- 「もう少し収入を増やしたい」
- 「子どもに習い事を通わせてあげたい」
- 「正社員は長く続かない…」
このような場合、パートの掛け持ちを選ぶのは自然なことです。しかし、最近は働き方が多様化しており、アルバイトやパート以外で収入を増やす方も少なくありません。
また、食料品やガソリン価格の高騰、保険料の引き上げなどにより、思ったより手取りが増えず、「パートはやめた方がいい」という声もみられます。
そこで今回は、パートの掛け持ちはやめた方がいいといわれる理由や、「パート以外で収入を得る方法」について解説します。働き方に悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
なぜ「パートの掛け持ちはやめた方がいい」と言われるのか

体力や精神を消耗する
人によっても差はあるものの、パートの掛け持ちは体力や精神力が疲れる働き方の一つです。朝から晩まで働くことで疲労が蓄積し、睡眠不足や腰痛などの身体的なリスクは高まります。
慢性的な疲れは精神にも影響し、心のバランスが崩れたり、美容面に悪影響を与えたりすることも。
また、“働く女性の8割が方が疲れを我慢・スルー”してしまう傾向”があり、疲れやだるさ、腰痛や肩こりを感じる方も多いようです*1。
家事・育児・プライベートの時間が少なくなる
ご承知の通りパートやアルバイトは時給制が多く、「働いた時間=収入」。長時間労働であればあるほど、手取りが増える仕組みです。
時間を有効活用できる反面、子どもが急に熱を出したり、身内にトラブルがあったりすると、思わぬ形で職場に迷惑をかける可能性があります。
また、「空いた時間は全部パートで稼ぐ!」とすると、家族や友人とのコミュニケーションが少なくなり、「なんのために頑張ってるんだろう…」と感じる方も少なくありません。
【年収の壁】逆に手取りが減ることも
年収の壁とは簡単にいうと、“扶養の範囲を超えるかどうかの収入ライン”のことであり、以下の3つが存在します。

令和7年度の税制改正により、配偶者手当の年収の上限は103万円から160万円に引き上げられ*2、働き控えをしていた方もパートに出やすくなりました。
しかし、社会保険や所得税など他の壁を考慮すると、扶養内で働く方は「適切な年収」はただしく計算する必要があります。
そのため、パートでしっかり稼ぐなら専門家に意見をもらい、結果的にマイナスにならない計画を作ることが大切です。
【こっちも重要】安定して働けるとは限らない
近年の物価高や増税、人件費の上昇や人手不足などの影響により、中小企業の倒産率は高くなっています。
| 業界別倒産状況 | |||
| 卸売業 | 小売業 | サービス業他 | |
| 2021年 | 806件 | 730件 | 2,007件 | 
| 2022年 | 834件 | 718件 | 2,075件 | 
| 2023年 | 960件 | 939件 | 2,940件 | 
| 2024年 | 1,214件 | 1,098件 | 3,329件 | 
2021年と比べると、倒産件数はおおよそ1.5倍以上に増加しています。また、パートやアルバイトのしやすい飲食店は、2025年1~6月に458件が倒産*2。過去最多の倒産件数が報告されています。
この状況から考えると、「仕事があるうちに働けば安心」「働けるうちに働いておこう」という時代でなくなりつつあることが理解できます。
また、「単純作業のAI化」なども浸透しつつあり、誰でもできる仕事の求人は減少する可能性があります。つまり正社員だけでなく、パートやアルバイトにも高いスキルが求められる時代がくるかもしれません。
もちろん、パートの掛け持ちにはメリットはある

短期間で収入を増やせる
パートを掛け持ちする最大のメリットは、すぐに収入を増やせることです。働く時間を増やせば、その分お金が入り、職場によっては日払い・週払いなどが可能。
また、複数のパートを掛け持ちしていれば、別の職場で収入が途絶えるような事態が起きても、“収入が0になる”という最悪の状況は避けられます。
人間関係が広がる
人間関係が広がることも、パートの掛け持ちをするメリットの一つです。職場ごとに年齢層や雰囲気が違うため、普段出会わないタイプの人と関わる機会が増えるでしょう。
職場によっては、プライベートで交流できる友人が増えたり、子育てに関するアドバイスをもらえる先輩に出会えたりするかもしれませんね。
空き時間を活用できる
子どもが学校に行っている間や、家事の合間など、家庭との両立がしやすいことも、パートの掛け持ちのメリットです。「短時間でも収入を得られる」という環境は、主婦層にとって大きな支えになります。
ただし、職場によっては希望通りのシフトが通らない場合もあります。繁忙期や人手不足の影響で、想定よりも勤務日数が増えるケースも少なくありません。
パートの掛け持ちをするなら、この3つは押さえておこう!

収入以外のメリットがある
複数の職場で働くなら、“収入以外に得られるもの”を考えることがおすすめです。
- 憧れの業界を選ぶ
- 資格の取得に役立つ職場を選ぶ
- 知らないスキルを学べる職場を選ぶ
つまり、「手取りを増やしながら自分を成長できる職場」を選ぶことが、労働の価値を高めるポイントです。
もちろん、短期間の収入サイクルを作ることは大切です。なので、短期的な収入を得ながら、将来への対策ができるパート先を探してみるとよいでしょう。
シフトの融通がきく
子育てをしている方は、柔軟にシフトを組める職場が重要。週ごとに出勤希望日を提出できたり、急な休みに柔軟に対応してくれたりするパート先であれば、安心して働けるでしょう。
ただし、業種や職場によっては繁忙期のシフト調整が難しいこともあります。掛け持ちをする場合は、融通のきく環境かどうかを事前に確認しておきましょう。
肉体的・精神的に自分が無理なく働ける
掛け持ちを続けるうえで、最も大切なのは「自分の体を守ること」です。体力的にきつい仕事や、休みなく働く状態が続くと体調を崩すリスクがあります。
仕事内容だけでなく、職場の環境にも注意が必要です。作業は簡単でも人間関係に問題がある職場だと、「行きたくないけど働かないと…」と、ストレスの原因になるかもしれません。
肉体的な疲労はもちろん、心のバランスも考慮しながら、自分らしさを維持できる職場を選ぶことが大切です。
パートの掛け持ち以外で稼ぐ方法もちゃんと考えよう!
1番人気は「場所・時間に縛られない副業」

近年は、パソコンやスマホがあればどこでも働ける「オンライン副業」「在宅副業」が注目されています。働く時間や場所を自分で決められるのが最大の魅力であり、急なトラブルにも柔軟に対応できます。
たとえば、SNS動画の編集やWebサイトのバナー作成などは未経験から始められる分野であり、スキルを磨けば月収5~10万円以上を目指すことが可能です。
パートの掛け持ちは魅力ですが、「自分で稼げるスキル」を身につければ、家族との時間を大切にしながら、より長期的に収入を安定させられるでしょう。

プチ事業で副収入

在宅時間を活かして、「ちょっとした事業」を始めることも、手取りを増やす方法です。不用品を販売するメルカリ出品や、ハンドメイド作品のネット販売などであれば、初期費用をほとんどかけずに始められます。
また、自分の経験や知識を活かしてnoteで記事を販売したり、SNSで広告収入を得たりすることも小さな事業の一つです。
コツコツ続ければ「趣味の延長」が収入源になり、家庭や子育てと両立しながら自分のペースで手取りを増やせることが期待できます。

安定を目指すならスキルを身につけて転職もあり!

「もっと安定した働き方をしたい」と感じたら、スキルアップを考えてみましょう。ライティングやデザイン、マーケティングやAIなどをしっかり学べば、安定した企業に転職できる可能性がぐっと高くなります。

さらに、今注目される「リスキリング補助金」や「キャリアアップ助成金」などを活用すれば、学習費用の一部を国の制度でお得にスキルアップすることが可能です。
成長する過程で副業に挑戦すれば、転職する前にも副収入を得られます。
「パートの掛け持ちはしんどい」と思うなら
ここまでお話したように、パートの掛け持ちにはメリットがある一方で、場所や時間が縛られ、体力的にもきつい一面があります。
もし、
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パートの掛け持ちに関するよくある質問
パートの掛け持ちをすると確定申告が必要になる?
確定申告は働き方や所得金額によって必要性が異なります。
令和7年度に「年収の壁」103万から160万に引き上げられ*3、「年収が160万以下なら確定申告は不要なのでは?」と考える方が多いようです。しかし、働き方や生活環境(扶養など)によっては、確定申告が必要になるかもしれません。
税制改正によりやや複雑化しているので、確定申告については専門家に相談することを推奨します。
パートの掛け持ちと正社員はどっちがいい?
結論からお伝えすると、目的や生活環境によって異なります。安定した労働環境を求めるなら、正社員は一つの選択肢です。子育てをしながら働くのであれば、扶養の範囲内でパートをする方が良いかもしれません。
労働環境や世帯年収、税金や社会保険を考慮しながら、適切な働き方を考えましょう。
パートのダブルワークはいくらまで稼いでいいの?
扶養の範囲内であれば、160万円*3が一つのラインになるでしょう。また年収の壁を気にせず、しっかり稼ぐ道も魅力的な選択肢です。
稼ぐ方法はパートの掛け持ちだけじゃない!

増税や物価高を考慮すると、掛け持ちして手取りを増やすことは正しい選択です。しかし、パートだけでなく、「自分で稼げるようになる準備」も、これからの時代を生き抜くには大切になるでしょう。
SHElikesであれば、自宅で仕事ができるスキルを学習できます。受講生同士の交流も盛んであり、「ママ専用コミュニティ」や「年代別コミュニティ」などに所属することも可能です。

個人で稼げるノウハウを身につければ収入が増えるだけなく、これからの時代にあった働き方を子どもに教えられます。
- 「自分にあった仕事がしたい」
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*1:大正製薬:「40代女性は特に注意!?疲れを感じることがあるが、“特に対処をしていない”働く女性の8割以上が“疲労スルー”状態!」より
*2:帝国データバンク「「飲食店」の倒産動向(2025年上半期)」より
*3:首相官邸「いわゆる「年収の壁」対策」より

 
										

 
																											 
																											 
																											 
                                                                                                                                                         
                                                                                                                                                         
                                                                                                                                                        
 
                                                     
                                                     
                                                    

