プログラミング言語とは?種類や特徴を初心者向けにわかりやすく解説

プログラミング言語とは?種類や特徴を初心者向けにわかりやすく解説

プログラミング言語は、コンピューターに情報処理を指示するための言語で、IT技術をさまざまな領域に応用するうえで欠かせない存在です。

プログラミング言語の市場規模は2021年時点で1,574億ドル、その後2029年まで年平均10.5%のペースで成長していくという予測も出ているなど、今後もますますニーズが高まる領域といえます。*1

この記事では、プログラミング言語の種類や学習方法について紹介します。IT領域でのキャリア形成を目指す方は、自分がどの領域で活躍していきたいのかを整理したうえで、自分にあったプログラミング言語を習得していきましょう。

プログラミング言語とは?初心者向けにわかりやすく解説

プログラミング言語とは、コンピューターを動かす命令をするために使う言語のことを指しますコンピューターの内部では0と1の羅列で情報が処理されるため、人間の言語のままで直接コンピューターに命令をするのは困難です。

そこで、人間が使用する言語に近い記述で、コンピューターに命令できるようにするために生まれたのがプログラミング言語です。

プログラミング言語を活用することで、IT技術開発やシステムの運用などが飛躍的に効率化しました。現代では多くの領域において、IT技術を導入する際にはプログラミング言語を用いるのが基本となっています。

プログラミング言語は何ができる?主な種類とは

プログラミング言語は、Webサイトやアプリの構築、さまざまなシステム開発などさまざまな用途で使用されます。近年ではAI技術開発やビッグデータ分析にも導入されるなど、IT技術を応用するうえで欠かせない存在です。

スマホアプリ開発

日常生活において欠かせない存在となったスマートフォンで利用するアプリは、プログラミング言語を応用して開発しています。たとえば、YouTubeやAmazon、Facebookなどのアプリもプログラミング言語で開発されています。

Googleや食べログ(Web版)のようにWeb上で利用されるものもありますが、こうしたWebアプリもプログラミング言語で開発されるケースが多くあります。

AI開発・ビッグデータ分析

AIやビッグデータ分析もプログラミング言語を活用する領域の1つです。AIは、SiriやGoogleアシスタントなどの音声アシスタント、自動車の自動運転機能など、さまざまな分野に応用されています。これらのAIの構造を開発し、さらに情報を学習させるうえでは、プログラミング言語が欠かせません。

また、Pythonなどのプログラミング言語を応用することで、容量が極めて大きいデータ群の分析であるビッグデータ分析も可能になります。AIの学習精度を高めるうえでもビッグデータが重要な役割を果たすことから、AI開発・ビッグデータ分析をともに進めるプロジェクトも少なくありません。

業務効率化システム開発

業務内におけるさまざまな雑務を自動化するシステムを開発するうえでも、プログラミング言語が活用されています。

定型的なデータ入力や数値計算、メールの送受信などを自動化することで、業務負担の削減や人的ミスの予防につながります。従業員は、重要な仕事に専念できるので業務レベルは格段に向上するでしょう。

組み込み型システム開発

組み込み型システムとはスマートフォンやテレビや炊飯器などの家電や自動車、製造ロボットなどに組み込まれているコンピューターシステムのことを指します。これらのシステムもプログラミング言語を使い作られています。最近ではIoTと称され、さまざまなモノにネットワークを接続する技術の開発も盛んです。

そのほか、医療福祉や公共交通機関、建設や音楽機器など、さまざまな領域でシステム開発が進められていますが、これらの多くもプログラミング言語を活用して開発されています。

代表的なプログラミング言語の例と特徴

プログラミング言語には多様な種類があります。そのなかで、近年IT領域において盛んに応用されているプログラミング言語を10個紹介します。自分が目指すキャリアをふまえて、最適なプログラミング言語を優先的に学習してください。

PHP

Webサイト開発において、動的な機能を搭載させるときにしばしば活用するプログラミング言語です。たとえば、口コミや掲示板など、ユーザーの発言や反応によって表示内容が頻繁に変わる部分を構成できます。

ログインやショッピングカートなど、ユーザーのWebサイト内での行動により遷移先が表示が変わるページを構成する際も、しばしばPHPを活用します。

Python

ビッグデータの分析やAI開発などにしばしば導入されるプログラミング言語です。近年注目度の高い領域の開発に応用できることから、人気や市場価値が高まっている言語でもあります。実はYouTubeの開発などにもPythonが盛んに用いられています。

読みやすいよう工夫されて開発されたため、初心者が早期に高品質なシステムを開発するうえでも適したプログラミング言語です。

C言語

C言語は1972年に登場したもので、プログラミング言語のなかでも古くからあるものです。汎用性が高く、ロボット開発、システム開発、OS構築などさまざまな用途に使用できます。メモリや処理速度などの制限が厳しい状況においてもシステム開発を進めやすい言語です。

一方で、次に紹介するC++やC#はC言語を応用して開発されたものであり、これらの言語を理解するうえでもC言語の習得が役立ちます。

C++/C#

C++はC言語から機能を拡張させたプログラミング言語で、さらにその影響を強く受けてマイクロソフトが開発したのがC#です。共通点や関連性があるデータやメソッドをまとめて管理する「オブジェクト指向」型の開発ができるようになりました。

C++はC言語に変わってアプリ開発やOS開発など多様な用途に応用されています。C#は開発環境の制約が大きいためC++ほどは普及していないものの、ゲーム開発とは相性のよい言語で、ポケモンGoの開発にも活用されました。

JavaScript

Webブラウザ上で動作させることができる言語で、Webサイト構築に盛んに用いられています。より基本的なWebサイトを構築できる言語としてHTMLやCSSがありますが、JavaScriptを使用すれば、ポップアップやカーソルにあわせて動作させるなど、より多様な機能をWebサイトに実装可能です。また、Webアプリやスマートフォンアプリの開発にも利用されています。

SQL

データベースを活用するための言語で、厳密には「データベース言語」と呼ばれるものであり、プログラミング言語ではありません。データベースの作成や更新、検索、複数のデータの統合や分析などに長けた言語である一方、システム開発やアプリ開発などはできません。

ただし、マーケティングや顧客管理、収支管理などデータベースを活用した業務があふれている中で、実用性の高い言語であることは確かです。

Go

Googleが開発した言語で、構文の種類が少なく初心者でも習得しやすく、扱いやすい言語です。また、汎用性が高く、APIサーバー開発やアプリ開発など多様な用途に利用可能です。登場して日が浅いこともあり現時点では他の言語と比べると利用する機会は少ないものの、Googleが推奨する言語でもあることから、今後さらに普及していく可能性もあります。

TypeScript

JavaScriptを応用して開発された言語で、Javascriptと同じ開発環境で使用可能です。構文やライブラリ(過去開発されたプログラムの保存場所)はJavascriptと共通したものを使用できるため、JavaScript習得者がステップアップするうえでおすすめの言語でもあります。

一方で、オブジェクト指向型の言語となっている、エラーを防止しやすいなどの点がJavascriptと異なります。グループで開発する際などには、不具合を予防しながら効率的に開発を進めるうえで有効です。

Ruby

日本人が開発したプログラミング言語であるため、グローバルな知名度はそこまで高くありませんが、日本国内向けのWebサイト開発やアプリ開発には盛んに利用されています。

記述量を増やさずに直感的にコードが書けるように工夫されており、習得が容易で扱いやすい言語です。

Swift

Apple社が開発したプログラミング言語であるため、iPhoneやiPadをはじめとしたApple製品向けのシステムやアプリを開発する際にはSwiftがおすすめです。2014年に登場したものであるため、先行の言語を応用して開発され、扱いやすいプログラミング言語となっています。ただし、開発する際にはMacが必須となるため注意しましょう。

自分に合ったプログラミング言語の選び方

次のような基準でプログラミング言語を選んで習得していけば、挫折せず効率よく自分のキャリアに活かせるでしょう。

  • 開発したいものから考える
  • 難易度が低めのプログラミング言語から学んでみる
  • トレンドや将来性のあるプログラミング言語を選択する

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

開発したいものから考える

プログラミング言語は、IT領域で仕事をするためのツールの一つであるため、本質的には「プログラミング言語で何をしたいか」が重要です。

たとえば、次のような用途が一般に考えられます。

  • Webサイト構築
  • アプリ開発
  • システムやソフトウェア開発
  • AI開発
  • ビッグデータ解析
  • ゲーム制作

これに限らず、自分がプログラミング言語で何をしたいのかをまず整理したうえで、それに適した言語を学習していくのがおすすめです。

難易度が低めのプログラミング言語から学んでみる

プログラミング言語によって難易度が異なるため、難易度が低いプログラミング言語から取り組んでみるのも有効です。

一概に断定することは難しいですが、今回紹介した中では、PHPやJavascriptなどは比較的難易度が低いプログラミング言語といえるでしょう。Webサイト開発などに盛んに利用される言語なので、実用性も充分です。一方で、C++やSwiftなどは相対的に難易度が高いという意見もみられます。プログラミングにある程度慣れ親しんでから習得を始めるのも一案です。

トレンドや将来性のあるプログラミング言語を選択する

将来性のあるプログラミング言語を優先的に学習することで、早期にキャリアアップや業務での応用に役立つでしょう。

たとえば、近年はAIやビッグデータ解析を応用したビジネスが拡大しているため、Pythonを用いた開発案件が増加しています。また、スマートフォンアプリの開発は今後も当面進むと想定されるため、アプリ開発に適した言語を学ぶのも一案です。

人気のプログラミング言語ランキング

IEEE Spectrum Top Programming Languages 2022によるランキングによると、次のプログラミング言語が人気のようです。*2

  1. Python
  2. C言語
  3. C++
  4. C#
  5. Java

Pythonは初心者でも学びやすく、将来性のあるプログラミング言語として、人気1位を獲得しています。一方で、C言語とC++、C#は全てC言語から派生した言語で、これら3つを合わせるとPythonをしのぐ人気となっています。

処理速度が高くコンパクトなプログラムを開発しやすいことから、大規模なシステム開発などに盛んに利用されています。そのほか、X(旧Twitter)の開発などにも用いられたJavaも人気のプログラミング言語です。

プログラミング言語を学ぶコツ

プログラミング言語を学ぶうえでは効率よく習得しつつ、モチベーションを維持して挫折しない工夫をすることが大切です。プログラミング言語を学ぶ3つのコツについてまとめました。

ビジュアルで捉えることから始める

一からプログラミングを習得する際には、コードを図形やアイコンなどに置き換えて、互いにつなげながらプログラミングを組んでいく「ビジュアルプログラミング」から始めるのが有効です。

これは小学生が英語をわからない状態からプログラミング言語を学習する際にしばしば導入される手法ですが、大人でもスムーズにプログラミング言語の基礎的な部分を習得できます。

記号や英数字の羅列では仕組みがよくわからない方でも、図形やアイコンの色、矢印などのつながりをみることで視覚的に言語の構造が理解できます。

モチベーション維持の工夫をする

プログラミング言語で開発業務などを担えるようになるまでは長い時間がかかるため、モチベーション維持は重要なポイントです。自分なりに工夫をして、途中で挫折しないようにしましょう。その手法は、人によりさまざまですが、たとえば以下のような方法が考えられます。

  • ビジュアルプログラミングなどでゲーム感覚で始める
  • わかりやすい本や教材を買う
  • 一気にやろうとせず日々少しずつ学習する
  • 相談し合える仲間を作ってコミュニケーションを取る
  • 有料のスクールに入会して離脱しにくい状態を作る

スクールで勉強する

プログラミングは独学で習得することも不可能ではありませんが、効率よく学習していくためにはスクールに入会し、継続的に勉強していくのが有効です。

スクールによっては受動的な講義だけでなく、講師やほかの受講生などとの双方向のコミュニケーションが取れるサービスもあります。効率的な学習に加えて、モチベーションアップにも役立つでしょう。

さらに、現代ではカリキュラム満了後に仕事の紹介までサポートしてくれるサービスもあります。そのようなスクールに入会すれば、プログラミング言語を用いたキャリアの開拓がスムーズに進むでしょう。

たとえば女性向けのキャリアスクール「SHElikes」では、プログラミングのオンライン講座のほか、Webデザイン、Webマーケティング、ライティングなどさまざまなWeb領域のカリキュラムを用意しています。

Web関連のスキルを習得しキャリアに活かしていきたい方は、ぜひ受講してみましょう。まずは、こちらから無料体験レッスンにチャレンジしてみてください。

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プログラミング言語の習得がキャリアアップに有効

プログラミングの市場規模は拡大傾向で、今後ますますニーズは高まると期待されます。自分のキャリア志向にあったプログラミング言語を習得しておけば、キャリアの選択肢も大きく広がるでしょう。自分に合ったプログラミング言語を選び、またモチベーションを維持する工夫をしながら、スキルアップにチャレンジしてください。

一人では挫折してしまいそうで不安な方には、SHElikesのオンラインスクールがおすすめです。毎月の目標を立てて振り返りを行うコーチングなどの仕組みをうまく活用すれば、挫折せずに学習を進められるでしょう。

SHElikesに興味がある方は、ぜひ無料体験レッスンを受講してみてください。

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*1「ZDNET Japan プログラミング言語市場、2029年まで10.5%超のCAGRで成長見込み」より
*2「IEEE Spectrum Top Programming Languages 2022 Python’s still No. 1, but employers love to see SQL skills」IEEE Spectrum’s Top Programming Languages 2022より

ABOUT ME
ライター Keisuke Ito
一橋大学卒。投資銀行や資産運用会社での社会人経験がある傍ら、ライターとして5年ほどの実績。転職や起業、キャリア形成や資産運用、不動産投資など多様なジャンルで多数の記事の執筆実績あり。証券アナリスト資格保有。
エディター 工藤 梨央

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。