ポートフォリオサイトを作りたいけれど、構成や作り方が分からない——そんな方に向けて、SHElikes(シーライクス)受講生による実際の作品例6つと、魅力的なポートフォリオサイトを作るための制作ステップを解説します。あわせて、無料で使えるサイト制作サービスも紹介します。
職種や表現の違いが分かる実例からヒントを得て、自分らしさが伝わるポートフォリオサイト制作にチャレンジしてください。
SHElikes受講生・卒業生のポートフォリオ作品例6選
ポートフォリオサイトを作るにあたって、構成の参考になる作品例を6つ厳選して紹介します。
- まゆこさん|Webデザイナー
- あゆみさん|Webデザイナー
- meguさん|LPデザイナー・Webデザイナー
- クガイシオリさん|Webライター
- 楓子さん|デザイナー
- 弓橋 紗耶さん|インタビューライター
デザイナーやライターなど、さまざまな職種のSHElikes(シーライクス)受講生・卒業生が実際に作成したポートフォリオサイトです。それぞれの構成や工夫、使用ツールについても解説しますので、サイトの作り方に悩んでいる方は参考にしてください。
また、以下の記事では、プロの講師からサポートを受けながらポートフォリオを作成できるSHElikesの特徴を紹介しています。興味のある方はチェックしてみてください。

まゆこさん|Webデザイナー
Webデザイナー・まゆこさんのポートフォリオサイトは、訪問直後に「誰に、どんな価値を提供するのか」が明確に伝わる、洗練された構成が印象的です。続く制作実績では、LPやバナー、Webサイトなど目的別に整理されており、閲覧者が内容をスムーズに把握できる工夫が随所に見られます。
自己紹介(about)では、FPとしての経験を活かした丁寧な対応力が端的に表現されており、まゆこさんの人柄や強みは自然に伝わります。さらに、問い合わせから納品までの流れが段階的に示されており、初めて依頼する方にも安心してもらえる設計になっています。
まゆこさんのポートフォリオサイトはこちら
あゆみさん|Webデザイナー
Webデザイナー・あゆみさんのポートフォリオサイトは、自己紹介を冒頭に配置し、自身の強みやデザインへの想いをわかりやすく伝えています。続く制作実績では、Webサイトやバナー、印刷物などの作品を通じて、制作時間や使用ツール、工夫した点が丁寧に紹介されており、これからポートフォリオサイトを作成する方にとって学びの多い構成です。
全体を通して、あゆみさんの感性と、見る人を楽しませようとする姿勢が感じられ、親しみやすく温かみのあるポートフォリオに仕上がっています。
あゆみさんのポートフォリオサイトはこちら
meguさん|LPデザイナー・Webデザイナー
LP・Webデザイナーのmeguさんのポートフォリオサイトは、丁寧な自己紹介から始まり、多彩な制作実績へと自然に展開される構成が印象的です。ロゴやバナー、Webサイトなどの作品には、制作時間や使用ツールに加え、「どんな目的で、どこを工夫したか」が明確に記されており、伝え方の参考になります。全体を通して、meguさんのやわらかく親しみやすいデザインの魅力が伝わるサイトに仕上がっています。
ポートフォリオを初めて作る方にも、構成や文章表現の面で多くの学びが得られる事例と言えるでしょう。
meguさんのポートフォリオサイトはこちら
クガイシオリさん|Webライター
Webライター・クガイシオリさんのポートフォリオサイトは、自己紹介や対応業務、執筆実績がすっきり整理されており、必要な情報にすぐにアクセスできる構成です。対応可能な業務の記載も明快で、これからポートフォリオを作る方にとって、自分のスキルや姿勢をどう伝えるかの手本になります。
全体のレイアウトはシンプルで整っており、Notionを活用した構成例としても参考になるでしょう。文章力だけでなく、伝え方への丁寧な気配りが感じられる事例です。
クガイシオリさんのポートフォリオサイトはこちら
楓子さん|デザイナー
デザイナー・楓子さんのポートフォリオサイトは、イラストとデザインを融合させた世界観が際立ち、視覚的な魅力にあふれています。「Work」セクションでは、コンペ採用された化粧品の広告用バナーから自主制作のグラフィックまで幅広いジャンルの作品が並び、その幅広いスキルが伝わります。
それぞれの作品には、短い説明で「何を意図し、どこにこだわったか」が添えられており、見る人に制作者の思いが自然に届く設計です。このようにビジュアルと文章を組み合わせた構成は、初めてポートフォリオサイトを作る方にも参考になるスタイルです。
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弓橋 紗耶さん|インタビューライター
弓橋 紗耶さんのポートフォリオは、noteを活用して制作・編集実績、得意ジャンル、仕事への姿勢、経歴、プロフィール、問い合わせ先までを一つのページに整理しています。特に、媒体名と担当内容付きで並ぶ構成は、どこでどんな役割を担ったかがすぐに理解できる点が秀逸です。
さらに、文章に加えて画像やリンクを効果的に配置しており、noteの機能を上手く活かしています。初めてポートフォリオを作成する際の構成モデルとしても参考になるでしょう。
弓橋 紗耶さんのポートフォリオサイトはこちら


魅力的なポートフォリオサイトの4つの構成要素
ポートフォリオサイトを制作する際、どのような構成にすれば魅力的に伝わるのでしょうか。ここでは、ポートフォリオサイト作りに欠かせない4つの要素の役割と作り方を解説します。
各パートの要点をつかんで、自分らしいポートフォリオサイト作りの参考にしてください。
プロフィール・自己紹介
プロフィール・自己紹介のパートでは、職種やスキルに加えて、仕事への姿勢や強み、経験を通じて培った視点を簡潔にまとめます。「なぜこの仕事に取り組んでいるのか」「どのような価値を提供できるのか」が伝わる内容にすると、信頼や共感につながります。文章は簡潔に、写真やアイコンなどを添えることで視覚的にも分かりやすくなります。
作品・実績紹介
作品・実績紹介は、ポートフォリオサイトの中核となるパートです。制作物はジャンルや目的別に整理し、使用ツール、担当範囲、工夫した点を簡潔に添えることで、スキルや取り組み姿勢がより具体的に伝わります。職種を問わず、情報の見やすさと伝わりやすさが信頼につながるポイント。成果物をただ並べるのではなく、「何を意図し、どう表現したか」が明確になる構成を心がけましょう。
スキル・対応領域
スキル・対応領域のパートでは、自分がどのような仕事をどこまでできるのかを明確に伝えることが大切です。
たとえば「バナー制作」「SEO記事の執筆」「WordPressでのサイト構築」など、対応可能な業務を具体的に書くと閲覧者にもスキルが伝わりやすくなります。実績とあわせて記載すると信頼性もアップ。箇条書きでシンプルに整理すると、読みやすさも高まります。
将来のビジョン
将来のビジョンは、「どんな仕事に挑戦したいか」「どんなキャリアを築きたいか」といった自分の方向性を伝えるためのパートです。目指す姿が明確に伝わることで、クライアントとの相性や価値観の一致が判断しやすくなり、仕事の依頼につながることも。背伸びせず、想いを素直な言葉で表現するのがポイントです。

ポートフォリオサイト制作の具体的なステップ
ポートフォリオサイトに何を載せるか、どのツールを使うかなど、完成までの道のりを曖昧にしたままでは、ポートフォリオ制作は進みません。ここでは、サイト制作の具体的なステップを解説します。
このステップを押さえれば、制作途中で迷うこともありません。少しずつ形にしていきましょう。
1.サイトのコンセプトを決める
ポートフォリオサイトを作る際は、まず「どんな仕事を受けたいか」「どんな人に見てもらいたいか」といった目的を明確にすることで、スムーズに制作を進めやすくなります。たとえば企業案件を希望するなら信頼感のある構成に、クリエイティブ業界を目指すならデザイン性を重視するなど、方向性によって見せ方が変わります。
また、自分の経験や強み、仕事への姿勢をあらかじめ整理しておくと、伝えるべき内容が明確になり、サイト全体の構成や雰囲気が自然と定まります。
2.制作ツールを選定する
目的やスキルに合ったツールを選ぶことで、ポートフォリオサイトの完成度が大きく変わります。たとえば「STUDIO」や「Canva」「Notion」などは、コード不要で扱いやすく、初めての方にもおすすめです。一方で、デザインの自由度を求める場合は「WordPress」を選ぶのも一つの方法です。掲載したい情報の量やサイト更新の頻度などに応じて、最適なツールを選びましょう。
継続的に育てていくポートフォリオだからこそ、自分にとって無理なく使えるものを選ぶことがポイントです。
3.ワイヤーフレームを作成する
次に、サイト全体の構成を設計するワイヤーフレームを作成します。ワイヤーフレームとは、どこにどんな情報を配置するかを可視化した設計図のようなものです。紙に手書きするだけでも構いません。たとえば、トップページに自己紹介、その次に実績紹介、最後にお問い合わせフォームを配置するなど、全体の流れをあらかじめ考えておくことで、制作が格段に進めやすくなります。
見た目の装飾に入る前に、まずは情報設計にしっかり時間をかけることが大切です。
4.コンテンツを作成・実装する
設計ができたら、実際にサイトに掲載する文章や画像などのコンテンツを準備していきます。自己紹介では、これまでの経験や仕事への思いを簡潔に伝えることがポイント。実績紹介では、媒体名や担当範囲、工夫した点などを具体的に記載すると、スキルや取り組み姿勢がより伝わりやすくなります。スキル一覧は、箇条書きでシンプルに整理することで視認性がアップします。
制作が終わったら、誤字脱字やリンク切れなどがないかどうかを丁寧にチェックし、公開できる状態に整えましょう。
ポートフォリオサイトが作れるおすすめサービス6選
ポートフォリオサイトを作りたいけど、「どのサービスが使いやすい?」「無料で始められる?」と疑問を感じている方に向けて、Web制作の知識がなくても直感的に使えるおすすめの無料サービスを6つ紹介します。
それぞれの特徴や強みを見比べ、自分のスキルや表現スタイルに合ったポートフォリオサイトの作り方を見つけてください。
【無料】foriio
foriioは、無料で簡単にポートフォリオサイトを作成、公開できるサービスです。アカウント登録後すぐに作品を投稿でき、HTMLなどの専門知識は不要。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、初心者でも扱いやすいのが特徴です。また、作品本来の魅力を損なわず、美しく見せられる点が高く評価されています。
視覚的なアウトプットが主なイラストレーターやグラフィックデザイナー、ライターなどにおすすめのポートフォリオサービスです。
【無料】WordPress
WordPressは、無料で使えるCMSです。ただし、サイトを公開するにはサーバーとドメインの契約が必要です。無料ホスティングやサブドメインでも運用は可能ですが、容量や速度、広告表示などの制限があります。一方、手軽に始めたい方向けのWordPress.comの無料プランでは、1GBのストレージとテンプレートが利用可能。こちらも、独自ドメインの設定や広告非表示には有料プランへの切り替えが必要な点には注意が必要です。
サイト構築の自由度が高く、ブログや集客ページも併設しやすいため、長期的に情報発信をしたい方におすすめの選択肢です。
【無料】note
noteは無料でテキスト、画像、動画、音声の投稿ができる、メディアプラットフォームです。アカウント登録後、自己紹介や実績紹介の記事を投稿すれば、すぐにポートフォリオサイトとして運用可能です。また「仕事依頼」機能で記事を設定すると、クリエイターぺージ上部に「仕事依頼」タブが表示され、閲覧者が直接依頼フォームから連絡を送ることが可能になります。
文章やビジュアルを通じて作品に込めた背景や思いを伝えたいライター、デザイナー、カメラマン、イラストレーター、動画編集者などのクリエイティブ職におすすめです。
【無料】STUDIO
STUDIOは無料のFreeプランでも、CMSアイテム100件、公開ページ数50枚、月間2,000セッション、問い合わせフォーム100件が使えるノーコードWeb制作ツールです。デザインやアニメーション、バージョン管理も制限なく利用でき、作品や制作課程を視覚的に伝えるのに最適です。
初期費用なしで共有ドメインで公開でき、コストゼロで本格サイトをスタートできます。さらに、アクセス増やブランド育成が必要になった際には、独自ドメイン導入や利用枠拡張が可能な有料プランへスムーズに移行できる点も魅力です。
【無料】Canva
Canvaは、無料プランでも最大5サイトを共有ドメインで公開可能で、初心者でも簡単にドラッグ&ドロップで編集できるノーコードデザインツールです。テンプレートも豊富で、画像・動画・テキストを組み合わせたポートフォリオ制作に適しています。
自動でスマホ表示に最適化されますが、無料プランの場合は細かいレスポンシブ調整は限定的です。
将来的に独自ドメインやサイト数の追加が必要になった際には、有料プラン(Canva Pro)にスムーズに移行できます。特に、作品の世界観をそのまま見せたいクリエイティブ職におすすめのツールです。

【無料】ViViViT
ViViViTは、クリエイター向けに特化したポートフォリオサイト作成サービスです。画像、PDF、動画、3Dモデルなど幅広い形式に対応しており、作品をアップロードするだけで、整理されたポートフォリオページが簡単に公開できます。
特に魅力なのは、企業から「話したい」ボタンで直接スカウトが届くマッチング機能。個人ユーザーは無料で利用でき、企業との接点を広げることが可能です。就職や転職、副業を視野に入れたキャリア構築を目指すクリエイターにとって、有効な選択肢となるでしょう。
魅力的なポートフォリオが作れるようになるSHElikesとは?
魅せるポートフォリオサイトの作り方を身につけたい方におすすめなのが、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)です。45以上の職種スキルが定額・学び放題のため、人気のWebデザインやライティング、動画編集スキルを学びつつ、STUDIOコースでポートフォリオサイト制作に活かせる構成やデザイン、操作方法を実践的に習得できます。
プロによる課題添削*1や、24時間対応の相談チャンネル*2、毎月のオンラインコーチングなどサポートも充実。作品やサイトのブラッシュアップが目指せます。
さらに、「SHEコンペ」や「お仕事チャレンジ」*3では実案件にも挑戦でき、キャリアアップや副業、フリーランス転向に向けた実績作りも可能。「学ぶ→作る→見せる→実績につなげる」の流れが一気通貫で経験できる環境が整っています。
*1 *2:コースにより提供状況が異なります
*3 :すべての会員にお仕事の提供を保証するものではありません

ポートフォリオサイトの事例を参考に早速作ってみよう!
この記事では、SHElikes受講生のポートフォリオサイト作品例をはじめ、魅せるポートフォリオサイトの構成や制作ステップ、無料で使えるおすすめツールを紹介しました。実際の事例を通して、自分らしいポートフォリオサイトのイメージが見えてきたのではないでしょうか。
さらに実践的に学び、自分の魅力がしっかり伝わるポートフォリオサイトを作りたい方には、SHElikes(シーライクス)がおすすめです。構成、デザイン、ツールの使い方まで学べる環境が整っており、未経験からでも安心して取り組めます。興味がある方は、まずは随時開催中の無料体験に参加してみてはいかがでしょうか。

