プログラミングの独学は何から始める?初心者におすすめの勉強法も解説!

プログラミングの独学は何から始める?初心者におすすめの勉強法も解説!
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ライター Keisuke Ito
一橋大学卒。投資銀行や資産運用会社での社会人経験がある傍ら、ライターとして5年ほどの実績。転職や起業、キャリア形成や資産運用、不動産投資など多様なジャンルで多数の記事の執筆実績あり。証券アナリスト資格保有。

プログラミングスキルはIT関連のさまざまな仕事で有効活用できるため、キャリアアップに役立ちます。しかし「プログラミングを独学で始めたいが、何から始めればいいかわからない」と悩む方も少なくありません。

そこで、この記事ではプログラミングを1から独学で勉強する方法を解説していきます。

プログラミング初心者は何から始めるべき?独学の準備に必要なこと

初心者がプログラミングを学ぶときには、まず次の3つの準備をしましょう。

  • 学ぶ目的を明確にしておく
  • プログラミングの基礎を学習する
  • 学ぶ言語を決める

それぞれのポイントについて詳しく紹介します。

学ぶ目的を明確にしておく

学ぶ目的を明確にしておくことは、プログラミングを独学する上でとても大切なことです。仕事に活用できるレベルのプログラミングスキルを身につけるのは容易ではなく、途中で挫折する人も少なくありません。

目指す目的をはっきりと明確にしておくことで、プログラミングを勉強するモチベーションを維持できます。また、用途によって適したプログラミング言語が異なるため、学ぶべき内容が異なります。

そのため、プログラミングの利用目的を明確にした方が、効率良く学習を進められるでしょう。たとえば、Webサイトを自前で構築できるようになる、アプリ制作ができるようになるといったスキル面での目標を立てるのが一案です。

そのほか、Webデザイナーとして独立する、エンジニアとして転職するなど、キャリアビジョンに関する目標を立てるのもよいでしょう。

プログラミングの基礎を学習する

まずは、プログラミングの基礎的な知識をおさえると学習がスムーズに進みやすくなるでしょう。

プログラミングに使用する言語にはさまざまな種類があり、それぞれ得意領域が異なります。主要なプログラミング言語の種類や特徴を覚えたり、基本的なアルゴリズムやデータ構造を習得しましょう。

学ぶ言語を決める

プログラミングの使用目的に沿って、自分が学ぶプログラミング言語を決めましょう。プログラミング言語の得意分野をふまえて、目的に合わせて使用する言語も変えていく必要があるのです。

自分が学ぶ目的や、作ってみたいシステムなどにはどのプログラミング言語が適しているのかを精査のうえ学ぶ言語を決めてください。

初心者がプログラミングを習得するおすすめの方法3つ

プログラミングを習得するのには長い時間がかかるため、挫折せず効率的に学ぶ方法を理解して取り組むとよいでしょう。初心者がプログラミングを習得するときには、以下の3つの方法がおすすめです。

  • オンライン教材を利用する
  • プロジェクトを作成する
  • 学習本を利用する

それぞれの習得方法について、詳しくみていきましょう。

オンライン教材を利用する

オンライン上には、たくさんのプログラミングの勉強用のオンライン教材が揃っています。Webサイト上に、プログラミングに関する基礎的な情報が掲載されています。また、YouTubeなどで解説動画が公開されている場合も少なくありません。

無料で利用できる教材を選べば、コストをかけずにプログラミングの学習を進められます。いくつかのWebサイトや動画を見比べて、学習を継続しやすいものを利用しましょう。

プロジェクトを作成する

プロジェクトを決めて、実際にゴール達成に向けて学習しながら作業を進める方法もあります。このような学習法をプロジェクト型学習と言います。プログラミングの場合は、Webサイトの構築や簡単なゲームの制作など、一定のプログラミングスキルを身につければ達成可能なゴールを設定してください。

ゴールを決めたら、達成に向けて必要なスキルを培っていきます。すべてを一から作成するのは容易ではないので、教材のサンプルを応用したり、すでにあるWebサイトなどを真似たりしながら、ゴール達成に向けて計画的に作業を進めましょう。

プロジェクト型学習では、自分で創意工夫するようになるため、単にプログラミング言語を覚えるだけでなく、プログラミングを活用した仕事をこなすうえでしばしば役立つ、課題解決力や応用力が身に付きやすくなるというメリットがあります。

学習本を利用する

プログラミング関連の学習本を利用するのも、初心者に適した手段のひとつです。現在では、さまざまなプログラミング言語に関して、多様な学習本が販売されています。自分が学びたいプログラミング言語にフォーカスした本を購入して学習を始めましょう。

学習本のメリットは、自分の生活時間に合わせてマイペースに学習を進めていけることです。忙しくてまとまった時間が取れなくても、学習本を利用すればすきま時間でプログラミングの勉強を進めていくことができます。

数千円もあれば購入できるものが多いため、コストがあまりかからないのもメリットです。

初心者におすすめのプログラミング言語は?

プログラミング言語にはさまざまな種類があり、それぞれ得意領域や学習の難易度が異なります。そのため、どの言語から始めるべきか悩む初心者の方も多いでしょう。そこで、ここでは初心者におすすめのプログラミング言語を3つ紹介します。

Python

IEEE Spectrum Top Programming Languages 2022によるランキングにて、人気のプログラミング言語第1位のプログラミング言語*1で、世界中で幅広く活用されています。

Pythonでは、AI開発や業務効率化のシステム開発、ビッグデータの解析などが挙げられます。YouTubeやInstagramの開発も、主にPythonで開発されています。実用性が高く、文法がシンプルなため、初心者が初めて学ぶうえでおすすめの言語のひとつです。

JavaScript

JavaScriptは主にWebサイトの作成に使用されるプログラミング言語です。基本的なWebサイト構築に用いられるHTMLやCSSと共に使用すると、ブラウザ上でアニメーションを動作させるなどより機能が充実したWebサイトを構築できます。その他にも、アプリの開発やゲームの開発などに使用されています。

JavaScriptはWebブラウザとテキストエディタさえあれば、最低限のコードを書けるようになります。また、ブラウザ上でテストができて、実行結果をすぐに確認できるため、試行錯誤しながら学習するのも容易です。そのため、初心者におすすめのプログラミング言語といえます。

Ruby

Rubyは、主にWebサイト制作や、SNS、スマートフォンのアプリの開発などに使用されています。SNSのX(旧Twitter)や、料理のレシピ投稿サイトのクックパッドも、Rubyを使用して作られています。

簡潔なコードで構成されていて、かつ日本語由来なので日本人にとって読み書きしやすいため、初心者が学ぶのにおすすめです。日本人向けの学習本がたくさん発売されていて、独学で1から学ぶ場合にも取り組みやすい言語です。

関連記事:プログラミング言語とは?種類や特徴を初心者向けにわかりやすく解説

初心者がプログラミングの独学を効率的に進めるためのコツ

初心者が独学でプログラミングを始めても、続かない、挫折しそうと悩む方も少なくありません。初心者が独学でプログラミングの習得を進めるには、次の点を実践しながら進めましょう。

  • 目標を設定する
  • プロジェクトベースで学ぶ
  • コミュニティに参加する

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

目標を設定する

プログラミングを学ぶ上では、まず期間と目標を設定しましょう。プログラミングはすきま時間で少しずつ学ぶ方も多く、つい「目標を決めずにマイペースで」進めようとしがちです。

しかし、漫然と学習を進めてもなかなか身につかず、成果も出ないため達成感も得られません。自分がプログラミングで出来るようになりたいことや、達成したいキャリアなどを目標設定して勉強を進めた方が、効率的で挫折せずに学習を進めやすいでしょう。

プロジェクトベースで学ぶ

プロジェクトベースで学ぶと、プログラミングは上達しやすくなります。簡単なアプリ開発やシステム、ゲームの開発などのプロジェクトを自分なりに設定して、完結に向けて作業を進めながら学習していきましょう。問題や課題が出た場合には、書籍などを参考にして自身で解決してください。

プログラミングは言語を丸暗記するより、実際に使用して何かを制作した方が理解がしやすいといえます。業務に使用するのと近い感覚で学習することで、仕事に活かせる実用的なスキルが身につきます。

コミュニティに参加する

プログラミングを勉強する仲間と情報交換ができるコミュニティに参加するのもおすすめです。似た目標を持つ方同士が励まし合いながら作業を進めれば、ひとりで学習を進めるよりも挫折しづらく、学習を継続させやすいでしょう。また、わからないことがあったときになどに相談し合えるのも有効です。

TECH PLAY、connpassなどのように、プログラミング関連のコミュニティ形成や勉強会・イベント開催などを行うプラットフォームに参加するのもひとつの方法です。また、SNSなどを介して自分でプログラミングを学習する仲間をみつけるのもよいでしょう。

まとめ

今回の記事では、初心者がプログラミングを独学で習得する方法を紹介しました。地道な学習が必要になるプログラミングですが、目的意識をもちプロジェクトベースでの学習を取り入れると、挫折せず効率的に学習を進められます。

また、ほかのプログラミングを学ぶ仲間とコミュニティを形成して、連携し合いながら進めるのも有効です。

オンラインスクールに参加するのもおすすめです。たとえば女性向けキャリアスクールのSHElikesなら、プログラミングの基礎のほかWebディレクターやデータ分析など、プログラミングを活かしたキャリアに役立つカリキュラムを用意しています。

より実務的に役立つプログラミングスキルを培えるでしょう。また、ともに学ぶ仲間「SHEメイト」*との交流を通じて、モチベーションを維持しながら学習を進めることもできますよ。

プログラミングを効率的に学び、キャリア形成に役立てていきたい方は、ぜひSHElikesの受講を検討してみてください。

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*SHElikesでは会員さんをSHEメイトと呼んでいます。

*1「IEEE Spectrum Top Programming Languages 2022 Python’s still No. 1, but employers love to see SQL skills」IEEE Spectrum’s Top Programming Languages 2022より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。