“偶然”を活かす! 遠回りも悪くないと思える目標の決め方

"偶然"を活かす! 遠回りも悪くないと思える目標の決め方
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ライター SHElikesコンペ編集部
SHEライターコンペの採用作品をご紹介するアカウントです。 SHElikesでは受講生が参加可能なSHEコンペが定期開催されています。 Webデザイン・ライティング・マーケティング等、学んだスキルを活かして案件獲得を目指していただけます。

「憧れ」って誰にでもありますよね。
たとえば、「好きなことで仕事がしたい」、「海外で旅しながら働くっていいな」など。やりたいこと、なりたい姿はあるのに、目標を決めてもうまくいかないという方は多いのではないでしょうか。そんなとき、実は“偶然”がとても重要な要素なのです。

今回は、なぜ目標設定に偶然が大切なのか、どうやって目標を決めて行動していくか、キャリア形成理論を用いてご紹介します。

「目標」と「目的」は違う

「目標」と「目的」は違う

前提として、「目標」と「目的」は異なります

目的とは最終的に成し遂げたい到達点のこと。

目標とは、目的というゴールに向けて、その間に設定される目印(指標)のことを指します。

引用:目標とは?【意味をわかりやすく】目的との違い、設定のコツ カオナビ人事用語集

つまり、目的がゴール、目標がその途中のチェックポイントです。

なぜ目標を立てた方がいいのか?

行ったことのない地球の裏側に行くことを想像してみてください。何も考えずに飛行機に乗れないですよね。どんなルートで向かうべきなのか、どんな言語を使うのか、どのくらいお金が必要かなど、あらかじめ考えておくべきことがたくさんあります。言い換えると、必要な条件を洗い出すことができれば不安なく行動できるということです。道筋を考えておくことで自分のなりたい姿に向かって迷うことなく進むことができるのです。

「こんなはずじゃなかった」

しかしそんな最中、予想外の出来事が起こってしまうのはよくあることです。資格の勉強をしようと思ったのに新しく買った本を読んでしまったとか、「本当はこうしたかったのに」とうまくいかないことは多いですね。

そんなときに目を向けてほしいものが“偶然”です。

“偶然”こそがキャリアを作る

"偶然"こそがキャリアを作る

計画的偶発性理論

心理学者・クランボルツが唱えた理論で、キャリア形成は事前にすべてを準備することは困難であり、周りの変化に対応しながら偶然起こる出来事をチャンスとして活かしていくことが重要とするものです。

参考:計画的偶発性理論とは?クランボルツ教授に学ぶキャリアデザイン | RGFプロフェッショナルリクルートメントジャパン 

将来の方向性を見据えるためにも、目標設定は重要です。しかし、決めたことに固執しすぎるのではなく、予期せぬ出来事を上手に利用することによって、キャリアを作り上げていくこと。そして、ただ偶然を待つのではなく、意図的に偶然を生み出せるような行動をすることが大切です。

偶然を活かすための5つのスキル

「意図的に偶然を起こす?」と疑問に思われる方も多いと思います。これからご紹介する5つのスキルを意識すれば偶然を引き寄せることが可能です。

5つのスキル
①好奇心:興味を持つ
②持続性:努力を続ける
③柔軟性:変化を取り入れる
④楽観主義:うまくいくと信じる
⑤冒険心:挑戦してみる

参考:Schoo for Buisiness 計画的偶発性理論とは?注目される背景や実践のポイントを解説

筆者体験談 “偶然”を引き寄せる行動検証~SHElikesの場合~

では、この5つのスキルが実際どのようにキャリア形成につながる偶然を引き寄せているのか検証してみましょう。今回は筆者自身のSHElikesでの体験に基づき、行動を分析していきます。

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SHElikesはさまざまなクリエイティブスキルをオンラインで学ぶことができる女性向けのキャリアスクールコミュニティです。デザイン・ライティング・マーケティングだけでなく、ビジネス知識や起業、データ分析など、日々勉強できるコースがアップデートされており、今まで触れてこなかった世界に気軽にチャレンジすることができます。


それでは、検証開始。

1. 好奇心
もともと書くことに興味があり、入会したSHElikes。受講してみると面白そうな動画がたくさん!ついつい目移りしてしまいライティングよりもデザインの勉強を楽しんでいる自分が……
▶結果
ライターは記事のバナーを作ることも多いと知り、デザインができるライターとして仕事の幅が広がった!

2. 持続性
本業多忙で残業が増加。なかなか動画受講やコミュニティ*1イベント参加ができない中でも、ライターコンペ*2参加だけは止めなかった
▶結果
8月のコンペで入選!6か月間諦めなくてよかったと実感!

3. 柔軟性
本業との兼ね合いで受講コースを受け放題のスタンダードプランから月5レッスンのライトプランに変更。動画受講はできる範囲で、コンペ参加やイベントのアーカイブ視聴など活用方法を工夫。
▶結果
「受講できていない」という自己嫌悪感が減少自分に合う学びのスタイルを確立。

4. 楽観主義
コンペ作品のことを考えているときは仕事の忙しさから解放されワクワクしている自分がいることに気づく。「もしかしたら……」という淡い期待を抱きつつ、やってみよう精神でキャッチコピーコンペにもチャレンジ。
▶結果
キャッチコピーコンペでなんとグランプリ獲得!ライターコンペ入選とW受賞といううれしい結果に!

5. 冒険心
ライターとして副業することが入会の目的。コンペでアウトプットを続けながらもシーメイト*3さんたちが運営するライタースクールでの学びを追加し、仕事獲得を目指すことに。本業でも副業交渉を開始
▶結果
副業許可をもらい、目的達成へ加速中!不安だった仕事への応募も仲間と一緒なら!と前向きに。

 用語解説

1 コミュニティ:ほかの受講生と交流できる場
2 コンペ:定期的に実施されているお仕事の案件コンペ
3 シーメイト:SHElikes受講生の総称

検証結果

待ちの姿勢ではなく、偶然を引き起こす行動をしていたことで副業ライターという目的に向かってかなり前進できていることがわかりました。

“偶然”を活かした目標の決め方

"偶然"を活かした目標の決め方

ここまで筆者の実体験に沿って説明してきました。この場合、偶然を引き寄せる行動こそが目標(チェックポイント)になります。最後に、目標決定の流れを整理してみましょう。

目標決定プロセス

①「憧れ」をできるだけ具体的にイメージする

 例:筆者の憧れ

ちょっとゆとりのある生活を目指して、本業で活かすことができるライティングスキルを軸に副業したい。育休中も隙間時間でお仕事をしていたい。

②足りないことを考える

 例:筆者の足りないこと

・ライティングスキル
・副業のネットワーク、知識
・実績、経験
・お金
・副業許可

③”偶然”を引き寄せる行動を考える=目標設定

 5つのスキルに沿った目標設定

好奇心・持続性・柔軟性・楽観主義・冒険心を意識した行動を決める

“偶然”はチャンス!

変化を楽しむことはキャリア形成にとても重要な要素です。目的に向かって真っすぐ進めなくても大丈夫。少し遠回りだと思っても、偶然を引き寄せる行動=目標を考えてみてください。

今、この記事を読んでいるのも”偶然”です。この行動によってあなたが「憧れ」に少しでも近づくことができていれば筆者としてはうれしい限りです。

あなたの”偶然”はもうすぐそばに来ているかもしれません。

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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 Machiさん)

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。