やりたいことが見えないときに試したい、“思い込みを手放す”という選択

やりたいことが見えないときに試したい、“思い込みを手放す”という選択

「やりたいことを見つけたい」「自分らしく働きたい」と思っているのに、なぜか前に進めない。

私自身、転職や環境の変化の中でモヤモヤする時期がありました。そのとき気づいたのは、「〜しなければ」「〜であるべき」という“思い込み”が、自分らしさを見えにくくしていたということ。

思い込みを手放すことで心が軽くなり、やりたいことの輪郭が少しずつ見えてきたのです。今回はそんな私の実体験をもとに、やりたいことを見つけて自分らしく働くためのヒントをお届けします。

私が手放した3つの思い込み

まずは、私が手放した思い込みについてお話しします。

1.「働く=会社に通うこと」

「働く=会社に通うこと」

会社に雇用され、決まった時間に出勤し、組織の中で働く。“働く”とはこういうことだと、どこかで当然のように思っていました。

けれど今は、リモートワーク、副業、フリーランスなど働き方は本当に多様です。もちろん、会社で働くことも素晴らしい選択肢のひとつ。ただ「会社に通うことだけが正解ではない」と気づけたことで、自分が心地よく働けるスタイルを考えられるようになりました。

2.「新しいスキルを身につける時間なんてない」

「新しいスキルを身につける時間なんてない」

「忙しい」「今さら勉強しても遅い」そんな言葉がいつも何かをやらない言い訳に。でもそうやって挑戦しないことで、自分の可能性や好奇心の芽をつぶしていたのです。

完璧を目指さなくてもいい。小さな積み重ねで、できることも増えていく。“できるかどうか”より“やってみたいかどうか”を軸に考え、興味を持ったことに挑戦する勇気を出せるようになりました。

3.「今の仕事以外に活かせるスキルはない」

「今の仕事以外に活かせるスキルはない」

同じ仕事を続けていると、視野が職場の中だけに狭まってしまうことがあります。

だから「自分には能力がないのかな」「これって社会では通用しないスキルだよね」と、どこか自分に自信を持てずにいました。

でも、コミュニケーション力や文章力、気配りなど、どんな職場でも活かせるスキルはたくさんあります。“持っていない”ではなく“気づいていない”だけだったと分かってから、自分のスキルをどう活かせるか考えるようになりました。

思い込みは気づけたらすぐに手放せる、でも気づくことが難しい

ここまでお伝えしてきた私自身の思い込みについて、あなたはどう感じましたか?言われてみると「確かにそうだよね」と感じた方もいるのではないでしょうか。

思い込みは気づいてしまえば、案外すぐに手放すことができるもの。でも自分にとって“当たり前”すぎるので、なかなか簡単には気づけないのです。

思い込みに「気づく」ための心がけ

思い込みに「気づく」ための心がけ

思い込みを“顕在化”するために、おすすめの心がけがあります。

次に紹介するのは、私が大切にしていた心がけと実際に試してみて効果を感じた具体的な行動です。

心がけ1:立ち止まり、自分にとことん向き合う

心がけ1:立ち止まり、自分にとことん向き合う

私には転職後、思うように仕事や職場に馴染めず悩んだ時期がありました。そのとき、気持ちを整理するためにノートを開いてみたのです。

最初は頭の中に浮かぶことをそのまま書くだけ。でも続けるうちに「何が好きで、何が苦手なのか」「どんなときに心地よいのか」など、自分の素の気持ちが少しずつ見えてきました。

書くことは、誰かに話すよりも自由。時間をかけて自分の本音を言語化することで、次に進むためのヒントが得られました。

忙しく働く日々の中では、自分の気持ちを見つめる時間はなかなか取れません。

でもしっかり立ち止まったことで気づけることも意外と多いのです。立ち止まることは、止まることではなく、“次に進む準備”だと思うと、焦らずにすみます。

心がけ2:日常に新しい風を取り込む

心がけ2:日常に新しい風を取り込む

いつもより少しだけ視野を広げてみるのはいかがですか?私の場合は、図書館や書店に通うようにしてみました。

スマホやパソコンだと興味のある情報ばかり受け取りがちですが、書店や図書館では、自分だと検索しないような情報も目に入ります。

たとえば、たまたま手に取ったエッセイから誰かの生き方を知ったり、不動産や料理などまったく違う分野の本から新しい興味が芽生えたり。

「こんな世界もあるんだ」「この考え方、素敵だな」そんな小さな刺激が、“今いる場所の外にも選択肢がある”という感覚を思い出させてくれました。

コミュニティ交流

別の方法として、仕事外でのコミュニティ交流もおすすめです。

私は久しぶりに会った高校時代の友人との会話を通して、自分の“凝り固まった考え”がほぐれていくような感覚がありました。友人の前向きな姿勢に刺激を受け、「自分の経験も意外と誰かの役に立つかもしれない」と思えるように。

人と話すことで、自分の考えを客観的に見つめ直せることもあります。小さな交流の中に、“思い込みをやわらげるヒント”が隠れているかもしれません。

SHElikesが背中を押してくれたこと

私にとって、思い込みを手放す大きな後押しとなったのがSHElikes との出会いでした。

SHElikesは、パソコン1つで働けるスキルを未経験から学び、理想のキャリアを目指せる女性向けキャリアスクールです。

Webデザインやライティング、マーケティングなど全50種類以上の多様なコースをオンラインで学び放題。そして、紹介されているお仕事案件に挑戦することで習得したスキルを試すこともできます。

SHElikesでの受講は、私にこんな変化をもたらしてくれました。

◆働き方の選択肢が広がった

SHElikesの講師の方は、実際にフリーランスや副業、在宅ワークなど、さまざまな働き方をされています。

スキルを受講しながら、「働く=会社に通うこと」だけではない現実を知ることで、自分がどう生きたいかを考える視点がぐっと広がりました。

◆マインドが前向きに整った

SHElikesのコーチングでは、目標設定や自己理解のサポートがあり、自分の考え方の癖や思考パターンに気づくことができます。

また、コミュニティ内で同じように悩みながらも頑張る仲間たちと出会い、「私も挑戦していいんだ」と自然に思えるように。もし運営メンバーとして関わる機会があれば、さらに自信がつきそうだと感じています。

◆スキルと興味の幅が広がった

Webデザインやライティングなどの講座を通して、今まで関心を持ちながらも「自分には無理」と思っていた分野に触れることができました。新しいスキルを学ぶうちに、「これまでの経験も活かせるかもしれない」という発見も。

“やりたいこと”を探すというより、“自分の可能性に気づく”感覚に近かったです。

SHElikesは、「学ぶ」「つながる」「挑戦する」を通して、自分の中に眠っていた“やりたいことの種”を見つけるきっかけをくれた場所でした。SHElikesという「仕事外のコミュニティ」に触れることは、まさに新しい自分を見つけるきっかけになったのです。

思い込みを手放して、自分らしい一歩を

思い込みを手放して、自分らしい一歩を

「やりたいことが見つからない」

「見失ってしまった」

「なんとなくあるけど、はっきりしない」

そんなときは新しいことを無理に始めようとせず、立ち止まって少しだけ周りをみてください。きっとあなたのやりたいことにブレーキをかけている思い込みに気づけるはずです。

焦らず、比べず、自分のペースで大丈夫。“思い込み”をひとつ手放すことが、新しい一歩につながります。

************

本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 Akiさん)

SHElikesについて
https://cutt.ly/cwv7g0aJ

自分らしいキャリアのヒントに出会えるメディア、SHEsharesはこちらhttps://shares.shelikes.jp/

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。