?」と悩む人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、Instagramのフィードの意味や使用できる機能、上手な活用方法などについて解説します。記事の後半では便利なツールも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Instagramのフィードとは
Instagramのフィードとは、自分のプロフィールページに表示されるコンテンツ一覧画面を意味します。投稿している画像や動画が全て表示されるため、ブランディング戦略やコンテンツ戦略において重要と考えられるでしょう。
フォロワーだけではなく新規ユーザーに自分の個性や世界観を伝える役割もあることから、Instagramのフィードをしっかりとデザインして作る方が多く見られます。
近年、Instagramを活用する企業が増えており、「インスタ運用代行」などのSNSに関するお仕事が広まりつつあります。興味がある方はぜひ以下の記事をご覧ください。
Instagramのフィードとリール・ストーリーの違い
Instagramにはフィードだけではなく、リールやストーリーなどでもコンテンツを発信する機能が存在します。しかしそれぞれの役割は異なるのです。
名称 | 内容 |
---|---|
フィード | 画像や動画の一覧が表示される画面 アカウントに対してどのようなイメージを抱くかなどの要素が強い |
ストーリーズ | 24時間だけ表示できる機能 外部リンクの設置やメンションなどが可能 日常的な出来事やイベントなどのシェアに活用できる |
リール | 15〜90秒のショート動画を投稿できる機能 プロフィールだけではなくリールタブなどにも表示される 新規アカウントへのリーチに有効とされている |
上記のように各機能は内容が異なります。なかでもフィードはブランディングに大きく関わる要素だと理解しておきましょう。
Instagramのフィードで使える機能
ここからはInstagramのフィード投稿で使用できる機能を見ていきましょう。
- 画像・動画の投稿
- いいね・コメント
- キャプション
- ハッシュタグ
- タグ付け
- 位置情報
上記の機能を活用して、自身のInstagramアカウントを伸ばしてください
画像・動画の投稿
フィード投稿の基本的な役割は、画像や動画などの投稿です。投稿したコンテンツは自身のフィードに反映されたり、あなたをフォローしてくれているユーザーの画面に表示されたりします。近年では画像や動画にフィルターを加え、おしゃれなコンテンツを発信するアカウントが多く見られます。
いいね・コメント
いいね・コメントは、投稿を見たユーザーからアクションをもらえる機能です。フィード投稿に表示されている「ハートマーク」をタップすると相手にいいねを手軽に送れます。またいいねやコメントなどのユーザーからのアクションが多い投稿は、Instagramのアルゴリズムでも優遇されると考えられています。
キャプション
キャプションとは投稿した画像や動画の補足情報を書ける機能のことです。投稿したコンテンツの下に表示される文章であり、発信した内容の詳細情報を記載するアカウントが多く見られます。自分の商品やサービスを発信する場合は、具体的な料金や活用方法をキャプションに記載するとよいでしょう。
下記の記事ではInstagramのキャプションの活用方法や企業の事例などを紹介しています。気になる方はこちらも参考にしてください。
ハッシュタグ
ハッシュタグは、フィード画面のキャプションに記載できる機能の一つです。適切なハッシュタグを投稿に記載することで、より多くのユーザーにコンテンツをリーチできるでしょう。ただしハッシュタグを多用するとキャプションが見にくくなる可能性があります。
コンテンツと関連性の低いハッシュタグを乱用するとアルゴリズムからスパムと評価されるケースも少なくありません。したがってハッシュタグを使用する場合は、必要最低限に抑えることをおすすめします。
タグ付け
タグ付けとは、投稿した画像や動画に他のユーザーアカウントを紐付ける機能を指します。タグ付けをすることで仲の良い人を他のユーザーに紹介することが可能です。自身のアカウントをタグ付けしてもらえると多くの方に認知を広げられることも期待できます。
またフィード投稿にメンションをすることで別アカウントを紹介できるので、自分のやり方に合った方法を活用してください。
位置情報
Instagramのフィード投稿では、位置情報を共有できます。例えばおしゃれな飲食店を紹介する場合に位置情報も公開しておけば、その投稿を見て興味をもったユーザーが店舗に訪れやすくなるでしょう。また位置情報をタップすれば、その場所の地図や詳細情報を見ることも可能です。
ただしプライベートで頻繁に訪れる場所の位置情報を公開すると予期せぬトラブルを招く可能性があります。そのため位置情報を使用する際はプライバシーをしっかりと守りましょう。
Instagramのフィードを投稿する方法
Instagramのフィードに投稿する方法は、下記の通りです。
- 画面下の「+」を選択する
- 投稿する画像・動画を指定する
- キャプション・タグ付けなどを行う
- コンテンツを公開する
フィードは1投稿につき10枚の画像・動画を発信できます。投稿前にフィルター機能なども使用できるので、必要であれば編集も行いましょう。
Instagramのフィードの上手な活用方法
ここからは、Instagramのフィードを上手に活用して多くの方にリーチできる方法を紹介します。
- 定期的に更新する
- 投稿の世界観を統一する
- キャプションを丁寧に作る
- ユーザーファーストを意識する
人によっても異なりますが、一般的な活用方法は上記の通りです。順番に見ていきましょう。
定期的に更新する
定期的にフィード投稿を行うことで、Instagramのアルゴリズムから高い評価を得られる可能性があります。というのもInstagramに限らず多くのSNSは、アクティブなアカウントを優先的に表示させる傾向があるのです。
一方で更新されていないアカウントはアルゴリズムに優遇されず、フォローされていないユーザーの画面に表示されないかもしれません。したがってInstagramで情報発信をする場合は週3以上の投稿をおすすめします。
投稿の世界観を統一する
投稿する画像や動画の世界観を統一することで、あなたのブランドやコンセプトを視覚的に伝えられます。世界観を統一したい方は下記のポイントを意識してみてください。
- 色やフォントを統一する
- 写真の撮り方を揃える
- テーマやコンセプトに沿った内容を発信する
自身のブランディングを理解してもらうためにも、フィードに投稿するコンテンツは丁寧に作りましょう。
キャプションを丁寧に作る
フィードでは画像や動画などだけではなく、キャプションに記載する文章も大切です。なぜならコンテンツに興味をもったユーザーはキャプションで発信者のことを知りたいと考えるかもしれないからです。
文章の内容に共感してくれたらフィードからプロフィールにアクセスして、フォローしてくれることもあるでしょう。読み手に呼びかける文章を書いたり、絵文字を使って雰囲気を柔らかくしたりして、魅力的なキャプションを作成しましょう。
ユーザーファーストを意識する
フィードは自身のブランディングとして活用できる画面ですが、ユーザーファーストを意識することも忘れないようにしましょう。例えば自分の好きなコンテンツだけを発信しても読み手が理解できない場合、相手が反応してくれる確率は低くなります。伝えたい想いを発信することは大切ですが、読み手の興味も意識してみてください。
Instagramのフィード投稿に役立つ便利ツール
ここからは、Instagramのフィード投稿に役立つツールを紹介します。おしゃれなコンテンツを作成したい方はぜひ活用してください。
Canva
Canvaは基本機能を無料で使用できるデザインツールです。豊富な画像素材を使用できるうえ多くのフォントを利用できるため、高品質なコンテンツを作成できるでしょう。Instagramのデザインテンプレートも充実しているので、画像作成にかかる時間を削減することも可能です。おしゃれな画像を作ってみたい方は、Canvaを使ってみるとよいでしょう。
参考:「Canva – デザイン作成&動画編集&写真加工」をApp Storeで
Snapseed
Snapseedは無料で使用できる画像編集ツールです。スマホアプリでも高性能な機能を利用できるため、撮影した写真を編集したい方におすすめといえます。簡単なレタッチ機能も搭載しているため、肌の補正や不要箇所の削除にも対応しています。撮影した写真を魅力的に編集する際は、Snapseedを利用してみてください。
Grids
Gridsは画像を分割できるツールです。一つの画像を複数投稿で作成する際に活躍するツールであり、一枚の画像を大きく表示させたい方におすすめです。最近では3分割の横長画像も人気があり、さまざまな使い方ができるでしょう。工夫したフィードを作成したい方はGridsを利用してください。
参考:「Grids: フォトグリッド・写真 分割、投稿レイアウト」をApp Storeで
Instagramのフィードを更新する際の注意点
Instagramのフィードはブランディングとして重要です。しかし投稿する際は下記の項目に注意しましょう。
- 解像度を上げすぎない
- CMYKは反映されない
順番に解説します。
解像度を上げすぎない
Instagramの推奨解像度は「1,080×1,920」です。推奨以上の解像度で画像を投稿しても反映されないので注意してください。またフィードに表示されるコンテンツが重くなる可能性もあるので、画像や動画をアップロードする際は適切な解像度を指定してください。
CMYKは反映されない
CMYKとは印刷物などで使用する色の表現方法です。一般的な画像はRGBであり、CMYKよりも色調表現が少ないです。そのためCMYKで画像を作成する方はしばしば見られます。しかしInstagramに投稿するとCMYKは反映されないため、印刷物のデータで投稿すると画像の色味が変わります。そのため投稿する画像はRGBのデータを使用しましょう。
Instagramのフィード投稿に関するよくある質問
最後に、Instagramのフィード投稿に関するよくある質問を紹介します。
インスタのフィードをリフレッシュできない場合の対策は?
フィードがリフレッシュできない場合、インターネット環境に問題がある可能性があります。またキャッシュが溜まっている場合もフィードをリフレッシュできないトラブルが見られます。フィードがリフレッシュできない場合は使用している端末の環境を確認してみてください。
インスタグラムのフィードが表示されない理由は?
フィードが表示されない理由として、ネット環境の不具合かアプリのアップデートが挙げられます。SNSは更新頻度が多いので、アップデートは定期的に確認しておきましょう。
フィードを活用してInstagramのアカウントを伸ばしてみよう
フィードはInstagramを運営していくうえで大切な要素です。見る側の興味を考えながら世界観を統一して、魅力的なフィードを作成してみましょう。
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