近年のデジタル技術の発展に伴い、働き方や需要があると考えられる仕事に大きな変化が見られます。なかには、毎日の出勤や勤務時間の固定が当たり前だった働き方が、少しずつ柔軟になっている職種もあるようです。
多様なライフスタイルに適応できるといったメリットもある一方で、AIに代替される仕事も出てくるといわれています。需要のある仕事と将来性が低い仕事の二極化が進む恐れがあるのです。長期的なキャリア形成を考えたとき、今後の働き方を考える必要があるでしょう。
本記事では、女性におすすめしたいこれからの仕事や需要が高まる仕事に就くコツ、必要なスキルを身につける方法などを詳しく紹介します。
女性向け!今後も需要があるこれからの仕事の特徴は
今後も需要があるとされる「これからの仕事」には、働き方や業務内容などに共通の特徴があります。具体的な特徴は以下の通りです。
「ライフスタイルの変化に対応しながら、長く続けられる仕事に就きたい」と考える女性は、ぜひチェックしてみてください。
柔軟に働き方を変えられる仕事
柔軟に働き方を変えられる仕事は、社会情勢の変化にも対応しやすいという特徴があります。近年、さまざまな職業においてオフィス以外での勤務を認めるケースが増えてきました。たとえばオンラインで完結する仕事の場合、リモートワークやフレックスタイム制を導入しやすいため、働く場所や時間の融通が利きやすいでしょう。
また、働き方を選択できる仕事には、妊娠や子育て、介護など、ライフスタイルの変化に対応しやすく、ワークライフバランスが取りやすいというメリットも。「ライフイベントと両立して働きたい」と考える女性にとって大きな魅力といえるでしょう。
男女差が少ない仕事
今後も需要がある仕事かどうかを見極めるには、職場における男女比を調べておくことも大切です。たとえば、社員の男女比に大きな差がある場合、仕事自体に今後需要があったとしても、女性が働きにくい何かしらの理由があるのかもしれません。男女比に格差がある企業や職種では、女性活躍のイメージが湧きにくいデメリットも。
また、女性が極端に少ない職場では、産休や育休など女性向けの制度を利用しづらかったり、女性目線で職場環境が整っていなかったりすることもあり得ます。仕事を選択する際は将来性だけでなく、長期的に働くことも踏まえて社内全体や管理職の男女比率なども併せてチェックしましょう。
AIや機械に代替されにくい仕事
今後も需要がある仕事かどうかを判断するには、AIの進化による影響を考えることも重要です。AIの普及により、これまで人が担ってきた仕事の一部を、ロボットや機械が代替することが予想されます。特に、決まった作業を繰り返すような業務は今後AIや機械に代替されやすいです。
一方、AIは対応が機械的で繊細さに欠ける点が弱みでもあります。私たち人間が強みを発揮できるチャンスがあるといえるでしょう。たとえば、人の気持ちを汲み取る繊細なコミュニケーションが必要な仕事や、創造力が必要なクリエイティブ系の仕事は、AIに代替されにくいと考えられます。このようにAIで処理が難しい職種かどうかも、仕事を選ぶ際の基準にしてみてください。
ニーズが高まっている仕事
ニーズが高まりつつある仕事は、社会情勢や時代の変化にも対応しているという特徴があります。たとえば、少子高齢化社会のいま、高齢者を相手にした仕事はますます需要が高まると予想されるでしょう。また、市場規模が拡大中のWeb・IT業界の仕事も、ニーズが高まることが考えられます。
これらの職種は今後さらに人員不足が課題となる恐れがあるため、将来性が高い仕事といえるでしょう。各業界の動向や社会問題を把握することは、仕事の将来性を判断するうえで重要なポイントです。普段の生活やニュースなどをヒントに、情報をキャッチするよう心がけてみてください。
倫理的な観点で人の手が必要な仕事
AIの発展が進む昨今、効率化や精度向上を目的としたテクノロジーの開発が進んでいます。とはいえ、まだまだ人の手が必要な仕事も多くあるのが現状です。たとえば、裁判官や弁護士といった職種は、法律の解釈のもと倫理的な判断が求められます。
AIによる判断だけでは、物議を醸す恐れがあるでしょう。このように、倫理観を伴うような現場では高度な判断力が求められ、まだまだAIの代替は難しいとされています。裁判官や弁護士、医師といった人間の判断が重要視される仕事は、今後も将来性がある仕事といえるでしょう。
スキルアップにつながる仕事
実務経験を積むなかでスキルアップにつながる仕事も、将来性があるといえます。たとえば、より専門性の高い職種やマネジメント職などへのキャリアアップがイメージできる仕事は、長く勤められる可能性が高いです。
特に、Web・IT業界のような変化の目まぐるしい業界では、日々のスキルアップが欠かせません。変化に応じて情報をキャッチアップすることで、持続的に活躍できるでしょう。このように、その仕事が少し先の将来につながるかどうかで仕事を選ぶのもひとつの手段です。
興味関心が高く、やりがいを感じられる仕事
今後長く仕事をしていくことを見据える場合は、興味関心のある仕事を選ぶのがおすすめです。“好き”を仕事にすることで、やりがいを感じやすくなります。楽しいと感じられる瞬間が多ければ多いほど、モチベーションを高く保つこともできるでしょう。
これまで紹介してきたこれからの仕事の特徴には、社会の変化といった外的な要因により将来性が高いとされるものが多くありました。しかし、長く続けていくには興味関心ややりがいなど、内的な要因も重要です。客観的な将来性の高さも含めつつ、好きや得意を生かせる仕事も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
女性におすすめの将来性のある仕事11選
「スキルや資格を武器にした仕事」や「人の心に寄り添う仕事」は、今後さらにニーズが高まることが考えられます。ライフスタイルが変わってもキャリアを築きやすく、将来性のあるこれからの仕事に就きたい方にとって最適といえるのではないでしょうか。ここでは、女性におすすめの将来性のある仕事11選を紹介します。
パソコンでできる仕事の種類 | 主な仕事内容 | 年収目安 | 必要なスキル |
---|---|---|---|
Webデザイナー | Web上に公開されるクリエイティブを制作する | 509.3万円*1 | デザインの基礎知識 デザインツールの操作スキル コーディングスキル マーケティングやブランディングの知識 コミュニケーションスキル など |
ITエンジニア | プログラミングを用いてITシステムを開発する | 557.6万円*2 | プログラミングスキル 論理的思考力 コミュニケーションスキル など |
動画編集者 | 動画制作の一環として編集作業を担う | 551.4万円*3 | 動画編集ソフトを使いこなすスキル デザインツールを使いこなすスキル コミュニケーションスキル ディレクションスキル など |
Webライター | Web上に掲載される記事や文章を執筆する | 445.0万円*4 | 基本的なパソコンスキル リサーチ力 文章力 SEOの知識 取材力 など |
キャリアコンサルタント | 働く人々に寄り添い、キャリア形成を手助けする | 553.4万円*5 | 傾聴力 コミュニケーションスキル カウンセリングの理論 など |
心理カウンセラー | 相談者の話に耳を傾けながら、 心情の変化を察知する |
459.3万円*7 | 傾聴力 判断力 論理的思考力 言語化能力 など |
家事代行スタッフ | 顧客の家で家事やその他業務を代行する | 394.3万円*8 | 家事スキル コミュニケーションスキル など |
SNSマーケター | SNSを活用したマーケティング活動を担当する | 645.5万円*9 | リサーチスキル データ分析スキル コミュニケーションスキル マーケティングスキル など |
オンラインアシスタント | 企業や経営者などの業務をオンラインを 介してサポートする |
115.2万円*10 | 基本的なパソコンスキル 書類作成スキル テキストコミュニケーションスキル スケジュール管理スキル など |
データサイエンティスト | 膨大なデータを活用した意思決定を促し、 企業の課題解決に貢献する |
554.3万円*11 | データサイエンススキル データエンジニアリングスキル 論理的思考力 など |
プロダクトマネージャー | プロダクト開発の工程においてチームの 指揮を取る |
980万円*12 | プロジェクトマネジメントスキル データ分析スキル コミュニケーションスキル など |
専門性が高く資格が必須となる職種から、未経験からも挑戦可能で資格不要な職種までさまざまです。これからの仕事を考える際の参考にしてみてください。
1. Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトやバナー広告などのクリエイティブ制作を担う仕事です。Webサービスが普及した昨今では、Webデザイナーの求人は増加傾向にあります。一方でWeb・IT業界は人材不足の課題に直面しているため、今後も需要は続くと予想されているのです。
また、在宅で作業するWebデザイナーも多いため、場所に縛られない働き方を実現しやすいでしょう。企業によってはフルリモートで就業可能なところもあります。フリーランスとして独立すれば、仕事の裁量を自分で決めることが可能です。柔軟に、かつ継続的に働きたい方におすすめの職種といえます。
年収目安 | 509.3万円*1 |
---|---|
必要なスキル | デザインの基礎知識 デザインツールの操作スキル コーディングスキル マーケティングやブランディングの知識 コミュニケーションスキル など |
2. ITエンジニア
IT化が進められている現代において、多くの企業でITエンジニアの人材確保が課題となっています。今後もIT人材の不足は深刻になると予想されており、逆にいえば将来性が高い職種とも捉えられるでしょう。
以前は「男性の仕事」というイメージが強かったITエンジニアですが、近年は女性のITエンジニアも増えつつあります。 主な仕事内容は、プログラミングスキルを活用したITシステム開発です。PCでの作業が基本となるため、リモートワークやフレックス制度を導入している企業も多くあります。ITスキルで手に職をつけたい方におすすめの職種です。
年収目安 | 557.6万円*2 |
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必要なスキル | プログラミングスキル 論理的思考力 コミュニケーションスキル など |
3. 動画編集者
動画編集者も、将来性のある職種のひとつです。YouTubeやTikTokなどの動画配信サービスが普及した現代では動画編集スキルを持つ人材の需要が高く、今後も拡大傾向にあります。動画編集の仕事に就くには、動画・映像制作会社などの企業に就職する、あるいはフリーランスの動画編集者になる方法などが挙げられるでしょう。
動画編集スキルは、独学でも身につけられます。しかし実務レベルまで習得するとなると、スクールの受講や制作会社でのアルバイトを通してスキルを磨くほうが効率的でしょう。動画編集者はクリエイティブな仕事に就きたい方や、フリーランスとして独立することを視野に入れている方におすすめの職種なので、当てはまる方は挑戦してみてください。
年収目安 | 551.4万円*3 |
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必要なスキル | 動画編集ソフトを使いこなすスキル デザインツールを使いこなすスキル コミュニケーションスキル ディレクションスキル など |
4. Webライター
Webライターは、Web上に掲載される記事や文章を書く仕事です。Webサービスの発展に伴い需要が高まっており、将来性がある仕事といえます。パソコンとインターネット環境があれば、未経験からでも挑戦しやすい職種です。専門的な知識やスキルがあれば活躍の場が広がるのも魅力でしょう。
たとえば、SEOの知識や取材スキルがあれば、文章作成以外の業務も担当できることも。文章力以外の知識やスキルを身につけることで、Webライターとしての市場価値を高められるのです。 とはいえメインの仕事は執筆なので、文章作成が苦でない方やコツコツ作業を進めるのが得意な方に向いているといえます。
年収目安 | 445.0万円*4 |
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必要なスキル | 基本的なパソコンスキル リサーチ力 文章力 SEOの知識 取材力 など |
5. キャリアコンサルタント
国家資格であるキャリアコンサルタントは、働く人々に寄り添い、一人一人のキャリア形成を手助けする仕事です。相談者の気持ちを汲み取りながらキャリアに関する相談を受けるため、AIに代替されにくいと考えられるでしょう。
働き方が多様化する今、キャリアに悩む人が増加傾向にあり、キャリアコンサルタントの需要は高まっています。人の悩みに寄り添うことが得意な人や、コミュニケーションをとるのが好きな人に向いている職種といえるでしょう。
年収目安 | 553.4万円*5 |
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必要なスキル | 傾聴力 コミュニケーションスキル カウンセリングの理論 など |
6. 心理カウンセラー
心理カウンセラーは、相談者の話に耳を傾けながら心情の変化を察知し、心理的支援をする仕事です。人の気持ちを汲み取る繊細な仕事なので、AIには難しい仕事とされています。 ちなみに、心理職の国家資格である「公認心理士」の有資格者は、約7割が女性です*6。
週に数日だけ勤務したり、フリーランスとして業務を請け負ったりすることが可能なため、家事や育児と両立して働きやすいといえます。そのため、心理カウンセラーは女性に人気の仕事のひとつです。傾聴力があり、人の悩みに寄り添うことが得意な人に向いているでしょう。
年収目安 | 459.3万円*7 |
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必要なスキル | 傾聴力 判断力 論理的思考力 言語化能力 など |
7. 家事代行スタッフ
家事代行スタッフは、普段から家事をしている方なら挑戦しやすく、生活のなかで身につけたスキルを生かせる仕事です。 近年、家事代行サービスの利用者数は増加傾向にあり、需要が高まってきています。
家事代行スタッフにはアルバイト・パートの求人が多く、家事や育児・介護などと両立した働き方が実現しやすいです。アルバイト・パート以外には、家事代行マッチングサイトに登録し、フリーランスの家事代行スタッフとして働く方法もあります。家事をするのが得意な方や、これまでに培った家事経験を元にすぐに仕事を始めたい方におすすめの仕事です。
年収目安 | 394.3万円*8 |
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必要なスキル | 家事スキル コミュニケーションスキル など |
8. SNSマーケター
SNSマーケターとは、SNSで商品やサービスの情報発信をすることでファンを増やし、認知度アップや集客につなげる仕事です。SNSで情報収集する人が増えてきた今、SNSマーケティングの重要度は高まっています。それに伴い、SNSマーケターの需要は今後も伸びると予想されるでしょう。
SNSマーケターになるには、マーケティング支援企業に入社するほか、事業会社のマーケティング職として転職するといった方法があります。ほかにもフリーランスとして企業と業務委託契約を結ぶ、個人でSNSアカウントを運用するなど、働き方は多種多様です。リモートワークの求人も多いため、ライフスタイルに合わせて働きやすい仕事といえるでしょう。
年収目安 | 645.5万円*9 |
---|---|
必要なスキル | リサーチスキル データ分析スキル コミュニケーションスキル マーケティングスキル など |
9. オンラインアシスタント
オンラインアシスタントとは、企業のさまざまな業務をオンラインでサポートする仕事です。たとえば、以下のような業務を請け負うことが多くあります。
- 書類作成
- リサーチ業務
- 秘書業務
- 経理
- ECサイト運営
やりとりは基本的にWeb上で行うため、パソコンやネット環境が整えば在宅で仕事ができます。これまで事務職でキャリアを積んでいた女性が、ライフスタイルの変化によりオンラインアシスタントに転身するという事例も珍しくありません。事務職での経験を生かしたい方や、在宅ワークを始めたい方におすすめの仕事です。
年収目安 | 358万円*10 |
---|---|
必要なスキル | 基本的なパソコンスキル 書類作成スキル テキストコミュニケーションスキル スケジュール管理スキル など |
10. データサイエンティスト
データサイエンティストは、膨大なデータを活用して意思決定を促し、企業の課題解決に貢献する仕事です。数学や統計、プログラミングスキルなど、専門性の高いスキルを生かしてデータ分析を行います。
現代はインターネットやSNSの普及により、ビッグデータの活用は重要度が増しています。今後もデジタル技術の発展が見込まれるため、データサイエンティストの需要は拡大傾向にあるといえるでしょう。データ分析が得意な方や、論理的思考力を生かしたい方におすすめの職種です。
年収目安 | 554.3万円*11 |
---|---|
必要なスキル | データサイエンススキル データエンジニアリングスキル 論理的思考力 など |
11. プロダクトマネージャー
プロダクトマネージャーとは、企業が開発するプロダクト全体の責任を負うポジションを指します。「PdM」と略されることが多いです。チーム単位でプロダクト開発を行うなかで、プロジェクト管理や意思決定など指揮をとる重要なポジションといえます。
特に今は製品やサービスに関する情報が溢れており、顧客の購入プロセスが複雑化しているのが現状です。顧客満足度を高める製品づくりが肝になることから、プロダクトマネージャーの需要は高まっています。製品づくりに携わりたい方やチームでの仕事にやりがいを感じる方におすすめの職種です。
年収目安 | 約751.5万円*12 |
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必要なスキル | プロジェクトマネジメントスキル データ分析スキル コミュニケーションスキル など |
女性が将来性のあるこれからの仕事に就くためのコツ
変化が激しい現代において、自分のキャリアに不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。ここでは「将来性のあるこれからの仕事」に就くためのコツを紹介します。ライフイベントによって働き方が変わる可能性がある女性や、「これからの時代で求められる仕事がしたい」と考える女性は、ぜひ参考にしてみてください。
自分の強みを知る
就職・転職活動やフリーランスの営業活動において、自分の強みを効果的にアピールすることは重要です。これまでのキャリアや保有しているスキル・資格の棚卸しを行い、自分の強みをわかりやすく言語化できるようにしておきましょう。
適性のある仕事に就くと、成果を上げやすかったり、無理なく働き続けやすかったりと、長期的なキャリア形成がしやすいメリットもあります。転職やキャリアチェンジに向けて準備を始めるなら、まずは自分の強みを把握するところから始めてみてください。
専門的なスキルをつける
将来性のある仕事のなかには、専門性の高い職種も多いです。専門職へのキャリアチェンジに向けて、スキルを身につけるところから始めるのもひとつの手段です。専門性の高いスキルは、就職・転職時のアピールポイントになりやすいため、一度身につけておくと強みになるでしょう。
早くからスキルを身につけると、その分実務経験を多く積めるメリットがあります。また、専門的なスキルや関連資格の取得、実務経験を積むことは、市場価値の向上につながることも。将来性のある仕事に就きたい方は、スキル習得も視野に入れておくのがおすすめです。
情報をキャッチできるようアンテナをはっておく
仕事に将来性があるかどうかを見抜くためには、社会情勢や市場の変化に敏感になることが重要です。世の中にはどんな仕事があるか、どのようなニーズが高まっているのか、日頃からアンテナをはって情報収集しましょう。
目指す業種や職種に関連するコミュニティがあれば、積極的に参加することもおすすめです。コミュニティへの参加が、情報交換や人脈を広げるきっかけになるかもしれません。将来性のある仕事は、状況に応じて日々変化します。最新情報をキャッチし、キャリア形成に生かすよう意識してみてください。
具体的なキャリアプランを立てる
長期的なキャリア形成を目指すなら、キャリアプランを立てておきましょう。キャリアプランには、何十年と歩むキャリアを可視化できる役割があります。ライフステージの変化とあわせて、何歳でどのような働き方を実現したいか具体的にイメージしてみてください。
理想のキャリアプランから逆算する形で仕事を選ぶと、後悔のない選択につながりやすいです。また、理想を思い浮かべることで、今何をするべきかが明確になります。理想を叶えるための手段として仕事を選び、「自分にとって将来性のある職種」に就きましょう。
正社員だけじゃない!女性が長く続けられる働き方と制度
女性が長く続けられるようにするためには、働き方の選択肢や制度を知っておく必要があります。たとえば、妊娠や出産を機にキャリアを見直す際にも、選択肢が多いほうが後悔しにくいです。
たとえば、育休・産休などの福利厚生が充実した働き方を思い浮かべたとき、「正社員」という働き方をイメージするかもしれません。しかし、女性にとって長く続けられる働き方はほかにもあります。ここでは、正社員以外の働き方・制度について以下の表にまとめました。
働き方・制度 | 概要 |
---|---|
派遣社員 | 派遣会社と雇用契約を結び、 派遣された先の企業に勤める社員 |
契約社員 | 雇用期間に定めのある契約を結び、 契約先の企業で働く社員 |
フリーランス・個人事業主 | フリーランスとは、企業に属さず 独立してプロジェクトや案件、 事業に携わり生計を立てる働き方。 そのうち、開業届を提出している人を 税法上の区分として「個人事業主」 とする。 |
フレックスタイム制度 | 1日あたりの労働時間を固定せず、 一定期間内で総労働時間を定めておき、 規定範囲内で柔軟に労働時間の設定が できる制度。 |
短時間正社員制度 | フルタイム正社員と比較し、 所定労働時間(所定労働日数)が 短い正社員を指す。 |
リモートワーク制度 | オフィスに出社せず、自宅や コワーキングスペースなど 勤務地以外で業務にあたる働き方。 |
ワーケーション制度 | ホテルやリゾート地などで プライベートな時間を楽しみながら、 普段の仕事を継続する働き方。 |
このように、柔軟な働き方を叶えるための選択肢は意外と多くあります。「正社員フルタイム」という働き方にとらわれすぎず、いろいろな選択肢のなかから長期的に働ける方法を模索してみてはいかがでしょうか。
未経験から専門的スキルを身につける方法
未経験から専門的なスキルを身につけるには、目指す業種や職種、ライフスタイルに合った方法を選ぶことが重要です。ここでは「将来性があるこれからの仕事」に必要なスキルを身につけるための方法を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
書籍やサイトを活用した独学
独学でスキルを身につけるなら、書籍や参考サイトを活用するのがおすすめです。独学は、ライフスタイルにあわせて勉強時間を確保しやすいメリットがあります。仕事や家事、育児などと両立して勉強したい方におすすめです。
通勤時間や仕事の休憩時間、家事の合間など、隙間時間を活用すれば効率的に学習を進められるでしょう。ただし、勉強ペースは自分で責任を持って管理しなければなりません。そのため、挫折しやすく継続的な学習が難しいというデメリットもあります。綿密な学習計画を立て、無理なく進められるよう工夫が必要です。
資格取得に向けた勉強をする
職種によっては資格取得が必須な場合もあるため、事前に資格の有無を確認しておきましょう。資格の勉強をする際は、資格取得だけでなくその先の業務も見据えておくとより効果的です。
仮に資格が必要な仕事でなくても、取得しておくと専門知識があることの証明になったり、市場価値の向上につながったりすることも。周囲と差をつけ、自分のスキルや強みをアピールできるポイントにもなるでしょう。
スクールで学ぶ
専門的なスキルを身につけるには、スクールで学ぶ方法も有効です。スクールは、必要な知識やスキルを体系的に学べる環境が整っているうえ、これからの仕事に生かせる情報をキャッチアップする場にもなります。特にオンラインスクールなら、家事や育児の隙間時間を活用したい方も効率的に学習を進めやすいです。
ライフスタイルと両立しながらスキルを身につけたい方には、女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめです。SHElikesには、本記事で紹介した「将来性がある仕事」で生かせるコースが多数開設されています。たとえば、以下のようなコースです。
ほかにも、Web・ITを中心とした全45以上の職種スキルが学べます。「将来性のあるこれからの仕事」に生かせるスキルを幅広く身につけたい女性にぴったりのスクールです。効率的にスキルを習得したい方は、ぜひ一度無料体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。
「将来性のあるこれからの仕事」にチャレンジ!キャリアを諦めない女性に
今後キャリアを築くうえで、ライフスタイルの変化などが影響して「働き方を変えたい」と思うこともあるでしょう。特に、妊娠・出産などのライフステージの変化を伴うタイミングでは、女性にとってキャリアチェンジが視野に入りやすい時期でもあります。
その際に、専門的な知識やスキルがあれば、将来性のあるこれからの仕事に就きやすいです。 また、スキルを身につけることでキャリアの選択肢も広がり、より柔軟な働き方が実現できるでしょう。
「変わりゆく時代やさまざまな環境へ対応したい」と考えている方には、多種多様なコースを自由に組み合わせてスキルアップを目指せるSHElikesがおすすめです。将来性のある仕事にチャレンジできる自分に成長し、理想のキャリアを実現させましょう。将来性のあるスキルを身につけたい方は、ぜひ一度無料体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。
※出典
*1:職業情報提供サイトjobtag|Webデザイナー「統計データ」より
*2:職業情報提供サイトjobtag|システムエンジニア(組み込み、IoT)「統計データ」より
*3:職業情報提供サイトjobtag|映像編集者「統計データ」より
*4:求人ボックス 給料ナビ|ライターの仕事の年収・時給・給料より
*5:職業情報提供サイトjobtag|キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタント「統計データ」より
*6:「令和2年度障害者総合福祉推進事業 公認心理士の活動状況等に関する調査」(厚生労働省)第2章調査結果(全体)A1基本情報A1-1性別(n=13,688)(2023/9/16利用)より
*7:職業情報提供サイトjobtag|カウンセラー(医療福祉分野)「統計データ」より
*8:職業情報提供サイトjobtag|家政婦(夫)「統計データ」より
*9:職業情報提供サイトjobtag|Webマーケティング「統計データ」より
*10:求人ボックス給料ナビ|「秘書の仕事の年収・時給・給料」より
*11:職業情報提供サイトjobtag|データサイエンティスト「統計データ」より
*12:indeed|「日本でのプロダクトマネージャーの給与」より