バナーとは?意味や目的、制作時のポイントまでわかりやすく解説

バナーとは?意味や目的、制作時のポイントまでわかりやすく解説
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ライター shin
航空系の会社に勤務した後、フリーランスとしての活動を開始。現在は主にWebメディアに携わりつつ海外を転々としている。
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

WebサイトやWeb広告などを制作するときに使われることが多い、「バナー」。よく聞く言葉ではありますが、以下のような疑問を抱く方はいるのではないでしょうか?

「バナーとは具体的に何を指すの?」
「バナーって、どのように作られているのだろう?」

そこで、本記事ではバナーの定義や目的、活用方法を解説。加えて、Webバナー制作の流れも紹介します。

バナーを詳しく知りたい方やバナー制作をしたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

バナーとは?

バナーとは、旗やのぼりなどを意味します。転じて、Webサイトで使われるバナーとは、画像を用いて特定のサイトへ誘導する広告のことを指します。

ここでは、Webバナーの目的と種類を見ていきましょう。

バナーの目的

Webにおけるバナーの目的は、ユーザーにクリックしてもらい特定のWebサイトに誘導することです。より多くの人にWebサイトを訪問してもらいたいときに活用できるでしょう。

バナーはテキストとは異なりバナー画像と呼ばれるビジュアルで表示されるため、メリハリがついてページ内で目立ちます。そのため、ユーザーの目に留まりやすいと考えられます。

バナーの種類

バナーには、大きく分けて「サイトバナー」と「広告用バナー」の2種類があります。

  • サイトバナー:同じサイト内のほかのページにユーザーを誘導する
  • 広告用バナー:ほかのサイト内に広告として掲載され、ユーザーを企業や商品などのページに呼び込む

サイトバナーは、自分のWebサイト内に設置するバナーです。一方で、広告用バナーは第三者のWebサイトに掲載されます。どちらも特定のページにユーザーを案内するのが目的ですが、掲載場所が異なる点は押さえておきましょう。

バナーの活用方法

ここからは、Webバナーの活用方法を紹介します。バナーの効果とターゲットについて解説するので、それぞれチェックしてみてください。

バナーの効果

バナーには、特定のWebサイトの訪問者数を増やす効果があるといえます。画像やアニメーションなどのビジュアルが目に留まったユーザーが、バナーに貼られたリンクをクリックすれば、集客が可能です。

また、企業やブランドの認知度を高める効果も期待できるでしょう。バナーはビジュアル要素が強くユーザーに見つけてもらえやすいため、アクセス数の多いWebサイトに掲載されることで多くのユーザーに認知される可能性が高まります。

バナーのターゲット

バナーのターゲットは、年齢や性別を問わずさまざまです。個人のインターネット利用率は増加傾向にあり*1、またインターネットの利用時間も10代〜60代で年々長くなっている*1ため、ターゲットは幅広く設定できるといえます。

ただし、ターゲットを明確に設定しないと、誰にも刺さらないバナーになってしまう可能性があります。性別や年齢層などが違えば効果的なバナーデザインも異なるため、ターゲットは具体的に定めるのが大切です。

バナー画像を制作する方法

それでは、バナー画像を制作する方法を説明します。主な流れは以下の通りです。

  1. ターゲットを設定する
  2. バナーのサイズを決める
  3. バナーに含める要素を洗い出す
  4. レイアウトを作成する
  5. Webサイトに掲載するバナーを制作する

各ステップを詳しく説明します。

1.ターゲットを設定する

まずは、ターゲットを明確にします。対象とする年齢層や性別などによって適切なデザインは異なるので、バナー制作においてターゲット設定は欠かせません。

また、ターゲットを明確にすることで、バナーのデザインを決めやすくなるでしょう。たとえば、コスメ用品を訴求するときに、ターゲットを漠然と「女性」とするよりも「誕生日プレゼントにコスメ用品を送りたい20代の女性」のように設定したほうがデザインの方向性を決めやすいといえます。

ターゲットを具体的に設定すれば、バナーの訴求力を高められるだけではなく制作をスムーズに進めやすくなります。

2.バナーのサイズを決める

続いて、バナーのサイズを決めます。Webサイト上のバナー掲載場所を確認し、適切なサイズにしましょう。

もし他のWebコンテンツに広告としてバナーを掲載する場合は、各媒体に利用可能なサイズに絞って制作すると効率的です。また、レスポンシブ広告にすれば、スマートフォンやタブレットなどのデバイスに合わせて自動的に適切なサイズに調整されます。

3.バナーに含める要素を洗い出す

サイズが決まったら、バナーに含める要素を洗い出しましょう。たとえば、キャッチコピーやテキスト、使用する画像、配色など、バナーに使う材料をリストアップします。

最初から厳選しすぎず、まずは必要だと思う要素をとにかく書き出してみることが大切です。その理由は、要素が多いとバナーの案を複数作って比較ができるからです。

4.レイアウトを作成する

バナーに必要だと思う要素が集まったら、レイアウトを作成します。テキストや画像などをどのように配置するのかを決めましょう。「写真とテキストを別々に配置する」「写真を全面に配置し、その上にテキストを入れる」など、複数のパターンを用意してみてください。

なお、最初は手書きで作成すると、アイデアの追加や修正などがしやすいといえます。ある程度のレイアウトが決まってからパソコンで作業すると効率的といえるでしょう。

5.Webサイトに掲載するバナーを制作する

レイアウトが決まったら、Webサイトに掲載するバナーの制作に取りかかります。写真の明るさやテキストのフォント、配色などを調整し、適切なデザインにしましょう。

なお、バナーは複数作るのがおすすめです。いくつかのパターンがあればそのなかから厳選できるうえ、Webサイトに掲載したあとで期待した効果が得られなければ別のバナーに差し替えられるからです。

バナーを設置する際のポイント

バナーを設置する際には、以下3つのポイントを意識してみてください。

  • 認識しやすいデザインか否かを確認する
  • ユーザーがクリックしたくなるようなバナーを意識する
  • 遷移先のWebページにも目を向ける

各ポイントを詳しく説明します。

認識しやすいデザインか否かを確認する

まず、ユーザーに認識されやすいデザインか否かを確認するのが大切です。バナーがユーザーの目に留まらないとWebページに誘導できないので、掲載したページ内で目立つように設置する必要があります。

たとえば、「掲載するページは白を基調としているから、バナーには目立ちやすい色を使う」「パッと目を惹くようなフォントにする」などを意識すると、認識されやすいバナーになるでしょう。

ユーザーがクリックしたくなるようなバナーを意識する

ユーザーにクリックされやすいよう工夫することも欠かせません。バナーを認識されてもクリックされないと集客はできないので、ユーザーがついタップやクリックをしたくなるようなバナーにする必要があります。

例としては、「無料」「◯%OFF」などユーザーにとってお得な文言を入れたり、「期間限定」「◯月◯日まで」のように期間を設けたりすると効果が期待できるでしょう。

遷移先のWebページにも目を向ける

遷移先のWebページに注力することも意識してみてください。その理由は、バナーがユーザーの目に留まってクリックされても、誘導先のWebページに魅力が感じられないとすぐにページを離脱されてしまう可能性が高まるからです。

バナーを設置して終わりではなく、遷移先のWebページと関連性があるか否かを確認するようにしてください。

Webサイト・ホームページにバナー広告をつくるスキル

最後に、Webサイトやホームページにバナー広告を作るために必要な以下3つのスキルを紹介します。

  • Webデザインスキル
  • Webマーケティングスキル
  • コピーライティングのスキル

各スキルを詳しく解説します。

Webデザインスキル

まず、バナー広告を作るにはWebデザインスキルが必要です。配色やフォント、レイアウトなどの知識やスキルがあれば、バナー制作ができるといえます。

また、写真の編集をするPhotoshopやイラスト・ロゴなどを制作するIllustratorなどの操作スキルも身につけておくと、デザインの幅が広がるでしょう。

Webデザインの勉強法については以下の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

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Webマーケティングスキル

バナー広告の制作をするなら、Webマーケティングスキルもあるとよいでしょう。その理由は、「どのようなバナーデザインだと集客が見込めるのか」「Webサイトのどの部分にバナーを掲載するとクリックされやすいのか」などが分かると、効果的なバナー制作ができるからです。

Webマーケターと協力してバナーを作る場合もあると考えられますが、バナー制作者にマーケティングの知識があれば、Webマーケターと意思の疎通がしやすくなるはずです。バナー制作を仕事にしたい方は、デザインスキルに加えて基本的なWebマーケティングスキルも習得するとよいでしょう。

なお、Webマーケティングについては以下の記事を併せてチェックしてみてください。

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コピーライティングのスキル

コピーライティングのスキルも、バナー広告の制作に必要です。バナーの多くは画像とテキストで構成されるため、ユーザーの心を動かすような文言を入れる必要があります。

また、バナーのサイズは決して大きくはないので、限られたスペースに簡潔な文言でユーザーの心を掴むことが求められるでしょう。

コピーライティングについて詳しく知りたい方は、以下の記事に目を通してみてください。

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バナーとは何かを理解して、バナー制作ができるようになろう

主に画像やテキストで構成されるバナーは、特定のWebページにユーザーを誘導する役割を担います。バナーの魅力度によって集客数が左右されることもあるため、バナーはWebサイトやECサイトの運営において重要だといえるでしょう。

バナー制作ができるようになりたいと感じている方には、女性向けキャリアスクールのSHElikes(シーライクス)がおすすめです。本記事で紹介したWebデザインやWebマーケティング、コピーライティングを含め全45以上の豊富な職種スキルが定額・学び放題のため、バナー制作に必要とされるさまざまなスキルの習得を目指せます。

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※出典
*1:総務省「令和4年版 情報通信白書」第2部 情報通信分野の現状と課題より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。