スタートアップとは?意味や使い方、ベンチャーとの違いを簡単に解説

スタートアップとは?意味や使い方、ベンチャーとの違いも簡単にわかりやすく解説

現在、スタートアップと呼ばれる企業の活躍を耳にすることも多くなりました。スタートアップとは、企業を区分する際に使われる名称であり、似た意味の言葉としてベンチャーという言葉があります。

「スタートアップの意味を簡単にわかりやすく理解したい」
「スタートアップとベンチャーの違いを知りたい」

このような思いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、スタートアップの意味を簡単にわかりやすく解説します。ベンチャーとの違いから、スタートアップに勤める場合のメリット・デメリット、スタートアップの事例まで解説します。スタートアップをわかりやすく簡単に理解したい方にとって参考になるでしょう。

スタートアップとは?

スタートアップと聞くと「起業して間もない会社」と解釈する方もいらっしゃいますが、実は設立年数の違いによって区分される訳ではありません。スタートアップの定義を正しく理解できるよう、わかりやすく解説します。

また、スタートアップと似た意味合いでベンチャーという言葉を使うことがあります。両者は同じようなシーンで使用されるものの、明確な違いがあります。スタートアップの定義を押さえたうえで、ベンチャーとの違いを理解し、両者の言葉の使い方を押さえておきましょう。

スタートアップの定義

スタートアップの定義にはさまざまな解釈があり、明確に定義することは難しいとされています。一例として経済産業省は、スタートアップとは「新しいビジネスモデルを考えて、新たな市場を開拓し、社会に新しい価値を提供したり、社会に貢献することによって事業の価値を短期間で飛躍的に高め、株式上場や事業売却を目指す企業や組織のこと」と定義しています。*1

スタートアップとは言い換えると、既存のビジネスモデルにとらわれず、社会に新たな価値を提供する企業です。また、短期間で社会貢献を叶え、投資資金を回収する企業であり、安定的な成長よりも飛躍的な事業拡大によって急成長する組織と捉えられるでしょう。

簡単にまとめると、一般的な会社や組織との決定的な違いは、想像の域を超えた「事業革新」と「成長スピード」と言えます。

スタートアップの特徴

スタートアップには、おもに3つの特徴があります。*1

  1. 成長スピードが速い
  2. ビジネスに斬新性があり、イノベーション、社会貢献を意識している
  3. 出口戦略(イグジット)を検討している

1. 2. に関してはスタートアップの定義にも当てはまる特徴です。また、1.成長スピードは「Jカーブ」と言われる成長曲線を描きます。図のように時間と利益を軸として成長過程を表したときに、Jのような曲線を描くことから名付けられました。

引用:経済産業省「地方創生に向けたスタートアップエコシステム整備促進に関する調査事業」報告書より

事業開始直後は利益が見込めなくても、急成長を遂げて資金を回収することを前提としているからこそ、スタートアップとして事業が拡大できるのです。

3.出口戦略とは、出資者の利益を確定させる戦略を指します。スタートアップは、投資家から出資を受けることによって事業の拡大を目指すことが多いです。出資を受けた分、将来的には利益を確実に生み出し、出資者に還元する義務があります。出資者への還元を目指した戦略が出口戦略です。

スタートアップでは、まだ存在しない市場の開拓を行うため、新たなビジネスモデルによってどれくらいの利益を生み出せるのかが不確実と言えます。そのため、金融機関からの融資が受けられないことが多いのが現状です。そういった理由から、投資家が出資者となることがほとんどであり、出口戦略を前提とした経営方針を必要とすることが特徴と言えます。

また、経済産業省が定義するスタートアップの特徴を下記にまとめました。*1スタートアップの特徴を簡単にまとめており、概要を知りたい方の参考になるでしょう。

スタートアップの特徴
ビジネスモデル革新的
収益モデルの有無事業を進めながら確立
イノベーションと社会貢献強く意識
成長スピード・出口戦略出口戦略ありきでの計画

引用:経済産業省「地方創生に向けたスタートアップエコシステム整備促進に関する調査事業」報告書より

スタートアップとベンチャーの違い

ベンチャーとは、ベンチャービジネスという和製英語から派生した言葉と言われており、スタートアップと同様に明確な定義はありません。一例として経済産業省は、ベンチャーとは「大企業の枠組みでは取り組みにくい独自の技術や新しいアイデアを実践し、成長している企業のことで、比較的歴史が浅い企業について使われることが多い」と定義しています。*1

簡単にまとめると、ベンチャーとは設立年数をもとに定義された言葉であり、歴史が浅い企業です。規模の大きい企業では手掛けることが難しいとされている事業を展開する企業ともいえます。スタートアップとベンチャーの違いは「設立年数を基準としているかどうか」です。

ただし、ベンチャーの中でもスタートアップのように「事業革新」と「成長スピード」が特徴的である場合には、スタートアップと呼ぶことができます。

スタートアップの現状

日本では、国際競争力を高めるためにスタートアップへの支援を強化する動きがあります。*2 内閣府は、 2022年をスタートアップ創出元年とし「スタートアップ育成5か年計画」を打ち出しました。*3 そのため、今後もスタートアップがどんどん生まれ、発展していくことが予想されます。

日本でスタートアップの必要性が問われている背景には、米国や欧州に比べて開業率やスタートアップの企業数が低い水準で推移している現状があります。*4 経済産業省の調査によると、起業を望ましい職業選択と考える人の割合は、中国では79%、 米国では68%であるのに対し、日本は25%と、先進国の中でもっとも低い水準であることがわかっています。*4  

意識的な改革が求められる現状を課題と捉え、政府はスタートアップへの支援に注力し始めました。具体的な政策としては、スタートアップ成長のために必要なエコシステムの創出を目指しています。

エコシステムとは、人材、資金、サポート・インフラ、コミュニティの4つを指します。*2 「スタートアップ育成5か年計画」では、スタートアップ創出の土台となるエコシステムを強化することを政策の一部としています。

「スタートアップ育成5か年計画」で、関係各省が一丸となって政策に対応します。複数の政策を実現できるよう、統括する役割としてスタートアップ担当大臣の設置も行うまでに至りました。

政府の動向も相まって、スタートアップにおける1社あたりの資金調達額や投資額は増加傾向にあります。投資額に関しては2013年から10年で約10倍まで成長し、過去最高額を記録するなど、スタートアップへの支援は強化されています。*5

政府の積極的な支援や投資額の増加傾向から見て、今後もスタートアップの数は増えると言えるでしょう。

スタートアップのメリット・デメリット

一般的な企業や組織と比較して、成長スピードや事業革新において特徴的であるスタートアップには、メリット・デメリットがあります。起業や独立を検討中の方や、これからスタートアップへの就職・転職を考えている方に向けて、スタートアップのメリット・デメリットを解説します。

スタートアップのメリット

スタートアップは、既存の技術にとらわれない新たな価値の創出を迅速に実現します。スピード感をもって結果を出すことが求められる環境だからこそ、年齢や社歴に関係なく評価される風習があります。

また、組織が成長過程にあることから、1つの部門を担当するというより、1人が複数の業務を担う働き方が求められることが多いです。そのため、幅広い分野の仕事を経験できるので、働きながら複数のスキルを身につけることが可能です。

企業の成長過程に携われることから、組織や事業が拡大していく様子を仲間の一員として体感できます。経営者や上司との距離が近く、組織の上層部と同じ視点に立って仕事ができることから、起業や独立を見据えている方にとっては今後の事業に役立つ貴重な経験ができる点でもメリットと言えるでしょう。

スタートアップのデメリット

スタートアップでは、1人あたりが担う責任の大きさから成長できる一方で、仕事量が多くハードワークになる可能性があります。責任の大きい仕事を任されることで、精神的な負担を感じやすい環境でもあり、デメリットに感じる人がいるかもしれません。

また、企業の成長に応じて戦略や体制が変化していくことが多く、柔軟な対応が求められます。設立したばかりのスタートアップでは、教育体制や福利厚生が整っていない場合があるため、変化が激しい環境を好まない方にはデメリットに感じるでしょう。

【事例紹介】インパクトスタートアップSHE株式会社の特徴

スタートアップの事例として、SHE株式会社を紹介します。SHE株式会社は2017年に創業し「一人一人が自分にしかない価値を発揮し、 熱狂して生きる世の中を創る」をビジョンとして、 事業を展開しています。

主要事業である、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)では、 誰もが自分らしい働き方を叶えられるよう、WebデザインやWebマーケティングなど全40以上の職種スキルを学び放題で提供しています。

コース動画の視聴に加えてコーチングプログラム、 仕事の機会を提供しており、これまでに6万人以上の受講生を輩出してきました。

2021年からは、理想のキャリアや人生の実現のために不可欠なお金の知識の獲得を目指すサービス「SHEmoney(シーマネー)」を展開しています。

SHE株式会社は、設立から5年を迎えた2022年度の売上実績が16億円を達成するなど、急成長を遂げている点においてスタートアップの位置づけとなる企業です。今後は、キャリアスクールにとどまらず、「学ぶ」と「働く」が循環するキャリアプラットフォームの構築を推し進めるべく、約18億円の資金調達を達成しました。

女性向けサービスの事業拡大の先には、性別、年齢、国籍、環境にとらわれず、ポジティブな選択ができる世界の実現を目指しています。社会の課題解決と事業成長を両立し、ポジティブな影響を社会に与える存在として、インパクトスタートアップを目指して事業に取り組んでいます。

「成長スピード」や「事業革新」という視点から見て、SHE株式会社はスタートアップの特徴を網羅した企業です。今後も急成長を遂げることを見据えて、社会に新たな価値提供をもたらす会社として一人一人の人生にポジティブな影響を与えるインパクトスタートアップになりうると言えます。

スタートアップSHE株式会社が運営するSHElikesを活用して成長を実感しよう!

本記事では、スタートアップの定義や特徴、メリット・デメリット、スタートアップの事例としてSHE株式会社の特徴を解説しました。日本の経済力を支える存在としてスタートアップは注目を浴びており、今後も企業数が増えると予想されています。

スタートアップで働くには、複数のスキルを持つ即戦力が求められます。「スタートアップを立ち上げたい」「スタートアップに就職・転職したい」このような思いを抱く方には、発揮できるスキルの習得をおすすめします。

SHE株式会社が運営する女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)では、 WebデザインやWebマーケティングなど全40以上の職種スキルが学び放題です。実践的なスキルの定着が可能なため、即戦力となるスキルを身につけられる学習環境があります。

スタートアップが運営するサービスを利用することで、受講生の1人としてスタートアップの事業成長のスピードを体感できる点でもおすすめです。まずは無料の体験レッスンに参加して、学習のイメージを掴んでみてはいかがでしょうか?

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※出典
*1 経済産業省「地方創生に向けたスタートアップエコシステム整備促進に関する調査事業」報告書より
*2 内閣府「スタートアップ・エコシステムの現状と課題」より
*3 内閣官房「スタートアップ育成ポータルサイト」より
*4 経済産業省「スタートアップ育成5か年計画」より
*5 経済産業省「スタートアップの力で 社会課題解決と経済成長を加速する」より

ABOUT ME
ライター TaekoYamasaki
同志社大学経済学部卒業。在学中はマネジメントを学ぶために、カフェで時間帯責任者を努める。卒業後はインテリアや家具の販売・接客や店舗管理を担当。働くなかでキャリアを見つめ直し、SHElikesに入会。現在はSEOライターとして、SHEを含め5社と契約をしながら、フリーランスのライターとして活動中。
エディター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。